JPS5961015A - 分割型変圧器の組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は単位変圧器をリードを介して接続する分割型変
圧器の組立方法に関する。

〔発明の技術的背県〕

高電圧・大容量の変圧器においては、輸送上の制約から
単相器を分割して複数台の単位変圧器を接続する方式が
採用されている。

このような分割型変圧器では、単位変圧器を組立てた状
態で輸送し、現地にて各単位変圧器のタンク間に連結し
た連結ダクトに挿通するＩＪ一ドを介して巻線同志を接
続する方法が行なわれている。そして、リードを各単位
変圧器の巻線の側部に接続する方式にあっては、各単位
変圧器のタンク側壁間にダクトを連結してリードを挿通
している。

第１図は従来の分割型変圧器においてリードを巻線側部
にて接続する状態を示している。図中１，２は互に隣接
して並設された２台の単位変圧器で、これら単位変圧器
１．２はタンク３の内部に巻縮４および鉄心５を設ける
とともに絶縁油を封入しである。各単位変圧器１，２に
おけるタンク３，３の対向する側壁には、巻線４から離
れた位置で開口６，６が対向して形成され、これら開口
６，６には変圧器タンク３゜３の間に配置した直線形の
連結ダクト７が連結しである。この連結ダクト７の内部
には両変圧器タンク３，３の内部にわたり導電金属から
なる棒状のリード８が挿通してあり、変圧器タンク３，
３の内部に突出する両端部は巻線４，４に向は屈曲され
巻線４，４の側部に接続している。しかして、単位変圧
器１，２は設置スパースの縮少化を図る上で接近して並
設しているので、変圧器タンク３，３の間には短尺の直
線状の連結ダクト７を設けており、そこでリード８にお
ける巻線４と変圧器タンク３壁部の間の絶縁距離を得る
ために、変圧器タンク３内部の空間を利用してリード８
の端部を巻線４から離れた位置より屈曲させることによ
り、リード８端部の長さを大きく設定している。また、
高電圧変圧器ではリード８の絶縁信頼性を高めるだめに
、リード８の周囲に絶縁材料で形成された筒状をなす複
数の絶縁バリヤ９を重ねて設けて多重バリヤ構成として
いる。この多重の絶縁バリヤ９はリード８と同様に屈曲
した形状をなし、連結ダクト７内部に挿通している。

〔背景技術の問題点〕

しかして、このような従来の分割型変圧器において、リ
ード８および絶縁バリヤ９が屈曲した形状をなしている
ために、リード８および絶縁バリヤ９を夫々一体物とし
て形成すると、直線形の連結ダクト７に挿通することは
形状およびスペース的な理由で無理であり、またリード
８と絶縁バリヤ９全体を予め一諸に組立てた場合にも同
様な理由で連結ダクト７に挿通することが無理である。

そこで、第１図で示すようにリード８を中央部８ａおよ
び両端部８ｂ、８ｃに、絶縁バリヤ９を中央部９ａおよ
び両端部９ｂ。

９ｃに分割し、組立時には各変圧器タンク３゜３内部に
作業者が入り、リード８の各部８８〜８ｃおよび絶縁バ
リヤ９の各部９ａ〜９ｃを夫々１妾続して一体物として
組立て連結ダクト７内部に取付ける組立方法が行なわれ
ている。

しかしながら、このような組立方法ではり一ド８と絶縁
バリヤ９の各分割部分を夫々接続しなければならず、し
かもその作業を変圧器タンク３の内部で行なうので、組
立作業が大変面倒で多くの工数を必要としている。また
、変圧器タンク３，３間に連結ダクト７を接続した状態
テリード８および絶縁バリヤ９を組立てるので、外部か
らリード８の接続や絶縁バリヤ９の重なシ状態が確認で
きない欠点がある。さらに、組立て後に絶縁バリヤ９の
各部９ａ〜９ｃの接続部に重なり部が生じ、この部分が
絶縁上の弱点となる可能性がある。

〔発明の目的〕

本発明は一体物からなるリードおよび絶縁バリヤを用い
ることができ且つ変圧器タンク外部でリードおよび絶縁
バリヤを構造体として組立てることができ、リードによ
る単位変圧器接続作業を容易に行なえる分１１す型変圧
器の組立方法を提供することを目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明の分割変圧器の組立方法は、リードおよび絶縁バ
リヤからなり円弧獣まだはＪＡ彼状に形成されたリード
構造体を用意し、このリード構造体を一方の変圧器タン
クに形成した開口からその変圧器タンクの内部に入れ、
さらにリード構造体を変圧器タンク間に連結されている
連結ダクトに挿入して他方の変圧器タンクの内部に突出
させ、その後にリード構造体を回動して、その両端部を
変圧器タンク内部に設けである巻線に向けて位置させる
ことにより、組立てたリード構造体を変圧器タンク外部
からダクトに挿入できるようにしだものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明を図面で示す実施例について説明する。

本発明の分割型変圧器の組立方法の一実施例を第２図な
いし第５図について説明する。なお、図面において第１
図と同一部分に１同−杓−号を利している。

まず、予め第２図で示すようにリード８および多重の絶
縁バリヤ９からなるリード構造体を組立てる。このリー
ド構造体におけるリード８は金ｆｔＥ　枠の一体物で形
成され且つ点Ｏを中心とする所定の曲率半径をもった円
弧状をなし、リード８の周囲を同心的に多重に囲む複数
の絶縁バリヤ９も夫々絶縁材料で一体に形成され且つ点
Ｏを中心とする所定の曲率半径をもっだ円弧状を寿して
いる。すなわち、リード構造体は点０を中心とする外側
半径Ｒ１と内側半径Ｒ２の制限された円弧筒内に入るよ
うに形成したものである。

甘た、第３図で示すように隣り合って並設される２台の
単位変圧器１，２の各変圧器タンク３．３の壁部には、
第２図で示すリード構造体がタンク外部から連結ダクト
７を介して両度圧器タンク３，３内部の両方にわたり直
接挿入できる位置に、リード構造体を挿入するだめの開
口１０．１０を形成する。第３図で示す単位変圧器１，
２では変圧器タンク３，３の長辺側の側壁に開口６，６
を介して連結ダクト７を連結しであるので、変圧λ：タ
ンク３，３の短辺側の側壁に於いてリード構造体をタン
ク外部からダダト７を介して両度圧器タンク３，３内部
にわたり直接挿入できる位置に開口１０．１０を形成す
る。なお、開口１０．１０の口径はリード構造体を挿入
できる大きさである。すなわち開口１０，１０．変圧器
タンク３．３の内部空間および連結ダクト７を結ぶ個所
に、点Ｏを中心とする外側半径Ｒ１と内側半径Ｒ２で形
成されるリード構造体を通すだめの（すなわちリード構
造体と同じ大きさをもった）円弧状をなす通路空間を設
定する。なお、この通路空間にＩＪ−ド構造体をその円
弧に沿って両変圧器タンク３．３に挿入するために、変
圧器タンク３，３内部の巻線４，４に対して背を向ける
ような向きをもった円弧状をなしている。

しかして、変電所現地において単相変圧器１．２を接続
する場合には、隣り合って設置准した変圧器タンク３，
３の開口６，６の間に連結ダクト７を連結する。そして
、第４図で示すようにリード構造体を一方の単位変圧器
１の変圧器タンク３の外部からこの変圧器タンク３の側
壁に形成された開口ＩＱを通して変圧器タンク３の内部
に挿入し、さらにリード構造体を進行させて変圧器タン
ク３，３の間に連結した連結ダクト７内に通して、リー
ド構造体の一方の端部を他方の単位変圧器２の変圧器タ
ンク３の内部に突出させる。すなわち、リード構造体は
開口１０、変圧器タンク３，３の内部および連結ダクト
７を結んで形成された通路空間に沿って挿入移動し、リ
ード構造体の両端部が両変圧器タンク３，３の内部空間
に位置させた状態で停止する。従って、リード構造体す
なわちリード８および絶縁バリヤ９は組立てた状態でタ
ンク外部から両変圧器タンク３，３および連結ダクト７
内部に挿入できる。この場合、リード構造体は変圧器タ
ンク３，３内部の巻線４，４に対して背を向けた向きに
あり、リード構造体の両端部が巻線４，４に対し反対側
を向いている。

次いで、第５図で示すように変圧器タンク３．３の内部
でリード構造体を１８０°の角度で回動させて巻線４，
４に向き合うように向きを変え、両端部を巻線４，４に
対向して位置させる。そして、リード構造体のり−ド８
０両端部を変圧器タンク３，３内部の巻線４，４に夫々
接続し、単位変圧器１，２同志の接続を行なう。

なお、リード構造体は連結ダクト７に設けた絶縁性の同
定物１２によって支持固定する。なお、作業終了後は変
圧器タンク３，３の開口１０゜１０に盲蓋１３．１３を
被せて閉塞する。

しかして、このような組立方法によればぐリード８と絶
縁バリヤ９を組立てたリード構造体を所定の曲率をもっ
た円弧筒内に収まるように形成し、且つ変圧器タンク３
の壁部にリード構造体を直接変圧器タンク３内部および
連結ダクト７に挿入できる位置に開口１０を形成して、
リード構造体をタンク外部から変圧器タンク３．３およ
び連結ダクト７に直接挿入することにより、学位変圧器
１，２の接続を行なうことができる。このため、両端部
が曲がったリード８および絶縁バリヤ９を直線状の連結
ダクト７に挿通ずる組立てにおいても、リード８および
絶縁・々リヤ９を従来のように分割することなく一体物
を用いて挿入することができる。また、リード８および
絶縁バリヤ９を従来のように変圧器タンク３内部で組立
てる必要がなく、タンク外部にて予めリード構造体とし
て組立て、このリード構造体をタンク外部からタンク内
部を介して連結ダクト７に直接挿入できる。従って、リ
ード構造体を連結ダクト７に通して単位変圧器１，２を
接続する作業を容易に行なうどとができる。しかも、絶
縁バリヤ９は一体に形成でき分割形のバリヤのように重
なり部がないので、絶縁耐力が大幅に向上する。

なお、前述した実施例では変圧器タンク３゜３の両方に
開口１０．１０を形成したが、組立作業を行なう場合に
はいずれか一方を使用すれば良く、寸だいずれか一方の
みに形成すれば良い。リード構造体は、第２図で示す円
弧筒内に入る完全な円弧状のものの他に、類似した円弧
状あるいは第６図で示すように中央部が直線で両端部が
屈曲した形状でも良く、要はある設定した半径Ｒ１、Ｒ
２で形成される円弧筒内に入る彎曲あるいは屈曲した形
状であれば良い。実施例では変圧器タンク３の炉辺側壁
部に開口６を設けたが、変圧器タンク３の短辺側に連結
ダクト７を連結した場合には長辺側壁部に開口６を形成
しても良く、まだリードの高さに応じては変圧器タンク
３の土壁部に開口６を形成してリード構造体を垂直方向
に設けることも可能であり、その時の挿入後のリード構
造体の回動け９０°である。本発明の組立方法は単位変
圧器の巻線の数およびリード構造体の大地面からの高さ
には制限されない。リード構造体は単位変圧器を輸送す
る際に、変圧器タンク内に収めて窒素ガスを封入した状
態で輸送することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の分割型変圧器のを、タンク
外部から変圧器タンク内部および直線状の連結ダクトに
挿入するので、リードによる単位変圧器の接続を容易に
行なえ現地での組立作業を最小限に抑えて容易に行なう
ことができ、まだリード構造体の絶縁耐力を向上させる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の単位変圧器の接続状態を示す説明図、第
２図ないし第５図は本発明の組立方法の一実施例を示す
もので、第２図はリード構造体を示す断面図、第３図は
変圧器タンクを示す縦断平面図、第４図および第５図は
組立１１１白序を示す説明図、第６図はリード構造体の
他の実施例を示す断面図である。 １．２・・・単位変圧器、３・・・変圧器タンク、４・
・・巻線、５・・・鉄心、７・・・連結ダクト、８・・
・リード、９・・絶縁バリヤ、１０・・・開口。 出踵人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第番図 ３ 第２図 第；１図 第４１７Ｉ 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 隣り合う単位変圧器の各変圧器タンクの側壁間に直線状
   の連結ダクトを連結し、この連結ダクト内にリードを挿
   通して前記各変圧器タンク内の巻線に接続する方法にお
   いて、リードおよびその周囲に設けられる絶縁バリヤか
   らなり且つ円弧状または屈曲状に形成されたリード構造
   体を用意し、このリード構造体を一方の前記変圧器タン
   クの壁部に形成した開口を介して一方の変圧器タンクの
   内部に挿入し７、さらに前記リード構造体を前記各変圧
   器タンク間に連結した前記連結ダクトに通して他方の前
   記変圧器タンクの内部に突出し、その後に前記リード構
   造体を回動してその両端部を前記各変圧器タンクの内部
   に設けた巻線に向けることを特徴とする分割型変圧器の
   組立方法。