JPS5983887A - 油井管用管継手 - Google Patents
油井管用管継手Info
- Publication number
- JPS5983887A JPS5983887A JP19369282A JP19369282A JPS5983887A JP S5983887 A JPS5983887 A JP S5983887A JP 19369282 A JP19369282 A JP 19369282A JP 19369282 A JP19369282 A JP 19369282A JP S5983887 A JPS5983887 A JP S5983887A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- sealing surface
- slit
- tip
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、地下から産出される原油を採取するために、
地中に竪込まれる油井管の管継手構造に関する。
地中に竪込まれる油井管の管継手構造に関する。
原油を産出する井戸の深さは数１０００ｍに及び、近年
その深さは更に増大して１００００ｍにも達する傾向に
ある。このような井戸から原油を汲み採るために竪込ま
れる油井管は、莫大な数に昇る単一管相互を管継手によ
って接続したものである０この管継手に要求される最重
要事項は、強大な引張荷重によく耐え、かつ、内部の流
体が決して漏洩することのない確実な気密性を保持する
ことである。このような油井管の管継手に対する要求は
、井戸の深度の増進の歴史と共に厳しいものとなり、そ
の要求に応ずべく数多くの提案がなされてきた。
その深さは更に増大して１００００ｍにも達する傾向に
ある。このような井戸から原油を汲み採るために竪込ま
れる油井管は、莫大な数に昇る単一管相互を管継手によ
って接続したものである０この管継手に要求される最重
要事項は、強大な引張荷重によく耐え、かつ、内部の流
体が決して漏洩することのない確実な気密性を保持する
ことである。このような油井管の管継手に対する要求は
、井戸の深度の増進の歴史と共に厳しいものとなり、そ
の要求に応ずべく数多くの提案がなされてきた。
例えば、特公昭３５−７６’３０号公報、特公昭４１−
１７４２号公報、特公昭４５−１８０９６号公報、特公
昭５２−２７３６７号公報、更には、米国特肝第２９０
７５８９号明細書、米国特ＭＦ第２９８０４５１号明細
語及び米国時「「第２９９２０１９号明細書等に記載さ
れた管継手がそれである０それらの管継手のつち最も基
本的なものは、第１因に示す如くである。
１７４２号公報、特公昭４５−１８０９６号公報、特公
昭５２−２７３６７号公報、更には、米国特肝第２９０
７５８９号明細書、米国特ＭＦ第２９８０４５１号明細
語及び米国時「「第２９９２０１９号明細書等に記載さ
れた管継手がそれである０それらの管継手のつち最も基
本的なものは、第１因に示す如くである。
第１図に示された管継手は、外観形状が円筒状をなすカ
ップリングＡの両端に管０．Ｃ’ｉｉ螺合するものであ
る。カップリングＡの内向には、両端から軸方向の奥に
進むに従い、通゛帛暑、のテーバをもって、内径が減少
するＡ 、Ｐ、■規格にもとすくバットレス型の雌ねじ
が刻設され、内奥の中央部には肩部Ｂが半径方向に突出
形成されている。他方、管ａ、Ｃには、いずれもその端
部に、カップリングＡに刻設された雌ねじと同じテーバ
の雄ねじが刻設されている。第１図の左辺におけるカッ
プリングＡと管Ｃとの螺合状Ｗｔ拡大して示せば第２図
の如くであり、第２図の円で囲んだ部分を更に拡大して
示せば第３因のＲＩＪ （である。
ップリングＡの両端に管０．Ｃ’ｉｉ螺合するものであ
る。カップリングＡの内向には、両端から軸方向の奥に
進むに従い、通゛帛暑、のテーバをもって、内径が減少
するＡ 、Ｐ、■規格にもとすくバットレス型の雌ねじ
が刻設され、内奥の中央部には肩部Ｂが半径方向に突出
形成されている。他方、管ａ、Ｃには、いずれもその端
部に、カップリングＡに刻設された雌ねじと同じテーバ
の雄ねじが刻設されている。第１図の左辺におけるカッ
プリングＡと管Ｃとの螺合状Ｗｔ拡大して示せば第２図
の如くであり、第２図の円で囲んだ部分を更に拡大して
示せば第３因のＲＩＪ （である。
第３図に見られる如（、管Ｃの雄ねじが切り止めされた
部分より先（右方）にす、■。５山乃至３山に相当する
範囲に、ねじの無いリップ部りが設けられている。この
リップ部りの外周［ｉＪＫ ＩｔＪ：ｎｉＪ段の雄ねじ
に続く署。テーバの平坦な外周シール面Ｄ１が形成され
、その突端にはオーバハング状（管Ｃの軸方回内壁に対
する角度が約１００’）の先端シール面Ｄ２が形１視さ
れている。他方カップリングＡの肩７１ｓ Ｂの近傍に
も署６テーパのねじの無い部分が設Ｖ１られ、１１１記
リツプ都りの外νｄンールｉｍＤ、に対応する内周シー
ル面Ｂ１と、先端シール＋Ｔｎ Ｄ、に対応する突当シ
ール面Ｂ、が形成されている。そして管Ｃとカップリン
グＡとが螺合して強力に締め付けられた場合、外周シー
ルばＩＩＤ、と内周シール面へ、先端シール向Ｄ２と突
当シール面Ｂ！ｆｌ、それぞれ互に当接して金属＋ｆｎ
対金籾曲よりなる気密シール状態が得られる。
部分より先（右方）にす、■。５山乃至３山に相当する
範囲に、ねじの無いリップ部りが設けられている。この
リップ部りの外周［ｉＪＫ ＩｔＪ：ｎｉＪ段の雄ねじ
に続く署。テーバの平坦な外周シール面Ｄ１が形成され
、その突端にはオーバハング状（管Ｃの軸方回内壁に対
する角度が約１００’）の先端シール面Ｄ２が形１視さ
れている。他方カップリングＡの肩７１ｓ Ｂの近傍に
も署６テーパのねじの無い部分が設Ｖ１られ、１１１記
リツプ都りの外νｄンールｉｍＤ、に対応する内周シー
ル面Ｂ１と、先端シール＋Ｔｎ Ｄ、に対応する突当シ
ール面Ｂ、が形成されている。そして管Ｃとカップリン
グＡとが螺合して強力に締め付けられた場合、外周シー
ルばＩＩＤ、と内周シール面へ、先端シール向Ｄ２と突
当シール面Ｂ！ｆｌ、それぞれ互に当接して金属＋ｆｎ
対金籾曲よりなる気密シール状態が得られる。
ところが、井戸に竪込１れた観ＣとカップリングＡには
、第３図ｔて示す白抜き矢印方向の引張荷電Ｔ （５０
〜１００ （ｌ ｔｏｎ ） と黒塗矢印方間の内圧
Ｐ（１０００〜２０００ Ｋｇ／ｃｍりがかかり、かつ
、反後継細的振切が加わるのが常である。そしてその結
果、カップリングＡ（！：管Ｃの螺合部に次第に変形が
生じ、外周シール面へと内周シール面へ並びに先端シー
ル面Ａと突当シール曲馬の相互間における面圧が減少し
、遂にＦｉ第４図に示すような隙間Ｇが生じ、内部流体
の漏洩を引き起すようになる。しかも、竪込み初期の段
階で如何に強力に紬め（＝Ｊけられていたカップリング
Ａと管Ｃであっても、一旦井戸の中深く竪込まれると、
改めてこれが）ｉ＋ｉめＪＷシされることはないから、
気密性全復元することも亦不可能である。このような状
態になると、管継手の耐引張力が劣化することｔま勿論
である。
、第３図ｔて示す白抜き矢印方向の引張荷電Ｔ （５０
〜１００ （ｌ ｔｏｎ ） と黒塗矢印方間の内圧
Ｐ（１０００〜２０００ Ｋｇ／ｃｍりがかかり、かつ
、反後継細的振切が加わるのが常である。そしてその結
果、カップリングＡ（！：管Ｃの螺合部に次第に変形が
生じ、外周シール面へと内周シール面へ並びに先端シー
ル面Ａと突当シール曲馬の相互間における面圧が減少し
、遂にＦｉ第４図に示すような隙間Ｇが生じ、内部流体
の漏洩を引き起すようになる。しかも、竪込み初期の段
階で如何に強力に紬め（＝Ｊけられていたカップリング
Ａと管Ｃであっても、一旦井戸の中深く竪込まれると、
改めてこれが）ｉ＋ｉめＪＷシされることはないから、
気密性全復元することも亦不可能である。このような状
態になると、管継手の耐引張力が劣化することｔま勿論
である。
また最近では、省費源の観点から、使用１された／ｇ
ＣとカップリンクＡとは、使用後一旦螺合金解いて他の
井戸にｐ）び使用するため再螺合される傾向にある。と
ころが従来の管継手では、全組シール向に強力な）［１
１圧全得べく過度な締め伺けが行なわれ、そのため金属
シール曲相互にゴーリンク（ｇａｌｌｉｎｇ）と呼ばれ
る一種の焼付き傷が生じ、再使用に供することは望み難
い状況であった。しかもこのゴーリングは、シールを元
金なものにしようとして強力に締め付けれは締め仰げる
程、甚だしいものとなる。
ＣとカップリンクＡとは、使用後一旦螺合金解いて他の
井戸にｐ）び使用するため再螺合される傾向にある。と
ころが従来の管継手では、全組シール向に強力な）［１
１圧全得べく過度な締め伺けが行なわれ、そのため金属
シール曲相互にゴーリンク（ｇａｌｌｉｎｇ）と呼ばれ
る一種の焼付き傷が生じ、再使用に供することは望み難
い状況であった。しかもこのゴーリングは、シールを元
金なものにしようとして強力に締め付けれは締め仰げる
程、甚だしいものとなる。
不発＃Ｊは、ｇ１１記の如き従来の管継手が有する欠点
に鑑み、これを解決する目的をもってなされたものであ
って、管継手に、変形による金属シール面の面圧低下や
隙間を生じさせるような外力が作用しても、継手自体に
内在せしめたスプリングバック力を作用ぜしめ、ゴーリ
ングを生ぜしめない最適面圧をＸ（Ｉ持して、確実な気
密性を制用張力を保持した管継手を提供するものである
。
に鑑み、これを解決する目的をもってなされたものであ
って、管継手に、変形による金属シール面の面圧低下や
隙間を生じさせるような外力が作用しても、継手自体に
内在せしめたスプリングバック力を作用ぜしめ、ゴーリ
ングを生ぜしめない最適面圧をＸ（Ｉ持して、確実な気
密性を制用張力を保持した管継手を提供するものである
。
以下に、本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて説
明する０第５図は、本発明に係る管継手における管端部
を示す部分１０ｉ面図である０管３にＱまその外周面に
所定のテーバをもったバットレス型のねじ３ａが刻設さ
ハ、端部にねじの無いリップ部４が形１戊され、リップ
部４の外周面には外周シール１…４ａが、凍た、先端面
ｖｔＸは先端シール面４ｂが設けられている。これらの
ことは従来の管継手における管端部と変るところに１な
い０本発明においてｖｆ徴とするところりよ、同図に示
す如く、リップ部４に、管３の軸方向に沿う奥行き深さ
をもったスリット５が穿設されている点である。このス
リット５は、先端シール面４ｂのほぼ中央部に開口間隙
ｄｉもって開口しているＣなン、先端シール血４ｂｉｊ
管３の端面を止曲祝した場合、厚さｔ’４もった円環状
であるから、スリット５もまた先端シールｒｔｉｉ ４
ｂの中央部に円環状に周設されていることはいうまで
もない。スリット５の？’ｌ［＋１方回の奥行き深さｌ
は、リップ部４の長さＬの１〜１．５倍（ｌ＝１〜１．
５Ｌ）である。この上うなスリン）５＃−ｊ放電加工に
よって穿設するのが好ましい。リップ部４にスリット５
がａＪ＜されていることによって２Ｌ周シール面４ａに
内方間きの押圧力が作用した場合、リップ１ｌＳ４の外
１１１！ｌ叉片４ｃが内方に撓み、リップ部４の厚さｔ
（先飾ンール面４ｂの幅）はスリット５の開口間隙ｄ
にオ１１当する分だけ縮小する。しかし、押圧力を解除
したときｅま外側スル４ｃのスプリングバックによって
、スリット５の開口間隙ｄは元の状態に句するものであ
ること愛要する０１ｔ１記の如き撓みの童は、スリット
５の芙行き深さｌ及び開口間１δｔ７ｄの大きさに」、
って影響？受け、延いては不発ト９Ｊの辿北ケも左右す
る。即ち、スリット５の央行き深きｌ及び開口間隙ｄが
太きければ大きい程、外側叉片４ｃの撓み量は天上なる
けれども、弾１（ｔ１奴界を越えて永久歪ケ残すように
なり、またｌ■ｌ １１′Ｔに反発力も弱くなって外局
シール１１＋１４ ａ Ｖｃ強力な面圧が得られなくな
り、シール効果を弱める。反対に奥行き深さｌ及び開口
間隙ｄが小さけれは、外１＾］シール而４ａに強力な面
圧が得られ、シール効果は増大するけれども、外側スル
４Ｃの剛性か大きくなりそのため外ＩＮシール而面ａに
ゴーリングが発生する傾向に示し、管継手ｔｉｔ Ｐ＋
使用に供することが困難となる。スリット５の奥行き深
さｚｌｌフッ１４の長さＬ（１）ｌ〜ｌ。５倍としたの
は、１１Ｊ古己の用１由から、外側スル４ｃ（＋てスプ
リングバックカをもった適鹿の撓み代を保有せしめるこ
とを勘案したものである。なお、リップ部４の長さＬは
リップ１１１ζ厚さｔのはｌ’ｆ１．５倍、リップ部厚
さｔの大きさは管３の肉厚のには’ｄｇｒｌ後である。
明する０第５図は、本発明に係る管継手における管端部
を示す部分１０ｉ面図である０管３にＱまその外周面に
所定のテーバをもったバットレス型のねじ３ａが刻設さ
ハ、端部にねじの無いリップ部４が形１戊され、リップ
部４の外周面には外周シール１…４ａが、凍た、先端面
ｖｔＸは先端シール面４ｂが設けられている。これらの
ことは従来の管継手における管端部と変るところに１な
い０本発明においてｖｆ徴とするところりよ、同図に示
す如く、リップ部４に、管３の軸方向に沿う奥行き深さ
をもったスリット５が穿設されている点である。このス
リット５は、先端シール面４ｂのほぼ中央部に開口間隙
ｄｉもって開口しているＣなン、先端シール血４ｂｉｊ
管３の端面を止曲祝した場合、厚さｔ’４もった円環状
であるから、スリット５もまた先端シールｒｔｉｉ ４
ｂの中央部に円環状に周設されていることはいうまで
もない。スリット５の？’ｌ［＋１方回の奥行き深さｌ
は、リップ部４の長さＬの１〜１．５倍（ｌ＝１〜１．
５Ｌ）である。この上うなスリン）５＃−ｊ放電加工に
よって穿設するのが好ましい。リップ部４にスリット５
がａＪ＜されていることによって２Ｌ周シール面４ａに
内方間きの押圧力が作用した場合、リップ１ｌＳ４の外
１１１！ｌ叉片４ｃが内方に撓み、リップ部４の厚さｔ
（先飾ンール面４ｂの幅）はスリット５の開口間隙ｄ
にオ１１当する分だけ縮小する。しかし、押圧力を解除
したときｅま外側スル４ｃのスプリングバックによって
、スリット５の開口間隙ｄは元の状態に句するものであ
ること愛要する０１ｔ１記の如き撓みの童は、スリット
５の芙行き深さｌ及び開口間１δｔ７ｄの大きさに」、
って影響？受け、延いては不発ト９Ｊの辿北ケも左右す
る。即ち、スリット５の央行き深きｌ及び開口間隙ｄが
太きければ大きい程、外側叉片４ｃの撓み量は天上なる
けれども、弾１（ｔ１奴界を越えて永久歪ケ残すように
なり、またｌ■ｌ １１′Ｔに反発力も弱くなって外局
シール１１＋１４ ａ Ｖｃ強力な面圧が得られなくな
り、シール効果を弱める。反対に奥行き深さｌ及び開口
間隙ｄが小さけれは、外１＾］シール而４ａに強力な面
圧が得られ、シール効果は増大するけれども、外側スル
４Ｃの剛性か大きくなりそのため外ＩＮシール而面ａに
ゴーリングが発生する傾向に示し、管継手ｔｉｔ Ｐ＋
使用に供することが困難となる。スリット５の奥行き深
さｚｌｌフッ１４の長さＬ（１）ｌ〜ｌ。５倍としたの
は、１１Ｊ古己の用１由から、外側スル４ｃ（＋てスプ
リングバックカをもった適鹿の撓み代を保有せしめるこ
とを勘案したものである。なお、リップ部４の長さＬは
リップ１１１ζ厚さｔのはｌ’ｆ１．５倍、リップ部厚
さｔの大きさは管３の肉厚のには’ｄｇｒｌ後である。
そｉｌ、それの具体的寸法Ｃよ、桐材の降伏応力や、そ
の管３に必要とされるシール面の面圧値が参考とされる
ことはいつ筐でもない。なおまた、外周シール面４ａ及
び先端シール面４ｂは、６−８以上のＢ￥ｉ１仕上げを
施す必要のあることは多言を要しないｒ） 第６図はスリット５が穿設された管３をカップリング１
に螺合せしめ、ハンドタイトの締め付けに止め、パワー
タイトによって締め付は得る余地を残した状態を示し次
ものであるＯカップリングｌの内奥部に肩部２が形成さ
れていること、内周シール面２ａ及び突当シール【（ｎ
２ ｂが設けられていること等ｔま、従来のものと変
るところはない０次段のパワータイトによる締め付けは
、所定トルクをもって行なわれる。パワータイトの締め
付けが進行すると、リップ部４の外用シール面４ａはカ
ップリングｌの内周シール面２ ａ Ｋ 対して締り嵌
めが行なわれ、相互シール面２ａ、４ａの接触面積が増
加すると共Ｋｊｌ［ｏ圧も亦増太する。更に）（ワータ
イトの締め付けが進行すると相互シール「（Ｉ］２ａ
、４ａの面圧は次第に最適な飽和状態に近づくと共に、
外側スル４Ｃは次第に内方に撓み、スリット５の開口間
隙ｄが閉鎖するようになる０そＬ７て、パワータイト締
め付けの最終段階ではリップ部４の先端シール面４ｂが
カップリング１の肩部２に設けられた突当シール１ｉｌ
１２ｂに当接し、その相互シール１ｍ２ｂ、４ｂ間に強
力な面圧が得られ、かくして管３とカップリンク１との
螺合締め付けが完了する。締め付けが完了した状態を示
せば第７図の如くである０従米の管継手において、ゴー
リンク゛が発生していた主たる部分は、リップ部４の外
周シール面４ａとカップリングｌの内周シールσｉ ２
ａであった。ところが本発明の管継手においては、外
周シール面４ａと内周シール面２ａの相互聞に、気密シ
ールを確保するに最適なｍ］圧が得られた後は、それが
飽和状態となり、七〇面圧以上に過度なものとはならな
いから、ゴーリングが発生するのを防止することができ
る。
の管３に必要とされるシール面の面圧値が参考とされる
ことはいつ筐でもない。なおまた、外周シール面４ａ及
び先端シール面４ｂは、６−８以上のＢ￥ｉ１仕上げを
施す必要のあることは多言を要しないｒ） 第６図はスリット５が穿設された管３をカップリング１
に螺合せしめ、ハンドタイトの締め付けに止め、パワー
タイトによって締め付は得る余地を残した状態を示し次
ものであるＯカップリングｌの内奥部に肩部２が形成さ
れていること、内周シール面２ａ及び突当シール【（ｎ
２ ｂが設けられていること等ｔま、従来のものと変
るところはない０次段のパワータイトによる締め付けは
、所定トルクをもって行なわれる。パワータイトの締め
付けが進行すると、リップ部４の外用シール面４ａはカ
ップリングｌの内周シール面２ ａ Ｋ 対して締り嵌
めが行なわれ、相互シール面２ａ、４ａの接触面積が増
加すると共Ｋｊｌ［ｏ圧も亦増太する。更に）（ワータ
イトの締め付けが進行すると相互シール「（Ｉ］２ａ
、４ａの面圧は次第に最適な飽和状態に近づくと共に、
外側スル４Ｃは次第に内方に撓み、スリット５の開口間
隙ｄが閉鎖するようになる０そＬ７て、パワータイト締
め付けの最終段階ではリップ部４の先端シール面４ｂが
カップリング１の肩部２に設けられた突当シール１ｉｌ
１２ｂに当接し、その相互シール１ｍ２ｂ、４ｂ間に強
力な面圧が得られ、かくして管３とカップリンク１との
螺合締め付けが完了する。締め付けが完了した状態を示
せば第７図の如くである０従米の管継手において、ゴー
リンク゛が発生していた主たる部分は、リップ部４の外
周シール面４ａとカップリングｌの内周シールσｉ ２
ａであった。ところが本発明の管継手においては、外
周シール面４ａと内周シール面２ａの相互聞に、気密シ
ールを確保するに最適なｍ］圧が得られた後は、それが
飽和状態となり、七〇面圧以上に過度なものとはならな
いから、ゴーリングが発生するのを防止することができ
る。
第８図は、本発明に係る管継手の他の天施例を示すもの
である。同一に示した管継手において前記のものと異な
る点は、スリットを先端シール面に回って下り勾配の５
′にしたもの又は上り勾配σノ５“（破線で示しｆｃ）
Ｋ、Ｉ、次ものを設けたことである。このように丁りに
外周シール聞４ａ対内周シール曲２ａ相互間と、先端シ
ール曲４ｂ対突当シ−ル面２ｂの相互聞におけるｔｉｉ
Ｊ圧の配分を調整するのに便宜であり、ゴーリング防止
に役立てることができる。
である。同一に示した管継手において前記のものと異な
る点は、スリットを先端シール面に回って下り勾配の５
′にしたもの又は上り勾配σノ５“（破線で示しｆｃ）
Ｋ、Ｉ、次ものを設けたことである。このように丁りに
外周シール聞４ａ対内周シール曲２ａ相互間と、先端シ
ール曲４ｂ対突当シ−ル面２ｂの相互聞におけるｔｉｉ
Ｊ圧の配分を調整するのに便宜であり、ゴーリング防止
に役立てることができる。
第９図は、更に他の実施例ケ示したものである。
１ｆｔｌ ［ｍのものけ、カップリングｌの肩部２に奥
行き細りのテーバになる嵌合溝６が穿設され、管３のリ
ップ部４を嵌合溝６内に嵌挿する構造としている。この
場合、リップ部４には外周シール面４ａの他に内側シー
ル面４ｄが設けらｈており、シール面の総合ｉＮ＋積を
拡大することができる。オた、スリット５の開口間隙ヲ
、目ＩＪ記第５図乃至第８因に示すものよりも大きくし
て、リップ部４の総合撓み代を大きくし、シール面の向
圧稠整を広範囲なものとすることが可能である いずれの実施例においても、螺合締め付は全解除した場
合、リップ部４の撓みがスプリングバックによって元に
復するものであることｔよいつ捷でもない。
行き細りのテーバになる嵌合溝６が穿設され、管３のリ
ップ部４を嵌合溝６内に嵌挿する構造としている。この
場合、リップ部４には外周シール面４ａの他に内側シー
ル面４ｄが設けらｈており、シール面の総合ｉＮ＋積を
拡大することができる。オた、スリット５の開口間隙ヲ
、目ＩＪ記第５図乃至第８因に示すものよりも大きくし
て、リップ部４の総合撓み代を大きくし、シール面の向
圧稠整を広範囲なものとすることが可能である いずれの実施例においても、螺合締め付は全解除した場
合、リップ部４の撓みがスプリングバックによって元に
復するものであることｔよいつ捷でもない。
次に、本発明に係る管継手の７−ル効果とゴーリング防
止効果とを、従来の管継手のそれらと比較すると第１表
の９口〈である。第１表は、Ａ、Ｐ・工規格におけるＰ
−１１Ｑ、Ｎ−８０及びＣ−７５の各グレードに楓する
９・１管について、第５図乃至第９図に示した本発明の
管継手と、第１図乃至（０４図に示した従来の管継手と
を用いてそれぞれの管を接続し、内部に水圧をかけた状
態で引張試験全行なった結果と、ゴーリングの発生状況
を調査した結果を示したものである。これらの結果から
れかるように、本発明に係る骨細・手によ１ｔｒＪ：、
管継手が破断に至るまで軸方向の引張葡重會かけても、
水が漏れることはなかった。甘た、ゴーリングの発生に
門しては、従来のものの２倍以上の回数にわたる締めイ
」け−締め戻しを繰り返すことにより、はじめてゴーリ
ングの発生を見る程であった。従って、不発１５４に係
る管継手は再使用に充分耐え得るものであることを示し
ている。
止効果とを、従来の管継手のそれらと比較すると第１表
の９口〈である。第１表は、Ａ、Ｐ・工規格におけるＰ
−１１Ｑ、Ｎ−８０及びＣ−７５の各グレードに楓する
９・１管について、第５図乃至第９図に示した本発明の
管継手と、第１図乃至（０４図に示した従来の管継手と
を用いてそれぞれの管を接続し、内部に水圧をかけた状
態で引張試験全行なった結果と、ゴーリングの発生状況
を調査した結果を示したものである。これらの結果から
れかるように、本発明に係る骨細・手によ１ｔｒＪ：、
管継手が破断に至るまで軸方向の引張葡重會かけても、
水が漏れることはなかった。甘た、ゴーリングの発生に
門しては、従来のものの２倍以上の回数にわたる締めイ
」け−締め戻しを繰り返すことにより、はじめてゴーリ
ングの発生を見る程であった。従って、不発１５４に係
る管継手は再使用に充分耐え得るものであることを示し
ている。
ゴーリングル〕止に関してｔユ、リップｔ’＋Ｉｓに設
けられたスリットが重要な役割りを果たすものであるこ
とは第１表の結果からもり−１らかであるか、実験の結
果からリップ部の長さＬとスリットの矢行き深さｌとの
関係（Ｌｌｌ比） を適正に設定する必要のあることが
わかった０第２表はそのヲ（験の結果を示すものである
０第２裟は、Ａ、Ｐ、■規格のＣ−７５グレードに柄す
る鋼管につき、管の外径８８．９ｍｍ、管の肉厚６．４
５鮨、！ｊツブ部先端の厚さ５祁、リップ部長さ７ｍｍ
のものを対象とし、スリットの奥行き深さＩ！１種々変
化せしめたものの収積を示している。Ｌ／ｌ此の大きさ
は、ゴーリング防止とシール漏れの観点からすれば、元
来二律背反の関係にあるけれども、第２表かられかるよ
うに、Ｌ／ｌ！比を１．０〜１．５の範囲に設定するこ
とによって、両者を共に満足せしめることができる０ （以下余白、１４ｐｖｃ＆：（） 以上のｐｏ ＜ 、本発明に係る管継手は、管端のリッ
プ部に管軸方向に沿う深さのスリットを穿設し、このよ
うになされた管をカップリングに螺合締めｔｌけした場
合、相互のシール面に適正な自圧をもった締り嵌めが行
なわれる如くしたから、確実なシール効果を発揮し得る
と共に、その管継手１−Ｊ：再使用に供することが可能
となり、原油採取産業に稗益するところ極めて大なるも
のがある。
けられたスリットが重要な役割りを果たすものであるこ
とは第１表の結果からもり−１らかであるか、実験の結
果からリップ部の長さＬとスリットの矢行き深さｌとの
関係（Ｌｌｌ比） を適正に設定する必要のあることが
わかった０第２表はそのヲ（験の結果を示すものである
０第２裟は、Ａ、Ｐ、■規格のＣ−７５グレードに柄す
る鋼管につき、管の外径８８．９ｍｍ、管の肉厚６．４
５鮨、！ｊツブ部先端の厚さ５祁、リップ部長さ７ｍｍ
のものを対象とし、スリットの奥行き深さＩ！１種々変
化せしめたものの収積を示している。Ｌ／ｌ此の大きさ
は、ゴーリング防止とシール漏れの観点からすれば、元
来二律背反の関係にあるけれども、第２表かられかるよ
うに、Ｌ／ｌ！比を１．０〜１．５の範囲に設定するこ
とによって、両者を共に満足せしめることができる０ （以下余白、１４ｐｖｃ＆：（） 以上のｐｏ ＜ 、本発明に係る管継手は、管端のリッ
プ部に管軸方向に沿う深さのスリットを穿設し、このよ
うになされた管をカップリングに螺合締めｔｌけした場
合、相互のシール面に適正な自圧をもった締り嵌めが行
なわれる如くしたから、確実なシール効果を発揮し得る
と共に、その管継手１−Ｊ：再使用に供することが可能
となり、原油採取産業に稗益するところ極めて大なるも
のがある。
第１図乃至第４図は従来の管継手の一例を示すものであ
り、第１図は一部断面で示した管に１１！手の４１観図
、第２図は第１図における左辺断面の拡大図、第３図は
第２図における円で囲んだ部分の拡大図、第４図は管継
手に軸方向の強大な引張彷Ｊ屯と内圧がかかったために
シール面に変形が生じた状態を示した断面図、第５図乃
至”Ｒ９図ｔユ本発明に係る管継手の害施例會示すもの
であって、第５図は管端リップ部にスリン）１−穿設し
た状態を示す断面図、第６因は管をカップリンクにハン
ドタイトで螺合した状態を示す部分断面図、第７図は第
６図のもの？更にパワータイトで螺合締め付けした状態
を示す部分断面図、第８凶及び第９図は他の夫施例を示
す部分断Ｉｊ図である。 ｌ・・・カップリング ２・・・ｈ４都 ３・・・管４
・・・リップ部 ５ 、５’、 ５”・・・スリット６
・・・嵌合前 特ｄ′ｒ出願人 住友金属工業株式会社代１↓１！人
弁理士内田敏彦 ？倉１図 第２図 第５図 第７図 第８因 ごｆ’４９図 ３ ５４４ｄ６２
り、第１図は一部断面で示した管に１１！手の４１観図
、第２図は第１図における左辺断面の拡大図、第３図は
第２図における円で囲んだ部分の拡大図、第４図は管継
手に軸方向の強大な引張彷Ｊ屯と内圧がかかったために
シール面に変形が生じた状態を示した断面図、第５図乃
至”Ｒ９図ｔユ本発明に係る管継手の害施例會示すもの
であって、第５図は管端リップ部にスリン）１−穿設し
た状態を示す断面図、第６因は管をカップリンクにハン
ドタイトで螺合した状態を示す部分断面図、第７図は第
６図のもの？更にパワータイトで螺合締め付けした状態
を示す部分断面図、第８凶及び第９図は他の夫施例を示
す部分断Ｉｊ図である。 ｌ・・・カップリング ２・・・ｈ４都 ３・・・管４
・・・リップ部 ５ 、５’、 ５”・・・スリット６
・・・嵌合前 特ｄ′ｒ出願人 住友金属工業株式会社代１↓１！人
弁理士内田敏彦 ？倉１図 第２図 第５図 第７図 第８因 ごｆ’４９図 ３ ５４４ｄ６２
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、油井管のねじ継手において、雄ねじが刻設された管
の端部にテーパ状の外周シール面及び先端シール面を有
するリップ部が形成され、０＋Ｊ記管と螺合する雌ねじ
が刻設されたカップリングの内奥部に前記外周シール面
及び先端シール面と密合する内周シール面及び突当シー
ル面を有する肩部が形成され、１１１記管の先端シール
面の全周に管の軸方向に沿う奥行き深さのスリットが穿
設されていることを特徴とする油井管用管継手。 ２、管のリップ部先端シール曲に刻設されたスリットの
奥行き深さは、リップ部長さの１〜１．５倍である特許
請求の範囲第１項記載の油井管用管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19369282A JPS5983887A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 油井管用管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19369282A JPS5983887A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 油井管用管継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5983887A true JPS5983887A (ja) | 1984-05-15 |
Family
ID=16312188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19369282A Pending JPS5983887A (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 油井管用管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5983887A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2937077A1 (fr) * | 2008-10-15 | 2010-04-16 | Vallourec Mannesmann Oil & Gas | Composant pour le forage et l'exploitation des puits d'hydrocarbures |
| FR2984395A1 (fr) * | 2011-12-19 | 2013-06-21 | Vallourec Mannesmann Oil & Gas | Composant tubulaire pour le forage et l'exploitation des puits d'hydrocarbures et joint filete resultant |
| WO2023191821A1 (en) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | Halliburton Energy Services, Inc. | Metal to metal tubular connection with controlled support structure |
-
1982
- 1982-11-04 JP JP19369282A patent/JPS5983887A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2937077A1 (fr) * | 2008-10-15 | 2010-04-16 | Vallourec Mannesmann Oil & Gas | Composant pour le forage et l'exploitation des puits d'hydrocarbures |
| WO2010043509A1 (fr) * | 2008-10-15 | 2010-04-22 | Vallourec Mannesmann Oil & Gas France | Composant pour le forage et l'exploitation des puits d'hydrocarbures |
| JP2012505981A (ja) * | 2008-10-15 | 2012-03-08 | バローレック・マネスマン・オイル・アンド・ガス・フランス | 炭化水素井戸の掘削用および運転用コンポーネント |
| RU2473001C1 (ru) * | 2008-10-15 | 2013-01-20 | Валлурек Маннесманн Ойл Энд Гэс Франс | Конструктивная составляющая для бурения и разработки углеводородных скважин |
| US9470344B2 (en) | 2008-10-15 | 2016-10-18 | Vallourec Oil And Gas France | Component for drilling and operating hydrocarbon wells |
| FR2984395A1 (fr) * | 2011-12-19 | 2013-06-21 | Vallourec Mannesmann Oil & Gas | Composant tubulaire pour le forage et l'exploitation des puits d'hydrocarbures et joint filete resultant |
| WO2013093233A1 (fr) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Vallourec Mannesmann Oil & Gas France | Composant tubulaire pour le forage et l'exploitation des puits d'hydrocarbures et joint filete resultant |
| JP2015507723A (ja) * | 2011-12-19 | 2015-03-12 | ヴァルレック オイル アンド ガスフランス | 炭化水素坑井の掘削と採掘のための管状コンポーネントおよびもたらされたねじ付き接続部 |
| US10227831B2 (en) | 2011-12-19 | 2019-03-12 | Tuboscope Vetco (France) Sas | Tubular component for boring and exploiting hydrocarbons wells and resultant threaded joint |
| WO2023191821A1 (en) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | Halliburton Energy Services, Inc. | Metal to metal tubular connection with controlled support structure |
| US11859461B2 (en) | 2022-03-30 | 2024-01-02 | Halliburton Energy Services, Inc. | Metal to metal tubular connection with controlled support structure |
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