JPS5953338B2 - アルミニウム基複合材料の製造方法 - Google Patents
アルミニウム基複合材料の製造方法Info
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- JPS5953338B2 JPS5953338B2 JP11850080A JP11850080A JPS5953338B2 JP S5953338 B2 JPS5953338 B2 JP S5953338B2 JP 11850080 A JP11850080 A JP 11850080A JP 11850080 A JP11850080 A JP 11850080A JP S5953338 B2 JPS5953338 B2 JP S5953338B2
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- Japan
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- composite material
- aluminum
- matrix composite
- pumice
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/01—Vibration-dampers; Shock-absorbers using friction between loose particles, e.g. sand
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアルミニウム複合材料の製造方法に関し、とく
に軽く、衝撃吸収性の優れたアルミニウム基複合材料を
得んとするものである。
に軽く、衝撃吸収性の優れたアルミニウム基複合材料を
得んとするものである。
本発明において、アルミニウムとは純アルミニウム(例
えば99.9%AI)に限らずAI −4,5Cu(A
CIA)、 Al−4,5Si−4Cu (AC2A)
、 Al−6,3Si−3,8Cu (AC2B)、
Al−6Si−3Cu (AC2C)、 Al−125
i (AC3A)、 Al−93i−0,5Mg−0,
5Mn(AC4A)、 Al−95i−3Cu (AC
4B)、 Al−75i−0,3Mg (AC4C)等
をも含める。
えば99.9%AI)に限らずAI −4,5Cu(A
CIA)、 Al−4,5Si−4Cu (AC2A)
、 Al−6,3Si−3,8Cu (AC2B)、
Al−6Si−3Cu (AC2C)、 Al−125
i (AC3A)、 Al−93i−0,5Mg−0,
5Mn(AC4A)、 Al−95i−3Cu (AC
4B)、 Al−75i−0,3Mg (AC4C)等
をも含める。
又軽石とは微細な空気孔を持つ天然または人工的に得ら
れる発泡石をいう。
れる発泡石をいう。
近年軽量かつ衝撃吸収性の高い材料として、発泡アルミ
ニウムが注目されている。
ニウムが注目されている。
発泡アルミニウムは例えば溶融アルミニウムにTiを加
えさらにMgを加えて溶解し更にこの溶融合金が凝固す
るときにSiを加え、その後自然冷却によって溶融合金
が適温に降下したときによく攪拌し、しかる後あらかじ
め保温加熱した鋳型で鋳造することにより製造されるも
のである。
えさらにMgを加えて溶解し更にこの溶融合金が凝固す
るときにSiを加え、その後自然冷却によって溶融合金
が適温に降下したときによく攪拌し、しかる後あらかじ
め保温加熱した鋳型で鋳造することにより製造されるも
のである。
この発泡アルミニウムは上述した優れた特性を有してい
るが、製造工程が複雑であり、製造コストが高いなどの
欠点がある。
るが、製造工程が複雑であり、製造コストが高いなどの
欠点がある。
本発明は、上述した点を考慮し、製造工程が簡単で製造
コストがやすく、しかも得られたものは発泡アルミニウ
ムとなんら遜色のない特性を有しているものを得んとす
るものである。
コストがやすく、しかも得られたものは発泡アルミニウ
ムとなんら遜色のない特性を有しているものを得んとす
るものである。
以下本発明につき説明する。
本発明に係るアルミニウム基複合材料は、第1図に示す
ようにアルミニウム1中に多数の軽石2を分散せしめて
いる。
ようにアルミニウム1中に多数の軽石2を分散せしめて
いる。
軽石2としては平均直径1〜10mmのものが適当であ
る。
る。
これは細かすぎるとマトリックスであるアルミニウム1
との複合化が難かしく、又大きすぎると軽石の混合比率
を増加させることが難かしくなるためである。
との複合化が難かしく、又大きすぎると軽石の混合比率
を増加させることが難かしくなるためである。
更にこの軽石2の全体にしめる割合は50〜70容量部
とし、この複合材料の比重が1.8〜2.1が好適であ
る。
とし、この複合材料の比重が1.8〜2.1が好適であ
る。
これは軽石2の量が大すぎると複合材料の強度が著しく
低下し、又少なすぎると軽さ及び衝撃吸収性が損われる
ためである。
低下し、又少なすぎると軽さ及び衝撃吸収性が損われる
ためである。
このアルミニウム基複合材料は、次のようにして製造さ
れる。
れる。
まず第2図に示すように、金型3内に軽石2をあらかじ
め充填して金型3を予熱しておく、この予熱温度は28
0〜320℃が適当である。
め充填して金型3を予熱しておく、この予熱温度は28
0〜320℃が適当である。
次にこの金型3内に溶融アルミニウム4を加圧浸透させ
て凝固させた。
て凝固させた。
この加圧力は50〜100g/cHfが望ましい。
これはこれより少ないとアルミニウムが十分浸透せず、
又大きすぎると金型3の強度、操作性に問題があるため
である。
又大きすぎると金型3の強度、操作性に問題があるため
である。
このようにして得られたアルミニウム基複合材料は、発
泡アルミニウムの空胴に代えて比重の軽い軽石2を充填
した構造であるので比重及び衝撃吸収性が発泡アルミニ
ウムとなんら遜色がない。
泡アルミニウムの空胴に代えて比重の軽い軽石2を充填
した構造であるので比重及び衝撃吸収性が発泡アルミニ
ウムとなんら遜色がない。
しかもこのアルミニウム基複合材料の製造方法は、発泡
アルミニウムと比べてきわめて簡単であり、コストも安
くなるなどの効果がある。
アルミニウムと比べてきわめて簡単であり、コストも安
くなるなどの効果がある。
次に本発明の実験例につき説明する。
実験例 1
金型に軽石をあらかじめ充填しておき、その間隙に溶融
アルミニウムを加圧浸透させ130mm X 60mm
X 100mmの角材を製造した。
アルミニウムを加圧浸透させ130mm X 60mm
X 100mmの角材を製造した。
その製造条件を第1表に示す。
なおマトリックスには99.9%Alを用い、金型の予
熱温度は280〜320℃、鋳込温度は820℃、加圧
保持時間は120秒とした。
熱温度は280〜320℃、鋳込温度は820℃、加圧
保持時間は120秒とした。
上表中A1〜3. A5.16.6のものは、本発明に
係るアルミニウム基複合材料を得ることができたが、A
4のものは軽石の間隙が狭くなっており、溶湯が完全に
溶浸せず所望する試料が得られなかった。
係るアルミニウム基複合材料を得ることができたが、A
4のものは軽石の間隙が狭くなっており、溶湯が完全に
溶浸せず所望する試料が得られなかった。
またA7のものは軽石が微細球状であるためマトリック
スとの複合化ができなかった。
スとの複合化ができなかった。
実験例 2
次に実験例1で得られた試料(A3)を用いて、圧縮試
験、動的圧縮試験、衝撃試験をおこない、その強度及び
衝撃吸収性を調べた。
験、動的圧縮試験、衝撃試験をおこない、その強度及び
衝撃吸収性を調べた。
圧縮試験はJS型オートグラフ(2Qt、島津製作所)
を用いて行なった。
を用いて行なった。
試験条件は、クロスヘッドスピード20mm/min、
チャートスピード5mm/min、試験片は20mm
X 20mm X 30mmの角形試験片で、加圧上下
両面に潤滑剤としてワセリンを使用した。
チャートスピード5mm/min、試験片は20mm
X 20mm X 30mmの角形試験片で、加圧上下
両面に潤滑剤としてワセリンを使用した。
その荷重−変位線図を第3図に曲線a1で示す。
動的圧縮試験は、PK−VK−160型ナツクルジヨイ
ントプレス(155t、 AIDA)を用いて実施した
。
ントプレス(155t、 AIDA)を用いて実施した
。
試験条件は、スライドスピード30mm/secを選定
した。
した。
その応力−歪線図を第4図に曲線a2で示す。
衝撃試験は、シャルピー形衝撃試験機(能力。
30kg−m)を用いて実施した。
試験条件は、振子系の全重量26.150kg、槌の持
上角度138.0° とした。
上角度138.0° とした。
試験片は、JISの定めるシャルピー衝撃試験機用5号
試験片(10mm X 10mm X 55mm)を用
いた。
試験片(10mm X 10mm X 55mm)を用
いた。
ただしノツチレスとした。
その吸収エネルギーを測定した結果1〜3 kg −m
の範囲であった。
の範囲であった。
比較例
これに対し比重0.16〜0.41の発泡アルミニウム
を作製し、実験例2と同様に衝撃試験をおこなった。
を作製し、実験例2と同様に衝撃試験をおこなった。
その結果衝撃エネルギーの吸収量は、2.56〜4、3
2kg −mの範囲であった。
2kg −mの範囲であった。
なお、この場合重量比吸収能は50%歪で46.0×1
03〜117.3kg−cm/kgであった。
03〜117.3kg−cm/kgであった。
第3図及び第4図に示す結果及び衝撃試験の結果から、
本発明に係る複合材料が強度上及び衝撃エネルギーの吸
収性において製造上の容易さを考慮すれば発泡アルミニ
ウムと遜色がないことが認められる。
本発明に係る複合材料が強度上及び衝撃エネルギーの吸
収性において製造上の容易さを考慮すれば発泡アルミニ
ウムと遜色がないことが認められる。
第1図は本発明に係る複合材料の概略説明図、第2図は
同複合材料の製造方法を示す説明図、第3図は圧縮強さ
についての荷重−変位線図、第4図は動的圧線強さにつ
いての応力−歪線図である。 1・・・・・・アルミニウム、2・・・・・・軽石、3
・・・・・・金型。
同複合材料の製造方法を示す説明図、第3図は圧縮強さ
についての荷重−変位線図、第4図は動的圧線強さにつ
いての応力−歪線図である。 1・・・・・・アルミニウム、2・・・・・・軽石、3
・・・・・・金型。
Claims (1)
- 1 予熱した型内に平均直径1〜10mmの軽石を充填
した後、溶融アルミニウムを軽石の間隙に加圧力50〜
100kg/cm2で加圧浸透させて凝固せしめること
を特徴とするアルミニウム基複合材料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11850080A JPS5953338B2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | アルミニウム基複合材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11850080A JPS5953338B2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | アルミニウム基複合材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5743952A JPS5743952A (en) | 1982-03-12 |
JPS5953338B2 true JPS5953338B2 (ja) | 1984-12-24 |
Family
ID=14738201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11850080A Expired JPS5953338B2 (ja) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | アルミニウム基複合材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953338B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62209691A (ja) * | 1986-02-18 | 1987-09-14 | 富士通株式会社 | 媒体搬送装置 |
DE4011948A1 (de) * | 1990-04-12 | 1991-10-17 | Alcan Gmbh | Verbundgussverfahren |
US5259442A (en) * | 1992-07-14 | 1993-11-09 | Specialty Metallurgical Products | Method of adding alloying materials and metallurgical additives to ingots and composite ingot |
CN105134872A (zh) * | 2015-06-19 | 2015-12-09 | 苏州亚思科精密数控有限公司 | 一种大型机床减震装置 |
-
1980
- 1980-08-29 JP JP11850080A patent/JPS5953338B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5743952A (en) | 1982-03-12 |
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