JPS5941777B2 - 固・液遠心分離機用回転体 - Google Patents
固・液遠心分離機用回転体Info
- Publication number
- JPS5941777B2 JPS5941777B2 JP1544780A JP1544780A JPS5941777B2 JP S5941777 B2 JPS5941777 B2 JP S5941777B2 JP 1544780 A JP1544780 A JP 1544780A JP 1544780 A JP1544780 A JP 1544780A JP S5941777 B2 JPS5941777 B2 JP S5941777B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- particles
- extraction hole
- baffle plate
- liquid extraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、清澄液抜き出し孔の位置を改良した固・液遠
心分離機用回転体に関する。
心分離機用回転体に関する。
従来、上記回転体における清澄液抜き出し孔の位置は、
例えば、回転体の軸方向にバッフル板が挿入されていな
い場合、以下に示す(1)式によって求められた長さを
半径とし、回転体と中心を等しくした同心円の円周上に
処理量を考慮した適当な大きさの清澄液抜き出し孔が複
数個、等間隔に配置されていた。
例えば、回転体の軸方向にバッフル板が挿入されていな
い場合、以下に示す(1)式によって求められた長さを
半径とし、回転体と中心を等しくした同心円の円周上に
処理量を考慮した適当な大きさの清澄液抜き出し孔が複
数個、等間隔に配置されていた。
ここに、r・・・回転体中心から液抜き出し孔までの距
離、■・・・回転体内に滞溜する液容積、vg・・・重
力場における粒子の沈降速度、R・・・回転体半径、Q
・・・流量、g・・・重力加速度、ap・・・分離する
粒子径。
離、■・・・回転体内に滞溜する液容積、vg・・・重
力場における粒子の沈降速度、R・・・回転体半径、Q
・・・流量、g・・・重力加速度、ap・・・分離する
粒子径。
一方、液と回転体のスリップを防ぐため軸方向に複数の
バッフル板が挿入された回転体の場合には、上記(1)
式によって求められた長さを半径として回転体と中心を
等しくする同心円上でかつ互いに隣り合ったバッフル板
間の中点位置に処理量を考慮した所定の大きさの清澄液
抜き出し孔を設けていた。
バッフル板が挿入された回転体の場合には、上記(1)
式によって求められた長さを半径として回転体と中心を
等しくする同心円上でかつ互いに隣り合ったバッフル板
間の中点位置に処理量を考慮した所定の大きさの清澄液
抜き出し孔を設けていた。
上記清澄液抜き出し孔を有する回転体を使用して種々の
条件下で試験を行なったところ、回転体の軸方向にバッ
フル板が挿入されていない場合には、特に問題はないが
、パンフル板が軸方向に挿入されている回転体の場合、
分離した粒子が反回転方向のパンフル板に向って多く堆
積し、回転方向側のバッフル板に向ってはあまり堆積し
ないことが判明した。
条件下で試験を行なったところ、回転体の軸方向にバッ
フル板が挿入されていない場合には、特に問題はないが
、パンフル板が軸方向に挿入されている回転体の場合、
分離した粒子が反回転方向のパンフル板に向って多く堆
積し、回転方向側のバッフル板に向ってはあまり堆積し
ないことが判明した。
勿論、この現象は原料となる溶液と粒子の物理的性質お
よび遠心分離機の運転条件により多少異なるが上記のよ
うな傾向はいずれの場合にも観察された。
よび遠心分離機の運転条件により多少異なるが上記のよ
うな傾向はいずれの場合にも観察された。
遠心分離機の運転を続け、回転体内部に堆積した粒子が
液抜き出し孔の位置に達したとき、前記のような粒子の
偏在した堆積状態を呈するため、回転体には未だ粒子の
分離可能な部分があるにもかかわらず、その運転を中止
しなければならない。
液抜き出し孔の位置に達したとき、前記のような粒子の
偏在した堆積状態を呈するため、回転体には未だ粒子の
分離可能な部分があるにもかかわらず、その運転を中止
しなければならない。
本発明は、上記の点にかんがみなされたもので、軸方向
にバッフル板が挿入された回転体の粒子の堆積状態に着
目し、清澄液抜き出し孔の位置を改良し、従来の回転体
に比し、体積効率の良い固・液遠心分離機用回転体を提
供する。
にバッフル板が挿入された回転体の粒子の堆積状態に着
目し、清澄液抜き出し孔の位置を改良し、従来の回転体
に比し、体積効率の良い固・液遠心分離機用回転体を提
供する。
以下に、本発明の詳細を図面に基づき説明する。
第1図aおよびbは従来の軸方向のバッフル板1を備え
た回転体2を示し、回転体1と同心円上でかつ隣り合う
パンフル板1,1間に所定の大きさの清澄液抜き出し孔
3が回転体2の上端板4に設けられている。
た回転体2を示し、回転体1と同心円上でかつ隣り合う
パンフル板1,1間に所定の大きさの清澄液抜き出し孔
3が回転体2の上端板4に設けられている。
原料となる粒子と溶液との混合液は回転体2の下端板5
の開口部6から挿入された供給ノズル1から回転体内に
供給される形式のものである。
の開口部6から挿入された供給ノズル1から回転体内に
供給される形式のものである。
この回転体を用いて分離操作を行なうと、理論上、軸方
向に一定の高さと、半径方向に一定の厚みをもって粒子
が堆積するが、実際には、ボウル内壁と堆積した粒子の
間でスリップが発生し、スリップした粒子は、回転体反
回転方向にあるバッフル板によりせき止められるため、
粒子8の堆積状態は、第2図に示すように回転体反回転
方向のバッフル板1人から回転体回転方向のバッフル板
1Bに向って、その高さおよび厚みとも小さくなる。
向に一定の高さと、半径方向に一定の厚みをもって粒子
が堆積するが、実際には、ボウル内壁と堆積した粒子の
間でスリップが発生し、スリップした粒子は、回転体反
回転方向にあるバッフル板によりせき止められるため、
粒子8の堆積状態は、第2図に示すように回転体反回転
方向のバッフル板1人から回転体回転方向のバッフル板
1Bに向って、その高さおよび厚みとも小さくなる。
さらに分離を続けると、第3図aおよびbに示すように
堆積した粒子8が、清澄液抜き出し孔3に到達し、この
時点で粒子8の分離は不可能となる。
堆積した粒子8が、清澄液抜き出し孔3に到達し、この
時点で粒子8の分離は不可能となる。
しかし、清澄液抜き出し孔3から回転体回転方向のバッ
フル板1Bにかけてはまだ粒子の分離可能な部分9が偏
在して残っている。
フル板1Bにかけてはまだ粒子の分離可能な部分9が偏
在して残っている。
第4図は、本発明の回転体を示し、この回転体10には
、従来と同様に軸方向のパンフル板11と、上端板12
および下端板13と、下端板13の開口部14から回転
体10内部に挿入された供給ノズル15とを備えている
。
、従来と同様に軸方向のパンフル板11と、上端板12
および下端板13と、下端板13の開口部14から回転
体10内部に挿入された供給ノズル15とを備えている
。
上記上端板丁2には清澄液抜き出し孔16が形成されて
いるが、この抜き出し孔16の位置は、回転体10と同
心円上でかつ隣り合うバッフル板11.11間の少くと
も中点より回転方向側のバッフル板11側に近接して設
けることを特徴とする。
いるが、この抜き出し孔16の位置は、回転体10と同
心円上でかつ隣り合うバッフル板11.11間の少くと
も中点より回転方向側のバッフル板11側に近接して設
けることを特徴とする。
この回転体を用いて粒子の分離を行なった場合、清澄液
抜き出し孔16は回転体回転方向のバッフル板11に近
い位置にあるために従来の回転体に比し、その体積利用
効率を良好にすることが可能となる。
抜き出し孔16は回転体回転方向のバッフル板11に近
い位置にあるために従来の回転体に比し、その体積利用
効率を良好にすることが可能となる。
なお、体積効率を最大にするには清澄液抜き出し孔16
の位置をできる限り回転体回転方向のバッフル板11に
近接させれば良い。
の位置をできる限り回転体回転方向のバッフル板11に
近接させれば良い。
第1図は従来の回転体を示し、同図a同図すのA−A断
面図、第2図は、従来の回転体を用いて分離操作を行っ
た場合の粒子の偏在状態を示す斜視図、第3図は、さら
に分離操作を行って粒子が清澄液抜き出し孔に到達した
状態を示す図であり、同図aは同図すのA−A断面図、
第4図は本発明の回転体を示し、同図aは同図すのA−
A断面図である。 10・・・・・・回転体、11・・・・・・バッフル板
、12・・・・・・上端板、13・・・・・・下端板、
15・・・・・・供給ノズル、16・・・・・・清澄液
抜き出し孔。
面図、第2図は、従来の回転体を用いて分離操作を行っ
た場合の粒子の偏在状態を示す斜視図、第3図は、さら
に分離操作を行って粒子が清澄液抜き出し孔に到達した
状態を示す図であり、同図aは同図すのA−A断面図、
第4図は本発明の回転体を示し、同図aは同図すのA−
A断面図である。 10・・・・・・回転体、11・・・・・・バッフル板
、12・・・・・・上端板、13・・・・・・下端板、
15・・・・・・供給ノズル、16・・・・・・清澄液
抜き出し孔。
Claims (1)
- 1 回転体の軸方向に液のスリップ防止用バッフル板を
複数個設けた固・液遠心分離用回転体において、清澄液
抜き出し孔を回転体と同心円上でかつ互いに隣り合う前
記バッフル板間の少くとも中点よりも回転体回転方向側
のバッフル板に近い位置に設けたことを特徴とする固・
液遠心分離機用回転体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1544780A JPS5941777B2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 | 固・液遠心分離機用回転体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1544780A JPS5941777B2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 | 固・液遠心分離機用回転体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56113363A JPS56113363A (en) | 1981-09-07 |
JPS5941777B2 true JPS5941777B2 (ja) | 1984-10-09 |
Family
ID=11889055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1544780A Expired JPS5941777B2 (ja) | 1980-02-13 | 1980-02-13 | 固・液遠心分離機用回転体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941777B2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-13 JP JP1544780A patent/JPS5941777B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56113363A (en) | 1981-09-07 |
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