JPS598396Y2 - リ−ド線などの線材支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリード線などの線材支持装置に関し、線材支持
のための作業性を簡素化することを目帆とする。

第１〜３図はこの種線材支持装置の従来例を庁すもので
、１はタイムスイッチ、２はセレクトスイッチであり、
これらは絶縁材よりなるスイッチケース３を介して操作
パネル４に取付けられている。

そして、これら両スイッチ１，２間は複数のリード線５
によって電気的に接続してあり、また上言［リード線５
の途中は支持具６に支持されている。

上記支持具６はスイッチケース３と一体的に戊尼して得
たものであって、略Ｌ字状をなしており、リード線５の
途中が絶縁被覆をした針金７を介してしばり付けられて
いる。

上記従来の支持構戊にあって、支持具６へのリード線支
持に際して針金７を巻付ける必要がありそのため作業性
が悪く、特にリード線が狭い場所に配線されている場合
には問題であった。

本考案はこのような従来の欠点を解消したもので、以下
その実施例を添附図面とともに説明する。

第４〜５図において、１１は操作パネル、１２はスイッ
チケースで、合或樹脂絶縁材にて形戊してあり、各種ス
イッチ（図示せず）が取付けられている。

そして、１３がそれらスイッチを電気的に接続する複数
のリード線である。

１４．１５は上記スイッチケース１２と一体的或形され
た一対の突起を示し、それらは半円柱状をなすものであ
り、平面状の内面は一定の間隙ｔをおいて対向している
。

また半円状の各外周には段部１４ａ，１５ａおよび爪１
４ ｂ ，１５ ｂを設けることで係止部１６．１７が
設定してある。

リード線１３は上記間隙ｔに途中が挿入される。

１８は突起１４．１５の外周にはめ込まれて、上記リー
ド線１３を間隙ｔ内に保持するリングである。

このリング１８は突起１４．１５の外周にはめ込まれる
とともに、係止部１６，１７に係止するようにしてある
。

上記の構戒において、リード線１３の支持は、それを間
隙ｔに挿入し、次いで１４．１５の外周にリング１８を
装着するだけのきわめて簡単な操作でできるものである
。

なお、第４〜５図においてスイッチケース１２と突起１
４．１５とは２つ割りの金型で一体的に或形されるもの
で、そのために爪１４ｂ，１５ｂと対向するスイッチケ
ース１２の一部には或形孔１９．２０が形威してある。

また第６図に示すものはリング１８の断面を円形とし、
リード線１３の被覆部の傷付きを防止したものである。

以上説明したように本考案によればリングの装着だけで
リード線などの線材の支持ができるもので、従来に比し
作業性を大幅に向上でき、しかも限られたスペースでの
作業も容易にできるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のリード線配線部の斜視図、第２図は同リ
ード線支持部の斜視図、第３図は同断面図、第４図は本
考案の実施例を示す支持装置の分解斜視図、第５図は断
面図、第６図は他実施例を示す断面図である。 １３・・・・・・線材（リード線）、１４，１５・・・
・・・突起、１６，１７・・・・・・係止部、１８・・
・・・・リング、ｔ・・・・・・間隙。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）各外面に係止部を有し、かつ各内面は間隙をおい
   て対向させた一対の突起と、上記突起の外面にはめ込ま
   れ、係止部に係止されるリングとを具備し、突起間の間
   隙に挿入された線材を上記リングで支持してなるリード
   線などの線材支持装置。
2. （２）リングの断面形状を円形にしてなる実用新案登録
   請求の範囲第１項記載のリード線などの線利支持装置。