JPS594053Y2 - オ−プンエンド精紡機における風綿滞留防止装置 - Google Patents

オ−プンエンド精紡機における風綿滞留防止装置

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JPS594053Y2
JPS594053Y2 JP3595379U JP3595379U JPS594053Y2 JP S594053 Y2 JPS594053 Y2 JP S594053Y2 JP 3595379 U JP3595379 U JP 3595379U JP 3595379 U JP3595379 U JP 3595379U JP S594053 Y2 JPS594053 Y2 JP S594053Y2
Authority
JP
Japan
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roller
opening
fiber
spinning machine
fluff
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Expired
Application number
JP3595379U
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JPS55135064U (ja
Inventor
紀明 宮本
金平 三矢
雅雄 白木
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオープンエンド精紡機における風綿沸留防止装
置に関するもので、特に開繊機構としての開繊ローラか
らの飛動風綿などが該ローラ上下面および繊維供給機構
の上下面以近に滞留するのを防止することを目的とした
ものである。
従来、オープンエンド精紡機の繊維供給、開繊部付近に
おける風綿の滞留を防止するため、第1図、第2図およ
び第3図に示すように、繊維供給ローラ2および開繊ロ
ーラ4の側面に対応するケーシングの上下側壁15に外
気流入孔13.14を穿孔し、加熱機構としてのロータ
5による負圧作用で、集速器1、塵埃飛動路7、輸送チ
ャンネル12がら流入する気流C,D、Eとともに、流
入孔13.14からも外気A、Bを流入させ、この気流
A、Bによって供給ローラ2や開繊ローラ4周辺で停滞
しようとする風綿を運ぶようにしている。
すなわちこの型式の場合、開繊ローラ4は毎分数千回の
高速回転をし、巻かれたメタリックワイヤ6により供給
繊維に対する櫛けずり作用を行なうので、繊維群内に混
在する微細繊維、粉塵、夾雑物(以下風綿という)が飛
散しがちである。
そしてこの風綿は外気りに抗してゴミ取り装置16に放
出されたり、ロータ5内まで繊維とともに気流Eにより
飛動したり、さらに繊維供給ローラ2、開繊ローラ4の
上下両側面とそれに対応するケーシングの上下側壁15
との間の狭い間隙内に入り込んだりするが、多くは開繊
ローラ4の周り、特に狭い戻り通路8を通過し、比較的
広い空間のある開繊ローラ4と供給ローラ2との接合部
近辺に遠心作用で放出され、そこに滞留する。
この滞留風綿が外気流入孔13.14よりの気流A、B
によって運び去られることになる。
ところでロータ5による吸引作用は輸送チャンネル12
を介して開繊ローラ4、供給ローラ2の周面におよび、
そこで主流Fを形成するので、前記外気流入孔13.1
4よりの流入気流A、Bも主流Fに合流させることが望
ましい。
ところが供給ローラ2および開繊ローラ4の側面とそれ
に対応するケーシングの側壁15との間の空間に入り込
んだ気流A、Bは、開繊ローラ4の上下両側端に形成さ
れたフランジ4aのためにローラ4の周面中央部へ流入
し難いのが現実である。
これは開繊ローラ4周りの通路8,9.10とフランジ
4aとの間隔が、繊維の飛び出しを防ぐためにかなり小
さく設計されているため、このフランジ4aを乗り越え
てローラ4周面中央部へ流入し難いためである。
このことは開繊ローラ4と接合する供給ローラ2につい
ても同様で、接合部への気流A、Hの流入はフランジ4
aによって阻害され、風綿の飛動はあまり効果的に行な
われない。
このためロータ5内部への流入空気流は、集束器1から
の流入気流C1塵埃飛動路7からの流入気流D、輸送チ
ャンネル12からの流入気流Eが供給ローラ2の周面や
開繊ローラ4の周面を通り開繊路9や移送路10を介し
てロータ5に流入する主たる空気流Fだけとなり、ケー
シング側壁15と供給ローラ2および開繊ローラ4の上
下側面との空間を通ってロータ5内に流入する空気流A
、Bは殆んど生起せず、外気流入孔13および14では
ゆるやかな空気流入のため、かえって風綿詰まりを生じ
、繊維供給機構部、開繊機構部付近の風綿滞留の要因と
なっていた。
繊維供給機構部や開繊機構部付近の風綿が滞留すると、
供給ローラ2および開繊ローラ4の回転が阻害され、規
制部材3の作動を不良となり、また風綿がある程度大き
くなってから、あるいは固形化してから開繊ローラ4も
しくは前記流入主気流Fの作用で再び運ばれロータ5内
に送り込まれることによって糸切れを生じたり、糸品質
を害するようになる。
本考案は上記のような欠点を解消するために、外気流入
孔13.14よりの空気の流入を促し、しかもこの流入
気流を供給ローラ2および開繊ローラ4の周面中央部へ
導くことにより効果的な風綿滞留防止を行なう観点から
、開繊ローラ4に巻かれる開繊部材としてのメタリック
ワイヤ6の螺旋巻き方向に関連して、前記開繊ローラ4
には片側にのみフランジ4aを形成し、該開繊ローラ4
の他方の側の端部に片側より広い間隙を構成して、ロー
ラ2,4周面中央部への空気の流動を促し、繊維供給機
構および開繊機構付近の風綿の滞留を防止するようにし
たものである。
第4図の実施例の場合、開繊ローラ4に巻かれるメタリ
ックワイヤ6を回転方向について、右上り螺旋巻きの場
合は前記開繊ローラ4の下端にのみフランジ4aを形成
し、これにより開繊ローラ4の上端において供給ローラ
2および規制部材3の規制片11との間隙を広くなるよ
うにしたものである。
この場合において、規制部材3の先端に形成した規制片
11によって規制され供給ローラ2により導入されたス
ライバは、メタリックワイヤ6の右螺旋巻きにより、開
繊された繊維群は分力f1によって下方に押し下げられ
るようになる。
したがって繊維群の下方端からの離脱を防ぐべく、開繊
ローラ4の下端にはフランジ4aの形成が必要である。
しかし開繊ローラ4の上端部では繊維の開繊、移送作用
が過疎であるため、フランジ4aの存在価値は少ない。
このように開繊ローラ4の下端にのみフランジ4aを形
成することにより、開繊ローラ4の上端部と供給ローラ
2および規制板3の規制片11との間隙は従来よりも広
くなって開放状態となる。
この構成により、従来のようにフランジ4aと各通路8
,9.10および供給ローラ2、規制片11との間の間
隙が極めて小さく、ローラ4周面中央部への空気の流入
が殆んど断絶状態になっていたのと異なり、開放状態と
されるため、外気流入口13および14からの外気A、
Hの流入が促され、開繊ローラ4および供給ローラ2の
上端部を乗り越えてローラ2,4の周面中央部へ流入し
主気流Fに合流するようになり、外気流入孔13および
14は風綿詰まりを生起せず、また前記空気流A、Bは
繊維供給機構および開繊機構部周辺の空気の流通性を良
化させるため飛動する風綿を滞留することなく、開繊路
9へ運び再びゴミ取り装置16に放出させたり、移送路
10を通ってロータ5内に流入させて、風綿の滞留を大
幅に減少するものである。
第5図の実施例は上記実施例とは反対に、メタリックワ
イヤ6が左螺旋巻きの場合には繊維群が上方へ片寄り、
これを規制するため、開繊ローラ4の上端部にフランジ
4aを形成して下方端部には広い間隙を構成するように
したものであり、第4図の場合と同様に、下方端からの
外気の流入を促し、繊維供給機構および開繊機構部付近
の風綿の滞留を防止するものである。
なお、本考案の実施例においては、外気流入孔13.1
4の穿孔を、フランジ4aを形成しない側のケーシング
側壁に行なうようになっているが、両側壁に設ければよ
り効果的である。
また前記規制部材3の先端の上下両側に規制片11を設
けたが、前記開繊ローラ4に形成したフランジ4aと同
一側にのみ規制片11を形成して、開繊ローラ4との間
隙をさらに拡大し、空気の流動性を増加するようにする
ことが望ましい。
さらには開繊部材としてメタリックワイヤ6によって説
明したが、ピンを螺旋状に配置したものについても同様
の効果がある。
加えて上記はケーシングの側壁15に外気流入孔13.
14を穿孔した場合のものであるが、この流入孔13.
14を設けない場合においても集束器1その他の部品の
周りにおいて外気が流入し、それがケーシングの側壁1
5と繊維供給機構、開繊機構との間に流入するため、集
束器1、塵埃飛動路7、輸送チャンネル12から流入す
る空気流C,D、Eは主気流Fとなり、この主気流Fの
吸引作用により供給ローラ2および開繊ローラ4の周面
中央部への気流は生起されるため、前記流入孔13.1
4を穿孔した場合と同一の効果を奏するものである。
このように本考案装置は開繊部材6の螺旋巻き方向に応
じて開繊機構としての開繊ローラ4の一方の側にのみフ
ランジ4aを形成し、該開繊ローラ4の他方の側の端部
に片側より広い間隙を構成するという簡単な構成であり
ながら、繊維供給機構および開繊機構付近での風綿の滞
留を効果的に防止できるので、規制部材3の作動不良や
供給ローラ2、開繊ローラ4の回転不良も起こり難くな
り、固形風綿のロータ5内への流入による糸切れ、糸質
劣化も生じ難くなるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はオープンエンド精紡機の一型式を示す平面断面
図、第2図は同じく斜視図、第3図は同じく側面断面図
、第4図および第5図は本考案装置の二つの実施例を示
す側面断面図である。 2・・・・・・繊維供給ローラ(繊維供給機構)、3・
・・・・・規制部材、4・・・・・・開繊ローラ(開繊
機構)、5・・・・・・ロータ(加熱機構)、4a・・
・・・・フランジ、6・・・・・・メタリックワイヤ(
開繊部材)、9・・・・・・開繊路、13.14・・・
・・・外気流入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供給ローラ2とそれに押圧する規制部材3とよりなる繊
    維供給機構から送り出される繊維を、螺旋状の開繊部材
    を装置した開繊ローラ4によって開繊、移送し、加熱機
    構に送り込むようにしたオープンエンド精紡機において
    、開繊ローラ4の開繊部材を回転方向について、右上り
    螺旋巻きに装着した場合には、該開繊ローラ4の下端に
    のみフランジ4aを形成し、該開繊ローラ4の上端部に
    下端部より広い間隙を構成し、また左上り螺旋状巻きに
    装置した場合には、該開繊ローラ4の上端にのみフラン
    ジ4aを形成し、該開繊ローラ4の下端部に上端部より
    広い間隙を構成したことを特徴とするオープンエンド精
    紡機における風綿滞留防止装置。
JP3595379U 1979-03-20 1979-03-20 オ−プンエンド精紡機における風綿滞留防止装置 Expired JPS594053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3595379U JPS594053Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 オ−プンエンド精紡機における風綿滞留防止装置

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JP3595379U JPS594053Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 オ−プンエンド精紡機における風綿滞留防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS55135064U JPS55135064U (ja) 1980-09-25
JPS594053Y2 true JPS594053Y2 (ja) 1984-02-04

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JP3595379U Expired JPS594053Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 オ−プンエンド精紡機における風綿滞留防止装置

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