JPS5952915B2 - 接着方法 - Google Patents

接着方法

Info

Publication number
JPS5952915B2
JPS5952915B2 JP5176881A JP5176881A JPS5952915B2 JP S5952915 B2 JPS5952915 B2 JP S5952915B2 JP 5176881 A JP5176881 A JP 5176881A JP 5176881 A JP5176881 A JP 5176881A JP S5952915 B2 JPS5952915 B2 JP S5952915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
weight
eva
vinyl
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5176881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57167362A (en
Inventor
克巳 西「ざき」
延男 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Soda Manufacturing Co Ltd filed Critical Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5176881A priority Critical patent/JPS5952915B2/ja
Publication of JPS57167362A publication Critical patent/JPS57167362A/ja
Publication of JPS5952915B2 publication Critical patent/JPS5952915B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩化ビニル系樹脂と塩化ビニル系樹脂あるい
は他の基材との接着方法に関する。
さらに詳しくは、酢酸ビニル含有量30〜65重量%、
メルトインデックス10〜400g/l0minのエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す。)45
〜90重量部の存在下に塩化ビニルモノマーを主体とす
るモノマー混合物55〜10重量部をグラフト共重合す
ることにより得られるEVA−塩化ビニルグラフト共重
合体を接着剤として用いることを特徴とする塩化ビニル
系樹脂と塩化ビニル系樹脂あるいは他の基材の接着方法
に関する。塩化ビニル系樹脂は、強靭性、透明性など多
くの優れた性質を持ち、また、ジオクチルフタレートな
どの可塑剤の使用により剛性の高い硬質品から柔軟性の
ある軟質品まで広い性質を持つことができ、フィルム、
シート、成形品等極めて広い用途に使用されている。
しかし、塩化ビニル系樹脂の接着は難しく、特に軟質塩
化ビニルの接着には有機溶剤にクロロプレンゴムなどの
ゴム類を溶解、塗布し圧着する方法などが一般に採用さ
れているが、接着力が不十分な上に、溶剤を使用するた
め、大気汚染、溶剤中毒、爆発の危険など多くの問題点
があつた。
さらに、接着後放置しておくと軟質塩化ビニル樹脂中の
可塑剤のブリード現象により接着力が大巾に低下、最悪
の場合には剥離してしまう問題点もあつた。このように
、塩化ビニル系樹脂の接着には問題が多くその改良が望
まれていた。本発明者らは、塩化ビニル系樹脂と塩化ビ
ニル系樹脂あるいは他の基材の接着方法について鋭意検
討した結果、酢酸ビニル含有量30〜65重量%、メル
トインデックス10〜400g/ 10min(7)E
VA45、〜90重量部の存在下に塩化ビニルモノマー
もしくは塩化ビニルモノマーを主体とするモノマー混合
物55〜10重量部をグラフト重合することにより得ら
れるEVA−塩化ビニルグラフト共重合体が塩化ビニル
系樹脂に対し、低温低圧下での接着におフいて極めて優
れた接着性を示すことを見出し本発明に到達したのであ
る。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用されるEVA−塩化ビニルダラフト共重合
体は、EVAの存在下に塩化ビニルモノ5マーあるいは
塩化ビニル系モノマーを主体とするモノマー混合物をグ
ラフト重合して得られるが、グラフト重合法としては、
懸濁重合法、乳化重合法、バルク重合法、溶液重合法、
気相重合法などいずれの方法で製造されたものでもよい
本発明で使用されるEVAは高圧重合法、溶液重合法、
乳化重合のいずれの重合法で製造されたものでもよいが
、酢酸ビニル含有量30〜65重量%、メルトインデツ
クス10〜400g/10minであることが必要であ
る。
この範囲にあるEVAを使用することによつてのみ低温
、低圧下での接着が可能となつた。酢酸ビニル含有量が
30重量%未満では、EVAの融点が高くなり柔軟性に
欠けるため、低温、低圧下での接着が困難となる。
また、65重量%を越えると再び柔軟性に欠けるように
なり、接着力も低下してくる。メルトインデツクスにつ
いては、10g/10min未満では、流れ性が悪く、
低温、低圧での接着に適さず、また、400g/10m
inを越えると凝集力が低下し、接着力も低下するため
好ましくない。
EVAと塩化ビニルもしくは塩化ビニルモノマーを主体
とするモノマー混合物の重量比は90/10〜55/4
5の範囲であることが必要であり、55/45よりEV
Aが少なくなると半硬質から硬質塩化ビニル樹脂の領域
となり可撓性に欠け、低温低圧下での接着では溶融流動
性に乏しく接着力が低下し、90/10よりEVAが多
い場合、強度および接着力が低下する原因となる。この
ように、特定のEVAの存在下、特定の割合の塩化ビニ
ルあるいは塩化ビニルを主体とするモノマー混合物をグ
ラフト重合して得られる樹脂は、低温、低圧下での接着
において極めて優れた接着力を示す。
次に、塩化ビニルモノマーと混合して共重合されるモノ
マーとしては、エチルアクリレート、メチルアクリレー
ト、メチルメタクリレートなどのアクリル酸誘導体やメ
タクリル酸誘導体、エチレン、プロピレンなどのオレフ
イン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエ
ステル、無水マレイン酸、アクリル酸などの不飽和カル
ボン酸などが挙げられる。
本発明で用いられる塩化ビニル系樹脂としては、硬質塩
化ビニル樹脂、フタル酸エステル類、アジピン酸エステ
ル類、リン酸エステル類、ポリエステル系可塑剤などで
可塑化した半硬質および軟質塩化ビニル樹脂、EVAや
ポリアクリル酸エノステルの存在下で塩化ビニルをグラ
フト重合して得られるグラフト共重合体および了クリル
酸エチル、メタクリル酸メチル、エチレン、プロピレン
などの塩化ビニルと共重合可能なモノマーの少量と塩化
ビニルの共重合体が挙げられる。
これら塩化ビニル系樹脂には充填剤、ポリマー改質剤な
どがブレンドされていてもよい。塩化ビニル系樹脂と接
着される基材としては、塩化ビニル系樹脂のほか、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリアミドなどの合成樹脂、
鉄、アルミニウムなどの金属、木材、木綿、麻などのセ
ルロース系天然材料など巾広い範囲の材料が選択可能で
ある。
本発明の接着方法は熱圧着により行なわれる。
具体的には基材と基材の間に、フイルム状のEVA一塩
化ビニルグラフト共重合体をはさみ熱圧着する方法、T
ダイなどによりフイルム状に押出し基材にラミネートす
る方法、ホツトメルトアプリケータ一により塗布し圧着
する方法などが採用される。接着に要する温度、圧力、
時間は任意に選択されるが、本発明においては、特に低
い温度、圧力で高い接着力が得られる。
塩化ビニル系樹脂、特に軟質塩化ビニル樹脂は熱変形温
度が低く、通常のホツトメト接着で適用されるような高
い温度では熱変形が起こり易く、低温、低圧で接着する
ことが必要である。本発明の接着方法は極めて低い温度
で接着可能であり、熱変形を生じないことがその大きな
特徴である。具体的には70〜80℃の低温でも十分な
接着力が得られる。このように本発明の接着方法は、従
来知られていないホツトメト型の接着方法を提供するも
のであり、産業界への寄与は極めて大きいものがある。
以下に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明をなんら制限するものではない。
実施例 1酢酸ビニル含有量43重量%、メルトインデ
ツクス75g/10minのEVA6O重量部の存在下
に塩化ビニルモノマーを40重量部を公知の懸濁重合法
によりグラフト重合することにより得られたEVA一塩
化ビニルグラフト共重合体を使用し、安定剤として樹脂
100重量部に対し、ジブチル錫ラウレート系安定剤1
重量部およびジブチル錫マレエート系安定剤1重量部を
添加した。
上記グラフト共重合体を150℃、5分間ロール混練後
、熱プレスにより100μのシートを作製した。
このシートを2枚の100μの硬質塩化ビニル樹脂シー
トの間にはさみ、温度120℃、圧力1kg/Cm2で
1分間熱圧着した。T剥離強さを100mm/Minの
引張速度で25℃で測定した。
このときのT剥離強さは14.3kg/25mmであつ
た。また、本実施例の接着条件では、塩化ビニル樹脂の
変形はなかつた。このように、低温、低圧、短時間の接
着条件で高い接着力が得ら,れた。実施例 2 実施例1で得られた100μのEVA一塩化ビニルグラ
フト共重合体を2枚の40重量部のジオクチルフタレー
トで可塑化された厚さ100μの軟質塩化ビニル樹脂シ
ートの間にはさみ、温度120℃、圧力1kg/CIn
2で1分間熱圧着した。
T剥離強さを100mm/Minの引張強度で25℃で
測定したところ、軟質塩化ビニル樹脂基材が切断した。
25℃で1ケ月間室内に放置した後のT剥離強さを測定
したところ、同様に軟質塩化ビニル樹脂基材が切断した
比較例 1 EVA一塩化ビニルグラフト共重合体のかわりに、酢酸
ビニル含有量43重量%、メルトインデツクス75g/
10min(7)EVAを用い、実施例1と同様の試験
を行なつた。
その結果、T剥離強さは9.8kg/25mmであつた
。比較例 2 EVA一塩化ビニルグラフト共重合体として、酢酸ビニ
ル含有量43重量%、メルトインデツクス75g/10
min(7)EVA35重量部の存在下に、塩化ビニル
モノマー65重量部を公知の懸濁重合法によりグラフト
重合することにより得られたEVA一塩化ビニルグラフ
ト共重合体を使用する以外は実施例1と同様の試験を行
なつた。
その結果、T剥離強さは5.3kg/25mmであつた
。実施例 3 酢酸ビニル含有量60重量%、メルトインデツクス4g
/10min(7)EVA7O重量部の存在下に塩化ビ
ニルモノマー30重量部を公知の懸濁重合法によりグラ
フト重合することにより得られたEVA一塩化ビニルグ
ラフト共重合体を使用し、実施例1と同様の試験を行な
つた。
その結果、T剥離強さは16.0kg/25mmであつ
た。実施例 4〜7 EVA一塩化ビニルグラフト共重合体として、酢酸ビニ
ル含有量60重量%、メルトインデツクス4g/10m
in(7)EVA6O重量部の存在下に塩化ビニルモノ
マー40重量部を公知の懸濁重合法によりグラフト重合
することにより得られたEVA一塩化ビニルグラフト共
重合体を使用し、実施例1と同様の方法で100μのシ
ートを作成した。
このシートを厚さ2mmの各種基材と100μの硬質塩
化ビニルの間にはさみ、温度120℃、圧力1kg/C
II]2、1分間熱圧着した。180゜剥離強さを10
0mm/Minの引張速度で25℃で測定した。
結果を第1表に示す。
比較例 3 EVA一塩化ビニルグラフト共重合体のかわりに、酢酸
ビニル含有量60重量%、メルトインデツクス4g/1
0min(17)EVAを用い、実施例1と同様の試験
を行なつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塩化ビニル系樹脂と塩化ビニル系樹脂あるいは他の
    基材を接着する方法において酢酸ビニル含有量30〜6
    5重量%、メルトインデックス10〜400g/10m
    inのエチレン−酢酸ビニル共重合体45〜90重量部
    の存在下に塩化ビニルモノマーもしくは塩化ビニルモノ
    マーを主体とするモノマー混合物55〜10重量部をグ
    ラフト重合することにより得られるグラフト共重合体を
    接着剤として用いることを特徴とする加熱加圧して接着
    する接着方法。
JP5176881A 1981-04-08 1981-04-08 接着方法 Expired JPS5952915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176881A JPS5952915B2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08 接着方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5176881A JPS5952915B2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08 接着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57167362A JPS57167362A (en) 1982-10-15
JPS5952915B2 true JPS5952915B2 (ja) 1984-12-21

Family

ID=12896122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5176881A Expired JPS5952915B2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08 接着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5952915B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57167362A (en) 1982-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3257478A (en) Pressure sensitive adhesive compositions
US4076661A (en) Adhesives based on aqueous dispersions of butadiene copolymers, polyvinylpyrrolidones and anionic macromolecular compounds
JPH0251561A (ja) ポリ(p―ヒドロキシスチレン)ホモポリマーを含有するホットメルト接着剤
US4822676A (en) Pressure sensitive adhesive compositions for use on vinyl substrates
EP0277516B1 (en) Adhesive compositions for use on vinyl substrates
EP0332860B1 (en) Ethylene Vinyl Acetate-Dioctyl Maleate-2-Ethylhexyl Acrylate Interpolymers
JP2955095B2 (ja) 表面保護フィルム用粘着剤
JPS60163981A (ja) 接着剤組成物
US4158647A (en) Multifunctional acrylate n-vinylamide anaerobic adhesive compositions
JPS5952915B2 (ja) 接着方法
JP3420920B2 (ja) 木工用接着剤
JPS5814474B2 (ja) 感圧接着用軟質塩ビ成型体
JPS6023124B2 (ja) 接着方法
JPS63112675A (ja) 接着剤
US3607370A (en) Pressure-sensitive adhesive tape comprising gluten hydrolypate derivatives
JPS5952174B2 (ja) 接着方法
JP3681122B2 (ja) 木工接着方法
US3165489A (en) Adhesives from copolymers of ethylene and n-vinyl-n-methyl-acetamide
JP3048446B2 (ja) 接着剤組成物
JP2004189891A (ja) 水性エマルジョンの製造方法および接着剤
JPS59219316A (ja) 粘着剤用支持体
JP3113092B2 (ja) 熱溶融接着用複合シート
JPS6017436B2 (ja) 再湿接着剤
JP2534753B2 (ja) 感圧性接着剤組成物
JP2575377B2 (ja) 可塑剤を含む塩化ビニル樹脂成形品接着用粘着剤組成物