JPS5941363B2 - 洗浄通路機構を備えたミルククロ− - Google Patents

洗浄通路機構を備えたミルククロ−

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JPS5941363B2
JPS5941363B2 JP10953682A JP10953682A JPS5941363B2 JP S5941363 B2 JPS5941363 B2 JP S5941363B2 JP 10953682 A JP10953682 A JP 10953682A JP 10953682 A JP10953682 A JP 10953682A JP S5941363 B2 JPS5941363 B2 JP S5941363B2
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JP
Japan
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milk
pressure
chamber
milking
vacuum pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP10953682A
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English (en)
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JPS592636A (ja
Inventor
順一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
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Publication of JPS592636A publication Critical patent/JPS592636A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パイプラインミルカー用の搾乳装置において
搾乳真空圧を安定にし、低真空圧の状態を保持すること
により乳牛への悪影響を減少させると共に、クローに対
して何らかの操作を行う事なくクロー内部を容易に洗浄
できるミルククローに関するものである。
従来のミルククローにおいては、搾乳前、搾乳中及び搾
乳後の乳頭にかかる真空圧は変動し、搾乳前後と搾乳中
との差圧は60mmHPであった。
また搾乳中においても搾乳真空圧は微妙に変化し最大圧
力と最小圧力との差は、80 mmHg′程であつた。
この場合に搾乳後の圧力が変化して上昇するため、この
状態が長時間にわたると乳頭傷害が起こり細菌に汚染さ
れやすくなっていた。
また搾乳時における搾乳真空圧が太き(変動することを
ζティートカップ及びミルククロー内のミルクが乳頭先
端まで逆流する原因となり前述同様乳頭傷害及び細菌汚
染の原因となっていた。
従って搾乳前、搾乳中及び搾乳後における差圧が生ぜず
、さらに搾乳中における搾乳圧が変化しないような装置
が望まれていた。
そこで、ミルク量の変化に応じて真空圧を調節する装置
(米国特許第4033295号)が発明されたが、該装
置では、搾乳前後と搾乳時との間の急激な圧力変化をお
さえることができる利点を有するものの、従来のものに
比較して搾乳時における圧力の変動幅が、より大きいた
めに、むしろ悪影響を及ぼす懸念があり、かつ、構造が
複雑となり取り扱いに不便であるという欠点があった。
そこで、本発明者はかかる従来のミルククローにおける
欠点に鑑みこれらを解消すると共に、クロー内部を容易
に洗浄するための機構を備えたミルククローを発明した
もので、以下添付した図面に従って本発明の詳細な説明
する。
第1図において1は、ミルククローであり、ミルククロ
ー1の内部は、ダイヤフラム2及びプレート3により、
真空パイプ接続口4を有する低真空圧室5、ミルク流入
口6を有するミルク溜室7及び弁8によって開閉される
ミルク流出口9を有する高真空圧室10とに区画されて
いる。
ミルク溜室7内には、ダイヤフラム2、ダイヤフラム2
にネジ等で接続された調圧棒11及びプレート3の中央
部に開げられた調圧孔12からなりミルク溜室7内と低
真空圧室5内の圧力差に応じて調圧孔12を調圧棒11
で塞ぐように構成された調圧機構並びにプレート3の外
周部に開けられた通路孔13、絞孔13よりも径の大き
い金属などの材料からなる鋼球14及びプレート3に接
合され鋼球14が上下に移動可能な空間を作り、かつ鋼
球14の飛びだしを防ぐために端部が折り曲げられた複
数のガイドフレーム15とからなる洗浄通路機構が設け
られている。
またミルク溜室7の壁には、該室7内に微量の空気が流
入するようにブリードホール16が穿孔されている。
上記の構成において本発明に係るミルククローは、搾乳
に際して以下のように使用される。
すなわち第3図に示されるように真空ポンプ17と連通
され4oomH?(負圧)に調圧された真空パイプ18
と真空パイプ18にサニタリートラップ19及びレリー
ザ−20を介して連結され400mmHr(負圧)に調
圧されたミルクパイプ21とからなる二系統を設ける。
そしてミルク流出口9をミルクチューブ22を介してミ
ルクパイプ21に接続して400mmH? (負圧)に
保持し、ミルク流入口6をミルクチューブ23を介して
ティートカップ24に接続し、ティートカップをパルス
チューブ25を介して400trtmH? (負圧)に
調圧された真空パイプ18に設けられた調圧装置26に
接続されたパルセータ27に接続し、真空パイプ接続口
4をエアーチューブ28を介して25 (h+tmHs
’ (負圧)程度に減圧する調圧装置26に接続する。
以上のように接続されたミルククローにおいて搾乳前の
場合には、ミルクチューブ22までは高真空400rr
rmH? (負圧)になっているが、弁8が下降してい
るため高真空圧室10内及びミルク溜室7内は大気圧の
状態が保持されており、また低真空圧室5内は、調圧装
置26を介して真空パイプ18と連通されているため低
真空250rrrmH?(負圧)の状態にある。
そして搾乳を開始するときには、弁8を上方に押し上げ
ると、高真空圧室10及びミルク溜室7が高真空270
mmH? (負圧)の状態になり、圧力差により弁8は
上方に保持されるのでミルク流入口6及びミルクチュー
ブ23を経てティートカップ24も高真空2701rm
LHt(負圧)の状態となる。
従って乳頭からのミルクはミルクチューブ23、ミルク
流入口6、ミルク溜室7、高真空圧室10、ミルク流出
口9、ミルクチューブ22を経てミルクパイプ21に至
る。
そして搾乳中にミルクが間けつ的に流れるとミルク溜室
7内の圧力が大きく変動しようとするが、ミルク溜室7
内の真空圧P4が低真空圧室5内の真空圧P5 よりも
所定レベル以上高くなった場合(P4 >ps )に
は、ダイヤフラム2に接続された調圧棒11が下降し調
圧孔12を塞ぎ、ミルク溜室7内の圧力が高真空300
mmH? (負圧)になるのを防ぐ、そして調圧棒11
が調圧孔12を塞いでいる間ミルク溜室7にブリードホ
ール16から微量の空気が流入し、該室7内の真空圧が
下がり低真空圧室5内の真空圧とその圧力差が所定レベ
ル以下(例えば10y+mHS’ )となる。
すると調圧棒11が上昇し高真空圧室10と連通ずるよ
うになる為にミルク溜室7内の真空圧は、ミルクの流量
に関係な(一定270mmH? (負圧)に保たれかつ
変動も最小限(20〜30 mytH? fj)に抑え
ることが出来る。
また搾乳中に乳牛がユニットを足で落したような場合に
は、ミルク溜室7及び高真空圧室10の内部に大量の空
気が流れ込み、そのとき高真空圧室10内の真空圧が減
少するために弁8が自重で下降し、ミルク流出口9が閉
塞されるので汚物等を吸い込むのを防ぐことができる。
さらに搾乳を停止するときには、弁8を指で引き下げれ
ば、前述同様ミルク流出口9が閉塞されるためミルク溜
室7内の圧力は大気圧OmmHf(負圧)となりティー
トカップ24を容易に生体より引き離すことができるよ
うになる。
尚、この場合に洗浄通路機構において鋼球14が通路孔
13を自重及び圧力差により塞いでいる。
従ってミルクが通路孔13を介して高真空圧室10に流
入せず調圧機構の機能は保持される。
そして搾乳終了後にミルククロー1の内部を洗浄する場
合には、第5図に示されるように、ミルククロー1を逆
様にして水タンク29内にティートカップ24を漬け、
真空パイプ接続口4からエアチューブ28をはずすと共
にミルクチューブ22を接続したままで真空ポンプ17
を運転させる。
すると、まず調圧機構は、低真空圧室5内が大気圧に保
持されているので、調圧孔12を調圧棒11が塞さいた
状態にある。
また洗浄機構は、鋼球14が重力によって下がっている
ので、通路孔13が開放されミルク溜室7と高真空圧室
10とは連通した状態にある。
従って真空ポンプ17が運転されるとミルクパイプ21
、ミルクチューブ22を介して高真空圧室10及びミル
ク溜室7が高真空(負圧)の状態になる。
するとテイートカツブ24から水タンク29内の水が吸
い上げられミルク溜室7、通路孔13、高真空圧室10
、ミルクチューブ22、ミルクパイプ21を経てレリー
ザ−20に流れるようになるので、ミルククロ−1内部
は、この流水によって洗浄される。
°尚、本発明に係るミルククローとしてミルク流出口9
を開閉する弁を備えたものを用いているが、これに限定
されるものではな(ミルクチューブ22を流れるミルク
流量によって低真空圧室5内の真空圧を大気圧又は低真
空圧のいずれかに切替するような制御装置付のものであ
れば、弁がないものでもよい。
また、洗浄通路機構として鋼球14を該鋼球が上下動で
きるようにガイドフレーム15で囲むように構成してい
るが、これに限定されるものではなく鋼球14を支持出
来るものなら網状の節体のようなものでもよい。
以上説明したように本発明のミルククローによれば、従
来のものに比較して極めて簡単な構造でありながら、搾
乳前と搾乳中及び搾乳中と搾乳後の真空圧の変化が少な
いものを提供できると共に搾乳時における搾乳真空圧の
変動を微少に抑えることが出来る。
従って搾乳時におけるミルクの逆流といった事態の発生
もなくなり、乳頭が所定以上の高真空とならず乳頭傷害
の発生を防ぐことが出来ると共にミルクパイプ等が大気
中の細菌などによって汚染されることを防ぐことが出来
る。
また本発明に係るミルククローは極めて簡単な機構であ
りながら、洗浄のための特別の装置を必要とせずに単に
ミルククローを逆様にすると共に水タンクにティートカ
ップを漬げるという操作のみで容易にミルククロー内部
を洗浄することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るミルククローの断面図、第2図は
■−■断面図、第3図はパイプラインミルカーに使用し
た状態を示す系統図、第4図はティートカップを接続し
た状態を示す断面図、第5図は洗浄した状態をあられす
断面図である。 1・・・・・・ミルククロー、2・・・・・・ダイヤフ
ラム、3・・・・・・プレート、4・・・・・・真空パ
イプ接続口、5・・・・・・低真空圧室、6・・・・・
・ミルク流入口、7・・・・・・ミルク溜室、8・・・
・・・弁、9・・・・・・ミルク流出口、10・・・・
・・高真空圧室、11・・・・・・調圧棒、12・・・
・・・調圧孔、13・・・・・・通路孔、14・・・・
・・鋼球、15・・・・・・ガイドフレーム、16・・
・・・・フリートホール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ダイヤフラム及びプレートにより、真空パイ。 プ接続口を有する低真空圧室、ミルク流入口を有するミ
    ルク溜室及び弁によって開閉されるミルク流出口を有す
    る高真空圧室とに区画された室からなり、前記ミルク溜
    室内にダイヤフラム、該ダイヤフラムに接続された調圧
    棒及びプレートに開けられた調圧孔からなる調圧機構並
    びにプレートに開けられた通路孔、絞孔よりも径の大な
    る球体及び該球体が上下に移動出来るためのガイドフレ
    ームからなる洗浄通路機構を有することを特徴とする洗
    浄通路機構を備えたミルククロー。
JP10953682A 1982-06-25 1982-06-25 洗浄通路機構を備えたミルククロ− Expired JPS5941363B2 (ja)

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JP10953682A JPS5941363B2 (ja) 1982-06-25 1982-06-25 洗浄通路機構を備えたミルククロ−

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JP10953682A JPS5941363B2 (ja) 1982-06-25 1982-06-25 洗浄通路機構を備えたミルククロ−

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Publication Number Publication Date
JPS592636A JPS592636A (ja) 1984-01-09
JPS5941363B2 true JPS5941363B2 (ja) 1984-10-06

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ID=14512731

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SE8400704D0 (sv) * 1984-02-10 1984-02-10 Alfa Laval Agri Int Mjolkningsorgan

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