JPS5943040Y2 - アイロン収納ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （考案の技術分野） 本考案は自立形アイロンを収納する縦形のアイロン収納
ケースに関する。

（従来技術） 従来の縦形アイロン収納ケースの一例が第１図に示され
ている。

同図中ａはケース本体、ｂはケース蓋、Ｃはヒンジ、ｄ
は遮熱体、ｅはケース本体ａのアイロン支持部ｆ上面に
装着したアイロン載置台である。

そして、自立形アイロンはアイロン載置台ｅの上面に自
立して略完全にケース本体ａ内に収納される。

（従来技術の問題点） この従来のアイロン収納ケースでは、自立形アイロンを
アイロン本体内に挿入する場合に、この自立形アイロン
の位置が定１らないので、遮熱体に引掛かったりして作
業しずらい傾向があった。

そして、このことはケース本体の小形化を図る場合の阻
害要因でもあった。

（考案の目的） 本考案の目的は、自立形アイロンの収納をケース本体を
小形化した場合にも容易に行えるようにしたアイロン収
納ケースを提供することにある。

（考案の概要） すなわち、本考案に係るアイロン収納ケースは、−側面
が開口されたケース本体の底部に、上記開口より突出す
るアイロン支持部を設けたことを特徴とし、ケース本体
内への自立形アイロンの挿入の際に、アイロン支持部で
自立形アイロンの位置決めおよび案内をなして、自立形
アイロンをケース本体の開口を通してケース本体に収納
支持するように構成したものである。

（考案の実施例） 以下、本考案の一実施例を第２図を参照して説明する。

図中１は自立形の電気ア・イロンＡを収納する合成樹脂
製のケース本体で、この−側面は開口され、かつ上端部
には運搬時に使用される吊ＩＲ２が枢着されている。

そして、ケース本体１の底部にはこの本体１の開口より
突出するアイロン支持部３が設けられている。

なお、本実施例はアイロン支持部３がケース本体１の底
壁を兼用している場合を示しているとともに、このアイ
ロン支持部３の突出分に見合うだけケース本体１の奥行
き寸法を短かくした場合を示している。

このようにケース本体１の奥行き寸法を短かくした本実
施例によれば、アイロンＡの収納状態の目視による確認
がより容易となるとともに、後述の遮熱体５の奥行き寸
法も小さくでき、しかも、アイロンＡの把手部Ｂが上記
開口より突出されるようにしてアイロンＡをケース本体
１内に収納でき、したがってアイロンＡのケース本体１
内への挿入深さを減じ、かつ把平部Ｂをケース本体１の
側壁に邪魔されることなく握って、より容易にアイロン
Ａの出し入れを行うことができる。

筐た、アイロン支持部３の上面には金属製のアイロン載
置台４が取付けられ、したがって、本実施例ではアイロ
ン支持部３はアイロン載置台４を介してアイロンＡを立
てた状態に支持するように構成しである。

さらに、ケース本体１内の上部には耐熱性合成樹脂製の
遮熱体５が取付けられている。

しかも、ケース本体１の一側壁にはクランプ受６が設け
られている。

筐た、ケース本体１にはヒンジ７．７を介してケース蓋
８が枢着されている。

ケース蓋８は合成樹脂製であり、その内側下部には仕切
板９が取付けられ、この仕切板９の裏側空所にアイロン
ＡのコードＣや給水カップＤ等を収納するようになって
いる。

さらに、ケース蓋８には上記クランプ受６に掛脱自在ｉ
クランプ１０が取付けられている。

そして、自立形アイロンＡをアイロン収納ケースに収納
するには、筐ずアイロンＡの把手部Ｂを握ってアイロン
Ａを立てて、アイロン支持部３上にアイロン載置台４を
介して載せる。

これによりアイロンＡはアイロン支持部３に間接的に位
置決めされる。

次に、アイロンＡを位置決め状態の１１間接的にアイロ
ン支持部３を案内として押し込むことにより、このアイ
ロンＡはケース本体１内に遮熱体５に引掛かることなく
収納されるとともに、アイロン載置台４を介してアイロ
ン支持部３上に自立される。

最後に、ケース蓋８を閉じて、収納作業を完了する。

なお、上記一実施例は以上のように構成したが、本考案
の実施に当っては、考案の要旨に反しない限り、ケース
本体およびアイロン支持部等の具体的な構造、形状、位
置等は、上記一実施例に制約されることなく、種々の態
様に構成して実施できることは勿論である。

（考案の効果） 以上説明した本考案は、−側面が開口されたケース本体
の底部に、上記開口より突出するアイロン支持部を設け
たことを特徴とする。

したがって、自立形アイロンをケース本体に収納する際
に、アイロンをアイロン支持部で位置決めして、アイロ
ン挿入時にアイロンが遮熱体等に引掛かることを防止で
きるとともに、挿入時にアイロン支持部で挿入を案内で
きるので、容易にアイロンを収納できる効果がある。

そして、ケース本体の小形化によって収納状態でアイロ
ンがより遮熱体等に接近する場合にも、これに拘らず上
記の位置決めおよび案内作用により、自立形アイロンを
容易に収納することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を開蓋状態で示す斜視図、第２図は本考
案の一実施例を開蓋状態で示す斜視図である。 １・・・・・・ケース本体、３・・・・・・アイロン支
持部、Ａ・・・・・申立形アイロン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一側面が開口されたケース本体内に自立形アイロンを立
   てた状態で収納する縦形のアイロン収納ケースにおいて
   、上記ケース本体の底部に上記開口より突出するアイロ
   ン支持部を設けたことを特徴とするアイロン収納ケース
   。