JPS59547B2 - 燃料組成物 - Google Patents

燃料組成物

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Publication number
JPS59547B2
JPS59547B2 JP55019549A JP1954980A JPS59547B2 JP S59547 B2 JPS59547 B2 JP S59547B2 JP 55019549 A JP55019549 A JP 55019549A JP 1954980 A JP1954980 A JP 1954980A JP S59547 B2 JPS59547 B2 JP S59547B2
Authority
JP
Japan
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methanol
fuel composition
heavy oil
water
viscosity
Prior art date
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Expired
Application number
JP55019549A
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English (en)
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JPS56115395A (en
Inventor
雅久 石上
邦夫 有本
頼重 松葉
良計 井上
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HARIMA KASEI KOGYO KK
NIPPON KEMUTETSUKU KONSARUTEINGU KK
Original Assignee
HARIMA KASEI KOGYO KK
NIPPON KEMUTETSUKU KONSARUTEINGU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HARIMA KASEI KOGYO KK, NIPPON KEMUTETSUKU KONSARUTEINGU KK filed Critical HARIMA KASEI KOGYO KK
Priority to JP55019549A priority Critical patent/JPS59547B2/ja
Publication of JPS56115395A publication Critical patent/JPS56115395A/ja
Publication of JPS59547B2 publication Critical patent/JPS59547B2/ja
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘稠な重質油中に少量のメタノールと水とを加
えて混練し分散させた燃料組成物の製造方法に関するも
のである。
重油の燃焼に際しては不完全燃焼による遊離のカーボン
の生成が多く、多量のスーツ、コークが発生する。
この改良のため、水を重油中に分散させることにより油
滴の微粒化を促進して燃焼効率を向上させる方法があり
、この方法はNOXを減少させる効果があることも知ら
れている。
しかしながら、油中に分散した水は、一般的には、凝集
し易く、分散系は不安定なので、分散剤の添加が必要と
なり、不経済である。
水のかわりに低級アルコール類特にメタノールのような
半溶解性の低揮発性物質を混合し、燃焼を良好ならしめ
る方法も試みられているが、メタノールの場合について
言うと、その一部は重油中に溶解し、残りは重油中に比
較的粗粒の状態で存在し、粒子径は一定でなく1分散状
態の安定性も良くない。
しかも溶解ないしは粗粒として存在するメタノールの場
合、いわゆる微傷(すなわち、燃焼時の高温雰囲気のも
とで、添加物と重油との沸点の違いのため、油滴中で添
加物微粒が気化することに起因する油滴の微粒化現象)
による燃焼効率の向上は、水の場合はど期待できない。
一般に重油という表現は、軽油に対する言葉と思わ九、
その定義は必らずしも一定していない。
本明細書では1発明の構成を明確ならしめるために、2
5℃における粘度が約280センナストークス以下のも
のを重油、約280センナストークス以上のものを重質
油と定義する。
石炭系の低温タール・高温タールなどは主に重質油に含
まれる。
本発明者らは1%に重質油について、スーツ。
NOXの発生を少なくして燃焼させるために、乳化剤を
加えることなく1重質油中に水とメタノールを安定に分
散させた燃料組成物を製造する方法について種々研究を
進めてきた。
一般に、重質油中のメタノール含有水の粒径を小にす1
ば、沈降速度が遅くなり、この種燃料組成物の安定性が
向上するこきが期待さ九る。
一方、重質油の燃焼に通常使用されるいわゆるロータリ
ーバーナーで噴霧される粒子の径は約20〜200ミク
ロンで、前記した微傷効果が顕著に表われるのは、油粒
子の径が約10ミクロン以下であることが知ら九ている
したがって、前記目的を達成する燃料組成物は少なくも
約10ミクロン以下の粒子径の含メタノール水を含むこ
とが必要条件である。
したがって本発明の目的は重質油中に粒径約10ミクロ
ン以下の含メタノール水を、界面活性剤などの分散剤を
加えることなしに、安定に分散させる燃料組成物の製造
方法を提供することである。
水とメタノールとの混合物を使用する利点としては、水
と異なり、メタノール自体可燃物であり、水に比べて蒸
発潜熱が少さく、添加量を増加させても、熱効率の低下
が少ない点が挙げらnる。
また、メタノールの代わりに、含メタノール水を用いる
と重質油へのメタノールの溶解量が減少し1分散粒子の
量が殖え、微傷現象が顕著になる。
本発明lとおいては、重質油中に含メタノール水を分散
させるために、混練法を用いる。
(本明細書で混線というのは、ペースト状ないし高粘度
の物質をニーダ−など1通常の攪拌機に比べて低速で強
いせん断を起こさせる機械を用いて練り混ぜることを言
う。
)。しかして、混練を行う場合には、該燃料組成物が曳
糸性を示す程度の粘稠性を示すことを要件としている。
もし、粘度がこの状態より低いと、折角含メタノール水
を重油中に小粒子に分散させていても、直ちに冷却して
粘度を上げないと、粒子のコアギュレーションが起こり
分散性が損われる。
常温より低い温度でないと、曳糸性を示す程度の粘稠度
を示さない重油に対しては、燃料組成物を保存するため
に、常に冷却を続けなければならず経済的でない。
この場合、常温で長期保存の可能な重質油の粘度の下限
界は約280センチストークス(25°C)である。
実際の混練操作は、混練により燃料組成物に外力が加え
られた場合、燃料組成物が曳糸性を示しつ\、大変形を
受ける状態で行う。
粘度がさらに高く燃料組成物の軟化点が60℃以上にな
ると、昇温しで混練する必要を生ずるが60’C以上で
の操作ではメタノールが逸散し易く好ましくない。
重質油を上記方法により処理して生成した燃料組成物は
、水または含メタノール水を通常の攪拌機を使用して分
散させた燃料組成物に比べて、分散安定性が抜群に優れ
、7日以上保存しても、含メタノール水滴の分離はまっ
たく認められない。
したがって、タンクローリ−、ドラム缶などに充てんし
て自由に輸送できるし、パイプ輸送が可能なことももち
論である。
本発明の方法で製造した燃料組成物をバーナー用燃料に
用いるとスーツの発生が減り熱効率が増すと共にサーマ
ルNOX減少の効果がある。
次に実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例−1 ストレートアスファルト(60−80,軟下点48℃)
1000重量部をステンレス製小型ニーダ−(容量51
)に仕込み、混練しながら50重量部の水を加え10分
間混練する。
さらに100重量部のメタノールを徐々に加えながら混
練する。
混練に際し発熱する場合は、メタノールが揮散しない程
度Iこ冷却する。
得られた油中メタノール型の燃料組成物中のメタノール
の粒子径は2〜5μで室温で7日間放置しても安定であ
った。
又燃焼に際してスーツ及びコークの減少が顕著であった
実施例−2 重質油(300cst(25℃)、S分、2.5%)1
000重量部を、ステンレス製ニーダ−(容量5n)に
仕込み、水冷下常温にて混練しながら、水10部メタノ
ール100部の混合物を徐々に添゛加した。
得られた燃料組成物中のメタノールの粒子径は2〜3μ
で7日間放置しても安定であった。
比較としてメタノール100部のみを添加した時は室温
で1日放置した後にメタノールの分離が認めら九た。
又上記の燃料組成物を燃焼テストしたところ、スーツ及
びコークの発生が極めて少なかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重質油中に少量のメタノール及び水を添加し、メタ
    ノール含有水滴の粒径が1.0ミクロン以下になるよう
    に分散させる燃料組成物の製造方法において、該重質油
    の25℃における粘度が約280センチストークス以上
    であり、これを常温または比較的低温で混練し、混線が
    燃料組成物が曳糸性を示しつつ大変形を受ける粘稠状態
    で行われることを特徴とする燃料組成物の製造方法。
JP55019549A 1980-02-18 1980-02-18 燃料組成物 Expired JPS59547B2 (ja)

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JP55019549A JPS59547B2 (ja) 1980-02-18 1980-02-18 燃料組成物

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JP55019549A JPS59547B2 (ja) 1980-02-18 1980-02-18 燃料組成物

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JPS56115395A JPS56115395A (en) 1981-09-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61250360A (ja) * 1985-04-29 1986-11-07 Nippon Denso Co Ltd エンジンのアイドル回転数制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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NZ506262A (en) * 1998-01-12 2003-10-31 Deborah Wenzel Composition as an additive to create clear stable solutions and microemulsions with a combustible liquid fuel to improve combustion

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249205A (en) * 1975-10-17 1977-04-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd Apparatus for preparing emulsified oils

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