JPS597469Y2 - 装飾用合成樹脂タイル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は装飾用合或樹脂タイルに関するものである。

従来は、装飾用タイルとして磁器製タイルや合戊樹脂の
みからなるタイルが使用されている。

しかし、磁器製タイルは重い、断熱性が悪い、モルタル
、セメント等により施工するので施工性が悪い、輸送時
、施工時に割れやすい等の欠点がある。

又、合或樹脂のみからなるタイルは表面硬度が低く、耐
熱性に劣る欠点がある。

本考案はかかる従来の欠点に鑑み鋭意工夫の結果、上述
の欠点を解消した装飾用合或樹脂タイルを提供するもの
である。

以下、図面を参照しながら本考案の一実施例について説
明する。

図面において、１は合戊樹脂板であって、ポリ塩化ビニ
ル、ＡＢＳ樹脂等の合或樹脂から作製されている。

合戊樹脂板１の形状は方形、円形、三角形等特に限定す
るものではない。

又、合或樹脂板１は第１図の如く単に平板状となされて
いてもよいし、第４図の如く複数枚の板が連続したよう
になされていてもよく、後者の場合にはそれぞれの板の
表面に後述のステンレス箔２が接着一体化されるもので
ある。

又、第３図の如く合戒樹脂板１の裏面に発泡樹脂板１′
が接着一体化され、クッション性が付与されていてもよ
い。

２，２′はステンレス箔であって、ステンレス箔２は合
或樹脂板１の表面に接着一体化され、ステンレス箔２′
はステンレス箔２に相対して合或樹脂板１の内部に埋設
されて接着一体化されている。

ステンレス箔２′は合或樹脂板１の裏面近傍に埋設され
ていると、ステンレス箔２との位置的バランスにより熱
等による合或樹脂板１の変形防止効果をより発揮するこ
とができ好ましい。

又、ステンレス箔２，２′の端部が合或樹脂板１に埋設
され、ステンレス箔２，２′の端部が保護されるように
なされていてもよく、この場合にはステンレス箔２，２
′の剥離が防止でき好ましい。

さらに、ステンレス箔２，２′はへアーライン加工、印
刷、打ち抜き加工等が施され適宜模様が形或されていて
もよい。

なお、ステンレス箔２，２′の厚みは厚すぎると加工し
にくくなり、薄すぎると摩擦損傷したり、耐熱性等が低
下するので、通常５０〜２００μ程度となされている。

３，３′は接着剤層であって、合威樹脂板１とステンレ
ス箔２，２′とを接着一体化するためのものである。

接着剤層３，３′は通常ゴム系接着剤やポリ塩化ビニル
系接着剤等が使用されて形或されている。

又、熱硬化タイプの接着剤が使用されてもよい。

以上詳述した如く、本考案タイルは合或樹脂板の少くと
も表面に接着剤層を介してステンレス箔が接着一体化さ
れているので、断熱性、装飾性に優れ、軽量かつ接着剤
等により容易に施工することができると共に、従来の合
或樹脂製のものに比べ表面硬度が向上する。

又、合戊樹脂板の表面と内部にステンレス箔が設けられ
ているので、この表面と内部のステンレス箔によって熱
等による温度変化に対する寸法や形状変化を抑制するこ
とができ、形状の安定したしかも剛性の大きなタイルを
得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案タイルの一実施例を示す斜視図、第２図
は本考案タイルの一実施例を示す断面図、第３図は本考
案タイルの他の用施例を示す断面図、第４図は本考案タ
イルの他の実施例を示す斜視図である。 １・・・・・・合或樹脂板、１′・・・・・・発泡樹脂
板、２ ． ２’・・・・・ステンレス箔、３，３′・
・・・・・接着剤層。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合或樹脂板１の表面に接着剤層３を介してステンレス箔
   ２が接着一体化され、該ステンレス箔２に相対して合或
   樹脂板１の内部に接着剤層３′を介してステンレス箔２
   ′が埋設一体化された装飾用合戒樹脂タイル。