JPS5951646B2 - 内燃機関の燃焼室 - Google Patents
内燃機関の燃焼室Info
- Publication number
- JPS5951646B2 JPS5951646B2 JP13624378A JP13624378A JPS5951646B2 JP S5951646 B2 JPS5951646 B2 JP S5951646B2 JP 13624378 A JP13624378 A JP 13624378A JP 13624378 A JP13624378 A JP 13624378A JP S5951646 B2 JPS5951646 B2 JP S5951646B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- combustion
- cylinder head
- swirling flow
- generated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関の燃焼室に関する。
従来より燃焼速度を速めるために吸気ポー１へをヘリカ
ル状に形成して吸気行程時に燃焼室内に旋回流を発生せ
しめるようにしたり、或いはビス１〜ン頂面とシリンダ
ヘッド内壁面間にスキッシュエリアを形成してスキッシ
ュエリアから噴出するスキッシュ流により圧縮行程末期
に燃焼室内に旋回流を発生せしめるようにした内燃機関
が知られている。
ル状に形成して吸気行程時に燃焼室内に旋回流を発生せ
しめるようにしたり、或いはビス１〜ン頂面とシリンダ
ヘッド内壁面間にスキッシュエリアを形成してスキッシ
ュエリアから噴出するスキッシュ流により圧縮行程末期
に燃焼室内に旋回流を発生せしめるようにした内燃機関
が知られている。
しかしながらこのように燃焼室内に旋回流を発生せしめ
ても火炎の伝播速が未だ十分に速くなく、特に残留ガス
が多く燃焼の終了期の火炎伝播が冗漫になりやすい軽負
荷時においては大きなトルク変動をひき起こし、車両サ
ージを生ずるという問題がある。
ても火炎の伝播速が未だ十分に速くなく、特に残留ガス
が多く燃焼の終了期の火炎伝播が冗漫になりやすい軽負
荷時においては大きなトルク変動をひき起こし、車両サ
ージを生ずるという問題がある。
このような問題を解決すべく燃焼室内の火炎伝播の様子
を写真撮影により観察したところ燃焼室内壁面付近にお
ける火炎の伝播速度が遅くなり、その結果特に後半での
燃焼期間が長くなるためにトルク変動ひいては車両サー
ジなどをひき起こすことが判明したのである。
を写真撮影により観察したところ燃焼室内壁面付近にお
ける火炎の伝播速度が遅くなり、その結果特に後半での
燃焼期間が長くなるためにトルク変動ひいては車両サー
ジなどをひき起こすことが判明したのである。
本発明は燃焼室内壁面付近の混合気にマイクロタービュ
レンスを発生せしめて燃焼室内壁面付近における火炎の
伝播速度を速め、それによってすみやかでかつ安定した
燃焼を行なう内燃機関を提供することにある。
レンスを発生せしめて燃焼室内壁面付近における火炎の
伝播速度を速め、それによってすみやかでかつ安定した
燃焼を行なう内燃機関を提供することにある。
以下、添附図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第１図並びに第２図を参照すると、１はシリンダブロッ
ク、２は平坦な頂面を有しかつシリンダブロック１内で
往復動するピストン、３はシリンダブロック１上に固定
されたシリンダヘッド、４はピストン２とシリンダヘッ
ド３間に形成された燃焼室、５はヘリカル状に形成され
た吸気ポート、６は吸気弁、７は排気ポート、８は排気
弁、９は点火栓を夫々示す。
ク、２は平坦な頂面を有しかつシリンダブロック１内で
往復動するピストン、３はシリンダブロック１上に固定
されたシリンダヘッド、４はピストン２とシリンダヘッ
ド３間に形成された燃焼室、５はヘリカル状に形成され
た吸気ポート、６は吸気弁、７は排気ポート、８は排気
弁、９は点火栓を夫々示す。
この実施例では第１図並びに第２図に示すように互いに
等間隔をおいて配置された断面矩形の多数個の突起１０
がピストン２の頂面周縁に沿うシリンダヘッド内壁面周
縁部の全周に亘ってシリンダヘッド内壁面周部縁上に一
体形成される。
等間隔をおいて配置された断面矩形の多数個の突起１０
がピストン２の頂面周縁に沿うシリンダヘッド内壁面周
縁部の全周に亘ってシリンダヘッド内壁面周部縁上に一
体形成される。
吸気行程時、可燃混合気が吸気弁６を介して吸気ポート
５から燃焼室４内に導入される。
５から燃焼室４内に導入される。
このとき前述したように吸気ポート５はヘリカル状に形
成されているので可燃混合気は旋回しつつ燃焼室４内に
流入し、次いでこの可燃混合気は滑らかなシリンダ内壁
面に沿って旋回して強力な旋回流を燃焼室４内に発生す
る。
成されているので可燃混合気は旋回しつつ燃焼室４内に
流入し、次いでこの可燃混合気は滑らかなシリンダ内壁
面に沿って旋回して強力な旋回流を燃焼室４内に発生す
る。
ピストン２の頂面が平坦に形成されているのでこの旋回
流はピストン２が下死点に達し、次いで圧縮作用が行な
われている間さほど減衰することなく維持される。
流はピストン２が下死点に達し、次いで圧縮作用が行な
われている間さほど減衰することなく維持される。
次いでビス１〜ン２が上死点に近づくと旋回混合気流の
周辺部は突起１０によって乱れを与えられ、その結果シ
リンダーベッド３の内壁面周縁部上にはマイクロタービ
ュレンスが発生する。
周辺部は突起１０によって乱れを与えられ、その結果シ
リンダーベッド３の内壁面周縁部上にはマイクロタービ
ュレンスが発生する。
次いで点火栓９により燃焼室４内の可燃混合気が着火さ
れると旋回流が発生しているために火炎は急速に燃焼室
４内に伝播し、更にシリンダヘッド３の内壁面周縁部上
にはマイクロタービュレンスが発生しているので火炎は
シリンダヘッド３の内壁面周縁部上においても減速され
ることなく高速度で伝播して燃焼室４内の隅々まで達す
るので燃焼室４内の可燃混合気は完全に燃焼せしめられ
ることになる。
れると旋回流が発生しているために火炎は急速に燃焼室
４内に伝播し、更にシリンダヘッド３の内壁面周縁部上
にはマイクロタービュレンスが発生しているので火炎は
シリンダヘッド３の内壁面周縁部上においても減速され
ることなく高速度で伝播して燃焼室４内の隅々まで達す
るので燃焼室４内の可燃混合気は完全に燃焼せしめられ
ることになる。
このようにシリンダヘッド内壁面周縁部上に突起１０を
形成することによって火炎の伝播速度を燃焼の初期およ
び中期のみならず終了期においても速めることができる
のですみやかで安定した燃焼を行なわせしめることがで
き、トルク変動並びに車両日カージを大巾に軽減するこ
とができる。
形成することによって火炎の伝播速度を燃焼の初期およ
び中期のみならず終了期においても速めることができる
のですみやかで安定した燃焼を行なわせしめることがで
き、トルク変動並びに車両日カージを大巾に軽減するこ
とができる。
第３図並びに第４図は別の実施例を示す。
なおこの実施例でも第１図と同様に吸気ポーＩ〜５はヘ
リカル状に形成される。
リカル状に形成される。
この実施例では点火栓９と反対側に位置するシリンダヘ
ッド３の内壁周縁部上に一対の鋸歯状突起１１が形され
る。
ッド３の内壁周縁部上に一対の鋸歯状突起１１が形され
る。
この実施例では燃焼の終了期において燃焼変動しやすい
領域内に特にマイクロタービュレンスを発生させること
により火炎の伝播速度を速めて安定した状態で燃焼を完
了せしめるようにしている。
領域内に特にマイクロタービュレンスを発生させること
により火炎の伝播速度を速めて安定した状態で燃焼を完
了せしめるようにしている。
また、第４図に示す実施例においては矢印Ｗの方向に旋
回流が発生するがこの旋回流Ｗの流れ方向に対して点火
栓９の上流近傍に更に別の鋸歯状突起１２がシリンダヘ
ッド内壁周縁部上に形成される。
回流が発生するがこの旋回流Ｗの流れ方向に対して点火
栓９の上流近傍に更に別の鋸歯状突起１２がシリンダヘ
ッド内壁周縁部上に形成される。
この突起１２を設けることによって突起１２により発生
したマイクロタービュレンスが点火栓９の電極筒りに案
内され、それによって点火栓９の電極に形成された火炎
核の成長を１逆進することができるので安定した着火を
確保することができる。
したマイクロタービュレンスが点火栓９の電極筒りに案
内され、それによって点火栓９の電極に形成された火炎
核の成長を１逆進することができるので安定した着火を
確保することができる。
以上述べたように本発明によればピストン頂面を平坦に
形成することによって吸気行程および圧縮行程時に旋回
流が弱められることがなく、従って点火が行なわれる圧
縮行程末期においても燃焼室内には強力な旋回流が発生
維持せしめられる。
形成することによって吸気行程および圧縮行程時に旋回
流が弱められることがなく、従って点火が行なわれる圧
縮行程末期においても燃焼室内には強力な旋回流が発生
維持せしめられる。
そして、このように圧縮行程末期においても燃焼室内に
は強力な旋回流が発生維持せしめられるので旋回流の周
辺部はシリンダヘッド内壁面周縁部に形成された突起に
よって強力な乱れを与えられ、斯くしてシリンダヘッド
内壁面周縁部上には強力なマイクロタービュレンスが発
生する。
は強力な旋回流が発生維持せしめられるので旋回流の周
辺部はシリンダヘッド内壁面周縁部に形成された突起に
よって強力な乱れを与えられ、斯くしてシリンダヘッド
内壁面周縁部上には強力なマイクロタービュレンスが発
生する。
このように本発明では圧縮行程末期に燃焼室内に強力な
旋回流が発生せしめられるので燃焼の初期および中期に
おける火炎の伝播速度を速めることができ、更に圧縮行
程末期にシリンダヘッド内壁面周縁部上には強力なマイ
クロタービュレンスが発生しているので燃焼の終了期に
おける火炎の伝播速度を速めることができる。
旋回流が発生せしめられるので燃焼の初期および中期に
おける火炎の伝播速度を速めることができ、更に圧縮行
程末期にシリンダヘッド内壁面周縁部上には強力なマイ
クロタービュレンスが発生しているので燃焼の終了期に
おける火炎の伝播速度を速めることができる。
従って特に軽負荷時において燃焼後半における燃焼時間
を短かくすることができるので訃ルク変動を大巾に低減
することができる。
を短かくすることができるので訃ルク変動を大巾に低減
することができる。
第１図は第２図のＩ−Ｉ線に沿ってみた本発明に係る内
燃機関の側面断面図、第２図は第１図のシリンダヘッド
の底面図、第３図は第４図のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿って
みた別の実施例の側面断面図、第４図は第３図のシリン
ダヘッドの底面図である。 ２・・・ビス１〜ン、３・・・シリンダヘッド、４・・
・燃焼室、６・・・吸気弁、８・・・排気弁、９・・・
点火栓、１０．１１，１２・・・突起。
燃機関の側面断面図、第２図は第１図のシリンダヘッド
の底面図、第３図は第４図のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿って
みた別の実施例の側面断面図、第４図は第３図のシリン
ダヘッドの底面図である。 ２・・・ビス１〜ン、３・・・シリンダヘッド、４・・
・燃焼室、６・・・吸気弁、８・・・排気弁、９・・・
点火栓、１０．１１，１２・・・突起。
Claims (1)
- １ 機関吸気行程時に燃焼室内に旋回流を発生させるよ
うにした内燃機関において、ピストン頂面を平坦に形成
し、ピストン頂面周縁に沿うシリンダヘッド内壁面周縁
部上に複数個のマイクロタービュレンス発生用突起を形
成した内燃機関の燃焼室。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13624378A JPS5951646B2 (ja) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | 内燃機関の燃焼室 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13624378A JPS5951646B2 (ja) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | 内燃機関の燃焼室 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5564122A JPS5564122A (en) | 1980-05-14 |
| JPS5951646B2 true JPS5951646B2 (ja) | 1984-12-15 |
Family
ID=15170623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13624378A Expired JPS5951646B2 (ja) | 1978-11-07 | 1978-11-07 | 内燃機関の燃焼室 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5951646B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0319484Y2 (ja) * | 1985-12-16 | 1991-04-24 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5898624A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | デイ−ゼルエンジンの燃焼室 |
| US4541376A (en) * | 1982-12-20 | 1985-09-17 | Alun Thomas | Internal combustion engine |
-
1978
- 1978-11-07 JP JP13624378A patent/JPS5951646B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0319484Y2 (ja) * | 1985-12-16 | 1991-04-24 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5564122A (en) | 1980-05-14 |
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