JPS5944027B2 - コロツケベ−スの製造法 - Google Patents

コロツケベ−スの製造法

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JPS5944027B2
JPS5944027B2 JP52115940A JP11594077A JPS5944027B2 JP S5944027 B2 JPS5944027 B2 JP S5944027B2 JP 52115940 A JP52115940 A JP 52115940A JP 11594077 A JP11594077 A JP 11594077A JP S5944027 B2 JPS5944027 B2 JP S5944027B2
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JP
Japan
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soybeans
base
water
croquette
steaming
Prior art date
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Expired
Application number
JP52115940A
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English (en)
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JPS5449349A (en
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義郎 石渡
恒雄 中島
恵美子 加藤
洋子 奥井
敏行 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5449349A publication Critical patent/JPS5449349A/ja
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は新規なコロッケベースを製造する方法に関す
るものである。
元来コロッケ(croque t tes)とは、鳥獣
魚肉、甲殻傾向、卵、野菜、クリームソース等から、ベ
ース及び具を調味・調製し、これを成型、バッタリング
、及びブレラディングして油で揚げたものを総称するが
、我国でコロッケといえば、ジャガイモの蒸煮物をベー
スとし、肉類及びタマネギを具としたもの(クロケラト
・ド・ポンム・ド・テール)が最も代表的であり、総菜
としてひろく愛好されている。
古来我国を含む東洋諸国においては大豆を利用した伝統
的食品が数多く存在するが、大豆から排棄物を生じるこ
となく製品化したものは数少く、しかも近時の傾向とし
て、大豆から油や蛋白を分離し高度加工する技術が発達
しそれなりに食糧資源の問題に対応しようとはしている
ものの、肉製品や乳製品の代替物開発の志向が強い為、
大豆成分中有効に利用し切れない部分が生じたり、大豆
本来の風味を生かそうとする考えが希薄になったりして
いる。
本発明者は、大豆の風味及び組成を生かし、排棄部分を
生じることのない新規な食品の開発をめざして種々検討
している内に、大豆をコロッケベースとして使用すれば
、排棄部分や不要部分が生じず、大豆の風味が生かせ、
しかも代表的コロッケベースであるポテトベースと比較
して約9倍もの高蛋白含量である栄養的に優れた製品が
得られることに思料し、本発明を児成したものである。
本発明は、丸大豆にその80〜120重量%の水を吸収
させ、蒸煮及び砕粒することを特徴とするコロッケベー
スの製造法である。
丸大豆を使用することにより、ジャガイモを使用するよ
りも著しく高蛋白(約9倍)のコロッケベースが得られ
る。
そして脱脂大豆、濃縮大豆蛋白、分離大豆蛋白、或いは
これらに丸大豆に相当する量の油脂を加えたものを使用
したのでは、製造コストが高くつくのはもちろんのこと
、旨味のある大豆の風味が得られず、食感もベタついて
好ましくない。
本発明では剥皮しない丸大豆すら使用することができ、
排棄物や不要部分が生じず極めて有用である。
丸大豆にはその80〜120重量%の水を吸水させるこ
とが必須であり、最適には90〜110重量%の吸水量
である。
吸水させなかったり80重量%未満の吸水量であったり
すると、後で蒸煮時間を長くしてもコロッケベースとし
て使用できる柔らかさにならない。
吸水量が120重量%を越えると、蒸煮後柔らかくなり
過ぎ、かつ色調が緑黒色がかつてしまう。
丸大豆に吸水させるには水中に浸漬させるだけで充分で
あり、この浸漬時間は主として水温により影響を受ける
例えば100%の吸水量とする為に要する時間は25°
Cで約3時間、5°Cで約16時間である。
水浸漬のセルラーゼ、多糖類分解酵素を加えて、水浸漬
時間や蒸煮時間を短くすることができ、或いは乳酸菌や
酵母を加えて風味を調整することも任意である。
所定量を吸水させた丸大豆は次に蒸煮及び砕粒する。
蒸煮は、一般のコロッケベース製造と同様に、指で軽く
つぶれる程度に柔らかくする目的の他、大豆中に含まれ
るトリプシンインヒビター等の阻害酵素を失活させ、ま
た大豆の生臭みをとり好ましい風味にする為にも必要で
ある。
蒸煮は加圧下で行うのが効率がよい。
例えば100℃近辺で蒸煮を行うのに圧力容器内であれ
ば15分程度で充分であるのに対して、開放容器内であ
れば100分以上を要するのが通常である。
また蒸煮方法のうち茹る方法は、大豆中の蛋白が流出し
てしまいロスが生じるので好ましくない。
砕粒はチョッパー、捕潰機、カッター等により行うとよ
い。
蒸煮及び砕粒は、この順で行うのが砕粒が極めて容易で
あるが、同時または逆の順に行うことを妨げない。
斯くして丸大豆に対し約2倍の借景でコロッケベース製
造られる。
このコロンケベースは、以下常法により、鳥獣魚肉・甲
殻傾向・畜肉加工品(コンビーフ、ハム等)・肉様植物
性蛋白・卵・酪製品(チーズ、バター等)・野菜類(タ
マネギ、グリンピース、ニンジン、カポチャ)等を適当
な大きさに切断し、必要に応じて調理された、具を加え
、或いは加えず、調味し、成型し、バッタリング及びブ
レラディングし、必要に応じて凍結・包装・冷凍保存し
、油中加熱処理し、コロッケが得られる。
以下本発明を実1験例及び実施例で説明する。
実験例 丸大豆1kgを25°Cまたは5℃の水中に種々の時間
浸漬して吸水させ、金網の下部に水を張った圧力釜中で
蒸煮(ゲージ圧が1kg/cfILになるまで加熱し、
該圧に於いて3分間加熱を続け、以後加熱を止めた状態
で10分間保持)した後、1.5mmφの穴を有するチ
ョッパーにかけることにより砕粒した。
経過途中の重量及び砕粒物の硬さ、及び色調は表1の通
りであった。
吸水量が丸大豆重量の80重量%に達しないものは蒸煮
しても、コロッケベースとして使用できる柔らかさにな
らず(41及び/167)、蒸煮時間を長くしても、同
様であった( A62 )。
吸水量が丸大豆重量の120%を越えるもの(/I66
及び扁10)は蒸煮後柔らかくなりすぎてベトベトした
食感であり、色調も緑黒色がかったり、水面にアワが発
生した。
吸水量が約90〜110%の範囲のものがコロッケベー
スとして最適であった。
実施例 1 前記実験例/i64の製造例を実施例1とする。
本例により得たコロッケベース240部を炊めた野菜類
173部(タマネギ120部、パセリ3部、人参30部
、サラダ油20部)、肉様大豆蛋白45部(不二製油■
製、粒状植物性蛋白「フジニックエース100」、加水
品)、ルウ260.7部(無塩マーガリン30部、薄刃
小麦粉60部、牛乳60部、水100部、その他調味料
10,7部から調製)と混合し、得られた生地をコロッ
ケ成形機で成形しく1個あたり約50g)、バッタリン
グ及びブレラディングした後、凍結・冷凍保存したもの
を油で揚げたところ、好ましい大豆の風味をもった良好
なコロッケが得られた。
実施例 2 丸大豆1kgを25°Cの水に2.5時間浸漬したもの
は吸水大豆重量1.95 kgであった。
吸水大豆を非密閉型の蒸し鍋中で蒸煮したところ指で軽
くつぶれる程度の適度の柔らかさになるのに1時間50
分を要した。
これを実施例1と同じチョッパーにかけることにより砕
粒して、好ましいコロッケベースを傅た。
このコロッケベース400gを細切り及び油炊めしたハ
ム120g、生卵子1個分、その他パセリ、塩、及びこ
しよう少量と混合し、以下凍結・冷凍保存を行なわない
他は実施例1の応用におけると同様に成形・バッタリン
グ・ブレラディング、油中加熱を行ないコロッケを製造
した。
比較例 フレーク状脱脂大豆、粉末状濃縮大豆蛋白、粉末状分離
大豆蛋白のそれぞれを用いて実施例1と同様にコロッケ
の製造を試みた。
すなわち、脱脂大豆、濃縮大豆蛋白、分離大豆蛋白のそ
れぞれ0.75に9にサラダ油0.25kg及び水を加
え、実施例1と同様に蒸煮、チョッパーがけしてベース
をつくり、以下実施例1と同様にコロッケを製造した。
吸水させたもしくは加えた水の量は脱脂大豆については
実施例1と同様に吸水させたところの量、すなわち0.
56に9であり、濃縮大豆蛋白及び分離大豆蛋白につい
ては蒸煮後のベースの見かけの硬さが丸大豆の場合とほ
ぼそろえられる様子め実験的にもとめた量、すなわち前
者は2ki後者は4kgであった。
実施例1及び本比較例の各製品を5名のパネラ−により
評価させ、好ましい順に1〜4の番号をつけさせたとこ
ろ、下表の通りで、丸大豆から製造したコ田ンケは明ら
かに優れていた。
なお、パネラ−の感想を総合すると、脱脂大豆を用いた
ものは脱脂大豆と油とのなじみが悪い、コロッケ製品の
衣の内側は脱脂大豆や濃縮大豆蛋白を用いたものにベタ
つきがある、脱脂大豆や分離大豆蛋白を用いたものは好
ましい大豆の風味に乏しい、とのことであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 丸大豆にその80〜120重量%の水を吸水させ、
    蒸煮及び砕粒することを特徴とするコロッケベースの製
    造。
JP52115940A 1977-09-26 1977-09-26 コロツケベ−スの製造法 Expired JPS5944027B2 (ja)

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JP52115940A JPS5944027B2 (ja) 1977-09-26 1977-09-26 コロツケベ−スの製造法

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JP52115940A JPS5944027B2 (ja) 1977-09-26 1977-09-26 コロツケベ−スの製造法

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JPS5449349A JPS5449349A (en) 1979-04-18
JPS5944027B2 true JPS5944027B2 (ja) 1984-10-26

Family

ID=14674935

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JP52115940A Expired JPS5944027B2 (ja) 1977-09-26 1977-09-26 コロツケベ−スの製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019076035A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 ユーハ味覚糖株式会社 コロッケ様スナック菓子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59143558A (ja) * 1983-02-04 1984-08-17 Kikkoman Corp 食品素材の製造法
WO2007122730A1 (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Itochu Corporation 加工食料、その製造方法およびその用途

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