JPS5943076Y2 - 回転テ−ブル割出し装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は巻線機その他の産業機械において伺種類かの形
状寸法の異なる製品を短周期で切換えて生産する場合、
品種切換の時間を短縮して生産性の向上をはかることを
目的とする回転テーブル割出し装置に関するものである
。

従来は巻線機を例にとると、第１図に示すように回転テ
ーブル１の円周上に、巻線されるワーク（図示せず）を
装着するチャック２を複数個（図では２個）配置し、回
転テーブル１ｔｒｉ第１図のごとくチャック２がＡ＝ｉ
たばＢの位置にあるよう停止する。

そしてＡの位置で、作業者によりワークをチャック２に
供給し、かつ製品を取出す。

一方Ｂの位置で、ワークに線材を巻線して製品を作る。

この場合、チャック２０回転テーブル１への取付けは複
数個のボルト３を締付けることにより行なっている。

ここで、形状や寸法の異なるワークに対応する場合、回
転テーブル１上のチャック２を交換する必要があり、従
来はその都度ボルト３を取外さなければならないため、
品種切換えに長時間を要し、作業が煩雑であるという欠
点があった。

本考案は上記の品種切換えの時間を短縮し、かつ切換作
業を簡単にできるようにしたものである。

以下、図面とともに本考案の一実施例を説明する。

第２図は巻線されるワークの種類が２種の場合、第３図
は同様にワークの種類が３種の場合の実施例を示すが、
本考案はこの上うＫあらかじめワークの種類に応じた複
数種のチャックをテーブル１に装着しておくものである
。

同様の方法にて、回転テーブル１とチャック２０寸法の
制限内で伺種類のワークでも対応可能である。

この場合、同一のワーク用のチャック２，２間、チャッ
ク４゜４間の分割角度は等しいが、異種類のワーク用の
チャック２，４間、２，４．５間の分割角度は任意であ
る。

第４図は第２図の概略側面図である。

複数個の回転テーブル１（図では２個）がテーブル軸６
の一端に結合され、テーブル軸６他端には歯車７が結合
されている。

１３はブレーキ付モータで、その回転はモータ出力軸に
結合されたＶプーリ１２、■ベルト１１．減速機９の入
力軸に結合されたＶプーリ１０、減速機９、減速機９の
出力軸に結合された歯車８を経て、歯車７に伝達される
。

ここで、回転テーブル１の停止位置はテーブル軸６に回
定された被検出板１４．１５と検出器１６゜１７から定
するようにしている。

たとえば、被検出板１４と検出器１６とより、回転テー
ブル１はチャック２が第２図のごとく位置するよう停止
される。

一方、被検出板１５と検出器１７により、回転テーブル
１はチャック４が第２図のチャック２の位置になるよう
停止される。

上記のように、検出器１６，１７を任意に選択すること
により、ボルト締結などのチャック切換えの作業を不要
にして、異種類のワークへの対応が可能になる。

このため品種切換え時間が大幅に短縮でき、生産性向上
の有効な一手段となるものである。

なふ・、本実施例では回転テーブル１の割出し方法を、
ブレーキ付モータと減速機により説明したが、他の方法
、例えばエアシリンダを動力としたラチェットとラチェ
ットホイール、バレルカム等のインデキシングカム類な
どでも同様に実現できる。

また、本実施例では巻線機を例にとったが、他の機器に
も応用できることはいう１でもない。

以上説明したように本考案によれば、回転テーブル上に
異なる複数種類のチャックを配置することにより、品種
切換時間の大幅な短縮が可能となり、生産性の向上に極
めて有効となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転テーブル割出し装置の構成を示す図
、第２図、第３図はおのおの本考案の一実施例における
回転テーブル割出し装置の構成を示す図、第４図は第２
図の概略側面図である。 １・・・・・・回転テーブル、２，３，４・・・・・・
チャック。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 回転テーブルの円周上に異なるｎ種類のｎＸｍ個のチャ
   ックを任意に配置し、同一種類のｍ個のチャックは回転
   テーブルに等分割に配置し、前記回転テーブルを同一種
   類のチャックが同一の位置にくるように割出し停止させ
   ることを特徴とする回転テーブル割出し装置。