JPS5940611Y2 - 分岐水栓 - Google Patents

分岐水栓

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Publication number
JPS5940611Y2
JPS5940611Y2 JP9837679U JP9837679U JPS5940611Y2 JP S5940611 Y2 JPS5940611 Y2 JP S5940611Y2 JP 9837679 U JP9837679 U JP 9837679U JP 9837679 U JP9837679 U JP 9837679U JP S5940611 Y2 JPS5940611 Y2 JP S5940611Y2
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JP
Japan
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faucet
water
valve
air hole
branch
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JP9837679U
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JPS5615868U (ja
Inventor
明 西岡
Original Assignee
株式会社 三栄水栓製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水道管における既設の水栓に適用される分岐水
栓に関するもので、詳しくは、既設水栓の水栓本体の弁
座よりも下流側の筒状立上り部に装着することによって
、前記水栓本体の流水路とは別の流水路を構成するため
の分岐水栓の改良技術に関するものである。
既設の水栓本体をそのまま利用して別の流水路を構成す
る技術として、英国特許第1501161号に見られる
ように、水栓本体の弁座よりも下流側の筒状立上り部に
、前記弁座に当接させる状態で分岐水栓ブロックを螺着
し、該ブロックには、弁座流路を介して上流側の流水路
に連通ずる導水流路と、該流路の上部空間を弁座下流側
の流水路に連通させる吐水流路とを形成すると共に、前
記導水流路の上端まわりに弁座を設け、かつ、該弁座に
対して当接及び離間自在な弁体を分岐水栓ブロックに装
着して、前記弁座上流側の流水路と弁座下流側の流水路
とを、連通状態と非連通状態とに切換え自在に構成する
一方、分岐水栓ブロックの前記導水流路に分岐管を連通
接続して、この分岐管に止水栓を装着し、あるいは、前
記ブロックの導水流路及び吐水流路を前記弁体で閉塞可
能に構成する場合は、前記止水栓接続用の分岐管をブロ
ックの上部空間に連通させて設け、もって、前記導水並
びに吐水の流路を迂回する水栓本体自体の流水路とは別
に、前記分岐管による流水路を構成するものがある。
上記従来構造のものにお・いては、次なる欠点があった
即ち、分岐水栓を構成するに当っては、水栓本体の弁座
にブロック側のパツキンを密に当接させるべく、前記分
岐水栓ブロックを水栓本体の筒状立上り部に螺着させる
必要があるのであるが、前記ブロック側の雄ネジと水栓
本体側の雌ネジとの螺合相関は不定であり、而して、水
栓本体に対する分岐管の相対位相を任意に設定できず、
換言すれば、水栓本体に対して分岐管を任意の位相で装
着することができない欠点があった。
また、既設の水栓本体あるいは分岐水栓にホースを接続
して例えば浴槽に水を張っているようなときに、水道工
事等によって水道本管が断水された場合、前記水道本管
内の水の流出に伴うサイホン作用によって浴槽内の水が
本管側に逆流する欠点があった。
本考案は、上記の実情に鑑みて案出されたものであって
、本考案による分岐水栓は、軸方向に沿って延び且つ上
下両端が開口した中空部を有するるスピンドル軸の中間
部側壁に、前記中空部分に通じる水流出孔を設けるとと
もに、前記下端開口部周縁に環状パツキンを取付け、こ
のスピンドル軸を、吐出口を有する水栓本体に対し軸方
向移動自在に装着して前記パツキンを水栓本体の弁座に
対し当接及び離間自在となるように構成し、かつ、前記
水流出孔に連通して分岐流路を形成するジヨイント部材
を、前記水栓本体に対してスピンドル軸芯まわりで回動
自在に設けると共に、前記分岐流路中に開閉弁を設ける
一方、前記スピンドル軸の上端開口部には、前記中空部
分から外部に通じる逆流防止用空気孔が穿孔された上端
閉塞栓を装着上端開口部には、前記中空部分から外部に
通じる逆流防止用空気孔が穿孔された上端閉塞栓を装着
し、この閉塞栓の空気孔内端にボールバルブをスプリン
グを介して当てがい、給水時には前記バルブが前記中空
部分内の圧力により空気孔内端に当接して該空気孔を閉
じ、断水時には圧力降下により前記バルブが空気孔から
離間して空気孔を開くように構成した点に特徴がある。
上記の槽底によれば、水栓本体自体の流水路の外に、該
流水路の開閉如何を問わず、水栓本体の弁座上流側に連
通ずる流水路を分岐形成でき、その上、この分岐流水路
を形成するジヨイント部材が水栓本体に対してスピンド
ル軸芯まわりで回動自在であるから、前記水栓本体に対
するジヨイント部材の取付は位相、即ち分岐水栓の水導
出方向をスピンドル軸芯まわりで任意に変更設定するこ
とができる。
しかも、断水時における中空部分内の圧力降下に伴って
該中空部分を外部に通じさせる所謂サイホン破壊の弁構
造を備えるものであるから、例えばホースを介して浴槽
に給水しているときに断水を生じたとしても、浴槽内の
水が水道本管に逆流することを防止できる。
そして、この弁構造をスピンドル軸の有効利用によって
槽底するものであるから、分岐水栓自体をコンパクトに
まとめることができ、全体として、簡単な技術でもって
従来欠点を解消できるに至ったのである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
1は水道管に既設の水栓本体で、立上り部2の内面には
雌ネジ3が、外面には碓ネジ4が設けてあり、本考案に
係る分岐水栓を形成するために既設のハンドル及びスピ
ンドル軸は取外しである。
5は、軸方向に沿って延設され上下両端が開口している
ところの中空部分6を有するスピンドル軸であり、この
中空部分6の上端開口部及び下端開口部を夫々7,8で
示す。
このスピンドル軸5の側壁9の中間部には中空部分6に
通じる複数個の水流出孔10が設けである。
11は、前記側壁9の一部に設けた碓ネジで、前記水栓
本体1の雌ネジ3に螺合しである。
12は、スピンドル軸5の上端部に嵌合され、後述する
上端閉塞栓13で固定されたハンドルであり、14は、
前記下端開口部8の周縁に嵌着固定されたゴム製の環状
ボッキンであって、ハンドル12を回動すると前記雌ネ
ジ3と碓ネジ11との螺合によりスピンドル軸5がその
軸方向に移動し、前記環状パツキン14が水栓本体1内
に設けた弁座15に対し、当接又は、離間状態のいずれ
かに切換え可能となっている。
上端閉塞栓13は、キャンプ部16と軸部17とからな
るもので、軸部17は、その周面に碓ネジが形成してあ
って前記中空部分6の上端開ロ部7内面に形成された雌
ネジに螺合されて固定される。
そしてこの閉塞栓13には十字形の横孔部18aと縦孔
部18bとからなる逆流防止用空気孔18が穿設してあ
り、この孔18を介して前記中空部分6が分岐水栓の外
部と連通し、即ち外気に通じることができるようになる
19は、コイルスプリング20によって、前記空気孔1
8の内端(即ち、縦孔部18bの下端)に近接した位置
に保持されたボールバルブで、このボールバルブ19は
、給水時にはスピンドル軸5の中空部分6内に水圧がか
かるためその圧力で前記空気孔18内端に押し付けられ
て水の外部流出を阻止し、そして水道工事等により水道
本管が断水されたときには中空部分6内の圧力降下に伴
ってボールバルブ19が元の位置に戻り、即ち空気孔1
8から離間して空気孔18を開き、而して中空部分6内
に外気が導入されるようになっている。
21は水栓本体1の碓ネジ4に螺着することによって固
着されたナツト部材、22はこのナツト部材21の99
則に該部材21に対し回転自在の状態で嵌合されたジヨ
イント部材で、これらナツト部材21゜ジヨイント部材
22には、夫々前記水流出孔10に連通する孔23、弁
孔24が設けである。
ジヨイント部材22は、環状部分22aと、この環状部
分22aに対して直角に延設された筒状部分22bとか
らなり、Oリング25.26.29により水密状態を保
ち、且つナツト部材21の環状溝27に嵌合する抜は止
め用リング28に環状部分22aの抜は止めを行なうよ
うに構成されている。
30は、筒状部分22bに連通する直径方向の連通孔3
1を有するホース接続管であって筒状部分22a内に軸
方向摺動自在に挿入され、これら筒状部分22a、接続
管30間はOリング32にてシールされている。
33は、弁孔24に対向するゴム、合成樹脂等よりなる
弁体で、ホース接続管30の内端にビス等(図示省略)
で着脱交換自在に取り付けられている634は筒状部分
22bの99則に螺着されたナツト状操作具であり、こ
の操作具34の一部34aは、前記ホース接続管30の
外面に形成した段部35に係合するようになってお・す
、該操作具34を回動することにより、ホース接続管3
0がその軸方向に摺動し、弁体33が開閉動作するよう
に構成されている。
36は、ホース接続管30の後端に固定された連結部材
で、外面に碓ネジ36aを有している。
ホース接続管30は連結部材36及び図外ホースを介し
てたとえば浴槽等に連結される。
尚、37は吐出口へ通じる管部である。
図面に示される状態では、環状パツキン14、弁体33
が夫々弁座15.38に当接しているため水は管部37
、ホース接続管30内のいずれにも流れない。
いま、ハンドル12を反時計回り方向に回動してスピン
ドル軸5を上方に移動させるとパツキン14が弁座15
から離間して水は管部37の方へ吐出し、逆に操作具3
4を回動すれば弁体33が弁座38から離間して水はホ
ース接続管30内へと流れ図外ホースを介して浴槽等へ
送水される。
また、ハンドル12と操作具34の両方を回動してパツ
キン14、弁体33を夫々開状態にした場合には水は管
部37、ホース接続管30内の両方へ送られる。
そして、水栓本体1の管部37または分岐水栓のホース
接続管30にホースを接続して浴槽等に給水していると
きに、水道工事等の断水を生じると、中空部分6内の水
圧が低下して空気孔19が開放され、これによってサイ
ホン現象が破壊されるもので、浴槽等からの水道本管へ
の逆流が防止される。
尚、上述した実施例では図面から明らかなように、ジヨ
イント部材22を、環状部分22aと、この環状部分に
対して直角に一方向のみ延設した1つの筒状部分22b
とで構成しているが、本考案によれば、かかる筒状部分
を左右両方向へ対称状に延設していわゆる三方吐出弁と
しで構成してもよい(図示の実施例では二方向吐出弁)
本考案の分岐水栓は以上説明したような構成であるから
、既設の水栓本体から、ハンドル及びスピンドル軸等を
取り外し、その水栓本体をそのまま利用して、その水栓
本体に前記したようなスピンドル軸等を取り付れるだけ
で簡単に分岐水栓を形成でき、従って分岐水栓への取替
え工事が簡単であり家庭の主婦でも容易に行なえ、しか
も取替え部品が少ないから安価ですむという利点がある
その−し、分岐流路の水導出方向をスピンドル軸芯まわ
りで任意に変更設定することができるので、使い勝手が
良く、更には、スピンドル軸を利用してこれに逆流防止
用の所謂サイホン破壊用の弁構造を設けたので、分岐水
栓の大型化を伴うことなく逆流防止を図ることができる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す縦断面図である。 1・・・・・・水栓本体、5・・・・・・スピンドル軸
、6・・・・・・中空部分、10・・・・・・水流出孔
、12・・・・・・ハンドル、14・・・・・・環状パ
ツキン、15・・・・・・弁座、18・・・・・・逆流
防止用空気孔、19・・・・・・ボールバルブ、20・
・・・・・コイルスプリング、22・・・・・・ジヨイ
ント部材、22a・・・・・・環状部分、22b・・・
・・・筒状部分、30・・・・・・ホース接続管、31
・・・・・・連通孔、33・・・・・・弁体、38・・
・・・・弁座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水栓本体の弁座よりも下流側の筒状立上り部に装着して
    、前記水栓本体の流水路とは別の流水路を構成するため
    の分岐水栓であって、軸方向に沿って延び且つ上下両端
    が開口した中空部分を有するスピンドル軸の中間部側壁
    に、前記中空部分に通じる水流出孔を設けるとともに、
    前記下端開口部周縁に環状パツキンを取付け、このスピ
    ンドル軸を、吐出口を有する水栓本体に対し軸方向移動
    自在に装着して前記パツキンを水栓本体の弁座に対し当
    接及び離間自在となるように構成し、かつ、前記水流出
    孔に連通して分岐流路を形成するジヨイント部材を、前
    記水栓本体に対してスピンドル軸芯まわりで回動自在に
    設けると共に、前記分岐流路中に開閉弁を設ける一方、
    前記スピンドル軸の上端開口部には、前記中空部分から
    外部に通じる逆流防止用空気孔が穿孔された上端閉塞栓
    を装着し、この閉塞栓の空気孔内端にボールバルブをス
    プリングを介して当てがい、給水時には前記バルブが前
    記中空部分内の圧力により空気孔内端に当接して該空気
    孔を閉じ、断水時には圧力降下により前記バルブが空気
    孔から離間して空気孔を開くようにしであることを特徴
    とする分岐水栓。
JP9837679U 1979-07-14 1979-07-14 分岐水栓 Expired JPS5940611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9837679U JPS5940611Y2 (ja) 1979-07-14 1979-07-14 分岐水栓

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JP9837679U JPS5940611Y2 (ja) 1979-07-14 1979-07-14 分岐水栓

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Publication Number Publication Date
JPS5615868U JPS5615868U (ja) 1981-02-10
JPS5940611Y2 true JPS5940611Y2 (ja) 1984-11-19

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ID=29331159

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