JPS594601A - 白色度の優れた結晶セルロ−ス及びその製造法 - Google Patents

白色度の優れた結晶セルロ−ス及びその製造法

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JPS594601A
JPS594601A JP11461982A JP11461982A JPS594601A JP S594601 A JPS594601 A JP S594601A JP 11461982 A JP11461982 A JP 11461982A JP 11461982 A JP11461982 A JP 11461982A JP S594601 A JPS594601 A JP S594601A
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cellulose
crystalline cellulose
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Shigeo Kobayashi
繁夫 小林
Shiyuuji Arita
収次 有田
Tetsuya Fujimoto
徹哉 藤本
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 結晶セルロースは水への分散安定性,成型性。
崩壊性等に優れていることから医薬品,化粧品。
食品及び一般工業用等に広く使用されている。
結晶セルロースは通常、セルロース原料ケ鉱酸で加水分
解する所謂酸加水分解法により製造されており、通常、
セルロース原料ケ2.5規定の塩酸により所定の重合度
に達する迄加水分解する条件が採用されている。しかし
、この条件で加水分解r行った場合、加水分解生成物が
着色し、得られた結晶セルロースは白色度が劣り、これ
?上記医薬品等に使用する場合には、明るい色調−清潔
感が得られないという欠点がある。
このため、塩酸の濃度ケ低濃度にして加水分解ケ行い、
加水分解時の着色デ防止する方法も採られているが、こ
の場合は加水分解の温度ケ高温にぜねばならず、従って
高圧装置?必要とするため装置の点からも経済的でなく
、また操作も煩雑になるという欠点ケ有している。
本発明者等は、かかる実状に鑑み、白色度の優れた結晶
セルロースr開発すべく鋭意研究の結果。
結晶セルロースのヘミセルロースに看目し、その含有量
?減少さゼることによって、結晶セルロースの白色度が
向上することケ知見し、本発明に到達したものである。
即ち一本発明は白色度に優れ、特に医薬品、化粧品及び
食料品等の結合剤に使用して好適な結晶セルロース及び
該結晶セルロースr簡単にかつ経済的に製造する方法?
提供するものであり、ヘミセルロースの含有量が1.5
重量%以下である結晶セルロースならびにセルロース原
料r鉱酸で加水分解し、戸別、水洗した後、乾燥し、粉
砕して結晶セルロースケ製造する方法において、予め前
記セルロース原料?アルカリ溶液に浸漬し、圧搾した後
、強老成することなく水洗して前記セルロース原料中の
ヘミセルロース?減少せしめ、次いで鉱酸で加水分解し
、該加水分解生成物のヘミセルロースの含有量’i 1
.5重量%以下とすることrその特徴とするものである
なお、従来結晶セルロースを製造する方法として繊維緊
原料ケアルカリで強老成し、酸化分解して結晶セルロー
スケ製造する方法(特公昭39−9099号公報)が提
案されており、セルロース原料rアルカリ処理する点で
本発明の方法と一見共通するように見えるが、本発明の
方法はセルロース原料勿酸加水分解するに先立ってアル
カリ溶液に浸漬し、強老成することl〈水洗してヘミセ
ルロースの含有量?減少せしめるものでアルカリにより
強老成するアルカリ老成酸化法による結晶セルロースの
製造法とは基本的に異なるものである。
以下更に本発明の詳細な説明する。
有量が1.5重量%以下である。なお本発明におけるヘ
ミセルロースとはセルロース原料中に含まれる多糖類の
うち、セルロース以外の多糖類ケ云う。
従来の結晶セルロースはヘミセルロース〒約3ホ量 ースはその含有量r1,5重量%以下と極めて少くする
ことにより優れた白色度の結晶セルロースとなる。
結晶セルロースのヘミセルロースの含有量と白色度との
関係ケ調べた結果の一例r示すと第1表の如くである。
第1表 (注)◎:極めて良好,○:良好.△:やや良好,×:
不良第1表から明らかなように結晶セルロース中のへミ
セルロースの含有量が低下するにつれて、結晶セルロー
スの白色度は向上しヘミセルロースの含有量が1.5重
量%以下の場合、優れた白色度ケ呈することか判る。
7 、%−・白色度の測定は特別に選んだ5人の判定者
の肉眼判定によった。
寸たヘミセルロース含有量の測定は結晶セルロース27
0%硫酸で加水分解し、水酸化バリウムで硫酸根ゲ除去
した後、濃縮,乾燥しピリジン/ヘキサメチレンジシラ
ザン/トリメチルク00シランによりトリメチルシリル
化した試料?ガスクロマドグ9フ分析によって行った。
次に本発明の第2の発明である上記結晶セルロースケ製
造する方法について説明すると、本発明方法はヘミセル
ロースケ除去する工程と酸加水分解する工程とに大別さ
れる。
先づ本発明方法は、セルロース原料rアルカリ溶液に浸
漬し・圧搾した後、強老成することなく水洗してセルロ
ース原料中のヘミセルロースw減少させる。
従来の酸加水分解においては、セルロースi料1よ直ち
に鉱酸により加水分解が行われるが、本発明方法におい
てはセルロース原料r酸加水分解するに先立ってセルロ
ース原料中のヘミセルロースケ除去、減少させるもので
ある。ここに用いられルセルロース原料トしては、パル
プの他し−ヨ/等いづれのセルロース原料も使用される
前記セルロース原料が浸漬されるアルカリ溶液としては
、例えば、苛性ソーダ、苛性カリ等の溶液があげられ、
その濃度は5〜25%で好ましくは15〜20%である
。このアルカリ溶液におけるセルロース原料の浸漬は温
度lO〜30℃で10〜10分間程度行うことが好まし
い。
前記アルカリ溶液に浸漬されたセルロース原料は、これ
ケの知の手段により圧搾する。この場合圧搾倍率は後続
する水洗が充分性われるよう2〜3倍とすることが好ま
しい。
前記の圧搾されたセルロース原料は、これ?強老成する
こトナク水洗し、そのヘミセルロースの含有量を減少さ
せる。
上述したアルカリ老成酸化法による結晶セルロースの製
造においては、セルロース原料デアルカリに浸漬し、圧
搾した後、例えば温度20〜ワ0℃で20〜140時間
強老成して酸化分解するものであるが、本発明方法にお
いてはへミセルロース?除去し、その含有量?減少させ
るものであるから強老成する必要はなく、得られる結晶
セルロースの吸湿性の点からして後述する加水分解生成
物のカルボキシル基σ」含有量が1.5 mmol/1
009cellr超えない程度の状態で水洗することが
適当である。水洗は浸漬、噴霧等の手段により行い、使
用する水は冷水又は温水のいずれでもよい。この場合の
水洗は洗液のPHが6〜すになるまで行い、通常2時間
程度行なえば充分である。
このようにしてセルロース原料中の浸漬アルカリ及ヒヘ
ミセルロース、リグニン等のアルカリ可溶成分が除去さ
れ、ヘミセルロースの含有量は減少される。この場合・
ヘミセルロースの含有量は後続する酸加水分解によって
得られる加水分解生成物のそれが1.5重量%以下とな
るように、はソ1.8重量%以下としておくことが望ま
れる。なお、圧搾したセルロース原料ケ充分水洗し得る
ように水洗前にこれ娑粉砕機などで粉砕してもよい。
上記のようにしてヘミセルロースの含有−tk減少せし
めたセルロース原料は、次いでこれケ鉱酸により加水分
解し、そのヘミセルロースの含有量が15重量%以下の
加水分解物とする。
加水分解は塩酸、硫酸等のいづれの鉱酸によってもよく
、例えば塩酸ヶ使用する場合は、0.8規定塩酸により
温度90〜1oo℃で5〜120分間行えば充分である
。このように本発明方法は酸加水分解に先だってアルカ
リ浸漬7行うものであるからセルロース原料が適度に膨
潤しており、酸加水分解がされ易い状態となっているの
で従来の酸加水分解法に訃いて条件とされている塩酸(
2゜5規定)より低濃度としても高温にする必要がなく
、従って常圧下で加水分解できることも本発明方法の特
長の一つである。
かくしてヘミセルロースの含有量力1.5重量%以下の
加水分解生成物が得られる。
次に、この加水分解生成物は公知の手法に従って濾過、
水洗した後、乾燥し、粉砕して本発明結晶上ルロース七
する。
なお従来、酸加水分解法による結晶セル。−スの製造に
おいては、酸加水分解物は60〜80℃の低温で乾燥す
る必要があるが、本発明方法においては約XOO℃での
高温乾燥が可能であり、この場合でも着色がみられず、
また、角質化もしないので粉砕も容易である。
上記の如くして本発明方法によれば従来の結晶上ルロー
スニ比して白色度の優れた結晶セルロースが得られる。
以上述べた如く本発明結晶セルロースはそのヘミセルロ
ースの含有量’k L 5重量%以下とするものである
から、従来の結晶セルロースに比して優れた白色度を有
し、医薬品、化粧品1食品等の結合剤に使用して色調が
明るく、寸だ清潔感ケ付与することができる。
また本発明方法によれば、酸加水分解に訃ける塩酸濃度
r従来の酸加水分解法において条件とさレテイル塩酸濃
度よりも低濃度とすることができ、しかも高温で加水分
解7行う必要がなく、従って常圧下で加水分解ケ行うこ
とができるので装置面からも経済的であり、凍だ操作も
簡単である。
更に、本発明方法においては酸加水分解生成物は高温乾
燥が可能であり、じかも、この場合においても着色ゼず
、良質の結晶セルロースが得られるのみならず、また角
質化しないから粉砕が容易であり、粒度分布を均一にし
得る利点がある。
更にまた、本発明方法においては、結晶セルロースのカ
ルボキシル基の含有量y71.5 mmoV100rC
θ11以下とすることも、可能であり、従って上述し7
’i(フルカリ老成酸化法による結晶セルロースに比し
てその吸湿性ケ少くし得るという利点もある。
以下、本発明r実施例により具体的に説明する。
実施例 溶解パルプx62に9i18%苛性ソーダに温度30℃
で10分間浸漬し、2.9倍に圧搾し、脱液した後、粉
砕機にかけて粗砕し冷水で2時間水洗した。
水洗したバルブのヘミセルロースの含有量は1゜74重
量%であり、またカルボキシル基の含有量はO,ツ9 
mmol/1oor cθ且であった。
次いで前記の水洗したパルプケ反応器に入れ、これにo
、 s規定塩酸?加え(浴比”/20 )  95℃で
30分間攪拌しながら加水分解7行った。得られた加水
分解物kF別し、水洗して塩酸r除去しり後、105℃
で高温乾燥し、サンプルミル−1(東京アトマイザ−製
造膜)で平均粒径40μm に粉砕して結晶セルロース
ケ製造した。
この結晶セルロースはへミセルロースの含有量が0.6
1重量%でカルボキシル基の含有量が0.9   。
4m固嵌110 0 V cellであり、白色度は極
めて良好であった。
特許出願人  ユニチカ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 Z ヘミセルロースの含有量が1.5重量%以下である
    こと?特徴とする白色度の優れた結晶セルロース。 !、 セルロース原料勿鉱酸で加水分解し、戸別。 水洗した後・乾燥し、粉砕して結晶セルロースを製造す
    る方法において、予め前記セルロース原料rアルカリ溶
    液に浸漬し、圧搾した後、強老成すルコとなく水洗して
    前記セルロース原料中ノヘミセルロースケ減少ぜしめ、
    次いで鉱酸で加水分解し、該加水分解生成物のヘミセル
    ロースの含有量〒1.5重量%以下とすることt%徴と
    する白色度の優れた結晶セルロースの製造法。
JP11461982A 1982-06-30 1982-06-30 白色度の優れた結晶セルロ−ス及びその製造法 Granted JPS594601A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002022172A3 (en) * 2000-09-14 2002-06-06 Univ Iowa Res Found Powdered/microfibrillated cellulose
WO2016143760A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 三菱瓦斯化学株式会社 セルロースの製造方法
JP2017203063A (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 日本製紙株式会社 粉末状セルロースの製造方法
JP2018184596A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 王子ホールディングス株式会社 化学変性セルロース粉末およびその製造方法

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