JPS597106B2 - 電子写真法 - Google Patents

電子写真法

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JPS597106B2
JPS597106B2 JP51057465A JP5746576A JPS597106B2 JP S597106 B2 JPS597106 B2 JP S597106B2 JP 51057465 A JP51057465 A JP 51057465A JP 5746576 A JP5746576 A JP 5746576A JP S597106 B2 JPS597106 B2 JP S597106B2
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JP
Japan
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screen
latent image
photoreceptor
conductive member
bias voltage
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克信 大原
宣俊 吉田
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/05Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for imagewise charging, e.g. photoconductive control screen, optically activated charging means
    • G03G15/051Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for imagewise charging, e.g. photoconductive control screen, optically activated charging means by modulating an ion flow through a photoconductive screen onto which a charge image has been formed

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多数の微細な通過開口を有したスクリーン状感
光体(以下、単にスクリーンと称す)による画像形成法
に関し、更に詳細には1次静電潜像の保護に関するもの
である。
本発明で述べるスクリーンとは、導電部材と光導電部材
、ときには絶縁部材等を用い、多数の微細な通過開口を
設けた感光体である。
上記スクリーンには帯電や画像照射等の工程により1次
静電潜像が形成され、該潜像のパターンに従つて上記ス
クリーンの開口部を通過するイオン流を制御し、可帯電
部材に2次静電潜像を形成する。上記の如き電子写真法
は特公昭48−5971号公報や特公昭48−5063
号公報等で知られている。ところで上記の如きスクリー
ンを用い、単一の1次静電潜像から複数回に渡りイオン
変調を行なうものがある。この様な工程を有する装置の
中にはスクリーンをドラム状に構成し、該スクリーンを
回転しながら潜像形成を行なうものがあり、構成によつ
ては2次靜電潜像を形成している間に、1次静電潜像形
成用のコロナ放電器や、遮光部材等の導電部材とスクリ
ーンとが対向しているときがある。なお、変調時には変
調用コロナイオン源からのコロナイオン流を可帯電部材
側へ引寄せるため、の電界形成用に、上記スクリーンと
可帯電部材間に高電圧を印加する。このときスクリーン
が接地状態であるならば問題ないが、スクリーン側に高
電圧が印加され、更に該電位が変調用コロナ放電器やそ
の他近接する導電部材等からコロナ放電を開始させる電
位以上に設定すると、上記1次静電潜像形成用のコロナ
放電器への高圧電源が0FF状態又は近接する導電部材
が接地状態であつても、該1次用の放電器から自然にコ
ロナ放電を発生することがある。上記自然発生によるコ
ロナ放電はスクリーンの1次静電潜像を減衰、又は破壊
し、これにより同一の一次静電潜像による変調可能回数
が、極度に低下又は全く不可能となつてしまう。本発明
の目的は上記の様にスクリーン近傍に配置した導電部材
や、一次静電潜像形成用の導電部材からコロナ放電が自
然発生するのを防止することにある。なお上記放電の発
生を防止することにより、1次静電潜像を乱す要因を除
外できるため、同一の1次静電潜像を用いて安定した状
態で多数回に渡るイオン変調やリテンシヨンコピ一が可
能となる。上記目的を達成するための本発明とは、スク
リーンにバイアス電圧を印加したとき、該スクリーン近
傍に配置してある導電部材から該スクリーンに対し放電
が発生するのを防止するものである。なおスクリーン近
傍に配置する導電部材とは、例えばコロナ放電器の電極
やシールド板、光学系の遮光部材、防塵用遮蔽部材、電
極類、その他機構上存在する金属端部などがある。これ
ら導電部材からの放電を防止する方法としては、(1)
少なくともスクリーンにバイアス電圧が印加されている
ときは、上記導電部材を電気的に浮かせておく、(I[
)少なくともこれら導電部材のスクリーン近傍部表面を
絶縁部材で覆たりする:(IO少なくともスクリーンに
バイアス電圧が印加されているときは、該スクリーン導
電部材の間に遮蔽部材を介在する:スクリーンにバイア
ス電圧が印加されているとき該スクリーンと導電部材間
との電位差を放電発生以下に保つため、該導電部材にバ
イアス電圧を印加する方法:により本発明の目的を達成
することができる。なお本発明において1次静電潜像と
は、スクリーンに所定の潜像形成程により形成した静電
潜像をいい、また2次静電潜像とは上記スクリーンの1
次静電潜像によりイオン流を変調し、可帯電部材上に形
成した静電潜像をいう。
そして、リテンシヨンコピ一とは同一の1次潜像から複
数の顕画像を得ることをいう。次に本発明を実施例を説
明するのにあたり、該実施例に用いたスクリーンの構成
、及びそのスクリーンを用いての潜像形成の一例を述べ
る。
なお上記スクリーン構成と潜像形成工程に関してぱ、本
発明の出願人による特開昭51−341号公報に詳しく
述べてあり、ここでは簡単は説明に止めておく、第1図
はスクリーンの一部拡大断面図を模式的に示すものであ
る。
スクリーン1は導電部材2と光導電部材3及び表面絶縁
部材4を有し、上記絶縁部材4はスクリーン1の一面側
及び開口部に存在し、一方上記導電部材は他の一面側に
上記各部材の層より露出した状態で存在する。
上記スクリーン1の作成例を述べると、導電部材2は金
属細線を編んで形成した金属網や、金属平板をエツチン
グして微細な通過開口を該平板に作り作成したもの等を
用いる。
・なおスクリーンを事務用複写装置に用いる場合は、1
00から500メツシユ程度のものが適当であろう。光
導電部材3は従来の光導電物質を用いることができ、例
えばこれら光導電物質を真空蒸着法、スパツタリング法
、スプレイ塗布等により上記導電部材2の一方側へ付着
する。なお上記付着の際、これら光導電物質が導電部材
1の開口部に付着するのは良い。上記光導電部材3の厚
さは用いる物質の特性や導電部材2のメツシユ値にもよ
るが、最大厚さが10から80μ程度が適当であろう。
次に絶縁部材4についで述べると、用い得る物質として
は高い電気抵抗を有し、電荷保持特性の良好な高分子樹
脂等を用いればよい。これら物質は予め導電部材2上に
形成した光導電部材3上に、スプレイ塗布や真空蒸着法
により形成し得る。上記絶縁部材4の厚さは光導電部材
3の厚さに従つて決定する。なおスクリーン1は一方面
で導電部材2が露出した機構を有するが、光導電部材3
や絶縁部材4が上記露出部にまで及ぶときは、更にその
上から導電部状を被覆したり、研摩剤を用い覆つた部材
を研摩除去しても良い。次に第2図から第5図により土
記第1図のスクリーン1を用いての潜像形成工程例を述
べる。
なお下記工程でぱ光導電部材3として正孔を主なキヤリ
アとするSeや、その他合金による光導電物質を用いた
場合を想定し説明する。第2図は1次電圧印加工程によ
りスクリーン1を負(ハ)極性に帯電した状態を示す。
図中5は帯電手段であるコロナ放電器のコロナワイャで
、6は該ワイヤ5の高圧電源部を示す。上記帯電部より
光導電部材3の絶縁部材4近傍には材、該帯電の極性と
は逆極性である正(イ)極性の電荷層を形成する。第3
図は上記1次電圧印加工程を経たスクリーン1に画像照
射と同時に2次電圧印加を行なつた■程を示す。
上記2次電圧印加■程にはAC電圧に正極性の直流電圧
を重畳した電圧をコロナ放電器に印加して行なう。図中
、7はコロナワイャ、8は該ワイヤ7のAC電源部、9
は該電源部8ヘの重畳用電源部、10は原画像でDは暗
(黒)部、Lは明(白)部を示し、矢印は光源からの光
を示す。上記2次電圧印加工程においてACコロナ放電
のみを用いた場合、絶縁部材4の表面電位はO電位とな
るはずである。しかし、現象としては正よりも負極性の
コロナ放電が強いため、AC電圧に正極性のバイアス電
圧を重畳し、絶縁部材4の表面電位がほぼ正極性となる
ようにしたものである。土記の結果、画像照射の明部に
おいては、光導電部材3が導電性となり絶縁部材4の表
面電位は正極性となる。しかし、暗部においては光導電
部材3内の上記電荷層により、絶縁部材4の表面の電荷
は負のままである。土記工程によるスクリーン1の絶縁
部材4上の電荷状態をみてみると、該部材4のコロナワ
イヤ7に面する部分が速く正極性となり、開口部はそれ
より遅れて変化する。
従つて画像明部においては、スクリーン1の導電部材2
の露出面側より他面側にかけて次第に電位が高くなつて
いる。第4図は上記工程の後にスクリーン1に対し、全
面光照射工程を行ない1次静電潜像を形成した状態を示
す。図において矢印は均一な照射光を示す。ところで光
導電部材3の被覆法によつては、その厚さが開口部に向
うにつれて滑らかに薄い状態にある。このためスクリー
ン1の暗部側においては、表面の電荷に応じて上記電荷
層が急激に変化し、その結果、スクリーン1の導電部材
2の露出面より他面に向かつて、該絶縁部材4上の電位
は除々に高い負の電位へと変化する。第5図はポジ像の
2次静電潜像形成工程を示し、図中11は変調用コロナ
イオンを発生するコロナワイヤ、12はスクリーンを通
過したイオンを記録部材13に向わせるためスクリーン
1と記録部材13間に電界を形成させるための対向電極
、13は記録部材で上記電極12上に支持され、上記ス
クリーン1に対して1から10mm程度の適当な間隔を
設けて配置する。
また14は上記ワイャー11の高圧電源部、15は対向
電極12の電源部で、各電源部の極性はスクリーン1の
導電部2を接地とした場合、コロナ放電ワイヤーへは負
極性、対向電極12へは正極性の電圧を印加する。又対
向電極に与える電位は、スクリーン1と記録部材の距離
で決まり1mm/KV程度を必要とする。上記状態でコ
ロナワイヤ−11から記録部材13ヘコロナイオン流を
流すと、スクリーン1の明部側においては絶縁部材4上
の電荷により、実線αで示す電場が形成されイオン流が
阻止され、また暗部側においては実線βで示す電場が形
成され、イオン流が加速される。なお上記明部において
導電部材2の全面が覆われていると、スクリーン1のワ
イャ11側が変調用イオンにより帯電し、その結果、一
次静電潜像が打消され、リテンシヨンによる2次静電潜
像の形成に支障をきたす。ネガ像の2次静電潜像を形成
する場合は、コロナ放電ワイヤ−11に与える電圧及び
対向電極12に与える電圧の極性を逆極性とすればよい
。ところで上記スクリーン1はリテンシヨンコピーを可
能とするもので、その理由としてはスクリーン1の一方
面側から開口部にかけて存在する電荷保持能力の高い絶
縁部材上に、滑らかな電位変化を有して形成した1次静
電潜像によること。
そして更に上記スクリーン1の導電部材2が、1次静電
潜像を乱す変調時の余剰コロナイオン流を吸収する作用
によるものと考えられる。第6図は上記スクリーン1を
用いた画像形式装置の潜像形成部を示す。
図において、16はスクリーンで上記スクリーン1を導
電部材が露出する面を内側にしてドラム状に構成したも
のである。17は1次電圧印加用のコロナ放電器で、1
8はコロナワイヤ、19はシールド板、20は該ワイヤ
18の電源部を示し、ワイヤ18には負極性の電圧が電
源部20により印加される。
21は2次電圧印加用のコロナ放電器で、22はコロナ
ワイヤ、23はシールド板で該シールド板は画像照射の
ために、その背面に開口を有し矢印24の様に画像照射
がなされる。
25は上記ワイヤ22の電源部で、該電源部25から上
記ワイヤ22へは正極性側にやや強い交流電圧が印加さ
れる。
上記コロナ放電器17と21とのシールド板19,23
は各々接地してある。26は全面照射用の光源、27ぱ
ランプ26の遮光板、28はスクリーン16の内側に配
置した遮光板。
29は変調用のコロナ放電器で、30はコロナワイヤ、
31はシールド板。
上記放電器29に対しスクリーン16を介して存在する
32は上記ワイヤ30の対向電極で接地してある。2次
静電潜像は電極32位置に形成されるが、ポジ像原稿よ
りポジ像を得る場合はコロナワイヤ30には正極性の電
圧を印加し、またネガ像を得る場合には負極性の電圧を
印加する。
なおこのときスクリーン16と電極32との間には、コ
ロナワイヤ30から発生したイオン流が、スクリーン1
6の開口部を通過した後、電極32方向へ向かわせる電
界を形成する。そのため上記ポジ像を得るときは正極性
、またネガ像を得るときは負極性の電圧スクリーンの導
電部材部分に印加する。上記装置において1次静電潜像
は、スクリーン16が矢印方向に回転し放電器17,2
1からのコロナ放電と画像照射及び全面照射を受けるこ
とで形成される。
そして上記1次静電潜像にイオン流を変調され、上記電
極32位置で矢印33方向に搬送される記録部材上に2
次静電潜像が形成され、該潜像は公知の現像手段で顕画
される。ところで上記の様にリテンシヨンコピ一が可能
なスクリーンを用い、イオン変調を複数回行なうと次の
問題を生じる。それはスクリーン上に完成された1次静
電潜像部が、該1次潜像の形成に用いたコロナ放電器や
ランプ26の遮光部材27,28を通過する。ここで特
にコロナ放電器17,21を例に問題点を説明する。上
記放電器17,21の電源部20,25の作動を、電源
トランスの1次側巻線20A,25Aへの入力の0N.
0FFで行なつただけでは、スクリーン16〜くイアス
電圧が印加された場合、高圧電源部20,25の出力端
の十方が通常接地状態にあるため、上記ワイヤ18とス
クリーン16間でコロナ放電が自然発生する状態になる
とき、矢印20B,25Bで示した閉回路が成立し、電
源部20,25の2次側(高電圧出力側)には矢印方向
への整流素子20C,25Cの向きで電流値の差はある
が電流が流れる状態にある。
このため上記1次側入力が0FFであるにもかかわらず
、コロナ放電を生じ、スクリーン16上の潜像は乱され
、その結果、リテンシヨンコピ一を安定した状態で得る
ことが不可能となる。第7図は電源部の他の例で、第7
図のものは2次電圧印加工程で1次とは逆極性の直流電
圧を用いる場合を示す。ところで上記問題を解決する手
段としては、コロナワイヤ18,22に連続する電源部
20,25の出力側をリレー等により開閉することで、
該ワイヤ18,22を電気的に浮かせることで可能とな
る。
即ち、第8図の如くリレーRを用い、電源部20の1次
側に入力が印加されているときのみ、リレーRの接点が
閉じ1次電圧印加を行ない、その他のときはリレーRを
開いておく。又は1次側に入力が印加される前にリレー
Rを閉じ、印加工程終了と同時又は2次潜像形成工程に
入る前に開くことにより制御しても良い。なおコロナ放
電器21に関しても同じ様に制御する。ところでコロナ
放電器17において、上記バイアス電圧印加でコロナ放
電が発生するのはコロナワイヤ18のみならず、シール
ド板19のスクリーン側端部19Aからも放電する場合
がある。これを防止する方法としてはシールド板19が
接地する型のものであるならば、上記説明の様にスクリ
ーン16へのバイアス電圧印加に従つて、接地状態を開
放し電気的に浮かせても良い。また接地を要さないもの
はコロナ放電器17の本体への設置を絶縁部材を介して
行なうことにより常時電気的に浮かせる。あるいは少な
くともシールド板の端部19Aを絶縁部材(鎖線)被覆
や塗布して設けることにより、上記放電を防止すること
が可能である。ところでスクリーンと放電器17間に充
分な空間が存在する場合は、電気的に浮かせたり絶縁部
材で構成した遮蔽部材を、該放電器とスクリーン間に介
在させて放電を防止しても良い。これを第9図により説
明すると、図中16はスクリーン、17はコロナ放電器
、34は上記遮蔽部材で1次静電潜像形成時は鎖線位置
にあり、少なくともスクリーンにバイアス電圧が印加さ
れたとき、実線位置にスライドさせて存在する様にする
。以止述べた手段により上記導電部材からの放電を防止
することが可能となるが、上記手段は単一に用いず組合
せて用いても勿論良いことは言うまでもない。上記説明
ではスクリーンに対し導電部材を電気絶縁状態にするこ
とで防止する方法を述べた。ここで他の防止法を同じく
放電器17を例に述べると少なくともスクリーンにバイ
アス電圧が印加されている間は、放電極18、又は放電
極18とシールド板19に対し、スクリーンへのバイア
ス電圧と同程度又は放電を生じない程度の電圧を印加す
ることにより、上記放電を防止することが可能となる。
ところで以上の説明ではコロナ放電器17を例に説明し
たが、上述の防止方法は第6図中の放電器21への適用
は勿論、遮光部材27,28に対しても適用できるもの
であり、放電器17に限るものではない。
特に上記遮光部材27,28の如く電圧の印加がないも
のについては、常時電気的に浮かせたり、又は絶縁部材
を表面に設けることが簡易であり好ましい。次に上記放
電防止方法としてコロナ放電器を電気的に浮かせること
による方法と、バイアス電圧を印加することによる方法
に関する実施例を述べる。
実施例 1 スクリーンはリテンシヨンコピ一が可能なもので、変調
時にスクリーンに高い電圧をバイアス電圧として印加す
る型のスクリーンであれば本発明の適用は可能であるが
、ここでは第1図のスクリーンを用いてみた。
スクリーンの作成にあたつては直径40μのステンレス
ワイヤを200メツシユに編んだものを導電部材として
用いた。該部材の片側に光導電部材としてSeを真空蒸
着により最大厚さが約50μに付着し、更にその土に絶
縁部材としてパリレン(商品名:ユニオンカーバィト社
製)を約10μの厚さに付着させる。上記の様に作成し
たスクリーンを、第10図に示すアルミ合金製の枠体3
5に導電部材の露出面を内側にして張設した。上記スク
リーンを160C!FL/秒の速度で回転させ、1次電
圧印加で−400Vに帯電した後、30ルツクス.秒の
露光量で画像照射をするのと同時に、正極性側に強い交
流コロナ放電により2次除電を行い、後に500ルツク
ス.秒の光量で全面照射を行なうことにより、スクリー
ンには明部で+50V暗部で−200Vの表面電位を有
した1次静電潜像を得た。次に可帯電部材として静電記
録紙を用い、スクリーンとの間隔を5mmに設定し、一
方、スクリーンの導電部材に+5KVを印加し、スクリ
ーンと静電記録紙の移動速度を同期させた状態で、スク
リーンの導電部材側(スクリーンドラム内部)のコロナ
放電器に+10Kを印加しコロナ放電させ、2次静電潜
像の形成を行なつた。上記による2次静電潜像を有する
記録紙は次に、負極性に帯電した着色現像剤粒子により
液体現像法で顕画化した。この時1次靜電潜像の形成に
用いた高圧電源部の出力側を1次.2次電圧印加用のコ
ロナワイヤと結線状態にしておいて、該電源部の入力側
の入力のみを0FF状態にしてリテンシヨンコピ一を行
なつた。この場合はリテンシヨンコピ一数枚で1次静電
潜像が消去され、これとともにリテンシヨンコピ一の進
行に伴なつて画像の変化が当然のことながら非常に大き
かつた。上記2次静電潜像形成時にリレー接点を用い、
先の高圧電源部の出力側を開放した結果、上記1次静電
潜像の乱れが極度に止まり、その結果連続100回のリ
テンシヨンコピ一を行つても、画質変化の非常に少い複
写物を得ることが出来た。
実施例 2スクリーンは上記実施例1と同一構成を有す
るもので、同じ導電部材の一方面に光導電部材として、
CdS粉末に対し溶剤型エポキシ樹脂を20重量パーセ
ントの割合で混合した液体をバインダーとして用いた溶
液を、スプレイ塗付し、更に乾燥し重合させた後、上記
バインダーと同一樹脂を同様にスプレイにより塗布し、
絶縁部材を作成する。
1次静電潜像はコロナ放電器に印加する極性を上記実施
例1とは逆極性に行なう。
なお画像照射工程においては、8ルツクス秒の露光量で
画像照射を行なつた。その後、全面照射によりスクリー
ンの画像明部には−50V、また暗部には+200Vの
表面電位を有した1次静電潜像を得た。変調用の放電器
には負極性のコロナ放電を用い、記録紙に作成した2次
静電潜像は、正極性に帯電した着色粒子により乾式顕画
化した。上記画像形成工程によりリテンシヨンコピ一を
行なうのにあたり、実施例1で述べた様に、1次靜電潜
像形成に用いる高圧電源部の出力側を、コロナワイヤー
と結線状態にして高圧電源部の人力側で、入力のみを0
FF状態にした場合は、実施例1同様の結果となる。
しかし、この2次潜像形成時に2接点のリレーにより上
記高圧電源部の出力側を開放するとともに、コロナワイ
ヤー及びコロナ放電器のシールド板にスクリーンの導電
部材に印加されるバイアス電圧と同電位の電圧を印加し
た。その結果、連続100回のリテンシヨンコピ一に於
いて、1次静電潜像が消去又は乱されることなく、10
0回目の顕画像についても、初期画像との差の少い状態
とすることが出来た。なお上記実施例1.2では遮光板
は絶縁性の樹脂塗料を塗布しておいたため、これら遮光
板からの放電による影響はなかつた。以上の様にスクリ
ーンにバイアス電圧を印加するとき、該スクリーン近傍
の導電部材を絶縁状態にすることにより、また該導電部
材にも適当な電圧のバイアス電圧を印加することにより
、本発明の目的であるこれら導電部材からの放電の発生
を完全に防止することができた。
これによりリテンシヨンコピ一時に1次静電潜像が乱さ
れたり破壊されることがなくなつたため、該リテンシヨ
ンコピ一能力が高いということは高速度での複写が可能
となりその効果は大きい。なお、導電部材は実施例で述
べたものの他にもコロナ放電器の作動を助けるための補
助電極や、潜像形成には関係しないが装置構成上存在す
るもの等がある。また本発明においてスクリーンは実施
例のものに限定されるものではなく、同一潜像により複
数回のイオン変調が可能なもので、変調時に高いバイア
ス電圧を印加するスクリーンであるならば、どのような
スクリーンでも良い。勿論、イオ・ン流の他に荷電トナ
ーや荷電顔料を変調するスクリーンでも良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は例示スクリーンの構成説明図、第2図から第4
図は1次静電潜像形成工程の説明図、第5図は2次静電
潜像形成工程の説明図、第6図は実施例装置の潜像形成
部を示す断面図、第7図は2次電圧印加用電源部の回路
図、第8図は本発明の一実施例を示す回路図、第9図は
遮蔽板の実施例を示す部分断面図、第10図はスクリー
ンの枠体を示す斜視図を示す。 図において、1・・・・・・スクリーン、2−・・・・
・導電部材、3・・・・・・光導電部材、4・・・・・
絶縁部材、16・・・・・・スクリーン、17,21・
・・・・・コロナ放電器、18,22・・−・・・コロ
ナワイヤ、19,23・・・・・・シールド板、27,
28・・・・・・遮光板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の微細な通過開口を有したスクリーン状感光体
    に形成した1次潜像を用いて荷電粒子を変調して画像を
    得る電子写真装置において、1次潜像を有するスクリー
    ン状感光体と、この感光体にバイアス電圧を印加する電
    源と、上記感光体の近傍に配設した導電部材と、この導
    電部材を電気的に浮かせる手段とを有し、上記バイアス
    電圧が印加されたスクリーン状感光体とこの感光体の近
    傍の導電部材間での放電を防止することを特徴とする電
    子写真装置。 2 多数の微細な通過開口を有したスクリーン状感光体
    に形成した1次潜像を用いて荷電粒子を変調して画像を
    得る電子写真装置において、1次潜像を有するスクリー
    ン状感光体と、この感光体にバイアス電圧を印加する電
    源と、上記感光体の近傍に配置した導電部材と、この導
    電部材と上記感光体との間に介在する絶縁性の遮蔽部材
    とを有し、上記バイアス電圧が印加されたスクリーン状
    感光体とこの感光体の近傍の導電部材間での放電を防止
    することを特徴とする電子写真装置。 3 上記遮蔽部材は導電部材のスクリーン状感光体側に
    設けた絶縁層であることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載の電子写真装置。 4 上記遮蔽部材は導電部材とスクリーン状感光体との
    間にスライド移動されて介在することを特徴とする特許
    請求の範囲第2項に記載の電子写真装置。 5 多数の微細な通過開口を有したスクリーン状感光体
    に形成した1次潜像を用いて荷電粒子を変調して画像を
    得る電子写真装置において、1次潜像を有するスクリー
    ン状感光体と、この感光体にバイアス電圧を印加する電
    源と、上記感光体の近傍に配設した導電部材と、この導
    電部材と上記感光体との間で放電を生じさせないバイア
    ス電圧を上記導電部材に印加する電源とを有し、上記バ
    イアス電圧が印加されたスクリーン状感光体とこの感光
    体の近傍の導電部材間での放電を防止することを特徴と
    する電子写真装置。
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