JPS5943602B2 - 消波用直立護岸工法 - Google Patents
消波用直立護岸工法Info
- Publication number
- JPS5943602B2 JPS5943602B2 JP259080A JP259080A JPS5943602B2 JP S5943602 B2 JPS5943602 B2 JP S5943602B2 JP 259080 A JP259080 A JP 259080A JP 259080 A JP259080 A JP 259080A JP S5943602 B2 JPS5943602 B2 JP S5943602B2
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- JP
- Japan
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- wave
- blocks
- concrete
- dissipating
- bottom plate
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、小さな波が発生する湖や港内等において施
行する消波用直立護岸工法に関する。
行する消波用直立護岸工法に関する。
一般に湖や港内の水際線は平らな直立面を有する護岸で
構成されているが、このようなものでは直立面に船舶の
運行により生ずる波や港口からの浸入波が反射して反射
波が発生し、船舶の接岸および荷役作業を困難にする不
都合を生じていた。
構成されているが、このようなものでは直立面に船舶の
運行により生ずる波や港口からの浸入波が反射して反射
波が発生し、船舶の接岸および荷役作業を困難にする不
都合を生じていた。
このため最近では前記直立面を複雑で特殊な形状に形成
して消波機能を有するように構築した護岸が提案された
が、施行性や構築費の点で必らずしも満足のいくもので
はなかった。
して消波機能を有するように構築した護岸が提案された
が、施行性や構築費の点で必らずしも満足のいくもので
はなかった。
この発明はこのような欠点をなくすようにしたもので、
その目的は、湖や港等の水際線にそう湖底または海底に
コンクリートにより基礎を形成しこの基礎の上面に多数
の消波用コンクリートブロックを配置し、これらのブロ
ックの上に逃し孔を有するコンクリート製スラブを載置
してブロックを固定すると共に消波室を形成し、順次消
波用コンクリートブロックとコンクリート製スラブとを
配置して消波室を設けるようにしたことを特徴とする消
波用直立護岸工法を提供することである。
その目的は、湖や港等の水際線にそう湖底または海底に
コンクリートにより基礎を形成しこの基礎の上面に多数
の消波用コンクリートブロックを配置し、これらのブロ
ックの上に逃し孔を有するコンクリート製スラブを載置
してブロックを固定すると共に消波室を形成し、順次消
波用コンクリートブロックとコンクリート製スラブとを
配置して消波室を設けるようにしたことを特徴とする消
波用直立護岸工法を提供することである。
次にこの発明を図示実施例について説明する。
図示実施例は、中心部から放射状に等間隔で突出する四
本の脚部をそれぞれ有する二つの突出体ブロックを連結
して成る消波用コンクリートブロックを用いたもので、
コンク９−ト製の底板１１ｆｉ湖や港内の水際線にそう
湖底または海底に形成された基礎捨石から成る基礎部分
２上に設置されている。
本の脚部をそれぞれ有する二つの突出体ブロックを連結
して成る消波用コンクリートブロックを用いたもので、
コンク９−ト製の底板１１ｆｉ湖や港内の水際線にそう
湖底または海底に形成された基礎捨石から成る基礎部分
２上に設置されている。
この底板１は現場で予め製造するか、場所打コンクリー
トによ〃形成することができる。
トによ〃形成することができる。
水際部分３はコンクリート製の直立面３ａが形成されて
裏込栗石等で補強され、また基礎部分２の露出面は被覆
石２ａ等で被覆されている。
裏込栗石等で補強され、また基礎部分２の露出面は被覆
石２ａ等で被覆されている。
底板１の上面には第２，３第に示すように前記型の多数
の消波用コンクリートブロック４が組合せて配置され、
この場合必要に応じて底板１に当接するコンクリートブ
ロック４の基部に、生コンクリートまたは歴青質材料を
施してブロック４を底板１に堅固に固定することができ
る。
の消波用コンクリートブロック４が組合せて配置され、
この場合必要に応じて底板１に当接するコンクリートブ
ロック４の基部に、生コンクリートまたは歴青質材料を
施してブロック４を底板１に堅固に固定することができ
る。
ブロック４は一つが単位重量２トンのもので、底板１の
縦および横方向にそれぞれ三つずつ配置され、さらにそ
れらのうちの四つのブロック間の係合を確実にして消波
性を良好にするようにそれらの間に倒立してブロックが
配置され、このして各ブロックは波のエネルギーに対抗
できるように保合保持されている。
縦および横方向にそれぞれ三つずつ配置され、さらにそ
れらのうちの四つのブロック間の係合を確実にして消波
性を良好にするようにそれらの間に倒立してブロックが
配置され、このして各ブロックは波のエネルギーに対抗
できるように保合保持されている。
これらのブロック４の上には複数個の逃し孔５ａを備え
たコンクリート製スラブ５が載置され、各ブロック４を
固定するようにされているが、必要に応じてブロック４
の上部はスラブ５の下面に生コンク９−トまたは歴青質
材料によ〃固定することができる。
たコンクリート製スラブ５が載置され、各ブロック４を
固定するようにされているが、必要に応じてブロック４
の上部はスラブ５の下面に生コンク９−トまたは歴青質
材料によ〃固定することができる。
このスラブ５は底板１よシも小さな厚さを有しかつ一辺
の長さが底板１と同じかそれよシ小さいもので、載置さ
れた場合底板１および水際部分３の直立壁３ａと共に消
波室６を形成し、との消波室内でブロック４により消波
されてエネルギーの減衰した波の余力はスラブ５の逃し
孔５ａを経て逃げ、波の揚圧力を消去するようにされて
いる。
の長さが底板１と同じかそれよシ小さいもので、載置さ
れた場合底板１および水際部分３の直立壁３ａと共に消
波室６を形成し、との消波室内でブロック４により消波
されてエネルギーの減衰した波の余力はスラブ５の逃し
孔５ａを経て逃げ、波の揚圧力を消去するようにされて
いる。
またスラブ５上には底板１上に配置されたブロック４と
同じ消波用コンクリートブロック７が同様にして配置さ
れ、次にこれらのブロック１の上には前記スラブ５と同
じ構成のコンクリート製スラブ８が載置され、スラブ５
および水際部分３の直立壁３ａと共に消波室９が形成さ
れている。
同じ消波用コンクリートブロック７が同様にして配置さ
れ、次にこれらのブロック１の上には前記スラブ５と同
じ構成のコンクリート製スラブ８が載置され、スラブ５
および水際部分３の直立壁３ａと共に消波室９が形成さ
れている。
この消波室９も前記消波室６と同様な作用を有し、消波
室９内のブロック７により消波された波の余力をスラブ
８の逃し孔８ａから逃すようにされている。
室９内のブロック７により消波された波の余力をスラブ
８の逃し孔８ａから逃すようにされている。
前記ブロックＴの基部または上部も必要に応じて生コン
クリートまたは歴青質材料を施すことによシスラブ５ま
たは８に固定することができる。
クリートまたは歴青質材料を施すことによシスラブ５ま
たは８に固定することができる。
さらにスラブ８上には同じブロック１０が同様に設けら
れ、そして消波室１１を形成するようにブロック１０の
上にはスラブまたは場所打コンクリート１２が水際部分
３と同じ高さに設けられている。
れ、そして消波室１１を形成するようにブロック１０の
上にはスラブまたは場所打コンクリート１２が水際部分
３と同じ高さに設けられている。
従ってこの発明による工法を用いて消波用直立護岸を構
築するには、まず必要に応じて水際線にそう湖底または
海底を基礎固めした後、予め製造した底板１を設置する
か場所打コンクリートによシ底板１を形成し、次に順次
消波用コンクリートブロックとコンク９−ト製スラブと
を交互に所定の高さまで積重ねればよい。
築するには、まず必要に応じて水際線にそう湖底または
海底を基礎固めした後、予め製造した底板１を設置する
か場所打コンクリートによシ底板１を形成し、次に順次
消波用コンクリートブロックとコンク９−ト製スラブと
を交互に所定の高さまで積重ねればよい。
使用されるコンクリートブロックは前記実施例のものに
限らず、予想される波高の大小に応じてどのような重量
のものでも、またいかなる形状のものでも使用すること
ができる。
限らず、予想される波高の大小に応じてどのような重量
のものでも、またいかなる形状のものでも使用すること
ができる。
その上沓消波室の広さは波長の大小に応じて任意に設定
し、底板および各スラブの寸法もコンクリートブロック
の重量や構築される護岸の高さに応じて選択する。
し、底板および各スラブの寸法もコンクリートブロック
の重量や構築される護岸の高さに応じて選択する。
このようにこの発明によれば、底板、消波用コンク９−
ドブロックおよびスラブを用いて消波用直立護岸を構築
するようにしたため、従来のものと比較して施行性に優
れ、構築費を大幅に減じることができ、加えて優れた消
波機能を得ることができる。
ドブロックおよびスラブを用いて消波用直立護岸を構築
するようにしたため、従来のものと比較して施行性に優
れ、構築費を大幅に減じることができ、加えて優れた消
波機能を得ることができる。
第１図はこの発明による工法で構築された消波用直立護
岸の概略横断面説明図、第２，３図はそれぞれその概略
部分断面正面図および側面図である。 １：底板、４，７，１０：消波用コンクリートブロック
、５，８，１２：コンクリート製スラブ。
岸の概略横断面説明図、第２，３図はそれぞれその概略
部分断面正面図および側面図である。 １：底板、４，７，１０：消波用コンクリートブロック
、５，８，１２：コンクリート製スラブ。
Claims (1)
- １ 小さな波が発生する湖や港内等において施行する消
波用直立護岸工法において、湖や港等の水際線にそう湖
底または海底にコンクリート製の底板を形成し、この底
板の上面に多数の消波用コンク９−ドブロックを配置し
、これらのブロックの上に逃し孔を有するコンクリート
製スラブを載置してブロックを固定すると共に消波室を
形成し、順次消波用コンクリートブロックとコンクリー
ト製スラブとを配置して消波室を設けるようにしたこと
を特徴とする消波用直立護岸工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP259080A JPS5943602B2 (ja) | 1980-01-16 | 1980-01-16 | 消波用直立護岸工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP259080A JPS5943602B2 (ja) | 1980-01-16 | 1980-01-16 | 消波用直立護岸工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56100909A JPS56100909A (en) | 1981-08-13 |
| JPS5943602B2 true JPS5943602B2 (ja) | 1984-10-23 |
Family
ID=11533587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP259080A Expired JPS5943602B2 (ja) | 1980-01-16 | 1980-01-16 | 消波用直立護岸工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5943602B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019065909A1 (ja) | 2017-09-28 | 2019-04-04 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池用バインダー組成物、二次電池用スラリー組成物、二次電池用機能層、二次電池用電極層および二次電池 |
| KR20210080387A (ko) | 2018-10-31 | 2021-06-30 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 이차 전지용 바인더 조성물 및 그 제조 방법, 이차 전지용 슬러리 조성물, 이차 전지용 기능층 및 그 제조 방법, 이차 전지용 전극층, 그리고 이차 전지 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02108711A (ja) * | 1988-10-15 | 1990-04-20 | Itoi Kensetsu Kk | 仕切りブロック及びブロック構造体及びそれを使用した簡易防波堤の施工方法及び岸壁工法 |
| KR100880433B1 (ko) * | 2007-05-22 | 2009-02-04 | 원 회 양 | 소파블럭이 내장된 케이슨 방파제 |
| CN111188317A (zh) * | 2020-02-24 | 2020-05-22 | 中交第一航务工程局有限公司 | 具有消浪功能的观景海堤及其建造方法 |
-
1980
- 1980-01-16 JP JP259080A patent/JPS5943602B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019065909A1 (ja) | 2017-09-28 | 2019-04-04 | 日本ゼオン株式会社 | 二次電池用バインダー組成物、二次電池用スラリー組成物、二次電池用機能層、二次電池用電極層および二次電池 |
| KR20210080387A (ko) | 2018-10-31 | 2021-06-30 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 이차 전지용 바인더 조성물 및 그 제조 방법, 이차 전지용 슬러리 조성물, 이차 전지용 기능층 및 그 제조 방법, 이차 전지용 전극층, 그리고 이차 전지 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56100909A (en) | 1981-08-13 |
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