JPS5953530B2 - 写真感光材料の製造装置 - Google Patents

写真感光材料の製造装置

Info

Publication number
JPS5953530B2
JPS5953530B2 JP51102265A JP10226576A JPS5953530B2 JP S5953530 B2 JPS5953530 B2 JP S5953530B2 JP 51102265 A JP51102265 A JP 51102265A JP 10226576 A JP10226576 A JP 10226576A JP S5953530 B2 JPS5953530 B2 JP S5953530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
coating
air
photographic
microwave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51102265A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5328415A (en
Inventor
稔 「蓑」田
正春 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP51102265A priority Critical patent/JPS5953530B2/ja
Priority to US05/828,118 priority patent/US4149322A/en
Publication of JPS5328415A publication Critical patent/JPS5328415A/ja
Publication of JPS5953530B2 publication Critical patent/JPS5953530B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B3/00Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat
    • F26B3/32Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by development of heat within the materials or objects to be dried, e.g. by fermentation or other microbiological action
    • F26B3/34Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by development of heat within the materials or objects to be dried, e.g. by fermentation or other microbiological action by using electrical effects
    • F26B3/343Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by development of heat within the materials or objects to be dried, e.g. by fermentation or other microbiological action by using electrical effects in combination with convection
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/74Applying photosensitive compositions to the base; Drying processes therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は写真感光材料の製造装置に関するものである。
更に詳細には、写真用乳剤を写真用フィルム、バライタ
紙等の支持体(以下「ウェブ」と称する。)に塗布され
た写真用乳剤(以下「塗膜」と称する。)を冷却、凝固
する前に、マイクロ波を塗膜に照射することにより、塗
膜を濃縮化。して、その後の乾燥負荷を減少せしめ写真
感光材料を製造する装置に関するものである。従来、写
真感光材料は、ウェブに写真用乳剤を塗布し、塗膜を冷
却、凝固させた後、通常風を用いて乾燥し、調湿するこ
とにより製造されてい。
た。最近、生産能力を向上するため、塗布速度を増大せ
しめることが要請されつつある。しかるに上述の写真感
光材料製造工程は連続プロセスでおこなわれるので、塗
布速度を増大させるためにウェブの搬送速度を増大させ
ると、乾燥ゾーンの長さが一定であれば、乾燥時間が短
くなり、一般に乾燥能力が等しければ乾燥進行度は乾燥
時間に比例するので、十分な乾燥は行ない得なくなる。
したがつて、同一程度の乾燥をおこなわせるためには、
塗布速度の増加率に対応して乾燥ゾーンを長くする必要
があるが、乾燥ゾーンを長くすること・は設備上、スペ
ースや設備費の問題から工業的に実現することには困難
が伴う。塗布速度の増大は必然的にウェブ搬送速度の増
大を伴なうにもかかわらず、乾燥ゾーンを長く出来ない
ため乾燥時間の減少が避けられないことから、所定の程
度の乾燥を実現するためには、他の手段を付加して乾燥
負荷の軽減を図る以外には、高速塗布の要請には答える
ことが出来ない。この乾燥負荷を軽減する方法として、
ウェブに塗布する前に写真用乳剤を濃縮する方法が従来
おこなわれていた。
この濃縮方法としては、写真用乳剤の製造工程において
濃縮した乳剤を製造する方法、及び製造された写真用乳
剤に種々の薬品を添加、混合した後、塗布直前にエバポ
レーター等の濃縮器で濃縮する方法が知られていた。し
かし、前者にあつては、乳剤製造後に種々の薬品を添加
、混合する際に均一な混合をおこなわせることが困難で
あり、製品の品質を低下させるおそれがあり、後者にあ
つては、濃縮した乳剤を塗布装置まで送つたりする際に
圧損が大になつたり、発生した泡が除去しがたくまた洗
浄しにくい等のトラブルが多いなど、ハンドリングが困
難で゛あるなどの欠陥があつた。更に両者とも濃縮した
乳剤をウェブに塗布するため、濃縮された分だけウェブ
単位面積当りの塗布量が減少し、必然的に薄層に塗布す
る必要が生じたり、また塗布液の粘度が上がるため均一
な塗布が困難となるなどの大きな欠点を有していた。本
発明は、これら従来技術の欠陥を除去し、製品の品質低
下や塗布時におけるトラブルを生じさせることなく、乾
燥負荷を減少させ、高速塗布を実現する装置を提供する
ことを目的とする。
本発明の上記の目的は、連続走行しているウエブの進行
方向に沿つて順次に塗布装置、マイクロ波濃縮装置、冷
却・凝固装置、及び乾燥装置を配置したことを特徴とす
る写真感光材料の製造装置により達成される。写真感光
材料の乾燥においては、乾燥品質を良,好に保つために
、風により低温でかつ長時間かけてゆつくり乾燥させる
と良いことが一般に知られていたが、これは乾燥工程の
能率化と背反するものであるので、更に研究が進められ
た結果、乾燥後の写真感光材料の品質に最も大なる影響
を与えノるのは、全乾燥区間において、とくに恒率乾燥
区間の後半から減率乾燥区間にかけてであり、他の区間
は乾燥後の品質に対する影響が少ないという知見が得ら
れた。
この知見によれば、恒率乾燥区間の後半から減率乾燥区
間にかけてのみ風により2低温でかつゆつくり乾燥させ
れば、他の区間は出来るだけ迅速な乾燥をおこなつても
、乾燥後の品質にはあまり支障がないということがわか
る。本発明はかかる知見を利用し、写真用乳剤をウエブ
に塗布した後、塗膜表面にマイクロ波を照射2し、恒率
乾燥区間の前期、中期に相当する部分の乾燥、濃縮を迅
速におこない、しかる後に塗膜を冷却、セツトし、乾燥
後の品質に大きな影響を及ばす恒率乾燥区間の後半から
減率乾燥区間にかけての乾燥は、風により低温でかつゆ
つくりおこな,わせようとするものである。マイクロ波
照射による乾燥は、従来通常におこなわれていた風によ
る乾燥に比して、はるかに効率よく短時間に乾燥させる
ことができるので、恒率乾燥区間後半以降の乾燥を従来
の如く風により低温かつゆつくりとおこなわせても、全
体として乾燥ゾーンを短かくすることができる。恒率乾
燥区間と減率乾燥区間との所要時間比は、塗布する写真
用乳剤の種類、組成等により異なるが、通常は1〜2程
度であるから、本発明により短縮しうる乾燥時間は極め
て大幅である。また乾燥中、塗膜表面に乾燥被膜が形成
されると、塗膜内部から水が抜けにくくなり、乾燥が進
行しにくくなるが、マイクロ波照射による場合は塗膜内
部から加熱をするため、塗膜表面に乾燥被膜を形成する
ことなく、塗膜の乾燥、濃縮をすることができるから、
マイクロ波による濃縮後、更に風による通常の乾燥をす
る場合にも支障がない。
本発明において、マイクロ波の塗膜面への照射は塗布後
、塗膜の冷却凝固をなすことなくおこなわれる。
この際、マイクロ波照射のみでなく、気体の吹きつけを
併用することが望ましい。このように風を併用するのは
、塗膜内及び表面より蒸発した水分が塗膜表面近傍に高
湿の境界層をつくり、水分の蒸発を妨げることを防止し
、濃縮装置内に新鮮な空気を送り装置内の湿度を一定に
保ち時間的に装置内の乾燥条件を一定にすると共に、装
置内での結露を防止するためである。かかる目的のため
に用いる気体は、塗膜に対して不活性でかつ取扱いに危
険のないものであれば格別限定されず、空気の他、窒素
、二酸化炭素、ヘリウム等の不活性ガス等が利用しうる
が、紀済性を考慮すれば、空気を用いるのが一般的であ
る。
併用する気体による風の温度、湿度は用いる写真用乳剤
の種類、組成等により異なり一概に決定しがたいが、通
常は温度が5〜35℃、好ましくは15〜25℃、湿度
が50%RH以下、好ましくは30%RH以下が適当で
ある。
また風量は要するに風の吹き当てにより塗膜面にムラが
生じない限度で大なる程好ましく、その具体的値はマイ
クロ波照射により塗膜がどの程度流動化されるか、すな
わちマイクロ波の出力により異なるので、一概に決定し
がたいが、通常は10m3/M2min以下が適当であ
ろう。
本発明においてマイクロ波とは交流における数MHz以
上の周波数の波をいうが、現在規格上及が発振器が現在
市販されていないため利用可能なのは、915MHz、
2450MHZの2種類である。
マイクロ波照射による濃縮の終点は、恒率乾燥区間の後
半に至つた時点である。この時点を一般的に含水率によ
り表わすことは乳剤の種類により異なるので困難である
が、強いて言えば平均転重量に基いた塗膜の含水率が約
200%となる時点ということが出来る。すなわち、次
式で表わされる含水率で約200%以上の水分をマイク
ロ波照射により濃縮することが望ましい。
本発明においては、塗布後ただちにマイクロ波照射によ
る塗膜中の水分の濃縮がおこなわれ、しかるのちに塗膜
の冷却、凝固がおこなわれるのが適常である。冷却凝固
は従来より慣用されている方法によりなされる。すなわ
ち通常乾球温度−10〜10℃の低温空気によつておこ
なわれる。このように塗膜の冷却凝固がなされたのち、
従来より慣用されている気体の吹きつけによる乾燥,が
おこなわれる。この風による乾燥は通常乾球湿度15〜
45℃、相対湿度10〜50%RHの空気を10〜40
m3/M2minの風量で塗膜に吹きつけることにより
なされる。かくして乾燥された塗膜は更に乾球湿度20
〜40,℃、相対湿度50〜70%RHの空気により調
湿がおこなわれる。
また一般に写真感光材料の製造設備においては、空調設
備費が大きな割合を占めているが、この空調設備費は一
般に使用風量に比例しているた,め、使用風量を小とす
ることは写真感光材料のコスト低減のために極めて重要
である。
ところで前述の如く、マイクロ波照射の際に必要な風量
は従来より慣用されている風のみによる乾燥に必要な風
量に比して小さく、しかも本発明によれば全体としての
乾燥時間も短縮されるから、従来に比し使用風量を著し
く減少させることが出来、設備費を大幅に低減させるこ
とが可能となる。更には、塗布すべき写真用乳剤中には
、メタノール、エタノール、その他の有機溶媒が2〜1
5wt%程度含まれていることがあり、これらの有機溶
媒は殆ど乾燥前半で蒸発することが知られている。
したがつて本発明の装置によれば、これらの有機溶媒の
殆どはマイクロ波による濃縮の段階で蒸発することにな
る。しかるにマイクロ波濃縮の段階で併用する気体の量
は一般に少量であるから、濃縮装置よりの排気中に含ま
れる蒸発した有機溶媒の濃度は必然的に大となり、公害
発生源となる有機溶媒の回収も容易におこなうことが出
来る。本発明の装置によつて効果的に製造される写真感
光材料は支持体上にハロゲン化銀乳剤層を有するもので
、あらゆる種類のハロゲン化銀乳剤が使用できる。
ハロゲン化銀としては、塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭
化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀が挙げられる。乳剤の保護
コロイドとしては、ゼラチンが最も一般的であるが、フ
タル化ゼラチンの如きゼラチン誘導体、コロイダルアル
ブミン、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物
も単独又は併用して用いられる。
写真乳剤の保護コロイドとハロゲン化銀の重量比は広い
範囲で変化させることができるが、特にハロゲン化銀の
保護コロイドに対する重量比が0.8以上の時、効果的
にカブリを防止することができる。
本発明に用いることのできるハロゲン化銀写真乳剤は、
チオ硫酸ナトリウム、アリルチオカルバジド等の不安定
硫黄を含む化合物、チオシアン酸の金(1)錯酸の如き
金化合物、塩化第1錫の如き還元剤、ポリアルキレンオ
キサイド誘導体、またはこれらの組合せ等の業界におい
てよく知られた方法で、化学的に増感されていても良い
また、本発明に用いることのできるハロゲン化銀写真乳
剤は、1・丁一ジエチルシアニンアイオダイド、1・丁
一ジエチノレ一9−メチノレカノレボシアニンプロマイ
ド、アンヒトロー5・5′−ジフエニル9−エチル−3
・3″−ジ(2−スルホエチル)ーベンズオキサソロカ
ルボシアニンヒドロキサイド等のシアニン色素単独およ
びこれらの組合せにて色増感されていてもよい。また、
本発明に用いることのできるハロゲン化銀写真乳剤は、
2−ヨード−5−ペンタデシルハイドロキノン、2−メ
チル−5−(1−フエニル一5−テトラゾリルチオ)−
ハイドロキノンの如き現像抑制物質を放出し得る現像主
薬、4−ヒドロキシ−6−メチル−1・3・3a・7ー
テトラザインデン、ベンズイミダゾーノレ、1−フエニ
ノレ一5−メノレカプトテトラゾールの如き安定剤、ホ
ルムアルデヒド、ムコプロム酸の如き硬膜剤、およびサ
ポニン、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダの如き塗布
助剤を含んでいても良い。ハロゲン化銀乳剤はポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリスチレン、セルロースア
セテート、ポリプロピレン等の支持体に層状に塗布され
る。
乳剤層上には、上記の保護コロイド、特にゼラチンを含
む保護層を設けることができる。この場合、保護コロイ
ドの含有量は保護層用塗布液の3〜10wt%である。
保護層は乳剤層と共に同時に塗布されてもよい。以下、
添付図面に基き、本発明の実施態様について詳細に説明
する。
第1図は本発明の実施態様を示す写真感光材料製造装置
のフローシートであり、第2図はマイク口波濃縮装置の
マイクロ波照射部の実施態様を示す斜視図、第3図はマ
イクロ波濃縮装置の一実施態様を示す略断面図である。
連続走行しているウエブ1は塗布装置2により写真用乳
剤を塗布された後、マイクロ波濃縮装置3内に送られる
マイクロ波濃縮装置3はマイク口波発振器4、蛇行状に
設けられた導波管5から成り、塗膜(図示せず)を有す
るウエブ1は搬送ローラー6により支持されつつ、スリ
ツト7より導波管5を通過し、マイクロ波の照射を受け
、塗膜の濃縮がおこなわれる。ここに8は塗膜に吸収さ
れなかつたマイクロ波を吸収するためのダミーロードで
あり、9は併用気体の排気孔である。スリツト7はウエ
ブ1が導波管5に接触することなく通過しうるに足るだ
けの大きさを必要とするが、その一方マイクロ波のモレ
があつてはならず、この2つの相反する要求を満たすよ
うに定めることが必要である。ガンかる相反する要求を
満たすためには、スリツト7の上下にウエブ1の走行方
向に平行な面を有するひさし(図示せず)を設けること
が望ましい。ひさしのウエブ1走行方向の長さは通常ス
リツト7の幅の1〜2倍が適当である。スリツト7の間
隙の具体的な値はこのひさしの有無のみならず、使用す
るマイクロ波の周波数により異なる。一般にひさしを設
けた場合には、915MHzの場合には25〜40nI
−.好まtくは30!NInWl)後、2450MHZ
の場合には10〜20wIIn、好ましくは15n0n
前後が適当であろう。マイクロ波濃縮装置3には矢印A
の如く空気が供給され、脱湿機10、ヒーター11..
クーラ一12を経て温度、湿度が調整された後、ウエブ
1に吹きつけられ、導波管5内に入り排気孔9よりフア
ン13により系外に排気される。
排気された空気はリサイクルされ、溶剤回収器14によ
り溶剤の回収がおこなわれ、新たに供給された空気と共
に再使用される。こうして塗膜の濃縮が終つたウエブ1
は冷却、凝固装置15に送られ、低温空気が吹きあてら
れて、塗膜の冷却、凝固がおこなわれる。
用いた低温空気はリサイクルせしめられる。冷却、凝固
がおこなわれた塗膜を有するウエブ1は、乾燥装置16
へ送られ、従来より慣用されている乾燥がおこなわれ、
しかる後に調湿ゾーン(図示せず)へ送られる。
乾燥装置16において用いられた乾燥用空気はリサイク
ルされ再使用される。本発明は以上の実施態様に限定さ
れることなく、種々の変形が可能であることは言うまで
もない。
たとえば、通常ウエブ状物の乾燥に用いられているマイ
クロ波乾燥装置の多くは、本発明に係るマイクロ波濃縮
装置に利用することができる。本発明に依れば、次にあ
げるような新規な効果が得られる。i 乾燥時間を大幅
に短縮することができる。
11乾燥時間の大幅短縮が可能であるから、塗布速度が
一定の場合には乾燥ゾーンを短かくすることができるた
め、設備費を低減することができる。
111既設の乾燥装置において、乾燥ゾーンを長くする
ことなく、塗布速度の高速化による生産量の向上を実現
することができる。
Iv乾燥後の品質に影響が大なる乾燥区間の乾燥は風に
より慎重におこなうため、品質に大きな影響を与えるこ
となく、乾燥時間の大幅短縮が実現できる。
v写真用乳剤中に含まれる有機溶媒の回収が容易であり
、公害防止のため費用を低減させることができる。
Viマイクロ波照射により塗膜内部をも加熱しうるため
、風による乾燥の場合のように表面に乾燥被膜を形成す
ることがないから、更に乾燥する場合には、乾燥がスム
ーズに進行する。
Vii塗膜を冷却、セツトする前に塗膜が濃縮されてい
るため、冷却して凝固するのに要する時間を短縮するこ
とができる。
また写真乳剤の種類によつては、凝固工程を省くことも
可能である。したがつて、凝固のための設備費、運転費
を低減することができる。以下、本発明の効果を一層明
瞭ならしめるために実施例をあげる。
実施例 1 臭化銀(50mg/100d)及びゼラチン(401r
1g/100−)を主成分とする印刷用写真乳剤を下層
に、ゼラチン(9mg/100cII1り及びマツト剤
、表面活性剤を含んだ保護層用塗布液を上層に、15m
/Minでのポリエチレンテレフタレートフイルム上に
それぞれ90cc/m・、20cc/M2の塗布量で重
層塗布した。
塗布後、試料Aは従来と同様に露点−10℃、乾球温度
3〜5℃の冷風ゾーンを15秒間通過させて膜面を冷却
凝固後、乾球温度20〜35℃、相対湿度30〜65%
の乾燥風を使用し、6.3分で乾燥させ、乾球温度25
℃、相対湿度60%の空気で1分間調湿した。
試料Bは試料Aと同一条件で冷却凝固液、乾球温度25
〜38℃、相対湿度30〜65%の乾燥風を使用し5分
で乾燥させた後、試料Aと同じ条件で調湿した。
また試料Cは第1図乃至第3図に示される本発明装置に
より、2450MHz、5kwのマイクロ波発振器2台
を使用して20秒間加熱して約半分の水分を蒸発させ、
その後乾球温度5〜8℃の冷風ゾーンにて10秒間冷や
して膜面を冷却凝固した後、乾球温度25℃、相対湿度
40〜65%の乾燥風を用い4.6分で乾燥させ、更に
試料Aと同一条件で調湿した。
こうして得られた試料A.B.Cを各々5cm角に2枚
ずつ切り取り、相対湿度90%の雰囲気に1分間露した
後、各々重ね合わせ、1kgの荷重を載せ、45℃の雰
囲気内に2日間置いた。
その後、各々試料をはがし、試料A.B.Cの接着した
面積を測定したところ、第1表の如き結果を得た。第1
表より試料A及びCは良好であつた。写真特性、膜物性
等その他の性能については各試料で実際上格別の差異は
認められなつた。これより、本発明の基本思想に基づく
試料Cでは、試料Aの場合に比し、マイクロ波加熱を含
めても70%程度に乾燥ゾーンを短くしたにもかかわら
ず、同等の性能を得ることの出来ることがわかつた。
実施例 2 臭化銀(90mg/100cn1り及びゼラチン(40
mg/100d)より成る医療用レントゲン用乳剤を下
層に、ゼラチン(18mg/100cInり及びマツト
剤、表面活性剤を含む保護層用塗布液を上層に、20m
/Minで連続走行している厚さ80μ、幅30cmの
ポリエチレンテレフタレートフイルム上にそれぞれ98
cc/m\18cc/M2の塗布量べ重層塗布した。
塗布後、実施例1と同様に冷却凝固、乾燥をおこない、
それぞれ試料D.E.Fを得た。こうして得られた試料
D.E.Fについて、未露光のまま現像、定着の処理を
おこない乾燥したサンプルの失透度(ヘイズ)を測定し
た結果を第2表に示した。
第2表より本発明の基本思想に基づく試料Fは、乾燥速
度を早くしたにも拘らず、試料Dと同等の性能を示すこ
とがわかつた。
その他の性能については実用上の差異は全く認められな
かつた。実施例 3臭化銀(40mg/100CIr1
り、ゼラチン(21mg/100d)及びカプラーを含
むカラーポジ乳剤を下層に、ゼラチン(101r1g/
100cn1り及びマツト剤、表面活性剤を含む保護層
用塗布液を上層に、20m/Minで連続走行している
厚さ135μ、幅30cmのトリアセチルセルロースフ
イルム上にそれぞれ60cc/m・、20cc/m・の
塗布量で重層塗布した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 連続走行しているウェブの進行方向に沿つて順次塗
    布装置、マイクロ波濃縮装置、冷却・凝固装置、及び乾
    燥装置を配置したことを特徴とする写真感光材料の製造
    装置。
JP51102265A 1976-08-27 1976-08-27 写真感光材料の製造装置 Expired JPS5953530B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51102265A JPS5953530B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 写真感光材料の製造装置
US05/828,118 US4149322A (en) 1976-08-27 1977-08-26 Drying concentration of photographic emulsion coating by microwave irradiation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51102265A JPS5953530B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 写真感光材料の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5328415A JPS5328415A (en) 1978-03-16
JPS5953530B2 true JPS5953530B2 (ja) 1984-12-25

Family

ID=14322751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51102265A Expired JPS5953530B2 (ja) 1976-08-27 1976-08-27 写真感光材料の製造装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4149322A (ja)
JP (1) JPS5953530B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4258086A (en) * 1978-10-12 1981-03-24 General Mills, Inc. Method of reproduction metallized patterns with microwave energy
US4243744A (en) * 1978-12-22 1981-01-06 Exxon Research & Engineering Co. Microwave curing of photoresist films
FR2615277B1 (fr) * 1987-05-11 1989-11-24 Inst Textile De France Dispositif de sechage par micro-onde d'une lisiere d'un materiau plan en defilement, notamment textile
US5202139A (en) * 1991-06-07 1993-04-13 Tgtbt, Ltd. Process for preparing fat free snack chips
US5180601A (en) * 1991-06-07 1993-01-19 Tgtbt, Ltd. Process for preparing fat free snack chips
US5298707A (en) * 1991-06-07 1994-03-29 Tgtbt, Ltd. Apparatus for preparing fat free snack chips
US5422235A (en) * 1991-12-19 1995-06-06 Eastman Kodak Company Process for manufacturing photographic paper
US5423260A (en) * 1993-09-22 1995-06-13 Rockwell International Corporation Device for heating a printed web for a printing press
EP0678784A1 (en) * 1994-01-24 1995-10-25 Agfa-Gevaert N.V. Method and device for the rejuvenating of a polyester film base and method of drying a processed photographic material
US5858431A (en) * 1996-11-25 1999-01-12 International Machinery, Inc. Method and apparatus for preparing fat free snack chips using hot air impingement, microwaving, and hot air drying
US6207941B1 (en) 1998-07-16 2001-03-27 The University Of Texas System Method and apparatus for rapid drying of coated materials with close capture of vapors
KR100486066B1 (ko) * 2002-04-10 2005-05-03 김창구 마그네트론을 이용한 지류 코팅 건조장치
JP6213021B2 (ja) * 2013-08-02 2017-10-18 日産自動車株式会社 電極製造方法および電極製造装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2405813A (en) * 1944-05-06 1946-08-13 B F Sturtevant Co Drier
NL261714A (ja) * 1960-06-14
US3403456A (en) * 1967-02-14 1968-10-01 White Consolidated Ind Inc Impingement type drying apparatus
JPS5248148B2 (ja) * 1971-08-23 1977-12-07

Also Published As

Publication number Publication date
US4149322A (en) 1979-04-17
JPS5328415A (en) 1978-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5953530B2 (ja) 写真感光材料の製造装置
US4365423A (en) Method and apparatus for drying coated sheet material
US4894927A (en) Process for drying coated web
JP2007175703A (ja) 塗布膜の乾燥方法及び装置
JPH02131174A (ja) 写真感光性帯状物の乾燥方法
JP2003145563A (ja) セルロースアシレートフィルム及びそれを用いた偏光板
JPS6264514A (ja) セルロ−ストリアセテ−トフイルムの製造方法
JP4601909B2 (ja) 塗布膜の乾燥方法及び装置
JP4193388B2 (ja) 塗布膜の乾燥方法
US4154612A (en) Method of making silver halide photographic light-sensitive materials
JPS6017101B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の製造方法
US3861922A (en) Process for the manufacture of silver halide photosensitive materials
US4554177A (en) Drying method
JPS6370246A (ja) 帯状物の塗布、乾燥方法
JP3968505B2 (ja) 塗布膜の乾燥方法及び装置
JP2003251251A (ja) 乾燥装置、乾燥方法及びこれらを用いた画像形成材料の製造方法
JP2000250170A (ja) ハロゲン化銀感光材料の製造方法
JP2003112105A (ja) イナート乾燥装置、シール装置、乾燥方法及び画像形成材料の製造方法
JP2004066505A (ja) フィルム製造方法及びそれを用いて製造したフィルム
JP4017139B2 (ja) 溶液製膜方法
JPH04284211A (ja) セルローストリアセテートフイルムの製造方法
JPS61100421A (ja) セルロ−ストリアセテ−トフイルムの製造方法
JP2747909B2 (ja) 乾燥風制御装置及びこれを用いた自動現像機
US664982A (en) Manufacture of photographic sensitized materials.
JPH02207872A (ja) 塗布方法