JPS598237Y2 - 使用済核燃料輸送容器 - Google Patents
使用済核燃料輸送容器Info
- Publication number
- JPS598237Y2 JPS598237Y2 JP1978171554U JP17155478U JPS598237Y2 JP S598237 Y2 JPS598237 Y2 JP S598237Y2 JP 1978171554 U JP1978171554 U JP 1978171554U JP 17155478 U JP17155478 U JP 17155478U JP S598237 Y2 JPS598237 Y2 JP S598237Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transport container
- nuclear fuel
- heat
- spent nuclear
- fins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、使用済核燃料のように、熱を発生し続ける放
射性物質を輸送するための容器に関する。
射性物質を輸送するための容器に関する。
使用済核燃料輸送容器（以下単に輸送容器という。
）は、主として原子力発電所で所定の燃焼を終えた核燃
料（以下単に燃料という。
料（以下単に燃料という。
）を再処理工場に輸送するために使用されるものである
。
。
燃料は通常発電所の貯蔵プールで数ケ月間冷却されたの
ちに輸送されるが、それでも大きな放射能を有すると共
に崩壊熱を発生しつづけている。
ちに輸送されるが、それでも大きな放射能を有すると共
に崩壊熱を発生しつづけている。
したがってこれを収納する輸送容器は充分な放射線遮蔽
能力および放熱能力が必要である。
能力および放熱能力が必要である。
故に輸送容器は鉛その他の放射線遮蔽材を有すると共に
その外面に放熱のためのフィンを有するのが通常となっ
ている。
その外面に放熱のためのフィンを有するのが通常となっ
ている。
他方輸送容器は、輸送中火炎事故にあっても安全である
ことがその性質上要求されているが、このためには高温
に対して内部の遮蔽材、燃料などを保護する熱遮蔽能力
が必要である。
ことがその性質上要求されているが、このためには高温
に対して内部の遮蔽材、燃料などを保護する熱遮蔽能力
が必要である。
即ち輸送容器は通常時と事故時において、それぞれ放熱
能力と熱遮蔽能力という相反する性能を要求されるとい
う宿命にある。
能力と熱遮蔽能力という相反する性能を要求されるとい
う宿命にある。
この為にはフィンを取付けた外殻の内側に熱保護層を設
け、これにある種の物質を充填し、その物質が通常温度
にあっては良好な熱伝導性を有するが、火災時の高温に
さらされると熱の不良導体となるという特性を利用して
上述の相反する要求を満足させる対策などが従来提案さ
れている。
け、これにある種の物質を充填し、その物質が通常温度
にあっては良好な熱伝導性を有するが、火災時の高温に
さらされると熱の不良導体となるという特性を利用して
上述の相反する要求を満足させる対策などが従来提案さ
れている。
本考案は、前記のような従来の熱保護層を設けることな
く、この相矛盾する二つの要求を満足させる輸送容器を
提供することを目的としてなされたものである。
く、この相矛盾する二つの要求を満足させる輸送容器を
提供することを目的としてなされたものである。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第１図は、輸送容器の側面図、第２図はその横断面図で
ある。
ある。
図において容器本体１は、鋼製の外殻２、内殼３の間に
、鉛などの稠密な材料よりなるガンマ線遮蔽層４および
水素含有材料よりなる中性子遮蔽層５を有し、且つ外殻
２の外面に冷却フイン６が取りつけられている。
、鉛などの稠密な材料よりなるガンマ線遮蔽層４および
水素含有材料よりなる中性子遮蔽層５を有し、且つ外殻
２の外面に冷却フイン６が取りつけられている。
７は取外し可能な蓋、８は燃料を収納するキャビテイを
示す。
示す。
該円環状のフイン６は熱伝導性の良好な材料で作られる
ことが望ましいが、それぞれ数片（図では３片）セグメ
ント６ａ，６ｂ，６Ｃに分割されており、互に接手９で
接着されている。
ことが望ましいが、それぞれ数片（図では３片）セグメ
ント６ａ，６ｂ，６Ｃに分割されており、互に接手９で
接着されている。
第３図は、該フィン６の断面を示すものであって、フイ
ン６は本体外殼２に低融点金属あるいは合金１０により
、又は介して取付けられている。
ン６は本体外殼２に低融点金属あるいは合金１０により
、又は介して取付けられている。
前述のフイン６の接手部９も同様に低融点金属または合
金により溶接されている。
金により溶接されている。
この低融点金属または合金としては、この輸送容器のフ
イン６の通常輸送時および火災事故時における温度には
相当の差があるので前者の温度にあっては充分な強度を
有し、後者の温度にあっては融解するような銀ろう（Ｊ
ＩＳＺ ３２６１）が用いられているが、りん銅ろう（
ＪＩＳＺ ３２６４）等でもよい。
イン６の通常輸送時および火災事故時における温度には
相当の差があるので前者の温度にあっては充分な強度を
有し、後者の温度にあっては融解するような銀ろう（Ｊ
ＩＳＺ ３２６１）が用いられているが、りん銅ろう（
ＪＩＳＺ ３２６４）等でもよい。
勿論、フイン６の材質、外殼２の材質その他の制約条件
に応じて、適当な融点を有する軟ろう、硬ろう等が使用
できる。
に応じて、適当な融点を有する軟ろう、硬ろう等が使用
できる。
前記した構戊を有する本実施例において、キャビテイ８
内に収納された燃料の放射するガンマ線は、遮蔽層４に
よって遮断され、又中性子は遮蔽層５によって遮断され
、容器本体１の外側の放射能レベルは許容値以下に保た
れる。
内に収納された燃料の放射するガンマ線は、遮蔽層４に
よって遮断され、又中性子は遮蔽層５によって遮断され
、容器本体１の外側の放射能レベルは許容値以下に保た
れる。
更に正常時は燃料の発生する熱例えば崩壊熱は、内殻３
、遮蔽層４，５及び外殻２を順次経てフイン６に伝達さ
れ、ここから外気に伝えられる。
、遮蔽層４，５及び外殻２を順次経てフイン６に伝達さ
れ、ここから外気に伝えられる。
フイン６の放熱面積、材質等は 収納される燃料の量や
そ＼ の発生熱量、又その他の構造に応じて適宜選択されてお
り、フイン６は外気に適度に冷却されて、低融点金属あ
るいは合金１０の温度は融点以下に保たれている。
そ＼ の発生熱量、又その他の構造に応じて適宜選択されてお
り、フイン６は外気に適度に冷却されて、低融点金属あ
るいは合金１０の温度は融点以下に保たれている。
次に、輸送途上において外部火災に遭遇したときはもと
もと冷却フイン６は、容器と外部との間の熱伝導性がよ
い様に構威されているので、通常時と逆に働いて、冷却
フイン６は、外部の熱をどんどん吸収してその温度は急
上昇し、火災発生後間もな＜８００℃に近い温度に達し
ます。
もと冷却フイン６は、容器と外部との間の熱伝導性がよ
い様に構威されているので、通常時と逆に働いて、冷却
フイン６は、外部の熱をどんどん吸収してその温度は急
上昇し、火災発生後間もな＜８００℃に近い温度に達し
ます。
従って低融点金属あるいは合金１０は、その融点を超え
て融解し、冷却フイン６は、外殻２から脱落し、受熱面
積が大巾に減少し、火災による熱の容器本体１内への伝
達が阻止される。
て融解し、冷却フイン６は、外殻２から脱落し、受熱面
積が大巾に減少し、火災による熱の容器本体１内への伝
達が阻止される。
前記した構戒及び作用を有する本実施例によれば、通常
の輸送時にあっては、フイン６の接着強度は充分にあり
且つその接着部において熱の伝導を妨げられることもな
いのでフイン６はその放熱性能を発揮し、所要の冷却能
力が得られて本体１内を所要温度以下に保ち、又火災事
故に遭遇したときはフイン６に逆に受熱部材として働き
、その温度は上昇して低融点金属あるいは合金１０が融
解するので、フイン６は外殻２から分離脱落するため、
輸送容器の受熱面積は急激かつ大巾に減少し、熱の浸入
量を低下させ、本体１の内部の温度上昇を押えることが
できる。
の輸送時にあっては、フイン６の接着強度は充分にあり
且つその接着部において熱の伝導を妨げられることもな
いのでフイン６はその放熱性能を発揮し、所要の冷却能
力が得られて本体１内を所要温度以下に保ち、又火災事
故に遭遇したときはフイン６に逆に受熱部材として働き
、その温度は上昇して低融点金属あるいは合金１０が融
解するので、フイン６は外殻２から分離脱落するため、
輸送容器の受熱面積は急激かつ大巾に減少し、熱の浸入
量を低下させ、本体１の内部の温度上昇を押えることが
できる。
尚前記実施例は、外殻２の周方向に冷却フィンを有する
ものであったが、軸方向に取付けられた場合も同様の効
果を奏する。
ものであったが、軸方向に取付けられた場合も同様の効
果を奏する。
第１図は、本考案の実施例を示す側面図、第２図は、前
記実施例の横断面図、第３図は、第１図の部分拡大断面
図である。 １・・・・・・容器本体、２・・・・・・外殻、３・・
・・・・内殻、４・・・・・・ガンマ線遮蔽層、５・・
・・・・中性子遮蔽層、６・・・・・・冷却フィン、８
・・・・・・キャビテイ、１０・・・・・・低融点金属
あるいは合金。
記実施例の横断面図、第３図は、第１図の部分拡大断面
図である。 １・・・・・・容器本体、２・・・・・・外殻、３・・
・・・・内殻、４・・・・・・ガンマ線遮蔽層、５・・
・・・・中性子遮蔽層、６・・・・・・冷却フィン、８
・・・・・・キャビテイ、１０・・・・・・低融点金属
あるいは合金。
Claims (1)
- 放射線遮蔽層を内部に形威した容器本体の外面と、同外
面に立設される放熱促進部材とを低融点合金を用いて融
着したことを特徴とする使用済核燃料輸送容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978171554U JPS598237Y2 (ja) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | 使用済核燃料輸送容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978171554U JPS598237Y2 (ja) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | 使用済核燃料輸送容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5588199U JPS5588199U (ja) | 1980-06-18 |
| JPS598237Y2 true JPS598237Y2 (ja) | 1984-03-13 |
Family
ID=29175561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978171554U Expired JPS598237Y2 (ja) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | 使用済核燃料輸送容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598237Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6209110B2 (ja) * | 2014-03-17 | 2017-10-04 | 三菱重工業株式会社 | 放射性物質収納容器 |
| JP7356953B2 (ja) * | 2020-06-30 | 2023-10-05 | 三菱重工業株式会社 | 緩衝蓋、放射性物質収納容器の保護装置および放射性物質収納容器の保護方法 |
-
1978
- 1978-12-14 JP JP1978171554U patent/JPS598237Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5588199U (ja) | 1980-06-18 |
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