JPS5940518B2 - セルロ−ス含有廃棄物の嫌気性消化方法 - Google Patents
セルロ−ス含有廃棄物の嫌気性消化方法Info
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- JPS5940518B2 JPS5940518B2 JP56162628A JP16262881A JPS5940518B2 JP S5940518 B2 JPS5940518 B2 JP S5940518B2 JP 56162628 A JP56162628 A JP 56162628A JP 16262881 A JP16262881 A JP 16262881A JP S5940518 B2 JPS5940518 B2 JP S5940518B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、セルロース含有廃棄物の嫌気性消化方法に係
り、特に廃棄物中のセルロースを効率的に揮発性脂肪酸
に転換することによって液化発酵させること、および液
化発酵後、効率よくメタンガスを回収するのに好適なセ
ルロース含有廃棄物の嫌気性消化方法に関する。
り、特に廃棄物中のセルロースを効率的に揮発性脂肪酸
に転換することによって液化発酵させること、および液
化発酵後、効率よくメタンガスを回収するのに好適なセ
ルロース含有廃棄物の嫌気性消化方法に関する。
食品加工工業、パルプ製紙工業、木材工業などから排出
される廃棄物、農蓄査廃棄物、都市とみ等、毎年膨大な
量のセルロースを含む廃棄物が排出される。
される廃棄物、農蓄査廃棄物、都市とみ等、毎年膨大な
量のセルロースを含む廃棄物が排出される。
これらの廃棄物は一部がコンポスト材付として用いられ
る他は、焼却、埋立てなどの方法により最終処分されて
いる。
る他は、焼却、埋立てなどの方法により最終処分されて
いる。
しかし、これらの方法は二次公害の発生原因となったり
、法的規則の強化、処理コスト上昇など、大きな問題を
かかえている。
、法的規則の強化、処理コスト上昇など、大きな問題を
かかえている。
一方、最近、日本やアメリカを中心として、都市ごみの
厨芥を処理対象とした嫌気性消化法の研究が進められつ
つある。
厨芥を処理対象とした嫌気性消化法の研究が進められつ
つある。
この嫌気性消化は糖、たん白質、脂肪といった高分子の
有機性物質を嫌気性菌の発酵作用によってメタンガスと
炭酸ガスに転換するものであり、主として二つの反応か
ら成り立っていることが知られている。
有機性物質を嫌気性菌の発酵作用によってメタンガスと
炭酸ガスに転換するものであり、主として二つの反応か
ら成り立っていることが知られている。
すなわち、糖、たん白質、脂肪等の有機物が通性嫌気性
菌C以下「液化鑑」と称する)の作用により低分子化し
て酢酸、フ加ピオン酸、酪酸等の揮発性脂肪酸となる液
化反応と、上記により生成した揮発性脂肪酸が絶対嫌気
性菌(以下「メタン菌」と称する)によりメタンに転換
するガス化反応である。
菌C以下「液化鑑」と称する)の作用により低分子化し
て酢酸、フ加ピオン酸、酪酸等の揮発性脂肪酸となる液
化反応と、上記により生成した揮発性脂肪酸が絶対嫌気
性菌(以下「メタン菌」と称する)によりメタンに転換
するガス化反応である。
このような嫌気性消化を一段階処理法によって行なう場
合、嫌気性消化槽中にセルロース資化性菌であるセルロ
モナス属、クロストリジウム属の菌がわずかながら存在
するため、セルロースの一部も分解されるが、糖、たん
白質等の易分解性有機物に比べ分解速度が非常に遅く、
メタン化される前に系外に排出される。
合、嫌気性消化槽中にセルロース資化性菌であるセルロ
モナス属、クロストリジウム属の菌がわずかながら存在
するため、セルロースの一部も分解されるが、糖、たん
白質等の易分解性有機物に比べ分解速度が非常に遅く、
メタン化される前に系外に排出される。
また本発明者らは先に、上記液化、ガス化両反応を分離
し、それぞれ単独で反応を行なわせる二段階処理方法を
提案した。
し、それぞれ単独で反応を行なわせる二段階処理方法を
提案した。
この方法は、液化及びガス化両反応のそれぞれの最適生
育条件下で反応を行なわせることができるため、処理日
数を短縮でき、厨芥などのようにたん白質やでん粉質を
主成分とするものを処理する際、大きな効果を発揮する
。
育条件下で反応を行なわせることができるため、処理日
数を短縮でき、厨芥などのようにたん白質やでん粉質を
主成分とするものを処理する際、大きな効果を発揮する
。
しかし、二段階処理法による糖、たん白質、脂肪などの
易分解性成分を液化するのに好適な条件ではセルロース
はほとんど液化されない。
易分解性成分を液化するのに好適な条件ではセルロース
はほとんど液化されない。
さらに一般に有機物の嫌気性消化処理装置の運転は過去
の経験にたよることが多く、投入した有機物轟りのガス
発生量及びメタン濃度、消化スラリーのpH,アルカリ
度、有機酪濃度、及び酸化還元電位差などを測定して、
消化状態を判断している0 これらの測定項目のうち、特に酸化還元電位差について
は、−500mVよりも高電位側では消化状態は悪化す
るとの経験的な観点から一500mV以下とするような
運転がなされていた。
の経験にたよることが多く、投入した有機物轟りのガス
発生量及びメタン濃度、消化スラリーのpH,アルカリ
度、有機酪濃度、及び酸化還元電位差などを測定して、
消化状態を判断している0 これらの測定項目のうち、特に酸化還元電位差について
は、−500mVよりも高電位側では消化状態は悪化す
るとの経験的な観点から一500mV以下とするような
運転がなされていた。
しかし、このような運転条件ではセルロース含有廃棄物
の液化は不十分である。
の液化は不十分である。
一方、液化菌C通性嫌気性菌)は酸素有圧下でも生育が
可能な細菌の集まりであり、メタン菌(絶対嫌気性菌)
は酸素存在下では死滅する細菌の集まりである。
可能な細菌の集まりであり、メタン菌(絶対嫌気性菌)
は酸素存在下では死滅する細菌の集まりである。
したがって、液化菌とガス化菌の酸素に対する耐性には
大きな差があると考えられている。
大きな差があると考えられている。
このため一部で酸素と接触させてガス化菌の生育を抑制
し、液化菌の生育を優先させる試みがなされているが、
実際には安定した液化反応は得られない。
し、液化菌の生育を優先させる試みがなされているが、
実際には安定した液化反応は得られない。
本発明の第1の目的は、セルロース含有廃棄物を効率的
に液化発酵させ、廃棄物中のセルロースを揮発性脂肪酸
に転換できるセルロース含有廃棄物の嫌気性消化方法を
提供することにある。
に液化発酵させ、廃棄物中のセルロースを揮発性脂肪酸
に転換できるセルロース含有廃棄物の嫌気性消化方法を
提供することにある。
本発明の第2の目的は、セルロース含有廃棄物を効率的
に液化発酵させ、次いでガス化反応によって効率的にメ
タンガスを回収することができるセルロース廃棄物の嫌
気性消化方法を提供することにある。
に液化発酵させ、次いでガス化反応によって効率的にメ
タンガスを回収することができるセルロース廃棄物の嫌
気性消化方法を提供することにある。
本発明者らは、セルロース含有廃棄物の嫌気性消化につ
いて検討した結果、糖、たん白質、脂肪などの易化分解
性成分を液化する条件下ではセルロースはほとんど液化
されず、セルロー久特有の好適条件があることを見い出
した。
いて検討した結果、糖、たん白質、脂肪などの易化分解
性成分を液化する条件下ではセルロースはほとんど液化
されず、セルロー久特有の好適条件があることを見い出
した。
さらに、本発明者らはセルロースの嫌気性消化では液化
反応とガス化反応との二段階処理は厨芥の場合のように
それらの反応の最適pH値の差のみでは困難であること
を見い出した。
反応とガス化反応との二段階処理は厨芥の場合のように
それらの反応の最適pH値の差のみでは困難であること
を見い出した。
本発明はこのような知見に基づいて得られたもノテあっ
て、第1の発明はスラリー状態のセルロース含有廃棄物
をpH6,5〜8.0に調整し、かつ酵素供給下に酸化
還元電位差を−50〜−300mVに制御し、通気性嫌
気性菌と接触させ、液化発酵することを特徴とし、第2
の発明はこの液化発酵工程後、得られたスラリーを絶対
嫌気性菌と接触させメタンガスと炭酸ガスに転換し、次
いで得られた消化スラリーを脱離水と消化汚泥とに固液
分離することを特徴とする。
て、第1の発明はスラリー状態のセルロース含有廃棄物
をpH6,5〜8.0に調整し、かつ酵素供給下に酸化
還元電位差を−50〜−300mVに制御し、通気性嫌
気性菌と接触させ、液化発酵することを特徴とし、第2
の発明はこの液化発酵工程後、得られたスラリーを絶対
嫌気性菌と接触させメタンガスと炭酸ガスに転換し、次
いで得られた消化スラリーを脱離水と消化汚泥とに固液
分離することを特徴とする。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
第1図はセルロースの液化反応によって生成する揮発性
脂肪酸の量(B)及びメタンガスの発生量(3)のpH
に対する依存性を示す。
脂肪酸の量(B)及びメタンガスの発生量(3)のpH
に対する依存性を示す。
第1図からセルロースの液化反応の場合、揮発性脂肪酸
の量及びメタンガスの発生量のそれぞれのpHに対する
依存性がほぼ一致するのがわかる。
の量及びメタンガスの発生量のそれぞれのpHに対する
依存性がほぼ一致するのがわかる。
したがって、セルロースの液化反応において、厨芥の場
合のように液化反応とガス化反応とをそれぞれの最適p
H値の差のみで効率的に行うことができない。
合のように液化反応とガス化反応とをそれぞれの最適p
H値の差のみで効率的に行うことができない。
本発明において、セルロースの液化発酵はpH6,5〜
8.0の範囲で行なわれる。
8.0の範囲で行なわれる。
このpH範囲外ではいずれも発酵開始の遅れが認められ
、揮発性脂肪酸の生成が著しく低くなる。
、揮発性脂肪酸の生成が著しく低くなる。
またセルロースの液化発酵時、酸化還元電位差は−50
〜−300mVに制御される。
〜−300mVに制御される。
セルロースの液化発酵は一50mV以下の弱い還元状態
で効率よく進行し、−250mV以下、特に−300m
V以下では揮発性脂肪酪濃度が減少する。
で効率よく進行し、−250mV以下、特に−300m
V以下では揮発性脂肪酪濃度が減少する。
これはガス化反応によって揮発性脂肪酸がメタンに転換
されるためである。
されるためである。
次に本発明の実施例を添付のフローシートに基づいて説
明する。
明する。
第2図において、セルロース含有廃棄物としては、乾物
基準にしてセルロースが1oo%以下、プラスチックス
が10係以下、ガラス、陶器片、礫が合わせてlo%以
下、金属片が05係以下のものが好ましい。
基準にしてセルロースが1oo%以下、プラスチックス
が10係以下、ガラス、陶器片、礫が合わせてlo%以
下、金属片が05係以下のものが好ましい。
上記セルロース含有廃棄物15及び水16をスラリー調
製槽21に加え、スラリーとする。
製槽21に加え、スラリーとする。
セルロース含有廃棄物中に粗大な固形物が混入している
場合には、スラリー化に先立って破砕した方が装置の故
障防止や処理効率向上の点で有効である。
場合には、スラリー化に先立って破砕した方が装置の故
障防止や処理効率向上の点で有効である。
同様の理由から、スラリー調製槽21の底部に沈積する
ガラス、陶器片、礫、金属片等の無機物を除去すること
が望ましい。
ガラス、陶器片、礫、金属片等の無機物を除去すること
が望ましい。
スラリー化に用いる水としては特に限定するものではな
く、上水、下水の他、下水汚泥、活性汚泥二次処理水、
嫌気性消化脱離水等をも用いることができる。
く、上水、下水の他、下水汚泥、活性汚泥二次処理水、
嫌気性消化脱離水等をも用いることができる。
なお、セルロース含有廃棄物がすでに十分な水を含み、
流動性に富む性状である場合には、改めて水を加える必
要がない。
流動性に富む性状である場合には、改めて水を加える必
要がない。
また、スラリー性状が嫌気性消化に関与する細菌の生育
範囲よりはずれている場合には、スラリー調製槽21に
て調整することが望ましい。
範囲よりはずれている場合には、スラリー調製槽21に
て調整することが望ましい。
更に、良好な嫌気性消化を行なわせるには、C/N比、
栄養成分の調整を行うことが望ましい。
栄養成分の調整を行うことが望ましい。
スラリー化されたセルロース含有廃棄物は移送管24を
経て液化槽1に投入される。
経て液化槽1に投入される。
ここで、液化菌と接触させ、攪拌しながら一定温度で数
日間保持される。
日間保持される。
この間に、セルロース等の有機物は低分子化され、さら
に揮発性脂肪酸に転換される。
に揮発性脂肪酸に転換される。
この液化工程では、液化反応のみを行わせ、ガス化反応
の進行を抑制するため、pH6,5〜8.0に調節下で
酸素を吹き込む操作を行なう。
の進行を抑制するため、pH6,5〜8.0に調節下で
酸素を吹き込む操作を行なう。
すなわち、液化発酵スラリー中に浸漬した酸化還元電位
差測定電極5と接続している酸化還元電位差制御器6に
より、酸素供給ポンプ3を駆動し酸素供給管7を介して
液化発酵スラリー中に酸素を吹込み、酸化還元電位差を
−50〜−300mVに保持する。
差測定電極5と接続している酸化還元電位差制御器6に
より、酸素供給ポンプ3を駆動し酸素供給管7を介して
液化発酵スラリー中に酸素を吹込み、酸化還元電位差を
−50〜−300mVに保持する。
本操作を施こすことにより、ガス化反応が抑制されるた
め、液化発酵ガス19中にメタンの存在は認められない
。
め、液化発酵ガス19中にメタンの存在は認められない
。
なお、本液化工程では液化発酵により揮発性脂肪酸がス
ラリー中に蓄積されるため、スラリーpHが低下し、液
化反応の停止を招く。
ラリー中に蓄積されるため、スラリーpHが低下し、液
化反応の停止を招く。
これを防ぐため、pHを一定に保つ操作が不可欠である
。
。
このため、液化発酵スラリー内にpH測定電極28をセ
ットしたpH調節装置29により中和剤供給ポンプ30
を駆動し、pH低下時に中和剤31を中和剤供給管32
を介してスラリー内に注入してpHを65〜8.0に保
持する。
ットしたpH調節装置29により中和剤供給ポンプ30
を駆動し、pH低下時に中和剤31を中和剤供給管32
を介してスラリー内に注入してpHを65〜8.0に保
持する。
液化菌としては、クロストリジウム属、バシリス属、ス
タフィロコッカス属、プレクトリデイウム属、フロテラ
ス属、バクテリウム属、セルロモナス属、シロバクテリ
ウム属、ルミノコツカス属、バタテロイデス属、ブチリ
ビブリオ属などを用いることができる。
タフィロコッカス属、プレクトリデイウム属、フロテラ
ス属、バクテリウム属、セルロモナス属、シロバクテリ
ウム属、ルミノコツカス属、バタテロイデス属、ブチリ
ビブリオ属などを用いることができる。
通常はこれらの1種もしくは2種以上を混合した状態で
使用する。
使用する。
酸化還元電位差を制御するため液化発酵スラリー中に供
給する酸素としては特に限定するものではなく、空気の
他、純酸素を用いてもよい。
給する酸素としては特に限定するものではなく、空気の
他、純酸素を用いてもよい。
また、pHの制御に使用する中和剤としては、NaOH
。
。
KOH9Na2CO3,Ca(OH)2.CaCO3の
いずれかが用いられる。
いずれかが用いられる。
なお、液化工程中、スラリーを30〜60℃の範囲で一
定に保つことが望ましい。
定に保つことが望ましい。
液化槽1を攪拌する方法としては、従来から用いられて
きたガス攪拌法、機械式攪拌法、スラIJ−圧入法など
を用いることができる。
きたガス攪拌法、機械式攪拌法、スラIJ−圧入法など
を用いることができる。
また、スラリー保温方法としては、蒸気吹込法、温水ジ
ャケット法、熱交換器を用いる方法等、従来公知の方法
を用いることができる。
ャケット法、熱交換器を用いる方法等、従来公知の方法
を用いることができる。
液化工程で発生する液化発酵ガス19は、原料の質によ
って変動するが、一般的にはCO250〜80係、H2
20〜50係を主成分とし、他に少量のH2Sを含んで
いる。
って変動するが、一般的にはCO250〜80係、H2
20〜50係を主成分とし、他に少量のH2Sを含んで
いる。
なお、酸化還元電位差制御用酸素源として空気を用いた
場合にはN2及び未利用の02で、また純酸素を用いた
場合には未利用02によって上記組成のガスが稀釈され
ることはいうまでもない。
場合にはN2及び未利用の02で、また純酸素を用いた
場合には未利用02によって上記組成のガスが稀釈され
ることはいうまでもない。
なお、液化発酵スラリー中に酸素を供給する手段は特に
限定するものでなく、従来公知の液化槽内攪拌手段に対
応した方法を用いることができる。
限定するものでなく、従来公知の液化槽内攪拌手段に対
応した方法を用いることができる。
液化発酵を終了した液化発酵スラリーは、移送配管25
を経てガス化槽22に投入され、メタン菌の作用により
揮発性脂肪酸がメタンと炭酸ガスに転換される。
を経てガス化槽22に投入され、メタン菌の作用により
揮発性脂肪酸がメタンと炭酸ガスに転換される。
このガス化を効率よく行わせるには、嫌気的雰囲気下で
十分攪拌しながら30〜60℃に加温し、pHを7〜8
に調整することが必要である。
十分攪拌しながら30〜60℃に加温し、pHを7〜8
に調整することが必要である。
加温及び攪拌は、前述の液化工程で用いた方法と同一で
よい。
よい。
pHの調整は塩酸や有機酸の添加によって行う。
メタン菌としては、メタノサルシナ属、メタノコツカス
属、メタノバクテリウム属等の従来使用されてきたメタ
ン菌を用いることができる。
属、メタノバクテリウム属等の従来使用されてきたメタ
ン菌を用いることができる。
本発酵により生成するガス化発酵ガス20は、55〜9
0係のCH4と10〜40係のCO2を主成分とし、H
2S、N2.H2を微量含んでいる。
0係のCH4と10〜40係のCO2を主成分とし、H
2S、N2.H2を微量含んでいる。
このガス化発酵ガスは、装置の保温熱源及び攪拌用動力
源などに用いる。
源などに用いる。
ガス化発酵を終了したスラリー(消化スラリー)は、移
送配管26を経て固液分離槽23に導びかれ、脱離水1
7及び消化汚泥18に固液分離される。
送配管26を経て固液分離槽23に導びかれ、脱離水1
7及び消化汚泥18に固液分離される。
脱離水17は、活性汚泥処理等の二次処理によりBOD
を除去したのち放流する、消化汚泥18は、その一部が
ガス化槽中の汚泥濃度を上げるため移送配管27を経て
ガス化槽22に返送され、余剰消化汚泥は脱水、乾燥を
行い、有機質肥料としての利用が図られる。
を除去したのち放流する、消化汚泥18は、その一部が
ガス化槽中の汚泥濃度を上げるため移送配管27を経て
ガス化槽22に返送され、余剰消化汚泥は脱水、乾燥を
行い、有機質肥料としての利用が図られる。
″第3図は液化槽1における酸素供給方法の一例を模
式的に示す。
式的に示す。
第3図において、液化発酵スラリーの酸化還元電位差は
、スラリー中に浸漬された酸化還元電位差測定電極5に
よって測定され、直ちに酸化還元電位差制御器6により
、設定値との比較がなされる。
、スラリー中に浸漬された酸化還元電位差測定電極5に
よって測定され、直ちに酸化還元電位差制御器6により
、設定値との比較がなされる。
測定値が設定値より小さい場合には酸素供給ポンプ3を
駆動し、酸素供給管7、酸素吹込管2を経て酸素をスラ
リー中に供給する。
駆動し、酸素供給管7、酸素吹込管2を経て酸素をスラ
リー中に供給する。
酸素のスラリーへの放出は攪拌翼直下で行うことが好ま
しい。
しい。
回転する攪拌翼によって生じるせん断力により気泡が微
細化され、酸素とスラリーとの気液接触効率が向上する
ため、応答速度の向上、吹込み酸素量の節約などの効果
が得られる。
細化され、酸素とスラリーとの気液接触効率が向上する
ため、応答速度の向上、吹込み酸素量の節約などの効果
が得られる。
なお、酸素源8にすでにスラリー中への吹込みに十分な
圧力が加えられている場合には自動開閉弁を用いること
により、酸素供給ポンプ3を省略することができる。
圧力が加えられている場合には自動開閉弁を用いること
により、酸素供給ポンプ3を省略することができる。
第4図は液化槽1における酸素供給方式の他の例を模式
的に示す。
的に示す。
第4図において、第3図の機械攪拌法の場合と同様、ス
ラリーの酸化還元電位差の測定値が設定値より小さい場
合、酸素供給ポンプ3を駆動し、酸素供給管T、攪拌用
ガス供給ポンプ12、攪拌用ガス供給管13を経てスラ
リー中に酸素を供給する。
ラリーの酸化還元電位差の測定値が設定値より小さい場
合、酸素供給ポンプ3を駆動し、酸素供給管T、攪拌用
ガス供給ポンプ12、攪拌用ガス供給管13を経てスラ
リー中に酸素を供給する。
スラリー中に供給された後、スラリー中を上昇した酸素
は余剰ガス排出管4の一部を経て攪拌用ガス供給ポンプ
12及び攪拌用ガス供給管13を11@次循環し、繰り
返し利用される。
は余剰ガス排出管4の一部を経て攪拌用ガス供給ポンプ
12及び攪拌用ガス供給管13を11@次循環し、繰り
返し利用される。
したがって酸素の利用効率が高い。なお、酸素源8が、
すでにスラリーへの吹込みに十分な圧力に加圧されてい
る場合には酸素供給ポンプに変えて自動開閉弁を用いる
ことができる。
すでにスラリーへの吹込みに十分な圧力に加圧されてい
る場合には酸素供給ポンプに変えて自動開閉弁を用いる
ことができる。
実施例 1
混合収集都市ごみを30關粒度に破砕後、ふるい分けし
て得た紙高含有フラクション0.07 KP(含水率6
0係、乾物基準紙57%、厨芥19係、木片8係、プラ
スチックス10(1)、金属3係、ガラス、陶器片、礫
類3%)及び水0.33 Ktを混合してスラリーとし
た。
て得た紙高含有フラクション0.07 KP(含水率6
0係、乾物基準紙57%、厨芥19係、木片8係、プラ
スチックス10(1)、金属3係、ガラス、陶器片、礫
類3%)及び水0.33 Ktを混合してスラリーとし
た。
次いで、上記スラリーを種母1.6KPと共に、攪拌機
、pH調節装置、酸化還元電位差制御装置及び温水ジャ
ケットを有する内容積2.6を発酵槽に投入した。
、pH調節装置、酸化還元電位差制御装置及び温水ジャ
ケットを有する内容積2.6を発酵槽に投入した。
そして、空気吹込により、+100〜−600 mVに
設定した酸化還元電位差制御下、50 rpm、 pH
7,0,60℃で回分嫌気性消化実験を実施した。
設定した酸化還元電位差制御下、50 rpm、 pH
7,0,60℃で回分嫌気性消化実験を実施した。
添加した液化種母としては、クロストリジウム属、バシ
リス属、スタフィロコッカス属、プレクトデイウム属、
プロテウス属、バクテリウム属、セルロモナス属、シロ
バクテリウム属、ルミノコツカス属、バタテロイデス属
、ブチリビブリオ属、ニーバクテリウム属に属する液化
菌及び、メタノサルシナ属、メタノコツカス属、メタノ
バクテリウム属に属するメタン菌を含む混合種母を用い
た。
リス属、スタフィロコッカス属、プレクトデイウム属、
プロテウス属、バクテリウム属、セルロモナス属、シロ
バクテリウム属、ルミノコツカス属、バタテロイデス属
、ブチリビブリオ属、ニーバクテリウム属に属する液化
菌及び、メタノサルシナ属、メタノコツカス属、メタノ
バクテリウム属に属するメタン菌を含む混合種母を用い
た。
種母の馴養は上記と同一バッチの紙高含有フラクション
を原料に上記と同一の条件で回分発酵を2週間繰返して
行った。
を原料に上記と同一の条件で回分発酵を2週間繰返して
行った。
なお、発酵中のスラ!J −p)Iの調節には消石灰ス
ラリーを用いた。
ラリーを用いた。
本嫌気性消化実験開始5日後の消化成績を第5図に示し
た。
た。
第5図において、Aはメタン発生量、Bは揮発性脂肪酸
濃度を示している。
濃度を示している。
第5図から明らかなように、ガス化反応は、酸化還元電
位差が約−300mV以下でのみ進行し、−500mV
以下に最適域が存在することがメタン発生量Aから確認
される。
位差が約−300mV以下でのみ進行し、−500mV
以下に最適域が存在することがメタン発生量Aから確認
される。
一方、液化反応は、50 mV以下の弱い還元状態で効
率よく反応が進み、スラリー中に揮発性脂肪酸が蓄積さ
れることが確認された。
率よく反応が進み、スラリー中に揮発性脂肪酸が蓄積さ
れることが確認された。
なお、酸化遣元電位差−250mV以下で揮発性脂肪酸
濃度が減少しているのは、ガス化反応によってメタンに
転換されているためである。
濃度が減少しているのは、ガス化反応によってメタンに
転換されているためである。
本実施例の結果から、セルロース含有廃棄物の嫌気性消
化に際し、酸化還元電位差を−50〜−300mVに保
つことにより、液化反応のみを行なわせ、ガス化反応を
抑制できることがわかった。
化に際し、酸化還元電位差を−50〜−300mVに保
つことにより、液化反応のみを行なわせ、ガス化反応を
抑制できることがわかった。
実施例 2
実施例1において、空気吹込みにより酸化還元電位差を
−200mV一定とし、pHを6.0〜8.5の範囲で
一定に制御した回分液化実験を実施した。
−200mV一定とし、pHを6.0〜8.5の範囲で
一定に制御した回分液化実験を実施した。
その5日後の成績を第6図に示した。
第6図から明らかなように、液化発酵に最適なpH域は
6.5〜8.0の範囲である。
6.5〜8.0の範囲である。
本範囲外では、酸性側、アルカリ側共に発酵開始の遅延
が認められ、脂肪酸生成も著しく低い。
が認められ、脂肪酸生成も著しく低い。
実施例 3
実施例1と同一の紙高含有フラクションl Kpに対し
、水9Kpの割合で混合してスラリー化し、容器底に沈
積した金属、ガラス、陶器片、礫などの固形物を除去し
た。
、水9Kpの割合で混合してスラリー化し、容器底に沈
積した金属、ガラス、陶器片、礫などの固形物を除去し
た。
次いで、酸化還元電位差自動調節装置、タービン翼攪拌
機、保温用ジャケット、pH自動調節装置を附した有効
容積12tの円筒型発酵槽に上記スラ’J −2Kp/
dを1日1回投入し、酸化還元電位差−200mV、攪
拌速度150rpm、温度60°C,pH7,0(Ca
(OH)2スラリー使用)、滞留時間4dの条件下で
連続的に液化処理を行った。
機、保温用ジャケット、pH自動調節装置を附した有効
容積12tの円筒型発酵槽に上記スラ’J −2Kp/
dを1日1回投入し、酸化還元電位差−200mV、攪
拌速度150rpm、温度60°C,pH7,0(Ca
(OH)2スラリー使用)、滞留時間4dの条件下で
連続的に液化処理を行った。
酸化還元電位差は、酸化還元電位差制御器と連動して作
動する酸素供給ポンプを用いて、空気を発酵槽内に圧送
し、攪拌用タービン翼直下でスラリー中に放出すること
により調節した。
動する酸素供給ポンプを用いて、空気を発酵槽内に圧送
し、攪拌用タービン翼直下でスラリー中に放出すること
により調節した。
本方法による空気吹込みは、タービン翼によるせん断力
によって空気泡が微細化し、酸素とスラリーの接触面積
が犬となるため効率的な酸素供給を行える。
によって空気泡が微細化し、酸素とスラリーの接触面積
が犬となるため効率的な酸素供給を行える。
液化用種菌としては、実施例1で用いた種母を約2週間
上記条件下で液化処理して得た液化処理汚泥を用いれ。
上記条件下で液化処理して得た液化処理汚泥を用いれ。
液化処理したスラリーは発酵槽より2KP/dの割合で
抜きだした。
抜きだした。
本実験の結果、0.041Ky/dの揮発性脂肪酸が生
成した。
成した。
(収率0.4 Kp/KyV S )また、発酵槽より
放散されるガス中からはメタンは検出されなかった。
放散されるガス中からはメタンは検出されなかった。
実施例 4
実施例1と同じ紙含有フラクションl Kpに対し水1
1に2の割合で混合してスラリー化し、容器底に沈積し
た金属、ガラス、陶器片、礫などの固形物を除去した。
1に2の割合で混合してスラリー化し、容器底に沈積し
た金属、ガラス、陶器片、礫などの固形物を除去した。
次いで、酸化還元電位差自動調節装置、ガスリフト式攪
拌装置、保温用ジャケット、pH自動調節装置を附した
有効容積12tの円筒型発酵槽に、上記スラリー1.7
5 Kp/ dを1日1回投入し、酸化還元電位差−2
00mV、温度60℃、pH7,0(Ca (OH)2
スラリー使用)、滞留時間4dの条件下で連続的に液化
処理を行った。
拌装置、保温用ジャケット、pH自動調節装置を附した
有効容積12tの円筒型発酵槽に、上記スラリー1.7
5 Kp/ dを1日1回投入し、酸化還元電位差−2
00mV、温度60℃、pH7,0(Ca (OH)2
スラリー使用)、滞留時間4dの条件下で連続的に液化
処理を行った。
酸化還元電位差は、酸化還元電位差制御器と連動して作
動する酸素供給ポンプを用いて、発酵槽攪拌用ガス中に
空気を供給して行った。
動する酸素供給ポンプを用いて、発酵槽攪拌用ガス中に
空気を供給して行った。
攪拌用のガスは繰返しスラリー中に吹込まれることから
、本方法により吹きこまれた空気中の酸素はほぼ完全に
利用される。
、本方法により吹きこまれた空気中の酸素はほぼ完全に
利用される。
液化用種菌としては実施例1で用いた種母を約2週間、
上記と同一条件下で液化処理して得た液化処理汚泥を用
いた。
上記と同一条件下で液化処理して得た液化処理汚泥を用
いた。
液化処理したスラリーは、発酵槽より1.75KP/d
の割合で抜き出した。
の割合で抜き出した。
本実験の結果、0.03KP/dの揮発性脂肪酸が生成
した(収率0.4 Kp/KfV S )。
した(収率0.4 Kp/KfV S )。
また、発酵槽より放散されるガス中からはメタンは検出
されなかった。
されなかった。
実施例 5
実施例3に於て、スラリー投入量2.5 KP/ d
。
。
滞留時間3dの条件下で連続的に液化を行い、液化処理
スラIJ −2,5KP/ dを得た。
スラIJ −2,5KP/ dを得た。
本液化スラリー中には揮発性脂肪酸0.051Kpが含
まれており、対有機物(VS )あたりの揮発性脂肪酸
収量は、0、4 Ky/ KpV Sであった。
まれており、対有機物(VS )あたりの揮発性脂肪酸
収量は、0、4 Ky/ KpV Sであった。
また、発酵槽外に排出されるガス中にはメタンは検出さ
れなかった。
れなかった。
次いで、本液化スラリーを、攪拌機、保温用ジャケット
、pH自動調節装置を附した有効容積26、tの円筒形
ガス化発酵槽に投入した。
、pH自動調節装置を附した有効容積26、tの円筒形
ガス化発酵槽に投入した。
ガス化発酵は、攪拌速度150 rpm、温度60℃、
pH7,4(HCt溶液使用)、滞留時間9日の条件下
で行った。
pH7,4(HCt溶液使用)、滞留時間9日の条件下
で行った。
ガス化用種菌としては、メタノサルシナ属、メタノコツ
カス属、メタノバクテリウム属に属する絶対嫌気性メタ
ン菌の混合菌群を用いて、上記と同一の条件下で約4週
間ガス化処理を繰返して得たガス化汚泥(消化汚泥)を
用いた。
カス属、メタノバクテリウム属に属する絶対嫌気性メタ
ン菌の混合菌群を用いて、上記と同一の条件下で約4週
間ガス化処理を繰返して得たガス化汚泥(消化汚泥)を
用いた。
ガス化発酵を終えた消化スラリーは、発酵槽より2.7
Kpdの割合で1日1回引き抜き、有効容積3tの沈
降分離槽で1日間滞留し、メタン菌を含むガス化処理汚
泥(消化汚泥)と上澄液(脱離水)とに分離した。
Kpdの割合で1日1回引き抜き、有効容積3tの沈
降分離槽で1日間滞留し、メタン菌を含むガス化処理汚
泥(消化汚泥)と上澄液(脱離水)とに分離した。
ガス化汚泥の10係は種菌としてガス化発酵槽に返送し
、残りは消化汚泥として系外に抜き出した。
、残りは消化汚泥として系外に抜き出した。
また、発酵により生成したガスはガス貯留槽に貯わえた
。
。
本実験の結果、投入有機物量から消化汚泥と脱離水中に
残存する有機物を減じて求めた消化率は68チであった
。
残存する有機物を減じて求めた消化率は68チであった
。
また、ガス化発酵におけるガス発生量は35.5 Nt
であり、その組成はメタン76%、炭酸ガス24係であ
った。
であり、その組成はメタン76%、炭酸ガス24係であ
った。
投入有機物IKpあたりのガス収量は282 Ntであ
った。
った。
以上、本発明により次の効果が得られる。
1)セルロース含有廃棄物の嫌気性消化に際し、ガス化
反応を抑制し、効率的に液化反応が進行するので難分解
性のセルロースを短時間で分解できる。
反応を抑制し、効率的に液化反応が進行するので難分解
性のセルロースを短時間で分解できる。
2)効率的な液化反応とこれに続くガス化反応によって
セルロース含有廃棄物の処理日数を大巾に短縮すること
ができる。
セルロース含有廃棄物の処理日数を大巾に短縮すること
ができる。
3)二段階消化方式の採用によって、単位面積当りの処
理量が大巾に増大するため、セルロース含有廃棄物の消
化プラントを小型化できる。
理量が大巾に増大するため、セルロース含有廃棄物の消
化プラントを小型化できる。
第1図はセルロースの嫌気性消化におけるメタン発生量
及び揮発性脂肪酸生成量とpHとの関係を示す図、第2
図は本発明の一例を示すフロー図、第3図および第4図
はそれぞれ本発明の液化槽の他の・例を示す概略構成図
、第5図は実施例におけるメタン発生量及び揮発性脂肪
酸生成量と酸化還元電位差との関係を示す図、第6図は
実施例における揮発性脂肪酸とpHとの関係を示す図で
ある。 1・・・・・・液化槽、2・・・・・・酸化還元電位差
電極、3・・・・・・酸化還元電位差制御器、8・・・
・・・酸素源、21・・・・・・スラリー調整槽、22
・・・・・・ガス化槽、23・・・・・・固液分離槽、
28・・・・・・pH測定電極、29・・・・・・pH
調整装置。
及び揮発性脂肪酸生成量とpHとの関係を示す図、第2
図は本発明の一例を示すフロー図、第3図および第4図
はそれぞれ本発明の液化槽の他の・例を示す概略構成図
、第5図は実施例におけるメタン発生量及び揮発性脂肪
酸生成量と酸化還元電位差との関係を示す図、第6図は
実施例における揮発性脂肪酸とpHとの関係を示す図で
ある。 1・・・・・・液化槽、2・・・・・・酸化還元電位差
電極、3・・・・・・酸化還元電位差制御器、8・・・
・・・酸素源、21・・・・・・スラリー調整槽、22
・・・・・・ガス化槽、23・・・・・・固液分離槽、
28・・・・・・pH測定電極、29・・・・・・pH
調整装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1(1)スラリー状態のセルロース含有廃棄物をpH6
,5〜8.0に調整し、該スラリー中に浸漬した酸化還
元電位差測定電極と接続する酸化還元電位差制御器によ
り酸素供給ポンプを駆動して酸素或いは空気を前記スラ
リー中に供給することにより、酸化還元電位差を−50
〜−300mVに制御し、通性嫌気性菌と接触させて液
化発酵する第1工程と、 (2)第1工程で得られたスラリーを絶対嫌気性菌と接
触させ、メタンガスと炭酸ガスに転換する第2工程と、 (3)第2工程で得られる消化スラリーを脱離水と、消
化汚泥とに固液分離する第3工程と、 を有するセルロース含有廃棄物の嫌気性消化方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56162628A JPS5940518B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | セルロ−ス含有廃棄物の嫌気性消化方法 |
US06/434,321 US4510243A (en) | 1981-10-14 | 1982-10-14 | Anaerobic digestion process of wastes containing cellulose |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56162628A JPS5940518B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | セルロ−ス含有廃棄物の嫌気性消化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5864200A JPS5864200A (ja) | 1983-04-16 |
JPS5940518B2 true JPS5940518B2 (ja) | 1984-10-01 |
Family
ID=15758220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56162628A Expired JPS5940518B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | セルロ−ス含有廃棄物の嫌気性消化方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4510243A (ja) |
JP (1) | JPS5940518B2 (ja) |
Families Citing this family (35)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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SE440498B (sv) * | 1983-08-10 | 1985-08-05 | Sca Development Ab | Sett att biologiskt rena avloppsvatten fran tillverkning av peroxidblekt massa |
JPS60137498A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-22 | Agency Of Ind Science & Technol | 有機性廃棄物の嫌気性消化方法 |
IT1229065B (it) * | 1985-01-25 | 1991-07-17 | Consiglio Nazionale Ricerche | Procedimento per la depurazione biologica delle acque reflue |
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NL8601216A (nl) * | 1986-05-14 | 1987-12-01 | Knp Papier Bv | Werkwijze voor het zuiveren van afvalwater. |
DE3711813A1 (de) * | 1987-04-08 | 1988-11-03 | Recycling Energie Abfall | Verfahren und vorrichtung zur aufbereitung und anaerober vergaerung biogen-organischer abfaelle |
DE3723718A1 (de) * | 1987-07-17 | 1989-01-26 | Henkel Kgaa | Dezentrales klaerverfahren |
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BE1002648A4 (fr) * | 1988-06-23 | 1991-04-23 | Faculte Des Sciences Agron De | Procede continu d'epuration d'effluents methanisables. |
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---|---|---|---|---|
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JPS5444350A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-07 | Agency Of Ind Science & Technol | Aerobic digesting method |
-
1981
- 1981-10-14 JP JP56162628A patent/JPS5940518B2/ja not_active Expired
-
1982
- 1982-10-14 US US06/434,321 patent/US4510243A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4510243A (en) | 1985-04-09 |
JPS5864200A (ja) | 1983-04-16 |
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