JPS594520Y2 - 真空しや断器 - Google Patents

真空しや断器

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Publication number
JPS594520Y2
JPS594520Y2 JP11539779U JP11539779U JPS594520Y2 JP S594520 Y2 JPS594520 Y2 JP S594520Y2 JP 11539779 U JP11539779 U JP 11539779U JP 11539779 U JP11539779 U JP 11539779U JP S594520 Y2 JPS594520 Y2 JP S594520Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
reinforcing member
coil electrode
main electrode
main
Prior art date
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Expired
Application number
JP11539779U
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English (en)
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JPS5632341U (ja
Inventor
達明 新出
Original Assignee
株式会社東芝
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は縦磁界電極構造の真空しゃ断器に係り、特に電
極開閉時の衝撃によるコイル電極の変形を防止する補強
部材を改良した真空しゃ断器に関する。
縦磁界電極構造の真空しゃ断器は出願人等の開発によっ
て既にその構造は知られている。
第1図a、l)にその構造の一例を示す。
1は主電極で電流しゃ断時にこの表面でアークが発生す
る。
2はコイル電極で通電軸3から放射状に延びる腕部と、
外周部で円周方向に延びる部分と、主電極1と接続する
部分2.aとからなり、前記各部の経路を流れる電流に
よりアークの柱に対して軸方向の磁界、即ち縦磁界が発
生する。
4は補強部材であり、コイル電極2よりも抵抗が高く機
械的強度の強い材料、例えばステンレスのようなもので
作られ主電極1と接続部分2a部以外で主電極1とコイ
ル電極2が接触することを防いでいる。
この補強部材4は主電極1側とコイル電極2側の両方の
面をろう付は等の方法により接着することが望ましいが
、通電の面から接続部分2a部で主電極1とコイル電極
2とを接着させることが最優先であるため補強部材4は
主電極1側がコイル電極2側かのいづれか一方のみを接
着し、片側がわずかに間隔を設けていて接着しないとい
うのが従来の方法であった。
これによれば、接続部分2a部での主電極1とコイル電
極2との接着は確実に行なわれ、電極投入時の衝撃に対
しては前記補強部材4と主電極1またはコイル電極2の
いずれか一方の間隙分だけコイル電極2が変形するだけ
で圧縮力に対する補強は充分効果がある。
ところが高電圧、大電流しゃ断が要求され電極の開閉速
度が速くなると、従来の補強部材の構造では次のような
問題を生じる。
前述のように電極投入時は、補強部材4は充分効果があ
るが、問題は電極開極時である。
従来の補強部材の構造では主電極1側又はコイル電極2
・側のいづれか一方しか接着しないため、主電極1とコ
イル電極2とを軸方向に引き出す力(引張力)に対して
は補強の効果はない。
電極開極時には、慣性力によって電極部分に引張力が加
わる。
開極速度が遅い場合には、この引張力はあまり問題とな
らないが、開極速度が速くなることの引張力に対して補
強部材4は効果がないためコイル電極2の周囲部がそり
上がった形状に変形してしまう。
この変形動作を多数回繰り返えすと、主電極1とコイル
電極2の接続部2aが疲労破壊する恐れがある。
またこの欠点を改良する方法、すなわち接続部分2a部
で主電極1とコイル電極2とを確実に接着しかつ補強部
材4を主電極1とコイル電極2の両方の面に接着するた
めには主電極1、コイル電極2、補強部材4を高精度に
加工することが必要となり、加工に多くの時間を要する
また主電極1、コイル電極2、補強部材4は一般にそれ
ぞれ異なる材質であるから、ろう付は等の接着の際に熱
膨張係数の差とはめあい寸法の組合わせ条件となり高精
度加工とすることにも限界がある。
第2の欠点は補強の効果をより大きくするために、補強
部材4をより径大とすることが考えられるが、このよう
にするとコイル電極2との抵抗比が比が少なくなり、補
強部材4を流れる電流が無視できなくなり、縦磁界電極
構造の効果を充分に得ることができなくなる。
またこの欠点を改善するために、内部を丸棒から機械加
工により中空にする等の方法も考えられるが材料、加工
手数共に多く必要とし高価となる欠点があった。
本考案は以上のような欠点を解消するためになされたも
のであり、縦磁界発生用のコイル電極を備えたものにお
いて電極開閉時のコイル電極の変形を防止できるように
した真空しゃ断器を得ることを目的とする。
以下本考案を第1図と同一部品に同一符号を記した第2
図、第3図を参照しながら説明する。
第2図は本考案の縦磁界電極構造の一例である。
この構造において、第1図の従来の構造と違う点は、補
強部材4が一枚板または素管よりプレスまたは絞りで成
型加工した円筒部を有し、その少なくとも一方の端を外
側に90’以下に折り曲げられかつその折り曲げ部分の
曲率を板厚以上にして構成した形状であり、折り曲げら
れた部分に軸方向の少なくとも一個所以上にスリットを
有するものである。
また材料としては、前記形状において上下の圧縮に対し
てバネ性を有する例えばステンレスの一種を使用する。
この補強部材4を前記電極1とコイル電極2の接続部2
aが確実に接着でき、かつ主電極1とコイル電極2にや
・圧縮された状態に、すなわち補強部材4の折り曲げ角
度を90°に近付けてセットとし、この状態でろう付は
等の方法により主電極1とコイル電極2の両方に接着す
る。
この際に補強部材4のスリットはろう材の表面張力、毛
細管現象等により埋められる。
上記のような本考案の構成によれば次のような効果が得
られる。
まず高精度の加工を必要とせずに補強部材4を、主電極
1とコイル電極2の両方に、主電極1とコイル電極2の
接続部2aの接着と共に確実に接着可能な点である。
これにより従来の補強部材で得られなかった主電極1と
コイル電極2とを軸方向に引き出す力(引張力)に対し
ての補強を得ることができる。
また補強部材4の主電極1とコイル電極2との接着の際
に、ろう付けのろう材より補強部材4に付けられたスリ
ットは前記のように埋められるために、補強部材4を主
電極1とコイル電極2に接着後は補強部材4のバネ性は
なくなり、投入時の圧縮衝撃力にも従来の補強部材で得
られなかった主電極1とコイル電極2とを軸方向に引き
出す力(引張力)に対しても充分な補強を得ることがで
きる。
また、補強部材4は、一枚板または素管より成形加工さ
れることから、補強効果をより大きくするために補強部
材4をより径大とした場合にも補強部材4の断面積は小
さく前記コイル電極2との抵抗比は少なくならず、しか
も機械加工等の手段に比較しても容易で安価に製作でき
る。
第4図は本考案の他の実施例の補強部材4を示すもので
あり、補強部材4の材料が弾性の大きな場合等にはこの
ように補強部材の折り曲げられた部分にスリットを設け
なくてもよい。
ビかし、この場合にも補強部材4は高さも小さいために
、ろう付けの際にはろうの表面張力等により補強部材4
の側面はろう材によって固められるために同様の効果を
得ることができる。
またろう付は等の熱処理のためにバネ性が自然に失なわ
れるものについてもこの実施例を使用できる。
以上のような効果により、高品質で安価な真空しゃ断器
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の縦磁界電極を示す図で、aは平面図、b
は第1図aのA−A線側面図、第2図は本考案の一実施
例を示す断面図、第3図は本考案の補強材の側面図、第
4図は本考案の他の実施例を示す補強部材の側面図であ
る。 1・・・・・・主電極、2・・・・・・コイル電極、3
・・・・・・通電軸、4・・・・・・補強部材、2a・
・・・・・主電極とコイル電極の接着部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)相対的に接離しうる一対の主電極を真空容器内に
    対向配置したものにおいて、前記主電極の背面に配置さ
    れかつ主電極と接続されて主電極間に発生するアークに
    対して平行な磁界を発生するコイル電極を備えてなり、
    このコイル電極を通電軸に固定すると共に通電軸端と主
    電極との対向面間に成形加工した補強部材を配置してな
    り、この補強部材は円筒部の少なくとも一方の端を外側
    に90°以下に折曲げ、かつその折曲げの曲率を板厚以
    上にして構成した真空しゃ断器。
  2. (2)補強部材の外側へ折曲げられた部分に軸方向の少
    なくとも一個所にスリットを有する実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の真空しゃ断器。
JP11539779U 1979-08-22 1979-08-22 真空しや断器 Expired JPS594520Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11539779U JPS594520Y2 (ja) 1979-08-22 1979-08-22 真空しや断器

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JP11539779U JPS594520Y2 (ja) 1979-08-22 1979-08-22 真空しや断器

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Publication Number Publication Date
JPS5632341U JPS5632341U (ja) 1981-03-30
JPS594520Y2 true JPS594520Y2 (ja) 1984-02-09

Family

ID=29347633

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JP11539779U Expired JPS594520Y2 (ja) 1979-08-22 1979-08-22 真空しや断器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4667032B2 (ja) * 2004-12-10 2011-04-06 三菱電機株式会社 真空バルブ

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JPS5632341U (ja) 1981-03-30

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