JPS59500952A - 安定なプルリラメラベシクル類 - Google Patents

安定なプルリラメラベシクル類

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JPS59500952A JP58501679A JP50167983A JPS59500952A JP S59500952 A JPS59500952 A JP S59500952A JP 58501679 A JP58501679 A JP 58501679A JP 50167983 A JP50167983 A JP 50167983A JP S59500952 A JPS59500952 A JP S59500952A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 安定なプルリラメラベシクル類 1、発明の分野 本発明は、リポゾーム類および投与系における担体上してその用途に関するもの である。特に、増大した安定性および高い捕捉効率のごとき特別な利点を与える 特異な性質を有する新規なタイプの脂質ベシクルに関するものである。
ここに記載の組成物および方法はキャリヤー系および目的とする投与系のような 分野に広い範囲で適用性を有している。本発明の実用性は、プルセラ症の治療、 眼疾感染の治療およびリンパ球髄膜炎ウィルス感染の治療の例により示される。
2、発明の背景 2.1.リポソーム類は、捕捉水相を含有している完全に閉塞された二分子層膜 である。リポソーム類は、ユニラメラベシクル(単層膜の二分子層を有する)ま たはマルチラメラベシクル(水の層により次からそれぞれ分離した同心状膜二分 子層により特徴づ(プられる玉ねぎ状構造)のいかなる相違があってもよい。
パンガム(B angham)’らの最初のリポソームの製造は、有機溶媒中に 懸濁させたリン脂質を含み、該リン脂質はついで蒸発により乾燥して反応容器内 に リン脂質のラッタフ積昭59−500952(3) ス状堆積物が残す。ついで、適当量の水性相を加えて混合物を「膨潤」させ、か つマルチラメラベシクル類(nlultifflellar vesicles ) (以下、MLVsという。)よるなる結果物であるリポソーム類を機械的方 法で分散させる。得られる膜状二分子層の講造は、脂質の疎水性(非極性)「テ ール」が二分子層の中心に向って配向するのに対し、親水性(極性)「ヘッド」 は水相に向って配向する。この技術は、パパハジョブーロスおよびミラー(P  apahadjop。
ulos and Millar ) (1967、Biochem、 3io pbys。
Acta 、135 : 624−638)により記載されている小さな音波処 理されたユニラメラベシクル類(Small 30nicated unila mellar vesicles) (以下、5UVsという、)の開発用の基 礎を提供している。しかしながら、これらの「古典的なリポソーム類」は、脂質 の1モル当りの捕捉水性空間の低容積および巨大分子を被包する能力が制限され るという欠点が少からずある。 捕捉された空間を増大させる努力は、第1に逆 ミセル類またはリポソーム前駆体を生成すること、すなわち脂質分子の単一層に より囲繞されている水性層を含有するベシクル類が、極性ヘッド基が水性相に向 (ように配向されることを含むものであった。リポソーム前駆体は、有機溶媒の 極性脂質溶液に捕捉されるべき水性溶液を加えかつ音波処理することにより生成 される。ついで、リポソーム前駆体は、過剰の脂質の存在下に蒸発される。脂質 の二分子層により捕捉された水性層よりなる結果物としてのリポソーム類は、水 性相に分散される( M 、 3 cln+eiderに対して1980年9月 23日に発行された米国特許第4,224,179号参照)。
補足効率の最大化の他の試みにおいて、パパハジョプーロス<1980年11月 25日発行の米国特許第4,235.871号〉は、オリゴラメラ脂質ベシクル 類(oligolamellar 1ipid vesicles) %進用の 「逆相蒸発法」も逆相蒸発ベシクル類(以下、REVsという。)として知られ ていると記載している。この方法によれば、捕捉されるべき水性物質は、有機溶 媒中の極性脂質の混合物に添710される。ついで、均質な油中水型のエマルジ ョンが生成し、かつ有機溶媒はゲルが生成するまで蒸発される。このゲルは、つ ぎに水性媒体中でゲル状混合物を分散することにより懸濁物に変換される。生成 したREVSは、主としてモノラメラベシクルおよび大きな内部水性空間を有す る少い同心状二分子層のみにより特徴づけられる若干のオリゴラメラベシクルよ りなるものである。REVSのある透過特性、MLVSおよび5uvsの透過特 性と同様であると報告されティる( 3 zoka and P apciha jopoulos 、 1978 、 proc 、 Na口 、ハ、c?d  、 3ci、 (J、 S、 A、 7 5 :4、19 ’I −4198・ )。
しかしながら、種々の化合物を捕捉するリポソーム類は、貯蔵が不変的に限られ る間にリポソーム類の安定性がつくられる。安定性におけるこの損失は、リポソ ーム類から捕捉された化合物が周囲の媒体へ漏洩する結果となり、また物質の透 過により周囲の媒体からリポソーム自体へのリポソーム分の汚染をする結果とも なる。結果として、従来のリポソーム類の貯蔵寿命は極めて限られたものである 。安定性を改善する試みは、リポソーム膜内に脂質二分子層の物性に影響を与え る物質(以下、「安定剤」という。)(例えばステロイド基)を含有させること を含んでいた。
しかしながら、これらの物質の多くは、比較的高価でかつこのようなリポソーム 類の製造はコスl〜的に有効ではなかった。
従来のリポソーム類の貯蔵問題の他に、多くの化合物はこれらのベシクル類に含 有させることが不可能であった。
M L V Sは、脂質膜の相転移温度以上の条件下でのみ製造され得る。これ は、所望の性質を発揮するが長くかつ高い飽和度の側鎖を有するリン脂質よりな るリポソーム頬内に熱不安定性分子の含有を防止する。
2.2. リポソーム類の用途 リポソーム類の治療用への適用は、[リポソーム類(Liposomes) :  From Physical 5tructutes T。
Therapeutic Applications 、 Knight 、  ed、 E 1sevier 、 North −Holland Biome dical Press、 1981 Jに記載されている。このような系には 数多くの問題が残っているとはいえ、医療投与系用にこれらの膜ベシクルを使用 する可能性について多くのことが書かれている(例えば、’y’neh −4r h and EIizabeth A、 Cernyに対して1976年11月 23日に発行された米国特許第3,993゜754号およびB arry D  、 S earsに対して発行された米国特許第4,145,410号参照)。
リポソーム医薬投与系においては、薬剤はリポソーム生成中に捕捉され、ついで 、治療されるべき患者に投与される。該薬剤は、水または非極性溶媒に可溶であ る。このような開示の代表例は、パパハジョプーロスおよびスゾカに対して19 80年11月25日に発行された米国特許第4,235..871号およびエム 、シュナイダーに対して1980年9月23日に発行された米国特許第4,22 4,179号である。
医薬投与系の若干の望ましい特徴は、医薬の作用を長くする医薬の徐放に伴なわ れる医薬の急速な除去に対する抵抗である。これは、医薬の効果を増大させかつ より少量の投、与での使用を可能にする。生体内(in vivo)でのリポソ ーム剤の使用時に生じる若干の問題は、つぎの点を含んでいる。(1)物質を捕 捉しているリポソームは、該リポソーム類が体液内で生長する際に漏洩する。こ れは、他の理由の他に、血漿高密度リポタンパク質(HDL)によるリポソーム リン脂質の除青またはホスホリパーゼによるリポソーム膜の分解の原因となって いた。生体内でのリポソーム類の分解の結果は、はとんど全てのリポソーム分が 短時間で放出され、このため、徐放性および医薬除去に対す奇抵抗は達成できな い。(2)一方、生体内で極めて安定なリポソーム類を使用するとくすなわち、 リポソーム類が体液内で生成する際に漏洩しないと)、リポソーム分は必要に応 じて放出されない。結果として、これらの安定なリポソーム類は、徐放およびリ ポソーム分放出の能力が必要なとぎに達成されないので、生体内で治療物質の担 体として無効である。しかしながら、細胞内感染を治療する場合、生体液内の安 定性の維持は、リポソームが感染した細胞により内部移行する点までは臨界的で ある。(3)投与系で使用されるリポソーム担体のコストの影響。例えば、リポ ソーム含有の抗リーシュマニア剤を使用するリーシュマニア感染の化学療法の改 良法は、1980年1月29日に発行された米国特許第4,186,183号に おいてステックおよびアルピングにより報告されている。化学療法に使用されて いるリポソーム類は、生体内でリポソーム類の安定性を増大する多数の安定剤が 含有されている。しかしながら、前記のように、これらの安定剤は高価であり、 かつこれらの安定剤を含有するりポソーム類の生産は、コスト低下とならない。
(4)最後に、医薬投与系における担体としてのリポソーム類の使用で生じる問 題は、治療されるべき病気の治療を助ける効果がないということである。急速排 出に対する抵抗性に対する無効性および徐放性を助けるのに無効である他に、病 気治療に対する無効性に対して数多くの他の説明が可能である。例えば、リポソ ーム類が目的の細胞または食作用細胞(例えば網内皮細胞)に内部移行する場合 、これらはRESよりも含まれる細胞の病気に対して非常に無効な捕捉された医 薬を与えて系内が急速に排出される。食作用後は、リポソーム分は、食作用細胞 のリポソーム内にパックされる。非常にしばしばリポソーム内に含有されている 分解性酵素は捕捉されている化合物を分解するかあるいはその活性点でその化合 物を開裂するかあるいはその構造を変えることにより該化合物と不活性にする。
さらに、リポソーム類は、製造時に活性化合物のベシクルへの低い捕捉効率のた めに有効である投与量が投与できない。
リポソーム類は、研究者らによりモデル膜系として使用され、かつ捕捉輸送イム ノアッセイにおける「標的細胞」として使用されてきた。しかしながら、このよ うなイムノアッセイに使用する場合、これらのアッセイがあるイムノグロブ′リ ンクラス(例えばI(IMおよびI(IG分子)を含む免疫複合体生成により内 情補体活性化の因子としてリポソーム分の放出を測るので、血清中に培養される 際にリポソーム膜が漏洩しないことが重要である。
3、発明の開示 本発明は、以後安定なプルリラメラベシクル類(stableplurilam ellar vesicles (S P L Vs ) )と称される新規か つ実質的に改良されたタイプの脂質ベシクル類を提供する。ことにある。マルチ ラメラベシクル類(multilamelfar vesicles (M L  V S ) )とは構造的に異なる他に、5PLVsはまたMLVsとは異な る方法で製造され、MLVsと比較して特異な性質を有し、かつこのようなML Vsと比較して種々の異なる移点を有している。これらの差異の結果として、5 PLVsは従来から使用されてきた通常の脂質ベシクル類により代表される多く の問題を解決するものである。
脂質ベシクル類の不均質混合物は、SPL’Vsが合成されるときに生成する。
証拠は、該5PLVs中の脂質類が新規なスプラモレキュラール構造に形成され ることを示している。脂質ベシクル類の多くは、非常に多くの二分子層、場合に よっては100程度の多くの層を有している。この高度の層形成は、その説明が 理論的ではあるが、5PLVSにより保有される数多くの驚くべき性質に寄与す ることが可能である。
5PLVsの性質は、つぎのちのを含んでいる。(1)他の方法で治療不可能な ある種の病気を治療する能力、〈2)緩衝液中で保存している間の5PLVsの 非常に大きな安定性、(3)苛酷な環境に耐え得る5PLVsの大きな能力、( 4)物質の高い捕捉効果、〈5)長時間にわたる組織および細胞に対する付着力 、〈6)体液内での捕捉物質の徐放能力、(7〉標的細胞の細胞質ゾルを通じて のリポソーム分の投与および決定的な分散性、(8)製造における改良されたコ スト低下、および(9)生体内におけるその生物活性形での化合物の放出。
S P L V Sの特異、な性質のために、これらは排出に対して抵抗があり かつ徐放性であるので、生体内で投与系のキA・リヤーとして特に有用である。
生体内での生物活性化合物の投与および病気、例えば感染症の治療の方法が記載 されている。
4、図面の簡単な説明 第1図は種々の濃度で処理したMLVsとS P L Vsどの間の膜安定性〈 漏洩%で表わされている)の差異を示すグラフである。
第2図は、マウスの眼瞼組織における5PLVsの脂質層および水性相の両者の 保持力および生体内でS P L Vsからのゲンタマイシンの徐放性を示すグ ラフである。
第3図は、M L V Sの電子スピン共鳴吸収スペクトルと比較したS P  L V sの電子スピン共鳴吸収スペクトルを示す図である。
第4図は、5PLVSおよびMLVsにおけるドキシルスピンブローブを減少さ せるアスコルビン酸塩の能力の差異を示すグラフである。
第5図は、感染したマウスの牌臓から回収され得るプルセラカニス(イヌ流産菌 )に基づくストレプトマイシンを捕捉したS P L Vを使用したマウスにお けるプルセラヵニス感染症の二段階治療の効果を示すグラフである。
第6図は、感染したマウスの器官から回収され得るプルセラ力ニスに基づくスト レプトマイシンを捕捉したSPL■を使用したマウスにおけるプルセラ力ニス感 染症の二段階治療の効果を示すグラフである。
第7図は、ストレプトマイシンを捕捉した5PLVを使用したモルモットにおけ るプルセラアボータス(ウシ流産菌)の二段階治療の効果を示すグラフである。
5、発明の詳細な説明 S P L V Sは、前記の他のいかなるリポソームとも異なる生成物を生じ る方法により製造される。
5PLVsは、数個ないし100個以上の脂質二重層を有する脂質ベシクル類で ある。膜二分子層は、両極性脂質の二分子層よりなり、非極性の疎水性炭化水素 「テール」点は二重層の中心に向い、また極性の親水性「ヘッド」点は水性相に 向いている。水性相は二重層で閉塞されており、その一部はベシクルの内腔を形 成し、かつ一部は隣接する層の間に位置する。該脂質二重層は種々のタンパク質 類、糖タンパク質類、糖脂質類、ムコ多糖類およびその他の疎水性および/また は両極性物質とコンプレックスを形成し得る。
5PLVsは、っぎのようにして製造される。すなわち、両極性脂質または脂質 の混合物を有機溶媒に混合する。多くの有機溶媒が適当であるが、ジエチルエー テル、フッ素化炭化水素類およびフッ素化炭化水素類とエーテルとの混合物が好 ましい。この溶液に捕捉されるべき活性成分および水性相が添加される。この二 層混合物は、溶媒を蒸発さぜながら該溶媒内の水性物質を乳化することにより5 PLVSに転化ざじる。蒸発は、音波処理中または処理後にいかなる蒸発技術、 例えば混合物に不活性ガス流を通過させることによる蒸発、加熱による蒸発また は真空蒸発により達成される。使用される溶媒の容量は、水性物質が混合物中で 完全に乳化されるに充分な水性容量を越えるべきである。実際には、1容量の水 性相に対して約3容量以上の溶媒が使用される。事実、溶媒の水性相に対する比 率は、1容最の水性相に対して100容量以下またはそれ以上で変えることがで きる。脂質の量は、■マルジョン液滴【水性相ml当り約40mgの脂質)をコ ートするに充分な量を越えるに充分でなければならない。上限は、コスト効果の 実用性のみに限定されるが、S P L Vsは水性相のmg当り15mgの脂 質でつくることができる。
この方法は、従来のリポソーム類と異なり巨大分子構造を右Jる脂質ベシクル類 を生成する。本発明によれば、全方法は、使用される脂質の相転移温度に関係な く4〜60°Cの温度範囲で行なわれる。この後者の利点は、所望の性質を有す る熱不安定性生成物、例えば変性タンパク質がジステアロイルホスファチジルコ リンのようなリン脂質からつくられる5PLVSと結合されるが、その相転移温 度以上の温度でのみ従来のリポソーム類に生成するという点にあん。該ノーイム は、含4’4されるべぎ使用される水溶性物質の20%以」−かつ含有されるべ き使用された脂質可溶性物質の40%以上を通常与える。
大抵の両極性脂質は、5PLVSの構成成分である。好適な親水性基としては、 ホスファト基、カルボキシル基。
スルファト基およびアミノ基があるが、これらに限定されるものではない。好適 な疎水基としては、飽和および不飽和炭化水素基および少なくとも1個の芳香族 基および/または脂環族基で置換された炭化水素基であるが、これらに限定され るものではない。好ましい両極性化合物はリン脂質および化学構造がこれに近い ものである。これらの例としてはレシチン、ホスファチジルエタノールアミン、 リソレシチン、リソファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ボス ファチルイノシトール、スフィンゴミエリン、カルシオリビン、ホスファチジン 酸およびセレブロシド類があるが、これらに限定されるものではない。5PLV sの製造に特に有用な安定な脂質の例は、天然レシチン類(例えば、卵レシチン または大豆レシチン)および飽和合成レシチン類〈例えば、シミリストイルホス ファチジルコリンまたはジパルミトイルホスファチジルコリンまたはジステアロ イルホスファチジルコリン)のような合成レシチン類および不飽和合成レシチン 類(例えば、ジオロイルホスファチジルコリンまたはシリノロイルホスファデジ ルコリン)である。このS P L V sの二重層は、コレステロール、コレ スタノール、コレスタノール、コレスタン等のようなステロイド化合物を含み1 qる。酸・准親水性基(ホスファト基、スルファト基等)を有する化合物を使用 する場合、得られるS P L Vsはアニオン性になり、またアミノ基のよう な塩基性基を有する化合物を使用する場合にはカチオン性リポソーム類が得られ 、またポリエチレンキシ基またはグリコール基を有する化合物を使用する場合に は天然のリポソーム類が得られる。5PLVsのサイズは大幅に変わる。その範 囲は約500〜10,000nm(10ミクロン)であるが、通常は約1,00 0〜4.OQQnmである。
実質的には、いかなる生物活性化合物も5PliVs内に捕捉することができる (捕捉は、水性画分内または膜二重層内の捕捉として定義される)。こ・のよう な化合物としては、核酸類、ポリヌクレオチド類、抗菌性化合物類、抗ウイルス 性化合物類、抗真菌性化合物類、駆虫性化合物類、抗腫瘍性化合物、タンパク質 類、トキシン類、酵素類、ホリン類、免疫モジュレータ−類、色素、放射性標識 、放射線不透過化合物、蛍光化合物、多糖類、細胞受容体結合分子類、抗炎症剤 、抗緑内障剤、散瞳性化合物、局部麻酔薬等があるが、これらに限定されるもの ではない。
以下は、・5PLVsの合成に使用される割合の例である。
すなわち、5PLVSは5μ9のBl−IT (ブチル化ヒドロキシトルエン) を含有する5mlのジエチルエーテルに50ミクロモルのリン脂質を添加し、つ いで、含有されるべき活性物質を含有する0、3m lの水性相を添加すること により生成する。捕捉されるべき物質を含む結果物として溶液および捕捉脂質は 混合物に不活性ガスを流通させながら音波処理され、これにより大部分の溶媒が 除去される。
この具体例は、部分的にはB l−I Tのベシクル類への内蔵のために特に安 定な5PLVsを生成する。
音波処理しかつクロロホルムとエーテルとの混合物中で添加された水性相ととも にコレステロールおよびホスファチジルコリンの溶液を蒸発することによるリポ ソーム内蔵抗体の製造方法を記載するが水性相に対する脂質の相対割合は規定し ていないレンダ(lenk)らの1983 Eur。
J 、 B iochem、 121 : 475−482を参照のこと。
5.2. 5PLVSの特徴 5PLVsは、単一または数個のラメラを有するりボソーム類(例えば5UVs およびREVS)とは、明らかにその性質が区別される。冷凍破壊電子顕微鏡は 、5PLV剤が実質的に5UVsおよびREVsを含まず、すなわちベシクル類 の20%未満でユニラメラであることを示している。しかしながら、これらはそ の物性の多くが異なるとはいえ、電子顕微鏡的技術によってはMLV、sと区別 できない。かくして、つぎの詳細な比較が5PLVSをMLVSから区別する焦 点となる。
5.2.1、 貯蔵中の5PLVsの安定性脂質ベシクルの安定性は、長時間に わたって外部環境がらその吸臓された空間をキレート化するベシクルの能力に期 する。有用な脂質ベシクルには、貯蔵および取扱い中に安定であることが好まし い。しかしながら、ある利用には使用時にベシクルがその内容物を徐々に漏洩す ることが望ましい。他の利用にはベシクルが作用の所望点に達するまで投与後に 完全に残る。5PLVSはこれらの望ましい特徴を示すのに対してMLVsは示 さない。
ベシクルに漏洩を生じさせる原因は二つある。一つは、脂質の自動酸化であり、 これにより炭化水素鎖は二重層を不安定にする過酸化物を生成する。この酸化は ベシクル剤にブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)のような抗酸化剤を添加す ることにより急激に低下されることができる。
ベシクル類はまた、外部環境の薬剤は、脂質が完全に残るが膜が細孔を形成する ような脂質の二重層構造を***さぜるので一漏洩する。
脂質ベシクル剤は製造当初は白色である。自動酸化により該薬剤は着色(茶色) する。同一脂質および水性成分を使用して製造した5PLVsに対するMLVS の比較は、MLVsが1〜2週間で着色するのに対して5PLVsは少なくとも 2個月間は白色のままである。これはMLVSにおける脂質の分解を示すが5P LVsの脂質の分解は示さない脂質成分の薄層クロマトグラフィによって支持さ れている。これらのベシクル類がBHTやその他の成分の添加により製造される 場合、MLVsは1個月以内に僅かな着色を示すが、5PLVsは白色のままで ありかつ少なくとも6個月以上安定である。
等張性の食塩水を含有する緩衝液中に中性のpHで入れた場合、抗生物質を含有 する5PLVsは、第1表に示すように4個月以上も安定である。これらのデー タは、5PLVs内に最初から内蔵された抗生物質のいずれも実験期間中に漏洩 しなかったことを示している。
他の証拠は、5PLVβが6個月以上にわたってカルシウムイオンはど小さい分 子から内蔵された薬剤とキレート化し得ることを示している。アルセンアゾ■( arsenazoll[>は、極めて少量の二価カチオンの存在で赤から青に変 る色素である。5PLVSにこの色素を内蔵させかつ塩化カルシウムを貯蔵する 緩衝液に添加することにより色の変化を見ることによりベシクル類の安定性を測 ることができる。
色は、色素が漏洩またはイオンの侵入のいずれも示すことなく少なくとも6.5 個月間その最初の色から検出できないほど差貢しがなかった。
第 1 表 最初の捕捉率 b 捕捉医薬の生物 捕 捉 薬 剤 (%) 上澄みへの漏洩 学的利用能(%)ストレプトマイシ ン 34.1 0 ’Y7硫酸塩 スペクチノマイシン 37.2 0 84クロラムフエニコール 35.2 0  89オキシテトラ 18.8 0 91 サイクリン エリスロマイシン 0.4 0 97 スルフアメラジン 6.3 0 93 a 5PLVsは127μMの卵ホスフ1チジルコリジン(EPC)および25 μMの医薬を使用して製造した。
4°Cで4.5個月間保存した終期に5PLVsは遠心力により貯蔵緩衝液から 分離された。5PLVS分の希釈物および上澄液は、標準希釈率の抗生物質と比 較して生物学的活性を検定するために細菌叢に適用した。
り Oは検出し得るレベル以下を示す。
7 これらの実験は、5PLVsが貯蔵および取扱いの問題に関して充分安定である ことを示すものである。このような長さにわたって安定なMLVsをつくること は可能であるとはいえ、DSPCのような合成脂質からつくる必要があり、必然 的に高価となる。
5.2.2. 他の環境での5PLVSの安定性膜摂動剤を含有する媒体中に脂 質ベシクル類を入れることは、異なる分子構成を探査する方法である。該膜の構 成の仕方により、異なるベシクル類がこのような薬剤に対して異なって応答する 。
以下の実験において、閉塞した水性分画内で放射性トレーサ分子(3Hイヌリン )を含むベシクル類が調製される。
イヌリンおよび多糖類が水性相へ分配し、放射線標識されたときに脂質ベシクル 類の水性分をトレースするのに使用される。所定の薬剤に適当な間隔で曝らした のち、該ベシクル類を遠心力により媒体から分離し、該ベシクル類から媒体へ逃 散した放射線の相当量が測定される。これらの結果は、第2表に報告されており 、数値はベシクル類中に最初に内蔵されていた量に対する周囲媒体中の放射性物 質の割合を意味する漏洩パーセントで現わされる。
5PLVSは、塩酸中ではMLVsよりも安定である。
第2表は、卵レシチンからつくった場合に、MLVsおよび5PLVsの両者が 0.125Nの塩酸に1時間曝されたときの不安定化度を示す。しかしながら、 5PILVsはMLVsよりも酸に対して著しく感じ難いことは特筆すべきであ る。多分、この異なる応答はその環境で脂質が相互作用する場合の固有の差異を 反映するものである。
塩 酸 90.5 55.2 尿 素 21.7 44.8 グアニジン 0.5M 5.7 7.4 1.0M 8.3 10.1 酢酸アンモニウム 015M 、27,0 67.0 1.0M 25.9 54.7−63.1血 清 76.2 57.8 a)培養時間はH(l中での培養時間を1時間とした以外は2〜4時間である。
5PLVSは、尿素に曝らした場合MLVsとは異なって応答する(第1図およ び第2表)。尿素はカ第1ヘローブ効果(chaotropic effect ) (水の構造を***させる)および強い双極子モーメントの雨音を有する分子 である。SP l−V Sは、同一1lii1度で塩化ナトリウムのような浸透 剤対するよりも尿素に対する方がはるかに敏感であることが観察されたく第1図 )。MLVsは塩化ナリトゥム中でよりも尿素中での方がはるかに漏洩しない。
この異なる挙動に対する説明は理論的であるとはいえ、尿素と分子が近似してい るグアニジンが5PLVsを脱井安定にするので、この応答は双極子効果よりも カオトロープ性に基づくものであると思われる(第2表)。グアニジンも強いカ オトロープ性であるとはいえ、強い双極子モーメントを有していない。
5PLVsはまた、酢酸アンモニウムに対しても敏感であるのに対し、MLVs は敏感ではない(第2表)。しかしながら、アンモニウムイオン(塩化アンモニ ウム中の)または酢酸塩〈酢酸ナトリウム中の)いずれも特に5PLVsを脱安 定にする効果はない。したがって、該イオン自体ではなく、誘引漏洩の要因とな る酢酸アンモニウムの極性であることが判る。
最初、血清または血液のような体液中で培養した場合にMLVsよりも5PLV sがはるかに安定であるので、このような結果は驚くべきことである。しかしな がら、このような結果に対する理論的説明が提案されたくもちろん、他の説明も 可能である)。5PLVsの安定性が、膜脂質の極性基が配向した水分子の雲ま たは水和シェルにより水和されるようにその膜二重層の特異な構造に基づくもの である場合、には、このような水和シェルを***しあるいはこれと両立しないい かなる薬剤も、構造的な膜状態に変化するのを促進し、このため漏洩する。
尿素における5PLVsの脱洪各安定化の理論的説明が正しいのとは関係なく、 MLVSと5PLVsの橘造との間の特徴的な差異を前記結果は示すものである 。この差異は、応用上極めて有用な目的に役立つ。下記のとおり、5PLVsは 、眼に適用された場合、徐々に漏洩性となる。
多分、この望ましい徐放性は、涙液に曝されたとき5PLVSの同様な脱安電化 によるものである。
血清内では5PLVSはMLVsよりも安定である。脂質ベシクル類の数多くの 応用には、プルセラ症治療用のような腹腔内的にこれらを投与することが含まれ ている。効果的にするには、ベシクル類はその所定の標識に達するに充分な時間 生存しなりればならない。卵レシチンからつくられた5PLVsおよびMLVs の両者は、活性補体を含有するウシの胎児の血清に曝らされた〈第2表〉。37 °Cで48時間曝らさしたのち、S P L VsはMIVsよりもはるかに安 定であった。
5.2.3. 生体内に投与された5PLVsの特徴5PLVSは、生体内での 投与系用のキャリヤーとして5PLVSを特に好適にする数多くの特性を示す。
(△)SPLVsは、排出に対する抵抗がある。5PLVSが生物に投与される 場合、脂質成分および捕捉活性成分は組織内にかつ投与される細胞により保持さ れる。
(B)SPLVsは徐放性を与えるよう輻設計できる。5PLVsの安定性は、 S P l−V Sが貯蔵中に極めて安定であり、かつ体液の存在下では安定で あるが、生体内に投与されたときには活性成分のゆるヤがな漏洩が活性成分の徐 放性を与える。
(C)投与されたときの高度の捕捉性および安定性のために、活性成分の有効な 投与量が放出される。
(D)SPLVSの製造は、ベシクル類の安定性が二重層に高価な安定剤を含有 させることなく行なわれるので、安価である。
つぎの実験は、供試動物の眼に投与したときの5PLVSのこれらの性質のい( っがを示している。これらの実験において使用されるS P L VSは、脂質 二重層および活性成分が期間中眼組織中にこれらの成分をトレースするためにそ れぞれ放射線で指標された以外が前記のとおりであった。
5PLVsは、1100rnのホスファチジルコリン〈EPC)および100m qのゲンタマイシン硫酸塩を用いて製造された。脂質成分は痕跡量の1Jf、− ホスファチジルエタノールアミン〈メr−PE)を二重層に結合することにより 放射線で指標され、水性層中の活性成分はメI−ゲンタマイシン硫酸塩(I−G S)の添加により放射線指標づけされた。この5PLVsは、未結合または未内 蔵物質を効果的に除去するために緩衝液で繰返し洗浄した。
5PLVs剤の一部分は、水性相から有機相を除去するために除去されかつ抽出 された。各相の放射性は、5PLVsに結合された(脂質相中のcpm (カウ ント7分):水rr 性相中のcpm )である l−PE:メl−G5の最初の比率を決定するため に測定された。
抽出はつきのようになされた。0.8m lの0.4MのNaC1(水性)、1 mlのクロロホルムおよび2mlのメタノールは混合されて脂質相を形成された 。ついで4μmの放射線標識付けされた5PLVSが添加されて混合された。こ の5PLVS分は有機相および水性相に溶解しているので、最初は濁っていた混 合物が透明になった。これらの相は1mlの0.4MのNac!(水性)おJ: ヒ1m1のクロロホルムを添加しかつ混合し、ついで2.800xgで5分間遠 心分離することにより分離した。各相の一部分(1ml)を除去し、放射性を( Cpm )で測定した(l肖−PE:1−GSの最初の比率は1.55:1であ った)。
15匹の雌の成スイスウェーブスターマウスを、これらがその眼をめぐうのを防 止するために)麻酔をして監禁した。懸濁液中の放射線標識された5PLVSの 同量の部分(2μm)を冬眠に局部的に使用した。ついで、三つの動物群をつぎ の点、すなpち1,2,3.18および24時間でそれぞれ犠牲にした。9匹の 雌スイスウェブスターマウス(対照)を、放射線標識されたゲンタマイシン硫酸 塩の水溶液の同量の部分(2μm)を−各uRに局部的に使用した以外は同様に 処理した。
犠牲直後に、該動物の眼瞼を除去し、刻み、かつ脂質成分から水性相を分離する ために〈前記方法を用いて)抽出した。該相の放射性は測定され、同様に放射性 カウントの総量が回収された。脂質相で測定された放射線は、眼組織による5P LVsの保有量の表示であり、水性相で測定された放射線は、眼組織によるS  P L Vsの保有量の表示であり、水性相で測定された放射線は、眼組織中の ゲンタマイシンの保有量の標示である。第2図は、眼に対して使用されたcpm の最初の数値のパーセントとしC表現した)眼瞼組織中の各成分の保有量を示す グラフである。
第2図は、24時間にわたる眼瞼組織中の5PLVS脂質成分の保有量および( 期間中に眼瞼組織中に保有されるゲンタマイシンのパーセントとして表わされる )24時間にわたる5PLVsからのゲンタマイシンの徐放性を明確に示してい る。第2図はまた、未含有ゲンタマイシン(局部的に投与された水性ゲンタマイ シン)が眼瞼組織から急速に消失することを示している。例えば、溶液中のゲン タマイシン(対照)は、4時間以内に眼瞼組織から消失した(眼瞼組織中に5% 未満のゲンタマイシンが残存)。他方、50%を越えるゲンタマイシンを内蔵し た5PLVsは、この4時間に眼瞼組織により保有されており、事実24FR間 後には25%を越えるゲンタマイシンを内蔵した5PLVSが眼瞼組織中に保有 されていた。これは、約85%のゲンタマイシンを内蔵した5PLVsが24時 間にわたって放出され、95%の未内蔵のゲンタマイシン硫酸塩が消失した。
第3表は、各点で眼瞼組織中に保有されている5PLVS脂質相と水性相の比率 を比較するものである。この比率の増大は、5PLVsのからのゲンタマイシン の放出を示すものである。
眼瞼組織により保有されているゲンタマイシン硫酸塩を内蔵しているSP、LV Sの生物学的活性も評価された。ゲンタマイシン硫酸塩は、ゲンタマイシン硫酸 塩を内蔵する5PLVsが眼に使用されてから3時間後に調製された眼瞼抽出物 の水性相からの一部分を除去するこにより眼瞼組織から回収された。この水性相 互は連続的に希釈され、2μmの部分を寒天層上の黄色ブドウ球菌叢上に置き、 24時間培養したのち抑制域を測定した。ゲンタマイシン硫酸塩内蔵5PLVと で処理された動物の眼瞼組織抽出物から回収されたゲンタマイシン硫酸塩は、完 全にその生物学的活性を保有していた。
角’N3−1− マウスの眼に局部的に使用した後のゲンタマイシン内蔵の5PLVSの徐放性 眼瞼に保有されている 眼瞼から回収された 5PLVS SPLVS成分 脂質:水相の比率 0 ’too% 1.55 1br 100% 2.1 3hr 100% 2.82 18hr 94% 6,89 24hr 85.1% 7,17 5.2.4. 電子スピン共鳴 5PLVSとMLVSとは電子顕微鏡では同一に表われるとはいえ、ESR(電 子スピン共鳴)スペクトルは、そのスプラモレキュール構造上の差異を明らかに する。5PLVsは、その増大する分子オーダー、増大する分子挙動およびアル コルビン酸塩への大きな浸透性による消去から明らかなように、その分子構造の 点でMLVsとは区別できる。分子構造上のこれらの差異は、その異なる生物学 的活性に寄与している。
電子スピン共鳴スペクトル法において、5−ドキシルステアレート(5DS)の ようなスピンプローブは、脂質二重層中に配合される。ドキシル基の不対電子は 、試料が磁場に挿入されたときにマイクロ波エネルギーを吸収する。
吸収のスペクトルは、三つの実験パラメータS、オーダーパラメータAO,超微 細カップリング定数および回転相関時間Tauの決定をさせる。代表的な読みは 第3図に示され、ここにAは5PLVSの信号、BはMLVsの信号であり、両 者は5−ドキシルステアレートで標識付けされる。スペクトルは、室温で行なわ れ、スキャン域は100ガウスであった。2T+および2T11の両者に依存す るオーダーパラメータは、プローブの完全に均一な配向の場合からのESR信号 の誤りを測定する。均一に配向した試料S−1゜O○には、ラントム試料はS− 0である。2T+および2T t+ hs rら計算され得る超微細カップリン グ定数AOは局部的極性を表わずものと考慮され、かつ膜内のスピンプローブの 位置を表わす。回転相関時間(wo、 ho、 h −1に従属する)は、その 前の空間配向がめざす「忘れ<forget) Jに対して分子に要求される時 間として考えられる。スピンプローブとして5−DSを有フル8 P L Vs  トM L Vs トの差異の代表的なESR決定は、第4図に表示されている 。
両者の場合、スピンプローブが二重層における同−深さから報告されるとはいえ 、5PLVsはMLVSよりも極めて大きな分子オーダーおよび分子挙動を有し ている。
5PLVSとMLVsの差異の他の説明は、ドキシルスピンプローブを減少させ るアスコルビン酸塩の能力にある。
アスコルビン酸塩が恐らく磁場でマイクロ波エネルギーを吸収しないヒドロキシ ルアミン類へキトキシル部分を還元することはしばしばしられている。水溶液中 では、還元はESR信号の随伴損失を伴なって急速に起こる。スピンプローブが 脂質二重層のような保護環境にある場合には、親水性アルコルビン酸塩によりさ らに徐々に減少するかあるいは全く還元されない。したがって、ニトロキサイド 還元の速度は、アスコルビン酸塩の脂質二重層への浸透の速度研究に使用され得 る。第3図は、アスコルビン酸塩溶液中に懸濁している5PLVSおよびM L  V S残留スピンパーセント対時間の関係を示す。90分でアスコルビン酸塩 はMLVs中に入れられたプローブの25%を減少させるが、5PLVs中では 入れられたプローブの60%を減少させる。5PLVsは、MLVSの場合より 劇的に大きなアスコルビン酸塩の浸透を可能にする。
S P I V S 2,65xiO’ S ec O,61414,9M L  V s 3,65x10’ S ec O,56514,95,2,5,5P LVsによる活性物質の捕捉従来のMLVsに対する5PIVSの利点を示ず他 の基本的例として、5PLVsは使用する活性物質を大きなバ−センテージで捕 捉し、これにより該物質を保持する(第5表参照)。
5.2.6’、5PLVsと細胞との相互反応5PLVsのさらに他の利点は、 5PLVSがベシクルの内側に内蔵された物質の比較的大きな部分が食作用ベシ クル類に対して限られているよりも細胞の細胞質全体に分散しているような細胞 と相互反応すφことである。5PLVsが細胞と混合する場合には、三者は連合 する。連合によりS P L VsはMLVsとは異なり、試験管内で細胞と相 互反応するので、全ての細胞が5PLVsに最初から補足されていた少なくとも 若干(4)を含む。この物質は各細胞に分布されるようであるが、食作用ベシク ルのみに限定されるものではない。これは、5PLVs剤の水性相内のフェリテ ィン(ferritin)を配合することにより示すことができる。カルチャー 内の細胞との連合後、超微細構造分析は、細胞質ゾル全体にフェリティンが分布 しかつ細胞内膜により境界されるものではないことを示している。この現象はM LVsととも起こすこともできるが、多量の物質は5PLVsにより転移される 。
週K 5 R驚− MLVsと5PLVS 、!:(7)比較捕捉された有効な物質(%) 内蔵物 M L Vs S P L Vsイヌリン水性空間形成剤 2−6%  20−30%牛血清アルブミン 15% 20−50%ストレプトマイシン 1 2−15% 20−40%ポリビニルピロリドン (水性空間) 5% 23−35% 5.2.7. 5PLVS(7)浮遊密度さらに、5PLVsはMLVsよりも 低い浮遊密度を有している。これは、フィコル勾配内でバンディングにより測定 される(第6表参照)。
5.2.8. 5PLVsの容積 さらに、1.000〜100.OOOxg+7)遠心力でペレット中に集めた場 合、5PLVsはMLVsよりも実質的に大きなペレットが同一リン脂質濃度を 与える。16,0ooxaの遠心力では、5PLVsはMLVsより約1/3大 きいペレットを形成する。
5.2.9. 5PLVs c7)浸透特性リン脂質二重層は水透過性であるの で、高張性環境内に入れられたMLVsは浸透力により水を締め出す。5PLV SはMLVSよりも収縮する。さらに、内部塩8度よりも20倍高い緩衝液中で 16時間収縮させたのち、5PLVsはMLVSと同一の最終容積には収縮しな かった(SPLVsの沈澱はMLVsのペレットよりも1/3大きく残った)。
B+F、ペレットサイズの差異が水性内蔵容積の違いによるものでないことを示 している。
5.3. 3PLVs の用途 5PLVSは、つぎのようなファクターが重要である系において特に有用である 。すなわち、貯蔵中および体液との接触時の安定性、比較的高い内蔵性、コスト 低下、およびその生物学的に活性な形での捕捉化合物の放出。
フィコル中 1%以上の層 1%以上の層Q 7m 1で 1.071 1.0 274さらに、生体内の投与形体に応じて5PLVsは急速排出に抵抗を有しく 例えば徐放性が重要な場合)あるいはRESの細胞に対して与えることができる 。
結果として、本発明のS P L Vsは、広い範囲の系に使・用できる。これ らは治療の医療効果を高めるため、感染症与を高めうため、試験管内または正体 内の細胞に遺伝子情報を導入するため、ワクチン類の製造のため、遺伝子交換の デオキシリボ核酸セグメントを細胞内に導入するため、または捕捉された「リポ ータ」分子の放出する臨床試験用診断剤として使用することができる。この5P LVsはまた、化粧料、殺菌剤、植物成長剤を徐放させる化合物等を内蔵させる のに使用できる。
5PLVsの用途に関して述べたが、該方法は5PLVSまたはその他のリポソ ームまたは5PLVSのそれと同様な官能性を有する脂質ベシクルの使用をも可 能にする。
5.3.1. 生物学的活性化合物の投与試験管内での細胞(例えば動物細胞、 植物細胞、原生動物類等)に対する化合物の投与は、カルチャー内の細胞に該化 合物を含有する5PLVsの添加を通常必要とする。
しかしながら、5PLVSはまた動物(ヒトを含む)、植物および原生動物類の 生成内に対して該化合物を投与するため使用できる。投与目的に応じて、該5P LVSは、数多くのルートにより投与できる。すなわち、ヒトおよび動物におい てはこれは注射(例えば静脈内、腹腔内、筋肉内。
皮下、耳介内、***内、尿道内等)、局部的使用〈例えば、苦痛部位)、および 上皮または粘膜(例えば服上皮1ロ粘膜、直腸または膣粘膜、気道膜、鼻咽頭粘 膜、腸粘膜等)で使用できるが、これに限定されるものではなく、また植物およ び原生動物類においては、これは生物に直接、生物の棲息環境に分散して、周囲 の水または環境に添加する等して行なうこともできるが、これらに限定されるも のではない。
使用のモードはまた、該化合物が投与される生物の部位または細胞を決定する。
例えば、感染の特定個所に対する投与は局部的使用(感染が外的である場合)、 により容易になされる。循環系(したがって、網内細胞)への投与は、静脈内、 腹腔内、筋肉内または皮下注射により極めて容易に行なうことができる。
5PLVsは該化合物の徐放を可能にするので、生物に対して毒性がなければ、 投与量は該生物に対して1回またはそれ以上の投与で使用できる。
この項は5PLVsが使用できる総体的な記載を行なうものであるが、本発明の 範囲を限定するものではない。
5.3.2. 病気の治療 ヒト、動物および植物において生じる数多くの病理学的状態は、適当な化合物を 5PLVsに内蔵させることにより有効に治療できる。これらの病理学的状態と しては感染症(細胞内または細胞外)、嚢、腫瘍および腫瘍細胞、アレルギー等 があるが、これらに限られるものではない。
このような病気の治療に5PLVSを使用するには種々の方法が可能である。生 体内に投与された場合にマクロファージによりS P L VSが内部移行する 事実を特徴とする特に有用ないくつかの計画の概略を示す。
一つの計画では、5PLVsは細胞内感染の部位に治療薬剤を投与するために使 用される。ある病気は、網内系。
例えばプルセラ症の細胞の感染を含んでいる。これらの細胞内感染症は、数多く の理由から治療が困難である。(1)感染微生物が網内系の細胞内に存在するの で、治療上充分な′m度で細胞膜を通過できない治療薬剤を循環から止め、この ため治療に対して高い抵抗がある。(2)治療薬剤の毒性レベル投与はこのよう な感染症を防ぐのにしばしば必要である。(3)治療は、治療後に残留するいか なる感染も宿主生物を再感染するかあるいは他の宿主に伝染できるので完全に有 効でなければならない。
本発明の一つのモードによれば、適当な生物学的活性化合物を含有する5PLV Sは、(好ましくは腹腔内または静脈内で)宿主生物または可能性のある宿主生 物に投与される。(例えば獣群において、 未感染動物が感染動物と同様に治療 できる。)食作用細胞はSP’LVsを内部移行するので、微生物感染に対して 生物学的に活性な物質を内蔵させた5PLVの投与は、感染部位へ該生物学的活 性化合物の直接到達をめざず。かくして、本発明方法は、種々の微生物、バクテ リア、寄生虫、開門、ミコプラズマ類、ウィルス類等により生じる感染症を除く ために使用され、これらの微生物としてはブラセラs、pp 、ミコバクテリウ ムspp 、サルモネラSt)+1 、リステリア5t)I) 、フランチセラ spp、ヒストプラズマspp 、コリネバクリテリウムspp 、コクシジオ デスSppおよびリンパ性脈絡髄膜炎菌があるが、これらに限定されるものでは ない。
選定される治療剤は、感染症を生じる微生物による。例えば、バクテリア感染症 は、抗生物質の内蔵により除去できる。該抗生物質は、5PLVSの水性液体内 に含有されかつ/またはベシクル二重層内に挿入される。適当な抗生物質として は、ペニシリン、アンピシリン、ヘタシリン。
カルベンシリン、テトラサイクリン、テトラサイクリン塩酸塩、オキシテトラサ イクリン塩酸塩、クロルテトラサイクリン塩酸塩、7−クロロ−6−シメチルテ トラサイクリン、ドキシサイクリン−水塩、メタサイクリン塩酸塩、モノサイタ リン塩酸塩、ロリテトラリ”イクリン、ジヒドロストレプトマイシン、ストレプ トマイシン、ゲンタマイシン。
カナマイシン、ネオマイシン、エリス[1マイシン、カルdζマイシン、オーレ オマイシン、ドローレオマイシン、月文IJミキシンBコリスチン、セファロチ ンナトリウム、セファロリジン、セファログリシンニ水塩およびセファレキシン −水塩がある。
我々は、プルセラ症治療におけるこのような処置の効果を示す(以下の実施例参 照)。本発明方法により作用の効果および期間は増大覆る。この系は、MLVs に捕捉された抗生物質のような公知の処置に応答しな(1感染症の>F3療に有 効である。いかなる少量の残留する感染症も広力くり、かつ感染サイクルは再び 開始するので、成功するような>fi療法は期待できなかった。我々は、リンパ 性脈絡髄炎ウィルス感染症における成功例を示す。
もちろん、本発明は細胞内感染症の治療のみに限定されるものではない。この5 PLVsは、細胞内であれ細胞外であれ、種々の感染部をめざしている。例えG f1本発明の他の実施態様において、系統的な細胞外感染の部位に番よ活性薬剤 をもたらすためにマクロファージが使用される。この計画によれば、5PLVs は生体内で5PLVSを好ましくは腹腔内または静脈内)投与することにより未 感染マクロファージ類に治療物質を投与するために5PLVsLま使用される。
このマクロファージは、5PLVSと連合し、ついで治療物質で1負荷」される 。一般に、このマクロファージは該物質を3〜5日間保持する。「負荷された」 マクロファージがいったん感染部位に到達すると、病原体はマクロファージによ り内部移行する。この結果、病原体(まマクロファージ内に含有されている治療 物質と接触し、破壊される。本発明のこの実施態様は、ヒI〜および家畜の黄色 ブドウ球菌炎の治療に有用である。
感染または会合の部位が外部または動きやす(、X場合に(よ、医療薬剤を捕捉 した5PLVsは局部的に使用できる。特に有用な応用は、眼痛の治療を含むも のである。眼痛の場合、1種またはそれ以上の適当な活性成分を含有する5PL Vsが痛みのある眼に局部的に施される。数多くの微生物が動物およびヒトの眼 感染症を引き起す。このような微生物としては、つぎのちのがあるが、これに限 定されるものではない。モラクセラspp 、クロストジウムspp 、コリネ バクテリウムspp 、ジブロコツカスspp 、エラボバクテリウムspp  、ヘモフィリスspp 、クレブシェラspp 、レストスビラspp 、ミコ バクテリウムspp 、ナイスセリアspp 。
プロピオニバクテリウムspp 、プロテウスspp 、シュードモナスspp  、セスチア5lit) 、■スケリキアspp 、スタフアロカッカスspp  、ストレプトコッカスspp 、およびミコプラズマSppおよびリケツィア Sppを含むバクテリア様微生物。これらの感染使用は、治療後に残留する感染 症が涙分泌により再感染するので、従来法によって除去することは困難である。
我々は、モラクセラボビスによって生じた服感染症の治癒における5PLVSの 使用を示す。(下記実施例参照) SPLVsは排出に対する抵抗であり、それらの中味の持続された放徐の有能で あるゆえ、5PLVsはまた活性処理物質との延長された接触より要望されるい くつかの問題の処理にも有用である。例えば、緑内障は辺縁的視野の進行的消失 を引きおこす眼内圧の段階的上昇により特徴ずけられる病気で、失調すると中心 部視野の消失および最終的な盲目となる。緑内障の処置に用いられる薬剤は原則 的に点眼として使用される。しかしながら時には、眼窩からの薬剤の迅速な除去 による15分毎の投薬滴下が処置に必要となる。緑内障のような問題が本発明で 処理されるとすると、ピロカルピンフロロピリル ルコリン、アセタゾールアミド,エトゾールアミド、ジクロロフエナミド,カル バコール、臭化デメカリウム,シイツブOビルホスフォフルオリデート、沃化エ コチオプレー 、ト,フィソスチグミンまたはネオスチグミンなどのような治療 物質が、病気におかされた眼に与えられるSPLVS中に内蔵されることが可能 である。
SPLVs中に内蔵され得、そして局所的に用いられる他の作因はこれに限定さ れるわけでないが、瞳孔拡大作因(エピネフリン、フェニルエピネフリン、ヒド ロキシアンフェタミン、シクロベントレート、トロピックアミド、エンカトロピ ン等)、局所麻酔,抗ウイルス性作因(イドクスウリジン,アデニンアラビノシ ド等)、抗真菌性作因(アンフォテラシンB,ナタマイシン,ピマリシン、フル シトシン、ナイスクチン,チメローサル,サルファメラジン,チオベンリ゛ゾー ル、1〜ルナフテート,グリシオフルピン等)、駆虫性作因くスルフォンアミド 、ピリメタミン。
タリンダマイシン等)および抗炎症性作因(ACTHのようなコルチコステロイ ド、ハイドロコーチシン、プレドニゾン、メトリシン、ベータメタシン、デキサ メサゾン、フルオロメタロン、トリアンシナロン等)が含まれる。
以下の実施例は例証のために与えられるが、本発明の視点をここに限定するもの ではない。
6、 実施例 SPLVsのaM 第5.1節の説明したように、s p l− v sの調製の基本的な方法は脂 質あるいは脂質の混合物を有機溶媒中へ溶解すること、水性相と被包される物質 を加えることおよび該混合物を音波処理することを包含するが、有機溶媒は音波 処理の間またはその後に任意の蒸発法によって除去される。
本発明のすべての実施例に用いられるSPI Vsは次の分節に述べられるよう にして調製される。(しかしながら、SPLVSを生産する任意の方法が使用可 能である。〉6、1. 抗生物質を含むSPLVs ioomqレシチンの5mlジエチルエーテル溶液が調製された。該混合物は丸 底フラスコ中に入れられた。次に5mMヘツプス(HEPES)(4− [2− ヒドロキシエチルコピペラジノ2−■タン スルホン110.0725M Na  Cl 10.0725M KCl中に硫酸ストレプトマイシン100mgをp H7.4で含む溶液(0.3ml)が、脂質のジエチルエーテル溶液を含むガラ ス容器へ滴状滴下される。該混合物は10536タイプのパスソニケーター(ラ ボラトリ−サブライズ カンパニー、インコーポレーーrツド[ l− abo ratory S uppl ies C o 、 。
Inc.]製)中に数分間入れられ、(周波数80kHz:出力80ワツト)で 、同時に窒素のゆるやかな蒸気を通すことにより粘着性のペース1−に乾燥させ る。
粘着性のペーストの残っているところへ、5mMヘツブスの10m1が加えられ た。ストレプトマイシンを含む生成SPLVの調製は、緩衝溶液中に懸濁され、 渦動混合器で数分間攪拌され、12000XOで10分間,20℃で遠心分離す ることにより被包されなかったストレプトマイシンを解放させる。生成ケークは 5mMヘツブスの0.5m1に懸濁されていた。
上記の手順は、ストレプトマイシンを、ジヒドロストレプトマイシン、硫酸ゲン タマイシン、アンピシリン、塩酸テトラシリンおよびカナマイシンのいずれか一 つで取り代えられたこと以外同様に行なわれた。
6、2. 他の膜成分を含有するSPLVS第6.1節で述べられた手法が次の 任意の1つが卵レシチンと共に加えられる以外同様に行なわれた。(1 ) 8  :2(レシチン;ジセチルホスフエート)のモル比を与えるホスファチジン酸 ,(2>8:2(レシチン;ステアリルアミン)のモル比を与えるステアリンア ミン、 、7 : 2 : 1(レシチン:コレステロール;ステアリルアミン )のモル比を与えるコロステロールとステアリルアミン、(3)7:2:1〈レ シチン:ホスファチジン酸:コレステロール)のモル比を与えるホスファチジン 酸とコレステロロール。
6、3. ピロカルビンを含有するSPLVs第6.1節の手順が、抗生物質ス トレプトマイシンをピロカルビンに代える以外同様に行なわれた。
6、4. BHTを用いるおよびこれを用いないで調製されたSPLVs 蒸留されていないエーテルは、貯蔵の目的のために抗酸T)を含む。第6.1節 の手順が、S P L V調製中にBHTを結合させるように溶媒として蒸留さ れていないエーテルを用いて同様に行なわれた。
5PLVsをBHTに結合させないで調製するように、第6.1節の手順が、溶 媒として蒸留されたエーテルを用いて同様に行なわれた。
7、 実施例 ガラス容器中の5PLVの仲介した放出数の実施例において、培 養器中においてマイクロファージへの抗生物質の5PLVの仲介した放出が示さ れた。
腹膜のマイクロファージがC5ヮBLK成体の雄のマウスから腹膜洗浄によって 得られ、10%熱不活性化された胎児の子牛の血清を含む最小必須培地(M、E 、M)p H7゜2中に懸濁される。細胞は1X106個/mlの濃度で96− ウェル(96−well)組織培養器中に懸濁される。粘着性の腹膜のマイクロ ファージを含む培養器に、1X106CFtJ (集落形成単位)7m1の濃度 でイヌ流産筒(3,canis )が加えられた。12時間後に、腹膜のマイク ロファージに吸入されなかったバクテリアはIvl、E、Ivlでの洗浄の繰り 返したにより除去された。腹膜のマイクロファージの培養器の洗浄後、これらは 1つのグループ当り12個の複製培養を含む5つのグループに別けられた。グル ープ1は照査標準を示し、何ら処理も加えられていない。グループ2は水性Ii i!を酸ストレプトマイシンを1 m ill /mlの濃度で受ける。グルー プ3は緩衝液に入れられた5PLVsを受ける。グループ4は水性硫酸ストレプ トマイシン(1111g/m1)と前もって作られた緩衝液に入れられた5PL Vsを受ける。グループ5は硫酸ストレプトマイシン(1m(1/m1)を含む 5PLVsを受ける。24時間後に、上澄みは洗浄をくり返すことにより除去さ れ、腹膜のマイクロファージは凍結と解凍をくり返することにより粉砕される。
粉砕されたマイクロファージの一連の希釈物は、プルセラの寒天培地上に置かれ 、4日後に、与えられるイヌ流産筒は希釈方法の限定により決定される。第7表 に示される結果は5PLVに内蔵のストレプトマイシンは試験管中における殺菌 および細胞内イヌ流産菌感染の除去に総合的な影響をもつことを示す。
実験がウシ流産菌(B、 abortus )で、白子モルモットの雌の成体か ら腹膜洗浄によって腹膜のマイクロファージを得る以外は上述と同様に行なわれ た。結果は、また第7表に示される。
(以下余白) 第 7 表 感染マイクロファージのストレプトマイシン含有5PLVSでの処理後の細胞内 の 照査標準 2.6± 1.13x103 3.1±0.81x104懸濁液に入 れられた 5PLVs 2.82±0.10x103 2.9±0.17x10’1遊離ス トレプト マイシン 3.11±0,40x103 3.3±0,25x104ストレプト マイシン と懸濁液に入れられた 5PLVS 2,76±0,20x103 2.8± 0.42x104SPL Vs内蔵の ストレプトマイシン 00 a あらかじめ感染されたマウス(Cs;7Blk)腹膜マイクロファージの等 数から分離されたイヌ流産筒の集落形成単位(CFU)(12個の複製の平均± 標準偏差) b あらかじめ感染されたモルモット腹膜マイクロファージの等数から分離され たウシ流産菌の集落形成単位(CFU)(12個の複製の平均上標準偏差2 Cストレプトマイシン1mg/mlの濃度8、 実施例 細胞内感染の処置 次の実施例は5PLVSが細胞内感染の処理方法を表わすものである。本データ は、(1)病気の処理におけるSP L V Sに被包された抗生物質の使用の 影響力および(2)SPLV調製品の多量の投薬により得られるより大きな能力 を表わす。調書中に用いられたMLVSの5PLVSとの賦形剤としての比較が 述べられる。
プルセラ症は世界的な経済的9国家的健康問題である。
プルセラ病はプルセラSppによってひきおこされる。これは、人間を含む咄乳 種、家畜および種々の野生動物に発病する。6つのプルセラSppが動物でプル セラ病をひきおこし、これらは、ウシ流産筒、イヌ流産菌、マルタ熱菌(B。
melitensis) 、プルセラ・ネオトメ(B 、 neotomae)  、プルセラ・オビス(B 、 ovis) 、ブタ流産筒(B、5uis)で ある。家畜と野生動物のいずれもプルセラ病を他の動物や人間に広げる保有体ど して取扱う。
該感染生体が網内皮糸の細胞中に存在し、抗生物質の殺菌性作用に対し高い抵抗 力をもつため、このような感染は抗生物質によって解消することができない。必 要とされる抗生物質の量と処置の長さは、動物に対し有毒であるか動物細胞中に 受け入れられない高い濃度の抗生物質であるかのいずれかである。この病気の処 置のさらに困難なことは、いくらか残っている感染は容易に広がり、循環を再度 くり返し始めるため、処置は完全な効果でなければならないことである。こよう な病気の経済的影響は自然流産による各年に失なわれる何百万ドルもの価値の牛 によって示されている。このような感染の突発に対処する唯一可能な方法は、隔 離とその時点での感染動物の畜殺である。
抗生物質を5PLVS中に結合することを次に感染動物の腹腔内に摂取すること により動物に被包性活性物質を投薬することによりこの実施例は構成される。
8.1. 5PLVに内蔵された抗生物質を用いるイヌ流産菌感染の単一処置の 効果 80匹の雄のスイスマウスの成体は腹膜腔内に(1,P、)イヌ流産菌△TCC 23365(1X 107CFU)で感染され、各々10匹のマウスをもつ8つ のグループに分けた。イヌ流産菌接種後7日目に、各グループは次の処置を受け た。グループ1は照査標準を示し、何の処置も受けなかっg0グループ2は緩衝 液に入れられた5PLVs (0゜21111 1、P、)を受けた。グループ 3は水性硫酸ストレプトマイシン(0,2m l r、P、の全投薬量中の1m  (1/K(+体重)を受けた。グループ4は0.2ml [。
P、の全投薬量中に水性硫酸ストレプトマイシン(5m9/に9体重)、を受け た。グループ5は0.2ml 1.P。
の全投薬量中に水性硫酸ストレプトマイシン(10mg/K(]体重)を受けた 。グループ6は0.2ml 1.P。
の全投薬量中の硫酸ストレプトマイシン(1n+ a /K(1体重)を含む5 PLVSを受けた。グループ7は0.2m11、P、の全投薬量中の硫酸ストレ プトマイシン(5ma /KG体重)を含む5PLVsを受けた。グループ8は 0.2ml 1.P、の全投薬量中の硫酸ストレプトマイシン<10mo/K( +体重)を含むS P l−V sを受けた。
イヌ流産菌接種後14日目に、すべての動物が犠牲とされ牌臓が無菌処理的に除 去された。牌臓は均質化されプルセラ寒天培地で連続的希釈され、処置後に牌臓 に生き残っている数を決定する。4日の潜伏期間後の結果を第8表に示す。
(以下余白) 第8表 遊離あるいは5PLVに内蔵された ストレプトマイシンの種々の濃度での 牌臓1個あたりのイヌ流産菌の集落形成単位5緩衝液に入れられた 非処理 5PLVs 照査標準 3.’46x10±2,7x10 4.1x106±0.66xlO ストレブ1へ マイシン濃度 遊離ストレプト 5PLVに内蔵された( W(1/ kil1 体重) マイシン ストレプトマイシン11.5±0,45 xlo 6 1. 01±0.25X10352.12± 1.71x1051,52±0.131 xlO4109,66±3.68x104 1,32± 1.00x104a  総員Q、2mlの腹膜腔内注入(殺菌塩水〉l) 生残するイヌ流産菌は牌[1 m1個あたりのCFU分離の数として決定され、1つの実験当りの10匹の平均 上標準偏差として表わされる。(三重の実験) 8.2. イヌ流産菌感染の5PLVに内蔵された抗生物質を用いての多重処理 の効果 80匹のスイスマウスの雄の成体はイヌ流産菌ATCC23365(IX107  CFU、1.P、)で感染され、各々10匹のマウスをもつ8つのグループに 分けた。イヌ流産菌の接種後7日および10日に、各グループは次の処置を受り た。グループ1は照査@準を示し、何の処理もされない。グループ2は緩衝液に 入れられた5PLVs (0゜2ml、1.P、)を受けた。グループ3は0. 2m、11、P、の全投薬量中水性硫酸ストレプトマイシン(1m(1/kg体 重)を受けた。グループ4はo、2+z r、P。
の全投薬量中に水性硫酸ストレプトマイシン(5mg/k(1体重)を受けた。
グループ5は0.2m(] 1.P、の全投薬量中に水性硫酸ストレプトマイシ ン(10mo/kg体重)を受けた。グループ6は0.2m(] 1.P、の全 投薬量中の硫酸ストレプトマイシン(1m9/kg体重)を含む5LPVSを受 けた。グループ7は0.2ml 1.P。
全投薬量中の硫酸ストレプトマイシン(5mg/k(]体重)を含む5LPVs を受けた。グループ8は0.2m1l。
P、全投薬量中の硫酸ストレプトマイシン(10mg/k(1体重)を含む5P LVSを受けた。イヌ流産菌の接種後14日目に、すべての動物が犠牲とされ、 牌臓が無菌処理的に除去された。牌臓は均質化されプルセラ寒天培地上で連続的 に希釈され、処理後の牌臓中に生残しているイヌ流産菌の数が決定された。4日 の潜伏期間後の結果を第5図に示す。
第5図に表わされるように生体中のイヌ流産菌感染における種々の二段階処置摂 生は、接種後7日および100日目水性ストレプトマイシンを受けているグルー プは、牌臓中において生残するイヌ流産菌はほとんど還元されないで観察された 。接種後7日および100日目1Qm(1/k(1体重投薬された5PLVに内 蔵されたストレプトマイシンを受【プているグループのみが、接種された動物の 牌臓からすべての生存できるバクテリアの削除がなされた。
上述の実験の伯に、5PLVに内蔵されたストレプトマイシンで三爪処理された 後のイヌ流産菌感染マウスからの種々の細胞は次のように試料とされた。
30匹のスイスマウスの雄の成体はイヌ流産菌△TC023365(1x 10 7 CFU、1.P、)で接種された。
接種後7日目に動物は、各々10匹のマウスを持つ3つのグループに分けられた 。グループ1は照査標準を示し、何の処置も受けなかった。グループ2は、水性 硫酸ストレプトマイシン(10mQ/kg体重)を各々の0.2m1I。
P、投薬中に(接種後7日および100日目)受けた。グループ3は各々の0. 2m l T、P、の投薬中の硫酸ストレプトマイシン(10mq/k(1体重 )を含んで(する5PLVsを(接種後7日および100日目)受けた。イヌ流 産菌接種後14日〜70日に、すべての動物は犠牲とされ、イヌ流産菌に感染し た心臓、肺、牌臓、肝臓、腎臓、皐丸を分離するためにプルセラ寒天培地で連続 的に希釈した。
4日の潜伏期間の後の臓器1個あたり生残するイヌ流産菌の結果を第6図に示す 。
第6図において表わされるようにストレプトマイシンで三爪の処置摂生後のイヌ の流産菌感染マウス中の種々の組織の試料摘出結果は、5PLVに内蔵されたス トレプトマイシンで処理された動物においては、イヌ流産菌接種後14日〜75 日に試料摘出されたすべての組織が生存できるイヌ流産菌体の全くない状態であ ったことを示している。
処置をされなかった動物あるいは5PLVに内蔵されたストレプトマイシンを受 けるものとig度および投薬計画を全く同一に水性ストレプトマイシンで処置さ 、れた動物においては、生存できるイヌ流産菌体はイヌ流産菌接種後14〜75 日に試料摘出されたすべての組織中において分離できた。
8.3. 5PLVsと比較のためのMl−VSを用イタ処置の効果 15匹のスイスマウスの雄の成体がイヌ流産菌ATCC23365(1x 10 7 CFU、1.P、)で接種された。
接種後7日目に動物は各々5匹のマウスをもつ3つのグループにわけられた。グ ループ1は照査標準を示し、何らの処理も受けなかった。グループ2は硫酸スト レプトマイシン(10n+a/kg体重、r、p、>を含むMLVSを(接種後 7日および100日目)受けた。MLVsは100m(]卵ホスファチジルコリ ンくEPC)と硫酸ストレプトマイシン< 1 oom (+ /ml)を含む 殺菌ヘツブスの2m+を使い一般的な方法で調製された。脂質と硫酸ストレプト マイシンの比は2m+の最終生成MLV懸濁液中で100maEPcに対し28 m9ストレプトマイシンであった。グループ3は、100n+ (l EPCを 100m0硫酸ストレプトマイシンを含むヘツブスの3mlととも用いる変更を 行って第6.1節で述べた如く調製された硫酸ストレプトマイシン(10mo/ k(1体重、1.P、)を含むS P L、 V sを(接種後7日および10 日後に)受ける。5PIVs中の脂質と硫酸ストレプトマイシンとの比は、2m lの最終生成5PLVsl濁液中で100m(IEPcに対し28+ng硫酸ス トレプトマイシンであった。イヌ流産菌接種後14日目に、すべての動物は犠乳 とされ、膵臓が無菌処置的に除去され、同一化され、そしてプルセラ寒天培地上 でイヌ硫酸菌を分離するために連続的に希釈された。4日の潜伏期間の後の臓器 1個当りの生残しているイヌ流産菌の結果は第9表に表わされる。
第 9 表 2回の処理の後の生体内のイヌ流産閑の殺菌にお【プる硫酸ストレプトマイシン を牌臓1個当りのイヌ流産菌 照査標準 2.7± 1,0XIO4 M1−Vso 1,8±0.4X104SPLVsc O a 1Qmg/kg体重の腹膜腔内注入が3目間隔で保たれた。照査標準は何の 処置もされなかった。
b 生残するイヌ流産菌は牌臓1個あたりのCFU分離の数として決定され、1 グループ当りの5匹の平均上標準偏差として表わされる。(実験動物1匹当り二 重の決定) C卵ホスファチジルコリンと硫酸ストレプトマイシンの比は100.n+g脂質 に対し28mg硫酸ストレプトマイシンである。
8.1 感染処置における5PLVに内蔵された種々の抗生物質の効果 50匹のスイスマウスの雄の成体はイヌの流産菌ATCC23365(IX 1 07CFU、[、p、)で接種された。接種後7日目に、実験動物は各々5匹の マウスをもつ10個のグループに分けられた。グループ1は照査標準を表わ゛し 、何の処置も受けなかった。グループ2は緩衝液に入れられた5PLVs (0 ,2m l 、1.P、)を接種後7日および10日目に受けた。グループ3, 4.5および6は、ジヒドロストレプトマイシン、ゼンタマイシン、カナマイシ ンあるいはストレプトマイシンの10m(1/kg体重、iP、の水性注入(0 ,2ml [、p、)を接種後7日および10日目に受(プた。(注:これらの 抗生物質はそれぞれ試験管中でイヌ流産菌を殺菌することが示されている。)グ ループ7.8.9および10はジヒドロストレプトマイシン、センタマイシン、 カナマイシンあるいはストレプトマイシンの1On+o/kg体重を含む5PL Vsを接種後7日および10日目に受ける。イヌ流産菌接種後14日目に、すべ ての動物は犠牲とされ、膵臓が無菌処理的に除去され、均質化され、そしてプル セラ寒天培地上でイヌ流産菌を分離するために連続的に希釈された。4日の潜伏 期間の後の臓器1個当りの生残しているイヌ流産菌の結果は第10表に表わされ る。
第10表に示されるイヌ流産菌マウスにおける種々の抗生物質の試験の結果は、 試験管中(すなわち、懸濁溶媒中)でイヌ流産菌殺菌の効果がある抗生物質は、 これらが5PLVsに被包された場合において生体中でイヌ流産菌殺菌における 効果のみを示す。他の水性抗生物質または緩衝液に入れられた5PLVsを受け るあるいはなにも処置を受(プなかった動物は、感染牌臓組織に残存するイヌ硫 酸菌の削除は起こらなかった。
(以下余白) 第 10 表 2回の処理の後の生体内でのイヌ流産菌の牌臓1個あたりのイヌ流産菌集落形成 単位5PLVに被包された 水性溶液 抗生物質 未処理 3.93± 1.51x106 4.66±0.87x106抗生物質 0 ジヒドロスト レプトマイシン1.13±0.30×1050ゼンタマイシン7.06±2.5 3X1050カナマイシン 2.72±0,91x1050ストレブ+ マイシン 1.01±0.17xlO50810m(1/に!11体重の腹膜腔 内注入が3目間隔で保たれた。照査標準は何の処置もされなかった。
b 生体1個当りに生残するイヌ流産菌は牌臓1個あたりのCFU分離の数とし て決定され、1グループ当りの5匹の平均上標準偏差として表わされる。
(実験動物1匹当り二重の決定) C懸濁溶媒中の・イヌ流産菌の殺菌における抗生物質の効果 8.5. イヌ流産菌に感染した犬の処置雌ビーグルの成人は、イヌ流産菌AT CC23365(1x107 CFU)で口腔内および膣腔的接種された。
接種後7日目に、犬は3つのグループに別けられた。グループ1は、照査標準を 示し、何の処置も受けなかった。グループ2は、10mg/kg体重くそれぞれ の投与ハ5.0m、l 1.P、であった。)の水性硫酸ストレプトマイシンを (接種後7日および10日目)に受(プた。グループ3は、10+z/ko体重 くそれぞれの投与は3.Oml、I。
P、であった。)の硫酸ストレプトマイシンを含む5PLVsを(接種後7日お よび10日目)に受けた。犬の膜洗浄とヘパリン化した血液試料が研究の前、間 および終了時に通常の間隔で集められた。イヌ流産菌を分離するためにこれらは プルセラ寒天培地上で溶媒された。結果は第11表に示す。血清試料はイヌ流産 菌に対する血清抗体の決定のための研究の前、間および終了時に集められた。こ れらの結果も第11表に示す。イヌ流産菌の接種後21日目に、すべての実験動 物は犠牲にされた。以下の組織が無菌処置的に除去され、均質化され、そしてイ ヌ流産菌を分離するためにプルセラ寒天培地上へ連続的に希釈された。ヘパリン 化した血、l!滲出液、肺、牌臓、滑膜液、子宮、卵巣。
膝窩すンパ節、唾液線、扁桃、@隔リンパ節、腸間膜リンパ節、骨髄、浅頚リン パ節および補助リンパ節。4日の潜伏期間の後の組織1つ当りに残存するイヌ流 産菌の結果は第12表に示される。
(y又王余白) 浄書(内容に変更なし) 第 12 表 2回の抗生物質摂生処理がなされた イヌ流産菌感染大における組織試料 ストレプトマイシンストレプト 11窒綿棒 Q 十十 肺 O+ + 牌臓 Q + + 滑腹膜 N、D、 + + 子宮 Q 十十 卵巣 Q + + 膝窩 リンパ節 N、D、 + 十 唾液線 OOO 扁桃 Q + + 縦隔リンパ節 Q N、D、 + 腸間膜 :リンパ節 N、 D、O0 第 12 表(続 き) ストレプトマイシンストレプト 組 織 を含む5PLVs マイシン 照査標準骨髄 0 + + a 感染後7日および10日目に処置した実験動物b 剖検時に取られた試料は プルセラ寒天培地上で希釈された。+は1 CFUに等しいかあるいはこれより も大きい場合、0は集落のない場合を示す。
C硫酸ストレプトマイシンを1On+o/に9偉績、■。
P、で含むS、PLVS d 10m(]/kg体重、1.P、のM酸ストレプトマイシン e 照査標準は何の処置も受けていない。
培養の結果と二段階の抗生物質投薬の前1間および後のイヌ流産菌感染大の血清 学試験の結果が第11表に示される。全部の実験動物は、負の血清価により測ら れたものゆえ、イヌ流産菌にさらす以前は血清学的に負であり、面培養面および 膣綿棒搾取の培養地から培養負である。すべての実験動物は、処理前の7日およ び10日1に血および膣の培養地の両方で培養正であると報告された。水性スト レプトマイシンで処置された犬あるいは何の処置も受けなかった犬は、21日口 の試験終了前の処理後の期間中、血および膣の培養地で培養正をとどめた。スト レプトマイシンを含むリポゾームを受(プたグループ3は最初の処理がなされた 1日後に培養正となり、処置後の期間を通して負をとどめた。何の処置もうけな かったまたは水性ストレプトマイシンを受けた犬は、感染後の21日口のでにイ ヌ流産菌抗原に対して探知できる血清価に発展するが、抗生物質を含む5PLV sで接種後7日および10日1に処置されたものは、イヌ流産菌抗原に対して何 ら探知できる血清価へ発展がなかった。
第12表に示される二段階の抗生物質投薬処理がなされた感染犬からのイヌ流産 菌の分離よりの結果は、犬において、ストレプトマイシンを含む5PLVsの処 理だけがすべての臓器の試料からすべての組織におけるいかなる生存できるイヌ 流産菌をも削除する効果をもたらすということを示している。
8.6. モルモッi〜中のウシ流産菌の処置15匹のモルモットの雌の成体は 、ウシ流産菌ATCC23451(lx 107 CFU、E、P、)で接種さ れた。
接種後7日日に、実験動物は各々5匹をもつ3つのグループに分けられた。グル ープ1は照査標準を示し、何の処置も受けなかった。グループ2は、1.P、注 入(0,2m1)に10m(]/に9体重で水性硫酸ストレプトマイシンを、ウ シ流産菌接種後7日および10日1に受けた。グループ3は、1.P、注入(0 ,2m l )に10mo/ko体重の水性硫酸ストレプトマイシンを含むS  P L V sをウシ流産菌接種後7日および10日1に受けた。ウシ流産菌接 種後14日日にすべての実験動物が犠牲にされ、牌臓が除去され、無菌処置的に 均一化され、ウシ流産菌を分離するためにプルセラ寒天培地上へ連続的に希釈さ れる。4日の潜伏期間の後の牌臓1個あたりの生残しているウシ流産菌の結果は 第7図に示される。ストレプトマイシンを含む5PLVsだけがモルモットの牌 臓中に属しているウシ流−産菌を削除する効果があった。水性ストレプトマイシ ンを受けたあるいは何の処理も受けていない実験動物においては、生存できるウ シ流産菌バクテリアが識別された。
8.7. ウシ中のウシ流産菌の処置 9頭の重度感染の動物が本実験に利用された。乳および膣綿棒搾取からのウシ流 産菌細菌分離はストレプトマイシンを含む5PLVsでの処理のあと負となり6 週間負にとどめた。これらの実験動物に感染が再発した場合、細菌分離は、処置 以前に正である***の象限にのみ見られた。
9頭の交差交配(ヘレンフォード種−ジャージ一種−プランカス[3rangu s] )の、22齢の妊娠していないウシ流産菌培養正しいと確認された雌牛が 用いられた。研究開始の少なくとも4力月前に、該動物は、中間懐胎の前にウシ 流産菌種族2308のIX 107 CFUで結膜において実験的に試みられ、 これにより流産および/または、乳あるいは子宮分泌物および/または胎児組織 のウシ流産菌培養正となる。牛は個々の隔離牛舎で養なわれ、3つのグループに 分けられた。3目間隔で行なわれる2回の投薬摂取からなる処置は以下の通りで ある。(1)3頭の牛は生理食塩水を腹腔内的に注入される。(2)3頭の牛は 、水性抗生物質(10nz/kg体重スト・レプトマイシン〉とあらかじめ作ら れた緩衝液に入れられたS P L V sを腹腔内的に注入される。(3)3 頭の牛は5PLVSに内蔵されたストレプトマイシン(10mg/kg体重)腹 腔内的に注入される。注入1回当りの総量は1頭当り100m1であった。
最初の2力月の開孔分泌物および子宮分泌物の複製細菌培養地は週1回の供与分 泌を行なわされた。次に、すべての牛はペンタビシバ1−−ルナトリウムの過投 薬で薬殺され、次の臓器が細菌培養地から複製に集められる。(1)リンパ節; 左および右耳下リンパ節、左および右咽頭上リンパ節、左および右耳下リンパ節 、左および右耳下腺リンパ節。
左および右肩甲骨前リンパ節、左および右大腿前リンパ節。
左および右耳下リンパ節、左および右耳下リンパ節、左および右腸骨すンパ説、 左および右***すンパ説、左および右の腎臓、気管支、縦隔膜、腸間膜および肝 のリンパ節。
(2)腺:4つのすべての***の乳腺、左および右副腎。
胸腺(存在すれば)。(3)臓器および他の組織;牌臓。
肝臓、左および右の子宮の角状部、(子宮)頚、膣、腎臓。
扁桃。
剖検の後、すべての組織は凍結され、輸送時は一70℃で取扱われる。組織は、 軽量の前に凍結され、アルコール炎にあてられ、無菌処置的に形整される。重量 が記録される(0.2ないし1.0グラム)とたたちに組織は無菌食塩水1ml 中で均質化され、最初のホモジネート懸濁液の110−1に無菌食塩水で連続的 に希釈される。一連の懸濁液からの各々の希釈液のアリコツト(20μm〉がプ ルセラ寒天培地上にのせられ37°Cで培養された。各々の組織に関し、複製の 決定が行なわれた。
細菌成長に関し、プレートは毎日読み取られ記録された。
3日以前にすべての出現集落は分離され、***されそして同一性決定のためダラ ム染色された。培養中の5.6および7日日に形態、成長度、およびウシ流産菌 でのダラム染色特性の存在で集落が数えられ、CFU/(I組織が決定された。
典型的集落はウシ流産菌の細菌確認のため再度なされた。
細菌学的分離はすべての組織になされ、組織のダラム当りのバクテリアの数が計 算された。4匹の実験動物〈1匹の偽薬(ρIacebo )照査標準と3匹の S P L Vsに内蔵されたストレプトマイシンで処置された動物〉から得ら れた結果が第13表に示される。
(以T−息臼) 第13表 ウシ流産菌感染のウシの組織試料 からの培養地の結果 5PLVに内蔵された 左副腎 o oo。
右1) + + OO十 右環椎リンパ節 十+ + 0 十 右 n OOO十 右腋窩リンパ節 +++ Q −1−Q左 tt ++OOO 気管支リンパ節 o oo。
〈子宮)頚 o oo。
扁桃リンパ節 ++++ OOO 左子宮角状部 o o’ o + 6 〃 0 0 0 0 右賜内骨リンパ節 ++ 000 左 n ++++ O+ 0 腎臓 o o’o。
肝臓 o o−o。
肺 o oo。
左前乳腺 0 +−jQ 左後n Q Q O+ 右前n 十+ OOO 右後n + + OOO 右下顎リンパ節 +++000 左下顎リンパ節 十++ Q ’OO 縦隔膜リンパ節 ++o−1−0 腸間脱リンパ節 +++ Q Q Q 左耳下線リンパ節 +++ 000 右 Il 十++ o o 。
左膝窩リンパ節 + 000 右 // + OOO 左大腿前リンパ節 + 000 右 II Oo o 。
第 13 表(続き) SPLVに内蔵された 左肩甲骨前リンパ節 0 0. 0 +右 u +++ + OOO 腎臓リンパ節 o oo。
牌臓 十十+OOO 左***リンパ節 十+→−+OO 右 Il OOOO 左咽頭上リンパ節 十 OOO 右 !j OOOO 胸腺 o oo。
膣 +++ OOO O:組織の0.3〜iqmの培養地では識別細菌なし十:200集落/9m(組 織)より少ない。
++:300集落/qm (組織)より多い。
++++ 1000集落/rim (組織)より多い。
++++: 10000集落/glIl〈組織)より多い。
9、 実施例 眼病の処置 細菌および類似の感染は、他の多くの眼病と同様に世界コな経済的1国家的問題 で、もし何ら処置されないか処置ズ可能であると失明や敗血症による死の危険性 を生じる。
動物や人間の眼の細菌感染は、クロストリジウムspp 、コリネバクテリウム spp 、レプトスピラspp 、モラクセラspp、ミ]バクテリウムspp  、ネイセリア5t)l) 、プロピオニバクテリウムspp 、プロテウス5 t)l) 、プはイドモナスspp 。
セラチアspp 、イー・コリ(E、 Co11 ) 5lip 、 、スタフ イロカツカスspp 、を含む(これに限定されるわけではない。)バクテリア およびミコプ、ラズマspp 、およびリケツィアspρを含むバクテリア様微 生物により引き起こされることが報告されている。動物と人間の両方とも感染性 細菌を互いに広げる能力のある保有体として取扱われる。この5ような細菌感染 は、いくらか感染された人間において20分毎というひんばん処置、あるいは組 織において受(プいれらないほど抗生物質の高濃度という結果になる冗長な厄介 な処置計画なしでは抗生物質によって処置できない。現存の処置方法は多くの理 由から困難である。眼病の表面組織における感染性微生物は、ある場合に抗生物 質の細菌殺菌作用に高い抵抗力を持ち、抗生物質の局所的投薬はまちまちの接触 時間を生じる眼窩からの該薬剤の急速な除去という結果となる。一般的にいって 、眼感染の処置は、少しでも感染が残っていると、涙液分泌を通して寸ぐに再感 染し循環をもう一度くり返すことになるため、完全な効果でなければならない。
さらに多くの場合において、感染を取り除くのに必要な′a度は視力の減退をひ きおこし、ある場合には全盲をひきおこす。家畜におけるこのような病気の経済 的影響は、このような伝染性の病気に対処する唯一可能な方法が持続的な療法と 隔離であるゆえ各年に失なわれる何面゛万ドルもの金額により示されている。
以下実験は、目のモラクセラボビス(M、 1)ovis )感染に対するグリ セリン中に遊離した抗生物質を用いた処置の効果を5PLVS中に内蔵された抗 生物質を比較して評価するものである。
モラクセボビスは牛に伝染性の角結膜炎(ピンクアイ)を引き起こすものである 。この状態は、眼瞼痙撃、流涙。
結膜炎および隔膜の混濁と潰瘍のまちまちの度合によって特徴ずけられる。館の 成牛は若干の食欲減退と乳生産の減退を伴なう微熱を発するかもしれない。いく らかの抗生物質がモラクセラボビスに対して効果はあるが、これらは局所的付着 あるいは粘膜上注射によって早期にそしてひんばんに繰り返して投薬されなけれ ばならない。ここに述べられた実施例によると、治療物質の作用の効果と持続圧 が延長される。このような感染が抗生物質を用いての単なる普通の処置には応答 しないゆえに、本体系がたったー、二三爪投薬で効果的であることは驚くべきこ とである。一般的な処置は、もし感染が数多くの処置の繰り返しによって完全に 根絶さないと、目に際感染し感染サイクル再度くり返す若干の残留感染をしばし ば残す。
9.1. マウスにおける伝染性向結膜炎の処置C57ブラツクマウス(160 匹)が8つのグループにわけられた、各々のグループの半分が両眼を紫外線照射 にさらされた(角膜障害を起こす目的ため)。次にすべての実験動物が1眼当り 1x106細菌個数の濃度で右眼に点滴されるモラクセラモビスを接種された。
接種後24時間目にすべての実験動物は角膜の混濁の度合で点数づけされた。8 つのグループは両眼に次のような局所性付着により処置される。グループ1およ び2は5PLVに内蔵されたストレプトマイシン(30m (] /1111) の10μmを受けた。
グループ3および4はストレプトマイシン(30m9/m1)の10μmを受け た。グループ5および6は水性ストレプトマイシン(100m l /n1l) に懸濁された緩衝液入れられたSPI Vsの10μmを受けた。グループ7お よび8は無菌食塩水の10μmを受けた。(注:未感染の左目は5PLVsが目 に刺激的かどうかみるために同じ局所的溶液により処理された。刺激性は見られ なかった。)毎日−回、隔膜障害の進行あるいは後退に関し記録され、処置後3 、および7日目に右目は綿棒でぬぐわれ、典型的実験動物においてモラクセラボ ビスの分離が行なわれた。モラクセラモビス集落は集落形態学およびモラグラボ ビス線毛に対する螢光抗原への反応性により決定された。第14表に示される結 果は、5PLVに内蔵されたストレプトマイシンのみが感染の除去に効果的であ ることを表わしている。
(以下余白) 浄書(内容(こ変更なし) 浄シ(内容に夏更なし) 弓 Ω Φ 9.2. 5PLVに内蔵された抗生物質を用いてのウサギの粘膜の処置 モラクセラボビスATCC株10900は無菌食塩水(0,085% Naci )中で1X107細胞数/−IrLlの濃度に希釈される。細菌懸濁液のアリコ ツト(0,1ml>が10匹の雌のウサギの成体の目に局所的に接種された。
培養地に関する試料が結膜を綿棒でぬぐうことにより毎日取られ、血液寒天平板 上に置かれた。接種後3日目に、ウサギは3つのグループに分けられ、2匹の実 験動物(照査標準)は何の処置も受けず、4匹の実験動物は無菌食塩水中のスト レプトマイシン(10m(]/kg体重の濃度)を受けおよび4匹の実験動物は 無菌食塩水溶液中で5PLVに内蔵されたストレプトマイシン(101+1!+ ストレプトマイシン/kil1体重の濃度)を受【プた。すべての溶液は局所的 に両眼に投薬された。24時間後に、すべてのウサギの結膜を綿棒でぬぐうこと が再び始められ、7日間毎日続(プられた。モラクセラボビスの血液寒天平板上 での分離の結果は第15表に示される。
浄書(内容に変更なし) ii店(内′t、(こ変更な1−) の り0フ0 9.3. 皮下感染による角結膜炎の処置モラクセラ小ビスATCC株1090 0は無菌食塩中にlX107細胞個/蛮lに希釈された。細菌懸濁液のアリコツ ト(0,1i1)が、第9.2節で述べてようにしてずでに感染されたウサギの 成体の眼に接種され、そしてSP L V sで処理されなかった。9匹すべて のウサギの右眼は、皮下的の結膜組織中にモラクセラボビスの0.1nlで接種 され、すべてのウサギの左眼は局所的にモラクセラボビスの0.1nlで接種さ れた。培養菌はすべてのウサギの両方の眼の結膜から毎日取られ、モラクセラボ ビスの分離のため血液寒天培地上におかれた。感染後3日目に。
ウサギは3つのグループに分けられ、2匹の実験動物は何の処置も受けず、3匹 の実験動物は標準オフサルミングリセリン懸濁液中のストレプトマイシン(10 mfl/kg体重のストレプトマイシンの濃度)を受け、4匹の実験動物は5P LVに内蔵されたストレプトマイシンの食塩水懸濁液〈体重1kq当りストシブ 1〜マイシン10nz)を受けた。
懸濁液あるいは溶液は局所的に両方の眼に局所的に投薬(0,1mff1)され た。24時間後およびその後5日後ごとに、結膜を綿棒でぬぐうことが、すべて のウサギについておこなわれた。血液寒天培養地上でのモラクセラボビスの分離 の血管を第16表に示す。実験の終了時にすべての実験動物において解剖が行な われ、すべての動物から粘膜が除去された。これらは、血管新生に関し記録され 、そして細かに切刻まれ、均質化されそしてモラクレラボビスの分離のために血 液寒天平板上に置かれた。結果は第17表に示す。
(以下余白) 第16表 結膜@織中へのモラクセラボビスの接種およびオノサルミングリセリン溶液中の ストレプトマイシンまたは食塩水中の 5PLV被包されたス[へレプトマイシンでの照査標準 1 ++ +++ 5PI−V++さhたe 1 + + OO(−)ストレプトマイシン 2 +  4− 〇 〇 〇a i8養菌は37℃で、2411狂、11?の血液寒天平 板上のモラクセラボビス集落の存在で記録された。プラス(→−)は1分離物あ たりモラクセラボビスが1CFU、J:り多いか等しいことを示し、Oは態別で きる集落のないことを示す。
b 全実験動物は、両眼にモラクセラボビス1X106CFUで局所的に接種さ れるが右眼においてはモラクセラポビス1×106CFUは結Il!5絹織中に 注入され、左眼においてはモラクセラボビス1x106CFUは局所的に付着さ れた。
プi〜マイシン(10mQ/kg体重)で局所的に処理された。
e 実験動物は両眼に無菌食塩水溶液中の5PLV被包されたストレプトマイシ ン(10mg/kc+体重)で局所的に処理されt二。
第17表 結膜組織中へのモラクセ゛う・1スヒスの接種およびオフサルミングリセリン溶 液中のストレプトマイシンまたは照査標準 A+2+ a 使用符号の説明は第12表に同じであり接種後5日めに行なわれた。
b 血管新生は次の」:うに得点つりされた。O−標準血管、1−少しの血管が 限定的に膨張し微細な血管で侵入されたもの、2・・個々の血管が容易に大別で きない赤い充血のもの、3−血管漏洩と粘膜中への血液滲出で濃赤色の充血のも の。
9.4. 眼感染の処置における5PLVSの効果のりボゾーム調製物と比較し ての評価 モラクセラボビス(ATCCTl2O300)は無菌食塩水中でlX107細胞 数/7rL久のm度に希釈された。細菌%濁液のアリコツ1〜(0,1mff1 )は、ウサギの成体の両眼の結膜組織の皮下的に接種された。ずべてのウサギの 両眼の結膜から綿棒でぬくうことが毎日行なわれ、モラクセラポビスの分離のた め血液寒天平板上に置かれた。接種後4日目に、ウリーギは6つのグループに分 けられ、2匹の実験動物は何の処置し受けず(照査標準)、3匹の実験動物は1 :100に希釈されると○、 [) 、480 (480mmT17)光学@度 )で0.928である5PLV被包されたストレプトマイシンの懸濁液(体重1 ko当リストレプトマイシン10tz)を受り、3匹の実験動物は1:100に 希釈されるとo、D、’480で0.499Tある5PLV被包サレタストレブ 1〜マイシンの懸濁液(体重1 ka当りストレプトマイシン10mg>を受け 、3匹の実験動物は1:100に希釈されると○、D、480で0.242であ る5PLV被包されたストシブ1〜マイシンの懸濁液(体重1kg当りストレプ トマイシン10mQ)を受け、3匹の実験動物は1:100に希釈されると0. D、480で0.199であるSP L V被包されたストレプトマイシンの懸 濁液〈体重1にg当りストレア1〜マイシン10mg)を受け、そして2匹の実 験動物ば1:100希釈でQ、[)、480が0.940であるストレプトマイ シン含有マルチラメラベシクル類(MLVs )の懸濁液(体重11(g当りス トレプトマイシン10+2)を受けた。MLVsは、ファウンテイン(F ou tain)らのCurr、Micro、6:373(1981)の手順により、 1iilI酸ストレプトマイシンを乾燥脂質薄膜に加えて渦動運動させ、そして 2時間膨張させることにより作られ、内蔵されなかったストレプトマイシンは遠 心分離を繰り返して除去した。
懸濁液は、両眼に局所的に投薬された。24時間後、すべてのウサギの結膜をぬ ぐうことが9日間毎日行なわれ、血液寒天培地上に置かれた。血液寒天平板上で のモラクセラホヒスの分離の結果は第18表に示される。すべての動物で解剖が 行なわれた。これらは涙分泌に関し記録され、そして結膜がすべての動物から無 菌処理的に除去された。
これらは血管新生に関し記録され、そして細かに切刻まれ、均質化され、モラク セラボビスの分離のために血液寒天平板上に置かれた。結果は第19表に示され る。
浄書(内容(こ変更なし) 第19表 レプ1へマイシンあるいは5PLV被包されたストレプトMLV被包された 1  + 1+ 1+ストレプトマイシン 2 0 1−1− 03PLV被包され た 1000 ストレブ1〜マイシン 2 .0 1+0〈未希釈) 3 0 00 SPLV被包された 1 + 2−1− 2+ストレプトマイシン 2 0 0 0 (1:2希釈) 3 0 1+0 3PLV被包された 1 0 00 ストレプトマイシン 2 0 1十〇 <1:4−#!釈) 3 + 1+ 08PLV被包された 1 + 1+ 1 +ストレブ1へマイシン 2 0 1+ 0〈1:6希釈> 3 +1+O a 符号説明は第14表に同じであり、接種後14日日目行なわれた。
b 血管新生は次のように1a点づ(プされた。〇−標準面管、1−少しの血管 が膨張し微細な血管で浸入されたもの、2−個々の血管が容易に識別できない赤 い充血のもの、3−血管漏洩と結膜中への血液流出で濃赤色の充血のもの。
C分泌は次のように得点づ(〕された。〇−分泌なし、1−眼瞼と眼瞼隣接の毛 が濡れる程度の分泌、2−眼瞼と目に隣接の毛およびその範囲が濡れる程度の分 泌。
10、実施例:ウィルス感染の処置 アレナウィルス族の1種であるリンパ球脈絡髄膜炎ウィルス(LCMV)は人間 に病気を起させるものとして知られ、L CM V感染は、このウィルスでの脳 内的に接種されたマウスにおいては致命的である。このマウスの死亡原因はウィ ルス感染細胞に対して反応する免疫細胞によるものである。該ウィルスは、増殖 している細胞中ひ殺せないので、マウス中で使用される治療剤は、免疫細胞が活 性化しないようにウィルスの増殖を抑止し、および/または免疫細胞の活性化を 抑止しなければならない。
以下の実施例は5PLV被包された抗ウィルス化合物の投薬によるウィルス感染 処置め効果を表わすものである。
10.1 マウスの致命的リンパ球脈絡髄膜炎ウィルス感染の処置 2齢のスイスマウスは、10Mウィルスの致死量、ツーすわちマウス1匹当り0 .05mff接種物中の100プラーク形成中位(PFU)を脳内的に接種され た。マウスは各々7匹を持つ4つのグループに分けられ、接種後2日、3日およ び4日日に0.17/Ll/薬量/マウスの以下の腹腔内注入により処置を受け た。(1)rSPLV−Rグループ」は3m9リババリン(R1bavarin ) / vL(lを含む卵ホスフ1チジルコリン5PLVsT−処置された。5 PLVSは脂質100++z+と10CHI1g/nu薬剤の0.3*1をPB S (燐酸緩衝食塩水)緩衝液中で用いて調製され、薬剤の内蔵は10%であっ た。<2)rR〜グループ」はPBS中のりババリン3mg/vt#の溶液で処 理された。
(3)rsPLV−グループ」は緩衝液に入れられた5PLVsで処理された。
(ずなわち、5PIVsはリババリンを用いない以外は上記と同様にして作られ た。)(4)[照査標準−グループ」はPBSで処理された。接種後5白目に各 々のグループから2匹のマウスが犠牲とされ、これらの牌臓が均質化された。( 1グループ当りの2個の牌臓は緩1!ie、の容積当り1/20重量でPBS中 で均質化される。)プラーグ形成用(IN(PFU)/mλがそれぞれの懸濁液 に関し決められた。各々のグループに残っている5匹のマウスは致死率に関して 2日毎に30日間観察された。
結果は第20表に表される。
第20表は感染動物からの致死率の減少およびビールス再性能の減少を明らかに 示している。本発明者らは、これらの結果が5PLVsより解放されたリバハリ ンの抗ウィルス活性によるものかどうか、あるいは5PLVsからのりババリン の解放を受ける間のマウス宿主の免疫転調によるものかはまだ決定しなかった。
第 20 表 牌臓から回復したウィルス 照査標準 515 7.0 クループ 515 6.9 R−グループ 515 5.2 a 第2月齢マウスはそれぞれ致死量、すなわら0.05m1接種物中ノl−C Mウィルス1ooPFUを腹腔内的に接種された。
b 致死率は死亡数/グループ中の総数で表わされる。
C感染後58目にそれぞれのクループから2匹のマウスが犠牲とされ、これらの 牌臓が1 man臓/2O−IrLl、ホモシネ−1への1mで均質化された。
浄づy(内容り一変更なし) 。。1 011 第2・図 第5厘 MG7KG 第6図 A:丈す巧、 B:ズトレフ・FマイシンC: E;PLV(スFし)・Lマヅ ンシJめ覇す第7図 手続ネ市正書(方式ン 昭和59年3月15日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 PCT/1Js83100419 2、弁明の名称 安定なプルリラメラベシクル類 3、補正をする者 事件どの関係 特許出願人 住 所 アメリカ合衆国 ニューシャーシー州 08540プリンス(ヘン プ リンストシフ4レスタルセンターワン リサーチ ウェイ(番地なし〉 名 称 ザ リポソーム カンパニー、インコーホレーテッド代表者 モツク  ケニス アイ 4、代理人 住所〒102 東京都千代田区二番町11番地9ダイアパレス二番町5、補正命令の日イ」 昭和59年2月9日 (発送日:昭和59年2月14日〉6、補正の対象 (1)特許法第184条の5第1項の規定による書面の[特許出願人の代表者、 1および[発明者の住所Jの欄(2)委任状、法人国籍証明書およびその訳文( 3)図面の翻訳文 (4)明1fIII書の翻訳文 7、補正の内容 (1〉別紙添付の訂正された特許法第184条の5第1項の規定による書面のと おり。
(2)別紙添付委任状、法人国籍証明書およびその訳文のとおり。
〈3〉図面の翻訳文の浄書(内容に変更なし)のとおり。
(4)明細書の翻訳文の第58頁第11表、第72頁第14表、第74頁第15 表および第81頁第18表をそれぞれ別紙のとおり補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 安定なプルリラメラベシクル類。 2、MLVs 、5UVsおよびREVsを実質的に含まない安定なプルリラメ ラベシクル類。 3、 低い浮遊密度およびMLVsより約3分の1大きい容積を有し、同一成分 からつくられる請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 4、 緩衝液中に保存している間に自動酸化に対してより安定で、同一成分から つくられる請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラヘシクル類。 5、 同一成分からつくられたMtVs 、5UVsおよびREVsよりも体液 内でより安定である請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 6、 尿素に曝されたときに捕捉されている化合物を放出するものである特許請 求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラヘシクル類。 7、 生体内に投与されたときにいかなる捕捉されている化合物をも徐々に放出 する請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 8、 カルチャー内の細胞に投与したときにベシクル類の内容物が細胞の細胞内 ゾ御に分配されてなる請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラベシクル類 。 9、 生体内の細胞に投与されたときに、ベシクル類の脂れてなる請求の範囲第 1項に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 10、ベシクル類の主要な脂質成分がホスファチジルコリンである請求の範囲第 1項に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 11、抗酸化剤がベシクル類の成分である請求の範囲第1項に記載の安定なプル リラメラベシクル類。 12、抗酸化剤がブチル化ヒドロキシトルエンである請求の範囲第1項に記載の 安定なプルリラメラベシクル類。 13、タンパク質がベシクル内に捕捉してなる請求の範囲第1項に記載の安定な プルリラメラベシクル類。 14、抗菌性化合物、抗真菌性化合物、駆虫性化合物および抗ウイルス性化合物 よりなる群から選ばれた化合物がベシクル内に捕捉されてなる請求の範囲第1項 に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 15、抗腫瘍性化合物、トキシン、細胞受容体結合分子および免疫グロブリンよ りなる群から選ばれた化合物がベシクル内に捕捉されてなる請求の範囲第1項に 記載の安定なプルリラメラベシクル類。 16、抗炎潤性化合物、抗緑内障性化合物、瞳孔拡張化合物および局部麻酔剤、 よりなる群から選ばれた化合物がベシクル内に捕捉されてなる請求の範囲第1項 に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 17、酵素、ホルモン、神軽伝達物質、免疫変換剤、ヌクレオチドおよび環状ア ゾン・シンモノホスフェートよりなる群から選ばれた化合物がベシクル内に捕捉 されてなる請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラベシクル類。 18、色素、螢光化合物、放射性化合物および放射線不透過化合物よりなる群か ら選ばれた化合物がベシクル内に捕捉されてなる請求の範囲第1項に記載の安定 なプルリラメラベシクル類。 19、 (a)有機溶媒中の少なくとも1種の両極性脂質の分散体を生成し、 (b)該分散体を充分な量の水性相と混合して水性相が完全に乳化している二相 混合物を形成し、かつ(C)該水性相を乳化しかつ該二相系混合物の有機溶媒を 蒸発することを特徴とするMLVs、5UVsおよびREVsを実質的に含マな い安定なプルリラメラベシクル類の製造方法ヶ 20、溶媒の容量と水性相の容量との比が約3:1〜約100:1である請求の 範囲第1項に記載の方法。 21、該方法が行なわれる温度が約4〜60℃である請求の範囲第19項に記載 の方法。 22、該方法が行なわれる温度が少なくとも1種の該脂質の相転移温度より低い ものである請求の範囲第19項に記載の方法。 23、溶媒がフルオロカーボンまたはジエチルエーテルまたはその混合物である 請求の範囲第19項に記載の方法。 24、溶媒が抗酸化剤を含有してなる請求の範囲第23項に記載の方法。 25、該抗酸化剤がブチル化ヒドロキシトルエンである請求の範囲第24項の方 法。 26、乳化は蒸発の前に行なわれるものである請求の範囲第19項に記載の方法 。 27、乳化は蒸発と同時に行なわれるものである請求の範囲第19項に記載の方 法。 28、ベシクル内に捕捉されるべき物質が水性相とともに添加されるものである 請求の範囲第19項に記載の方法。 29、少なくとも20%の該化合物がベシクル内に捕捉されてなる請求の範囲第 28項に記載の方法。 30、該物質がタンパク質である請求の範囲第28項に記載の方法。 31、前記化合物を含有する請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラベシ クル類を生物に投与することを特徴とする生体内細胞に化合物を投与する方法。 32、安定なプルリラメラベシクル類が局部的、腹腔内、静脈内、筋肉内、皮下 または耳内に投与されてなる請求の範囲第31項に記載の方法。 33、感染症の治療に有効な化合物を含有する請求の範囲1項に記載の安定なプ ルリラメラベシクル類を投与することを特徴とする動物または植物の感染症の治 療方法。 34、感染症が細胞内である請求の範囲第33項に記載の方法。 35、感染症が寄生虫によってひき起されるものである請求の範囲第34項に記 載の方法。 36、感染症がプルセラsppによってひき起、されるものである請求の範囲第 35項に記載方法。 37、投与が腹腔内である請求の範囲第36項に記載の方法。 38、感染症が細胞外である請求の範囲第33項に記載の方法。 39、感染症がバクテリアによってひき起されるものである請求の範囲第38項 に記載の方法。 40、感染症が黄色ブドウ球菌にによってひき起されるものである請求の範囲第 39項に記載の方法。 41、投与が腹腔内である請求の範囲第40項に記載の方法。 42、感染症が眼感染症である請求の範囲第33項に記載の方法。 43、感染症がモラクセラSppによってひき起されるものである請求の範囲第 42項に記載の方法。 44、感染症が局部的である請求の範囲第43項に記載の方法。 45、感染症がウィルスによりひき起されるものである請求の範囲第33項に記 載の方法。 46、@染症がリンパ性脈絡髄炎ウィルスによってひき起されるものである請求 の範囲第45項に記載の方法。 47、投与が腹腔内である請求の範囲第46項に記載の方法。 48、前記化合物を含有する請求の範囲第1項に記載の安定なプルリラメラベシ クル類を投与することを特徴とする痛みを治療するに有効な化合物の必要な徐放 を動物または植物における痛みの治療方法。 49、痛みが眼病である請求の範囲第48項に記載の方法。 50、痛みが緑内障である請求の範囲第49項に記載の方法。 51、投与が局部的である請求の範囲第50項に記載の方法。
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