JPS5940999Y2 - ホイルガ−ドの取付機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、万一のトイシ破壊時におけるホイルガードの
空転防止に関するものである。

従来の回転可能なホイルガードば、使用者の作業に応じ
た位置に動かし固定ねじを締付けてセットすることがで
きるため、研削火花の飛散や、万一のトイシの破壊飛散
から作業者を保護するというホイルガードの機能を十分
はたしているといえる。

ただし、これは固定ねじの締付けが確実に行なわれてい
ることが前提であり、不確実な場合は、万一のトイシ破
壊時にホイルガードが回されることが考えられる。

本考案の目的は、上記した従来技術の心配点をなくし、
より確実な取付機構を提供することにある。

即ち本考案は、ホイルガードの係合面を多角形に形成す
ることにより、ホイルガードのセット後の回転止めをし
たものである。

併せて係合面をテーパー状にしておくことにより軸方向
の抜は止めとなる。

本考案の具体例を第１図乃至第３図に示す。

図Ｋ＞いて、１はグラインダ本体、２はパツキングラン
ドで本体１の先端部に装着されている。

３はホイルガードでパツキングランド２ＶＣセツトプレ
ート４と固定ねじ５によって固着される。

６は砥石でホイルガード３の内側に装着され回転する。

７．８はパツキングランドの外周部に形成されたホイル
ガード３の係合部で各々テーパー係合面及び平面係合部
である。

次に各々の部材の作用を説明する。

ホイルガード３ば、セットプレート４と一緒に、固定ね
じ５を締付けることにより、パツキングランド２に取付
けられている。

パツキングランド２には、テーパー係合面７と多角形形
状をした平面保合部８を形成しである。

またホイルガード３およびセットプレート４にも、パツ
キングランド２に係合するテーパー係合面γ、平面係止
部８を形成しである。

テーパー係合面Ｉは、ホイルガード３が軸方向（下向）
へ抜は出すことを防止しており、平面係止部８ば、ホイ
ルガード３が、円周方向（径方向）に空転することを防
止している。

本考案の変形実施例を第４、第５図に示す。

変形実ｍ例においてはパツキングランド２のホイルガー
ド３の係合部を先端面までテーパー状に形成し、そのテ
ーパー外周部にテーパー係合面Ｉと平面係合部８を形成
したもので、ホイルガード３の空転及び脱落を防止して
いる。

以上のように本考案によれば、ホイルガードの取付保合
面を多角形形状に形成したことにより、固定ねじの締付
けが、多少不確実な場合にかいても、万一のトイシ破壊
時の回転力で、ホイルガードが空転することを防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の具体例を示しその先端部の縦断側面
図。 第２１図は、第１図に１けるＡＡ線の横断正面図である
。 第３図は、ホイルガード１わりの斜視展開図である。 第４図は、本考案の変形実施例でその縦断側面図、第５
図は、第４図のＢＢ線横断正面図である。 １・・・・・・グラインダ本体、２・・・−・・パツキ
ングランド、３・・・・・・ホイルガード、４・・・・
・・セントプレート、５・・・・−・固定ねじ、６・・
・・・・トイシ、Ｉ・・・・・・テーパ係合面（係合部
）、８・・・・・・平面係合部（保合部）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. グラインダのトイシ取付軸を中心に回動可能なホイルガ
   ードの取付機構において、グラインダ本体とホイルガー
   ドの係合部の少なくとも一方の保合部を多角形形状に形
   成し、他方を該多角形形状部に係合するように形成して
   成る取付機構。