JPS594115Y2

JPS594115Y2 - 床点検口の内枠

Info

Publication number: JPS594115Y2
Application number: JP1979123231U
Authority: JP
Inventors: 芳正嶋
Original assignee: 理研軽金属工業株式会社
Priority date: 1979-09-05
Filing date: 1979-09-05
Publication date: 1984-02-06
Also published as: JPS5639552U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は床点検口に関し、詳しくは床点検口の内枠に
関するものである。

従来、床点検口の内枠はその四周を形成する枠部材はそ
の両端部が斜状に切欠き施工されて額縁枠状に溶着手段
等により枠組みされ別設の蓋板が止着されて内枠が形成
されていた。

また、内枠を補強するための補強リブ、補強波板等も別
体に形成されて蓋板あるいは枠部材間に溶着手段等によ
り附設され、従って、この内枠の形成が極めて面倒で、
また、変形等を生じ易い欠点があった。

本考案は上記従来欠点に鑑みなされたもので、内枠の枠
部材と蓋板とを一体に形成して強度に優れ、しかも、枠
組み施工を極めて容易になし得る床点検口の内枠を提供
することを目的とするものである。

次に、本考案の床点検口の内枠を具体化した図示の実施
例について詳述すると、図中１は床点検口であって、外
枠２と同外枠２に内嵌される内枠６とより構成されてい
る。

外枠２はアルミニウム等の軽合金材を押出し成形した断
面路り字型状の外枠部材３が方形状に枠組みされて外枠
２が形成され、床面４に開設した開口部Ｗの周縁に沿っ
てアンカ一部材５等を介して取付けられている。

６は内枠であって、同内枠６は２枚の基枠部材７．７′
を組合せて枠組み形成されている。

この基枠部材７はアルミニウム等の軽合金材を押出成形
してなるもので、その断面において、８は蓋部であって
水平状に設けられ、同蓋部８の両縁には鉛直状の側壁板
９が一体に形成されて蓋部８の両面側には浅溝部１０と
深溝部１１とが形成されている。

また、蓋部８の深溝部１１側の面には断面路かぎ形状の
補強リブ１２が所定の間隔を隔てて並設され、この補強
リブ１２と蓋部８との隅角部にはビス受け１３がその長
手方向に沿って形成されている。

このように形成された基枠部材７は外枠２に内嵌可能な
長さＬに形成されるとともに蓋部８の両端部は側壁板９
の肉厚を相当分だけ切欠き施工されている。

また、基枠部材７′は上記基枠部材７と同一断面に形成
されているので各部位の番号にダッシュを附してその説
明を省略する。

また、この基枠部材７′は上記基枠部材７の長さＬに対
しくＬ−２ｔ）の寸法に形成されている。

このように形成された基枠部材７，７′はその深溝部１
１．１１’を対向して補強リブ１２，１２’を十字状に
交叉して当接してビス受け１３．１３’を介してビスに
より相互に結合されて内枠６が形成されている。

なお、この補強リブ１２，１２’の高さは相互に当接し
た際、側壁板９，９′の両縁１４，１４’が同位となる
高さに形成されている。

上記のように形成された内枠６の床面４側となる浅溝部
１０には床面４の上面に貼着した例えばプラスタイル等
の床材４Ａと同種の床材４Ａが貼着されて外枠２に内嵌
されている。

次に、上記のように構成された本実施例の作用および効
果について説明する。

さて、本例床点検口１は断面路り字形状の外枠部材３を
方形状に枠組みした外枠２と同外枠２に内嵌する内枠６
とより構成され、この内枠６は二枚の基枠部材７，７′
からなり、該基枠部材７，７′は外枠２の対向する立上
り片と対応する側壁板９，９′とこの側壁板９，９′間
には水平状の蓋部８，８′を一体に設けて同蓋部８，８
′の一方の面側には浅溝部１０を有し、他方の面側には
深溝部１１．１１’を有する断面路中形状に形成すると
ともに、蓋部８，８′の深溝部１１．１１’の面には複
数条の補強リブ１２，１２’を突設して、両基枠部材７
，７′はその深溝部１１．１１’を対向し、かつ補強リ
ブ１２，１２’を交差状に枠組みする構成としたもので
ある。

従って、本例内枠６はその基枠部材７，７′を蓋部８，
８′と側壁板９，９′とが断面Ｈ形状の一体形状に形成
したものであるから、従来の蓋板等の外れが解消され、
また、基枠部材７，７′は断面路中形状に形成するとと
もに、補強リブ１２，１２’を一体に設けたものである
から基枠部材７，７′自体の強度が優れ、この基枠部材
７，７′をその深溝部１１．１１’を対向し、かつ補強
リブ１２，１２’を十字状に交差して箱型状に枠組みし
たものであるからその構造的強度を著高することができ
て歩行者の踏圧力がかかつても充分にその役務を果すこ
とができる。

また、基枠部材７，７′相互の深溝部１１．１１’を対
向して側壁板９，９′を相互のビス１３を介して枠組み
するので極めて省力的に枠組み施工を行うことができる
。

また、基枠部材７，７′はアルミニウム等の軽合金材を
押出成形した長尺材を外枠１に内嵌する所定の長さに切
断成形するものであるから大量生産することのできる経
済性を有する等多くの特長がある。

なお、上記実施例においては平板状の蓋部８，８′に複
数条の補強リブ１２，１２’を突設して例示したが、第
３図に示す基枠部材１５のように蓋部１６に断面略Ｕ字
状の補強凸部１７を形成した構造形状であってもよい。

なお、１８は側壁板、１９は浅溝部、２０は深溝部、２
１はビス受けである。

さて、本考案は断面路り字形状の外枠部材を方形状に枠
組みした外枠と同外枠に内嵌する内枠とからなる床点検
口であって、前記内枠は二枚の基枠部材からなり、該基
枠部材は前記外枠の対向する外枠部材の立上り片と対応
する側壁板とこの側壁板間には水平状の蓋部を一体に設
けて同蓋部の一方の面側には浅溝部を有し、他方の面側
には深溝部を有する断面路中形状に形成するとともに、
前記蓋部の深溝部の面には複数条の補強リブを突設して
、両基枠部材はその深溝部を対向し、かつ前記補強リブ
を交差状に枠組みする構成としたものであるから、従来
の蓋板の外れ等が解消されるとともに、基枠部材はそれ
自体断面略Ｈ形状に形成し、その蓋部には複数条の補強
リブを設けたものであるから、極めて強度が高く、シか
もこの補強部材を２枚、その深溝部を対向し、かつ補強
リブを交差状にして箱型状に枠組みした内枠であるから
その構造的強度が著高されて歩行者の踏圧力がかかつて
も変形等を防止することができてその役務を果すことが
できる。

また、基枠部材相互はその深溝部を対向し側壁板を相互
のビス受けを介して枠組みするので極めて省力的に枠組
み施工を行うことができる。

また、基枠部材はアルミニウム等の軽合金材を押出成形
した長尺材を外枠に内嵌する所定の長さに切断成形する
ものであるから大量生産することのできる経済性を有す
るので床点検口の内枠として極めて実用性に優れた考案
である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は床点検口の縦断
面図、第２図は内枠の斜視図、第３図は内枠の別態様を
示す一部抽出縦断面図である。１・・・・・・床点検口、２・・・・・・外枠、３・・
・・・・外枠部材、６・・・・・・内枠、７．７’、１
５・・・・・・基枠部材、８．８’、１６・・・・・・
蓋部、９，９’、１８・・・・・・側壁板、１０．１０
’、１９・・・・・・浅溝部、１１゜１１’、２０・・
・・・・深溝部、１２．１２’、１７・・・・・・補強
リブ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

断面路り字形状の外枠部材を方形状に枠組みした外枠と
同外枠に内嵌する内枠とからなる床点検口であって、前
記内枠は二枚の基枠部材からなり、該基枠部材は前記外
枠の対向する外枠部材の立上り片と対応する側壁板とこ
の側壁板間には水平状の蓋部を一体に設けて同蓋部の一
方の面側には浅溝部を有し、他方の面側には深溝部を有
する断面路中形状に形成するとともに、前記蓋部の深溝
部の面には複数条の補強リブを突設して、側基枠部材は
その深溝部を対向し、かつ前記補強リブを交差状に枠組
みする構成としたことを特徴とする床点検口の内枠。