JPS5940217A - マルチパス伝送系の不協和度品質測定方式 - Google Patents

マルチパス伝送系の不協和度品質測定方式

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JPS5940217A
JPS5940217A JP15117182A JP15117182A JPS5940217A JP S5940217 A JPS5940217 A JP S5940217A JP 15117182 A JP15117182 A JP 15117182A JP 15117182 A JP15117182 A JP 15117182A JP S5940217 A JPS5940217 A JP S5940217A
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dissonance
spectrum
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Nippon Hoso Kyokai NHK
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パス毎に遅延時間の異なるマルチパス伝送系
の不協和度品質測定方式に関し、特に、マルチパス伝送
系の不協和度心理品質を高精度にて測定し得るようにし
たものである。
従来、ある伝送系の心理品質を測定するためには、基本
的測定装置として本願人の出願に係る特願昭55−70
836号明細書に記載の「不協和興測定装置」がおり、
本発明においてもその基本的構成を共通に使用する。
しかしながら、上記明細書に記載の測定装置は、定常確
率過程の信号を用いて非同期的な観測により測定し得る
通常の伝送系の非直線ひずみに関する心理品質ヲ主とし
て測定するに適したものであり、一般に信号が長時間の
種々異なる遅延時間を経て到達し、ベクトル的に加算て
れて、極めて複雑な1波e、%性を呈するマルチパス伝
送系の心理品追測驚に対しては十分な性能を有しない欠
点があった。
したがって、上述のようなマルチパス伝送系の心理品質
の?ll1足全可能にするためには、(1)伝送系の入
出力応答における最短遅延時間に関する入出力信号間の
因果性のずれを除去すること (2)  マルチパス伝送系に%有の、信号源と受信点
との間において生ずる音色の変化をできるだけ明確に捕
捉し得る信号を用いること の2点について新たな手段乃至構成を設ける必要かりる
本発明は、上述した従来の欠点を除去し、揮々異なる遅
延時間を有するマルチパス伝送系の心理品質を尚精度金
もって測定し得るマルチパス伝送系の不協和品質測定方
式を提供することにある。
° すなわち、本発明不協和品質測定方式は、前述した
特願昭55−70836号明細書記載の不協和間測定装
置と基本構成を共通にするも、試験信号として、(a)
周波数掃引正弦波を用いるA型、0))固定周波数の組
合わせよりなる信号を用いることを主たる特徴とするB
型、および、(C)順次に異なる周波数がレベル変動を
伴って順次に出現する信号など最も一般的な信号を用い
るC型の3種類の実現手段のいずれがを備えて不協和質
心理品質の測定を行なうものであり、バス毎にそれぞれ
異なる遅延時間を有するマルチパス伝送系に、経時的に
配列した複数の周波数信号からなる試験信号全印加し7
て当該マルチパス伝送系の受信点にて最短時間遅延した
受信信号と他の遅延受信信号との間に枚数周波数成分の
新たな重なりを発生させるとともに、前記最短時r、J
J遅延した受信信号から検出した当該マルチパス伝送系
の最短遅延時間に基づいて測定タイミングを設定し、そ
の測定タイミングにおいて、発生した前記複数周波数の
重なりに関[2て前記受信点における受信イ■号の不協
和質を測定することにより、当該マルチパス伝送系の心
理品質を測定するようにしたことを特徴とするものであ
る。
しか(−て、本発明測定方式により不協和質に基づいて
心理品質全測定するマルチパス伝送系とE7ては、残響
を呈する室内等をその好適例として挙げることができる
が、本発明61す宝刀式は、かかるいわゆるマルチパス
伝送系のみならず、原理的に類似した、長時間の群遅i
Aヲ有する線形系としての衛星放送系や、さらには、巻
回した磁気テープに才?ける記録層間の転写など時間差
を伴うタロストークを生ずる磁気テープ録音再生装置な
どの心理品質の測定にも広く適用し得るものである。
以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
(A)まず、試験信号として掃引正弦波を用いるA型の
本発明測定方式につき、その基本構成を示す第1図全参
照して説明する。
図示の構5kにおいては、周波数掃引発振器1の第2図
(a)に示すような発振出力信号ft(t)−を各バス
2−0.2−1〜2− nよりなるマルチパス伝送系2
に供給すると、その受信点には、第2図(b)に示すよ
うに入力信号ft (t]より最小伝送時間τdだけ遅
延した例えば直接音信号fd(t)と、最短伝送時間τ
dより長い遅延時間τ□11r21・・・・・、τrn
τ たけそれぞれ遅延した例えば複数の反射音信号との合成
音信号が到達する。しかして、受信点に到達する信号音
波形は、一般には、直接音信号も反射音信号も周波数毎
に異なる量の減衰AdおよびAr0〜Arnヲそれぞれ
受けるので、受信音信号はかかる減衰を受けた各(N号
をベクトル的に合成したものとなる。
つぎに、直接音信号の周波数がちょうどfd工。
fdz、fdaおよびfd、となった時点における反射
音信号を含めた受音波出力信号のそれぞれのスペクトル
を重ね合わせて表わした例を第3図に示すル図示のスペ
クトラムにおいて、各垂線は、FFT型スペクトル分析
器の周波数分解能に従った周波数点上にあジ、その長さ
は各スペクトルのパワーの(iB値を表わしている。こ
れらのスペクトルのうち、スペクトルfa1+ fdg
 + fdaおよびfd4は直接音信号のスペクトルで
あるから、反射音信号がない場合にはこれらの直接音ス
ペクトルのみが観測される。
17かして、伝送系の心理品質は、入力信号あるいに出
力信号のスペクトルから求まる入力および出力の不協和
強度をそれぞれ■−および工。と表わすと、その差、す
なわち、入出力間の不協和強度の増分ΔI=I。−■i
ミラ理量の不協和度に関する増分ΔD%すなわち、 ΔD−Δ工β、β平4 に変換して求めることができる。
上述のようにして心理量の不協和問に関する増分ΔDを
求めるA型の本発明測定方式全単純方式と呼ぶことにす
る。この単純方式は、上述したように、比較的簡単な測
定方式であるが、手動操作により、通常はスペクトル分
析器によって観測可能の瞬時スペクトルを観測すること
によって、心理品質を容易に求め得るものである。しか
しながら、この単純方式には、正弦波周波数の掃引操作
(7) に伴うつぎのような問題点がある。
(1)  周波数掃引の速度に関する問題点直接音と反
射音との遅れ時間の差が小さく、あるいは、周波数全分
離して観測し得る反射音スペクトルのレベルが低いとき
、捷たは、可聴周波数領域の全域全−挙に掃引して多数
の反射音スペクトルを同時に観測するときなどには、高
速度の周波数掃引を行なう必要がある。かかる筒速■の
周波数掃引に際しては、第4図(a)に示すように、入
力正弦波形の掃引に同期[7て、入力掃引正弦波周波数
の2倍以上であって入力瞬時周波数に比例したサンプリ
ング周波数をもって、受音波のサンプリングを行なえば
、第4図(01の波形(イ)に示すように、通常のスペ
クトル分析器を用いても周波数一定の正弦波の観測スペ
クトルと同じ分解能をもって掃引正弦波受音波のスペク
トルを観測することができるが、第4図(b)に示すよ
うに、掃引正弦波形を一定時間間隔にてサンプリングし
た場合には、第4図(0)の波形(ロ)に示すように、
掃引正弦波受音波について観測し得るスペクトルは、線
スペクト(8) ルのときよりも拡がる。したがって、かかるスペクトル
幅の拡大が生ずると、反射音スペクトルが直接音スペク
トルに重畳する場合が生ずるのみならず、反射音スペク
トル相互も重畳する場合が生ずることになり、スペクト
ル観測時の分解百ヒが著しく低丁する、という問題が生
ずる。
(2)瞬時スペクトルの展開表示法に関する問題点 第3図につき前述したところでは、予め指定した受音直
接波の周波数fd□、fd、、f(18およびfd+に
おいてちょうど受音波の瞬時スペクトルを観測し得ると
想定したが、第1図示の構成のみによっては、上述のよ
うに展開表示すべき受音直接波の瞬蒔周波数fd□〜f
d、全任意に指定して観測する機能金偏えておらず、ま
た、瞬時周波数fclt〜fd+の各時点におけるスペ
クトル分布を順次並列的に同時に表示する自動表示機も
備えていない。
すなわち、第1図示の構成においては、予め指定してな
い時点にて、手動操作によってのみスペクトル分析器3
に受音波を供給することができ、−また、全測定周波数
範囲について順次に同様の手動操作を反ゆして、第3図
示のようなスペクトル分布全観測することは困難である
したがって、本発明の目的の一つは、瞬時スペクトルを
所望の正弦波周波数において自動的に確実に全域展開表
示し得る機能を備えた不協和度品質測定方式を提供する
ことにある。
A型の本発明測定方式たる単純方式が有する上述した問
題点のうち、寸ず、(2)瞬時スペクトルの全域展開の
問題点の解決に関し、瞬時スペクトルの全域展開に必安
な時間的関係を第5図(a)〜(d)に示し、その時間
的関係に基づいて瞬時スペクトルを順次展開表示する測
定装置の構成例を第6図に示して説明する。
第6図示の構成において受信点に設けたマイクロホン2
2の出力をシュミットトリガ回路101に供給した状態
にて、マイクロホン出方中の最先に到達した直接音成分
の信号レベルが、伝送系の雑音レベルより高く設定した
シュミットトリガ回路101のスレシュホールドレベル
を超えると、そのシュミットトリガ回路101の出力は
、第1図示の構成における掃引正弦波発振器1月のラン
フ波形と同一のランプ波形を発生させる掃引ランプ波発
生器102全)リガして第5図(c)に示すようなラン
プ波形の発生全開始させるとともに、オア回路]04’
i介し、スペクトル分析器を構成するアナログ・ディジ
タル変換器1.05を起動させる。そのアナログ・ディ
ジタル変換器105は、スペクトル分析器の周波数分解
能によって定まる】画部分のスペクトルデータの個数、
飼えば】024・個、に対応した個数のディジタルデー
タ全変換出力として送出し、サンプリングデータメモリ
]06を満たした状態にてその変換動作全停止する。つ
いで、そのディジタルデータを読取った島速フ〜リエ変
換器(FFT)107は、そのディジタルデータを最終
的にスペクトルデータに変換して、スペクトルデータ累
積加算器108に蓄積し、その蓄積データを順次に読出
してスペクトル表示器109に供給し、第5図(d)に
示すように一画面分ずつのスペクトラムを順次に表示す
るδ・(]】) しかして、第5図(0)に示したランプ波形が、同図(
atに示す波形の直接波信号を、同図(b)に示すよウ
ニ、スペクトル分析処理にて順次にサンプリングして周
波数fclzに対応する電圧値E2に達すると、そのラ
ンプ波形を並列に印加した各コンパレータ108−1〜
108−8のうち、その電圧E。
全比較電圧とするコンパレータ108−1がトリガパル
スを発生させ、オア回路104を介してアナログ・ディ
ジタル変換器105を男顔起動させ、シュミットトリガ
回路]01からのトリガパルスに応動した上述のスペク
トル分析処理と同様のデータ処理を反復し、第5図((
1)に示すようにスペクトラム表示を行なうとともに、
スペクトルデータ累積加算メモIJ 1.08の異なる
周波数位置に累積加算して蓄1*する。
第5図(0)に示すランプ波形が、同図(a)に示す直
接波信号の周波数f  、f  にそれぞれ対応するc
la    (14 電圧E 8 、 E 4に達するにつれて、コンパレー
タ1.0 B−2、] 03−8から順次に発生するト
リガパルスに応じて上述のデータ処理を反復し、直(1
2) 接液イぎ号の全観測周波数fdx〜f(14につき同様
のスペクトルデータが得られると、それら各周波数毎の
スペクトラムは、第5図(d)に示すように、大部分は
相互に重畳することなく表示され、周波数領域の全域に
亘って掃引周波数成分の残留スペクトルが得られる。
」二連のようにして、第5図(0)に示すラング波形が
最終電圧値に達したときには、スペクトルデータ累イ貴
加算メモリ108のメモリ内容をクリアして、測定開始
時の初期状態に復帰する。
なお、かかる構成のスペクトル分析器3からのスペクト
ルデータを心理品質測定器に供給して心理品質を計測す
る方法は、第1図示の基本構成によるとおりであるが、
その計測は受音直接波の各瞬時周波数における受音波ス
ペクトル毎に行な九また、心理品質を求める際における
入力の不協和強度は、試検信号として単一正弦掃引波を
用いているので、1□、=0とすることができる。
つぎに、単純方式Pよび瞬時スペクトル全域展開表示方
式について問題とした周波数掃引速磨に関する問題を解
決するようにした本発明によるA型アナログ−ディジタ
ル変換同期方式について、第7図に示す観測結果の具体
例を参照して説明する。このアナログ−ディジタル変換
同期方式は、全帯域について余すところなく正確に観測
を行なうことと、測定結果を全帯域について表示するこ
ととの双方の問題を同時に解決するものである。
まず、第7図示の周波数残留スペクトルの測定冗了時に
おける観測表示例について、系列Aは、基本波55 H
zの21倍(i=0 、1、−・−、n−1;n−8)
の正弦波とその残留成分とのスペクトルを示し、筐た、
系列Bは、基本波55 X %/’T Hzの21倍(
1冨0,1.・・・、n−];n=8)の正弦波とその
残留成分とのスペクトルを示したものである。なお、系
列BにおけるV〕の替わ9に、v’2に十分に近似する
に必要な有効桁数を有する有理数を用いることもできる
。以下の説明において無理数を扱う場合には、同様の精
度の有理数を用いることとする。
上述した具体的観測例の特徴とするところは、入力上弦
波の周波数を掃引中であっても、また、掃引全停+J−
しても、入力正弦波はアナログ−ディジタル変換器のサ
ンプリング周波数と同期しているので、その周波数軸」
−の位置は静止しており、しかも、サンプリング周波数
に関する定比率値が周波数軸上に得られ、−!た、残留
成分のスペクトルが重なり合わず、固定カットオフ周波
数のサンプリングフィルタを用いても大きいエイリアジ
ング誤差を含−1:ないように入力周波数際引範囲が設
定され、また、測定器の機能が構成されていることであ
る。
つき゛に、上述した具体的観測法′(i7夾現するため
の必要条件を項目別に壕どめるとつぎのとおりである。
(1)入力正弦波の周波数を掃引中であっても1掃引金
停止した後であっても、サンプリング周波数と入力面弦
波周波数とは、常時、一定比率をもって同期しているこ
と。
(2)上述した一定比率の値から上述1〜た各周波数の
絶対値全直読し得るようにするために1.スペクトル分
析器の信号処理上の数値関係に適合するように、入力正
弦波周波数とサンプリング周波数との関係全設定するこ
と。
(8)掃引周波数範囲の上下端の比率を小さくし7て、
サンプリングフィルタのカットオフ周波数が固定で2h
りがた。j−) 1こ生するエイリアジング誤差を少な
くシ、全周波数領域を漏れなく観測するために前述した
単純方式以外の他の対策を考慮すること。
上述した必要条件(1)は、後述する回路構成を用いる
ことによって達成することができ、また、必要条件(2
)は、以下に述べるようにして達成することができる。
本発明測定方式をディジタル技術の一般的水準にて実現
可能とするためKは、つぎのような実際的な性能上の数
値関係全相いる。すなわち、測定周波数範囲の上限全基
準化周波数1と設定して入力正弦波の基準化周波数を0
.64とし、基準化サンプリング周波数−i 2.56
として、両者間の比をl:4に設定すると、120”B
/オクターブの傾斜特性を有するサンプリングフィルタ
を用いて、エイリアジング誤差’&−70(iB以下と
し、上述した周波数尺度値にてθ〜]となる周波数範囲
をヌベクトル測定誤差0.5 dB以下の確度をもって
測定し得るようにする。
第7図示の具体的観測例においては、入力正弦波の最高
周波数’19956Hzとし、上述した基準化周波数尺
度上の1なる周波数を10 KI(Zとして、いわゆる
周波数レンジ1.0KHzの設定のもとに観測可能にし
たサンプリングフィルタと最終周波数25.6 KHz
のサンプリング周波数とを用いており、かかる場合には
、周波数掃引の最終時における絶対周波数は、周波数レ
ンジの同波数をかけて直読することができる。
つぎに、上述した必要条件(8)は、周波数掃引開始時
におけるサンプリング周波数が周波数掃引終了時におけ
るサンプリング周波数よQ低く、シかも、サンプリング
フィルタのカットオフ周波数が最高サンプリング周波数
に適合するような値に固定されているがために生ずるエ
イリアジング誤差を少なくするのに必要となる。
捷た、第7図示の具体的観測例においては、A系列のみ
の場合には、周波数掃引の開始時と終了時とにおける周
波数比を小さくするために、まず、基本系列として、ハ
ーモニューム系列、すなわち、周波数比率21(i=o
 、 1 、2 、・、 n−1)なるn個の周波数の
入力正弦波を選定し、それらの周波数掃引区間を周波数
比が2:]となる周波数範囲に収めて、全測定周波数範
囲をカバーし、さらに、系列Aの周波数の幾何平均周波
数を有する系列Bを別に設けて、両系列A、Bの掃引周
波数範囲を1:v’2の比となる周波数範囲にして掃引
周波数範囲をさらに狭くシ、シかも、両系列A。
Bの分担領域をずらして掃引周波数範囲を所要観測周波
数領域の全域に及ぶようにしている。
その際の掃引周波数領域を分割した具体例としては、1
オクターブの周波数領域を、楽音にて称zlsllr:
用いて、各分担系列の始端の周波数をつぎの比率 48 、  12  、  12 8系列のとき、1.2 .2 における各系列の第2項以降に対応する周波数に設定し
、基本系列および各分担系列においては、七れらを始端
周波数とし、ノ・〜モニュームをなす周波数系列とする
ものである。
それらの各系列の掃引における上下限の周波数比率は、
系列の個数が1.2,8,4,6.12個であるときの
それぞれについて、1:2,1:となる。
なお、A型アナログ−ディジタル変換同期方式の試験信
号の一例としては、かかる構成の)M波数を有する正弦
波の和として実現することができる。
(19) つぎに、かかる周波数構成の試験信号は、上述したよう
な物理信号計測上にて有用であるのみならず、心理音響
的に有意の性質を有すること、つぎのとおりである。
壕ず、系列A、Bは、それぞれ、上述したようなハーモ
ニュームをなした周波数構成とし、聴覚心理上最も調和
性の優れた周波数構成になっている。つぎに、系列Aと
Bとを加算した場合には、見 ] : V’T−7なわち1 : 212なる周波数関
係が生ずるのが、この関係を音階としての関係でいえば
、増4に、例えば、CとF+あるいはCとGし との関
係であり、上架にて用いられる和音の一つをなし−cn
b、   −九  謙 寸た、] : 2” ; 212なる°周波数関係とし
た場合にも、長三度すなわち1 : 1.26,0 :
 Eおよび短六度すなわち] : 1.59 、 O:
 G” 、 Aしの音階関係となり、音楽にてさらによ
く用いられる和音を構成していることになる。
したがって、これらの和音は、心理的にみて、伝送特性
の計測に通常用いられるインパルスや帯(20) 域雑音とは異なり、実際の音楽に極めてよく類似した聴
覚心理的和音効果を有している。力・かる試験信号を用
いて実測される受信点のスペクトルは、第7図に示1〜
たよりに、反射波による入カスベクトル成分が残留する
ので、聴覚的に入力とは異なる協和窓乃至調和感を呈す
るようになる。
そこで、上述のように入力音質と出力音質とに差異を生
じさせる伝送系は、入力音質と出刃音質との対比金哨測
可能とする前述した特枦ロ昭55−70836号明細書
記載の不協和度(心理品質)?11II定装置をもって
送信点受信点間の音響的心理品ηの蛍と(−て計測表示
することが可能となる。また、かかる信号構成は、後述
するように、信号発生器の構成の簡素化にも有用である
しかして、本発明測定力式において、上述した複数ハー
モニューム系列の和よりなる多周波掃引信号を用いる場
合における音源の不協和強要は、1個の正弦波を周波数
掃引した場合に工□=0と1なるのに対して、工i+O
となる。しかしながら、多系列を用いる場合に、全周波
数の比率関係は、掃引の有無に拘わりなく一定でろや、
系列数が多い程掃引による周波数変化比が小さくなるの
で、掃引によって生ずる不協和強度の変化量と掃引しな
い場合における不協和強度との比は太きく、シたがって
、tlは11.=一定として扱うことができ、■、’f
−予め一回だけ測定しておけば、被測定系の出力の不協
和強度工。を測定することのみにより、伝送系の心理品
質を求めることができる。
つぎに、本発明方式による不協和度品質測定装置におい
て第7図示の周波数関係を有する試験信号の発生回路の
構成例を第8図に示す。しかして、第7図示のA系列の
試験信号を発生させるには、サンプリング周波数の掃引
a囲の上限周波数を25.6 KH2とし、下限周波数
ヲ25°6/V/TKH2、すなわち、18,102 
KH2として、外部から掃引ランプ波発生器102の出
力ランプ波により掃引制御する掃引同期サンプリングパ
ルス発振器200の発振周波数全有理数分周器210−
aにより70、’ OH2/25600 I(Z=0.
2750 倍1.、さl 202−a(n−i)により順次に一分周し、さらに、
ローパスフィルタ208−al 、 208−a2゜・
・・、 208−a(n−1)によりそれぞれ炉液して
A系列のハーモニューム各周波数を形成する。一方、第
7図示のB系列の試験信号を発生させるには、上述しf
cA系列の場合とは、有理数分周器210−bの分周比
’k 9956”/25600 Hz分周器202−b
l、202−b2.・・・、 202−b(n−1)お
よびローパスフィルタ208−bl。
2 o 3−b+a 、−−−、203−b(n−x)
l用イテB系列のハーモニューム各周波数を形成する。
A。
B両系列のかかる各周波数を加算器204により加算し
て、最終試験信号を形成する。なお、各ローパスフィル
タ208−al 、 203−a2、−・−。
208−a(n−1)および208−bl、208−b
z 、−−・、 208−b(n−z)トL、テn、掃
引周波数範囲内にて取出す基本波のレベル変動を、例え
ば、0.5dB以内と少なくシ、また、高調波を、例え
ば、−40(iB以下となるように十分に減衰させ得る
性能が必要である。
上述のようにして形成した試験信号を用いるA型の本発
明方式による不強和度品質測定装置の全体構成の例を第
9図に示す。図示の構成は、第6図示の定時間間隔サン
プリングによる場合の構成とほぼ同様であるが、つぎの
各点に差異および特異点がある。
(])壕ず、受信信号を処理するアナログ−ディジタル
変換器105におけるサンプリング法が第4゜図(a)
に例示したような同期式である点が相違する一′受信信
号を処理する第9図示の構成における同期サンプリング
信号は、第8図示の試験信号を発生させる回路の掃引ラ
ンプ波発生器102と同一性能に較正した掃引ランプ波
発生器102’i用いて発生させる。そのランプ波形は
第5図(0)に示したランプ波形と同様のものである。
第9図示の構成における掃引ランプ波発生器102のラ
ンプ波形電圧が第8図示の構成における掃引ランプ波発
生器102のランプ波形電圧と同じになるときには、そ
れらのランプ波形電圧によって発生するサンプリング周
波数が同じになるように較正する。
なお、かかる機能を実現するには、上述のように、必ず
しもランプ波形電圧の絶対値と周波数との関係を両者間
にて同一とする必要はなく、要点としては、掃引開始後
の経過時間に対して周波数の絶対値全回じくする関係の
みを実現すれば足りる。そのためには、テイジタルカウ
ンタによる経過時間計測値に対してサンプリング周波数
の絶対値を同じくするような構成によっても実現するこ
とができる。
(2)第5図の)に示したスペクトル分析処理過程にお
いては休止期間Tpを設け、アナログφディジタル変換
器105はランプ波形における複数の電圧点にて起動し
ていたが、第9図示の構成においては、同様に作用する
も休止期間Tp = 0としてアナログ・ディジタル変
換器105を順次に自由動作させ、無駄に時間を浪費せ
ずに、瞬時スペクトルデータをスペクトルデータ順次メ
モリ110に順次に記憶させるために、アナログ拳ディ
ジタル変換器スタートパルスを発生させるADコンバー
タ連続スタート信号発生器112と、その出力とオア回
路104の出力とを切換えるためのスイッチ111を備
えている。
(8)第9図示の構成はスペクトルデータ順次メモリ1
10に蓄積した瞬時スペクトルデータを、1画面分ずつ
読出して表示するスペクトル表示器1097に:モニタ
として、順次に心理品質測定器4に転送して心理品質を
計測する機能を有している。
つぎに、試験信号として一定周波数にて振幅が時間的に
変化する複数正弦波を用いることを主たる特徴とするB
型の本発明測定方式について説明する。
しかして、以上に説明したA型の本発明測定方式の動作
原理は、直接波および反射波が有する種々の遅延時間が
、音源波の放射時刻を掃引波の周波数によって識別し得
る性質を利用した演算によって計測し得ること、および
、受音点における同一時刻に直接音と反射音とのスペク
トルが周波数軸上にて分離、展開し、音源音のスペクト
ルとは異なっているがために、聴覚効果上差異が生ずる
ことを利用して線形系からなる音響伝送系の心理品質を
測定するようにしたものであった。すなわち、A型の本
発明測定方式は、このように振幅が−Wであって周波数
が時間的に変化する正弦波よりなる試験信号を用いたも
のであるのに対し、上述したB型の本究明測定方式は、
A型とは逆に、周波数が一定でらって振幅が時間的に変
化する正弦波よりなる試験信号を用いたものである。
すなわち、を自装置とその直接音の放射前に放射した音
源音の反射音とが受音時刻にて周波数を異にして重なる
現象を生じさせ、その現象を計測するためには、試験信
号に固定した2独類の周波数を用いることとし、それら
2種類の周波数の信号を互いに異なる時刻に送出し、音
源音においてはそれらの周波数が重なって現われること
なく、受信点においてのみ、それら異なる2種類の周波
数の信号が、遅れ時間差に基づいて互いに重なり合う場
合が生ずるようにする。その場合に、受音点においては
、信号源のスペクトルとは異なるスペクトル全形成する
ので、その間の心理品質を計数(27) することができる。以上がB型の本発明測定方式の基本
原理である。
上述のように互いに異なる2種類の固定周波数の正弦波
信号を互いに異なる時刻に発生させ、適切な立上りおよ
び減衰の時間特性をもってそれぞれゲートシ、かかる過
程全反復して継続的に送信するようにしたB型の試験信
号の例を第10図(a)に示す。かかる2種類の正弦波
信号は、受信点においては、行路長による時間遅れに伴
って、第10図(b)に示すように、包絡波が重なった
形態にて現われる。畑らに、詳細には、第10図(a3
に示した周波数f0およびf2の2種類の正弦波信号を
放射する場合に、受音点においては、周波数f0の正弦
波の反射波と周波数f2の正弦波の直接波および反射波
とが同時に現われる場合が生ずう。
しかして、反射波がなく、単一周波数の正弦波を受信し
た場合には、暗騒音がなければ、受信点における不協和
強度はOであるが、上=述のように2周波数の正弦波が
同時に存在する場合には、受信点における不協和強度は
、一般には正の値にな(28) る。
一万、信号源側における不協和強度は、2周波数f11
 f2の正弦波が同時には存在しないので、周波数f□
、f2のいずれの発生時刻においても、不協和強度は0
である。
そこで、不協和強度の増分から水源る伝送路の心理品質
は、第10図(C)に示すように、受イit点における
不協和強度と同様に、受信点にて2周波成分が重なり合
った部分にて正の値をとる。かかる亀な!11部分の不
協和’J度に基づく心理品質は、前述した特願昭55−
70886号明細書に記載の不勧和駄測定装置を受信点
に設置すれば測定することができる。
なお、上述の試験信号としては、互いに異なる固定周波
数の2種類の正弦波を交互に連接させて構成したが、一
般には、複雑なスペクトル分布であっても、互いに隣接
したスペクトル相互間にて周波数ケ共用することなく連
接して配置されており、l1=一定であれば、上述した
と同様の測定方法によって心理品質を測定することがで
きる。
すなわち、これまでに説明したA、B両型の本発明測定
方式においては、そのいずれの型においても、送信信号
の不協和強度工iがIi = Oの場合と工、−一定の
場合とを取扱い、かかる性質を利用して、受信点の不協
和強度工。の測定のみにより、心理品質を簡便に計測し
得るようにしていた。
しかしながら、マルチパス伝送系の一般的な心理品質を
求める場合には、入力側の不協和強度Iiが時間的に変
化する試験信号を用い、しかも、それ程複雑化すること
なく、心理品質を計測し得る測定方式が望まれる。
かかる心理品質計測を行ない得るようにした0型の測定
方式についてつぎに説明する。
上述のように不協和強度が時間的に変化する試験信号を
用いる0型の不協和度品質測定装置の構成例を第11図
に示す。図示の構成において、心理品質測定器100は
、2種類の入力信号、すなわち、音源の入力信号とその
入力信号に対応して生じた2種類の出力信号と、すなわ
ち、遅延時間を取除いて因果関係を明確にした被測定系
の人出力信号を取扱う必要がある。かかる直接的に同時
刻に因果関係の明らかな2種類の信号を心理品質測定器
400の2入力端にて実現するために、第11図示の構
成例においては、マルチパス伝送系2を介して試験イキ
号を心理品質測定器4・Ooに入力する試験信号発生器
800−1の他に、直接波の遅れ時間τdだけ遅延した
入力信号と全く同一の信号を発生きせる他の試験信号発
生器aoO−2全設けである。なお、直接波の遅れ時間
τdを補償するには、その他にも、入力信号を遅れ時間
τdたけ遅延させる遅延回路を設けることもできるが、
その場合には、その遅延回路のひずみや遅れ時間τdに
相当する遅延時間を自動的に、しかも、各周波数に対し
て一度に得ることの困難さなどを伴う。
しかして、上述の構成により、図中左側の試験信号発生
器800−2から心理品質測定器400への入力信号は
、試験信号発生器300−1からマルチパス伝送系2を
介した心理品質測定器400への入力イg号により、遅
れ時間τdだけ遅延しており、受信点出力と正確に対応
し、同一時刻に音質を対比し得る心理品質測定器400
用の2人力信号が得られるので、その心理品質計測が可
能となる。
しかして、このC型の測定方式について特記すべきこと
は、以上の説明から明らかなように、第】1図示の構成
は、試験信号発生器300−1゜300−2から発生す
べき信号として、一般的には現実の番組音のように、複
雑な試、験信号を用いても、佼測定糸の心理品質を測定
し得ることであり、このことは、後述する第17図示お
よび第19図示の各構成においても同様である。なお、
その際には、試験信号発生器300−2全スタートさせ
る方法、あるいは、第19図示の構成における遅れ時間
τを弔する試験信号の発生器500の構成の態様につい
ては、後述するようになし得ることは当然である。さら
に、これらの試験信号発生器800−1 、300−2
.500においては、現実の信号をレベル一定の可聴周
波数成分信号■(1)とレベル変動信号W (t)とに
分解、合成して用いる方法、それらの1図号のいずれか
をパターン化して用いる方法、現実信号そのものを用い
る方法のいずれについても、後述するリードオンリメモ
リに対する配録および遅延読出しケ用い得ること勿論で
ある。
しかしながら、物理的に詳細な観測を行なうことができ
、精四のよい測定結果が得られるC型の測定方式に好適
な試験信号は、かかる一般信号のほかに、番組音モデル
信号がある。この信号の発生器の構成物全第]2図に示
し、その各部信号波形の例を第1.8図(a)、■) 
、 (a)にそれぞれ示す。
しかして、番組音モテル信号発生′aは、本顧人の出願
に係る特公昭55−20289号公報に記載しであるよ
うに、可聴周波信号V(t)に強さの変動を表わすレベ
ル変動信号W (tlを掛算して得られるU(t)=v
(t)・W(t)なる形態の信号U(句全発生させるも
のであり、第12図示の構成例においては、まず、レベ
ル変動信号W(tlを形成するために、正規分布雑音信
号の替わりにその正規分布雑音信号から切取った一部の
信号を反復して発生させる疑似正規分布雑音信号発生器
801を設け、第13図(a)に示すような信号波形を
有する出力信号をレベル変動信号発生器308に供給し
て、上述の公報に記載のようにして、第13図(C)に
示すようなレベル変動信号W(1,)を発生させる。
一方、疑似正規分布雑音信号発生器801の第13図(
a)に示す信号波形の出力信号をゼロクロス方形波発生
器302に供給して、第13図(b)に示すように、入
力信号波形における順次のゼロクロス点にて交互に立上
り、立下るゼロクロス方形波形のゲート信号全発生させ
、その方形波ゲート信号が正電圧値をとるときに開く上
極性ゲート回路308とその方形波ゲート信号が負電圧
値金とるときに開く負極性ケート回路;(041とを交
互に開路させる。しかして、正極性ゲート回路303が
開いたときには可聴周波信号発生器805からの可聴周
波信号V、(t)がその正極性ゲート回路303を通過
し、また、負極性ゲート回路304が開いたときには可
聴周波信号発生器306からの可聴周波信号V 、(t
)がその負極性ゲート回路304I全通過して、いずれ
も加算器807に供給され、交互に組合わされて互いに
連続し、一連の可聴周波信号v(t)=v1(t)十v
2(t)よりなるモデル信号成分を形成する。所望の番
組音モデル信号のかかる可聴周波4M号成分V (t)
を掛算器309に供給して、レベル変動イぎ号発生器3
08から供給したレベル変動信号W(t)との掛算を行
ない、上述した番組音モテル信号U(t) (= V(
a・W(t))を形成する。
上述のような構成の番組音モテル1ぎ号発生器の%徴と
するところは、周波数などを異にする2棟類の可聴周波
信号V、(t)とvQ(t)とを継時的に組合わせて可
聴周波信号V(t)を構成したことであり、かかる2棟
類の可聴周波信号Vl(tlおよびV 2 (t)とし
ては、前述したA型の本発明測定方式にて用いたハーモ
ニュームを形成する系列Aおよび系列Bの信号、あるい
は、前述しfcB型の本発明測定方式にて用いた周波数
f0およびfgの正弦波信号など一一般にスペクトルの
重なりを生じな1./1信号、すなわち、周波数を共有
しない信号であって、しかも、不協和強度の大きさに一
般性のあるものを用いるのが好適である。
一部、C型の本発明測定方式の他の特徴とするところは
、上述したように疑似正規分布雑音信号発生器301を
使用したことである。すなわち、C型の本発明測定方式
にて重要な点は、直接波の遅延時間τdの補償に存する
のであるから、直接波到来時刻をできる限り正確に知り
、その到来時刻から、入力試験信号の形成に用いたのと
全く同一のレベル変動信号w(t)’を発生させること
がその要点をなしており、かかる要点を実現するために
、疑似正規分布雑音信号発生器301は、例えば第14
図に示すように構成することとして、つぎの各装作(1
)〜(8)を満たすようにする。
(1)第14図示の構成において、スタートパルスによ
りリードオンリメモリ350の最先のアドレスから格納
しであるデータを読出し得るようにする。
(2)上述した最先アドレスのデータ値としては、第1
3図(a)に示す両端の振幅値のように、第9図示の瞬
時スペクトル測定による心理品質測定装置の構成例にお
けるシュミット回路10]が正確に動作するに充分な大
きさの値のものとし、受イ百波による同期スタートの時
刻を正確に確定させ得るものとする。
(3)  レベル変動信号発生用の正規分布雑音信号が
全く同一波形であれば、その同一波形の正規分布雑音信
号から形成したレベル変動信号W(t)は同−鼓形とな
るのであるから、真正正規分布雑音信号の一部を切取っ
て、予め記憶させたリードオンリメモリ上のアナログ・
テイジタル変換全データを測定に際し反復して抗出し、
真正正規分布雑音信号の代わりに使用する。かかる処置
により同期スタート時点が正確であれば、その時点以後
は音源側のレベル変動信号W (t)と全く同一波形の
レベル変動信号W(tlが得られる。
ついで、真正正規分布雑音信号のサンプルデータk W
e憶させであるリードオンリメモリ上のデータから、ク
ロックパルス発生器856の出力クロックパルスを用い
て、アドレス発生器854から発生したアドレスの指定
データをレジスタ351に絖出し、その指定データをデ
ィジタル・アナ日グ変換器352によりアナログ信号に
変換し、ローパスフィルタ858によって上述の真正正
規分布雑音信号を再生する。
上述したところにおいて、アドレスカウンタ355は、
スタート後、読出しデータのアドレスカウンタし、リー
ドオンリメモリ上の全データaを続出した後は、再びス
タート番地のデータから読出し得るようにアドレス発生
の制御を行なう。
なお、かかるデータ読出しに際し、アドレスカウンタは
、外部からのスタート・ストップ信号によってその動作
の開始、停止を制御するものとする。
つぎに、疑似正規分布雑音信号発生器に対するその他の
所要性能について述べると、正規分布雑音信号は、番組
音モデル信号を構成するレベル変動信号として好適なス
ペクトルを有するように、通常、0.1〜10 Hzの
範囲に共振中心周波数を有するバンドパスフィルタに加
えて得られるスペクトル分布のものとする。したがって
、疑似正規分布雑音信号発生器に用いるサンプリング周
波数は少なくとも50 H2程度とする必要がある。ま
T−10,I H2近傍の波形がランダムとなるために
は、リードオンリメモリにディジタルデータとして配憶
させる信号波形の長さは100秒周期以上のものとし、
したがって、メモリ容量としては、8ビツト量子化を行
なう場合には、8X50X]00=40,000ピツト
、5000バイト程段とする必要がある。
つき゛に、C型の本発明方式による心理品質測定装Wは
、前述した特願昭55−70836号明細簀に記載の「
不協和強測定器置」と同様に構成するが、その要部の構
成を第15図に示す。図示の心理品質測定装置の構成の
要部とするところは、マルチパス伝送系の入力信号、例
えば試験信号発生器からのスピーカ入力信号、および、
マルチパス伝送系の出力信号、例えば心理品質測定装置
のマイクロホン出力信号全それぞれ入力とする不協和強
健測定器4]0−aおよび4]’O−bであり、それら
の不協和強度測定器410−a、bは、それぞれ、スペ
クトル分析器401−a、b、最小装置408−a、b
、2周波不協和強度計算装置404  a 、 bおよ
び不協和強度平均装置405−a、bよりなっている。
それらの不協和強度測定器410−a、bからそれぞれ
得られる伝送系入力不協和強度Iiおよび伝送系出力不
協和強度■o全引算器406に供給してその差を求め、
さらに、不協和強度−不協和度変換器407により心理
品質(工。−Ii)β(βキ0.25 )を求めて、表
示器412に表示する。
なお、かかる構成の装置による心理品質測定に2ける要
点は、心理量5N測定装置の2人力信号として、人間が
聴覚によって2人力を比較する場合と同様に、直接波の
遅れ時間τdを除外して、同時刻にて因果対応を合わせ
た2人力信号を用いる点に存すること、前述したとおり
である。
しかして、0型の本発明心理品質測定方式において特徴
とするところは、試験信号として、振幅、周波数および
位相が時間的に変動する動的信号、例えば、AM信号、
FM信号等を用い得る点にあり、0型の測定装置によっ
て得られる測定心理品質は、かかる動的信号に関する瞬
時瞬時の心理品質である。したがって、被測定系の全動
作状態における心理品質を知るためには、かかる瞬時品
質の統計的平均値を求める必要がある。しかしながら、
上述した第15図示の心理品質測定装置によって得られ
る正しい心理品質は、個々の瞬時品質イ11を単に平均
すると平均的心理品質となる、というような性質を有し
ていない。
したがって、平均品質を求めるには、中間的量として代
数的加算性を有する不協和強度について、被測定糸のも
たらす瞬時不協和強度増分を求め、その平均値を求めた
後、心理品質に変換することにより、平均的心理品質を
求める必要がある。かかる手順により被測定系の動的な
平均的心理品質1全測定し得るための本発明方式による
心理品質測定装置の構成例を第16図に示す。図示の構
成においては、第15図につき前述したと同様の伝送系
入力信号および伝送系出力信号について、それぞれ、不
協和強健測定器4.10−aおよび4]0−b並びに不
協和強度平均装置411−aおよび4]1−bを設けて
、入力信号および出力信号の平均不協和強度Iiおよび
工。を求め、引算器406により求めた入出力不協和強
度の増分を不協和強度−不強和度変換器407に導いて
平均心理品質を求めるとともに、実測上の参考データと
1−で、別に、入力信旬および出力信号の平均的不励1
11強度工、および工。をそれぞれ不協和強度−不協和
度変換器407−aおよび407−bに導いて、被測ポ
系の入力および出力の平均不協和度をそれぞれ求め、心
理量としてのそれらの各平均不協和駁全表示器412に
表示する。
しかして、上述した第15図示および第16図示の構成
による心理品質測定装置においては、被測定伝送系の入
力側および出力側に対して2台の不協和強度測定器4]
0−aおよび4]0−bをそれぞれ使用し、データ処理
速度を向上させているが、それらの不協和強度測定器は
、スペクトル分析器をそれぞれ含んでいるので、著しく
高価となる。したがって、1台の不協和強健測定器によ
つて入力側および出力側の不動f11強度を測定し得る
ようにするのが好適である。かかる使用に備えて不協和
9MII測定器を簡易化した本発明方式によるC型心理
品質測定装置の基本的構成を第17図に示し、その各部
動作のタイムチャートを第18図に示し、さらに、詳細
な構成例を第19図に示す。
第17図示の基本的構成においては、第18図(a)に
示すイぎ号彼形を有する試験信号300を、遅延時間τ
を有する遅延回路420を介し、被測定伝送系42】の
入力側スピーカ21に供給し、遅れ時間τdの後、した
がって、送信信号300の送出時点からの遅延時間Ts
=τ+τdの後に出力側マイクロホン22から得られる
第18図(b)に示す信号波形の受音波信号と、送信信
号300の送出点からの第18図(a)に示した信号波
形の試験信号とを、スイッチ422により交互に切換え
て単一の心理品質測定器4に供給する。かかる基本的構
成を具体化した第19図示の詳細な構成例においては、
リセット・スタート信号により駆動する( 48  ) 遅延試験信号発生器500からの前述した遅延時間τだ
け遅延した試験信号を、前述と同様にして、被測定伝送
系508に供給し、その出力側に得られる前述した受音
波信号とリセット・スタート信号と心理品質測定器4か
らのタイミング情報とをカウンタ501に供給して、第
18図((1)に示すような態様の時間計測を行なわさ
せ、その結果得られる制御信号により前述したと同様に
動作するスイッチ502の切換えを制御して、心理品質
測定器4により、第18図(C)に示す態様にて、入出
力双方の不協和強度の測定を行なう。
しかして、遅れ時間τdが短かい場合には、心理品質測
定器4を構成するスペクトル分析器が高速動作をしても
、なお、直接波の遅れ時間76以内にて1画面のスペク
トル処理を完了し得す、被測定伝送系の入力側および出
力側についての不協和強度の測定を交互に行ない得ない
場合が生ずる。
したがって、入力側と出力側とを順次に切換えて所要の
測定を完結し得るようにするためには、スペクトル分析
器の信号処理時間に適合した、直接C44) 波の遅れ時間τdJ:り長い十分な遅延時間TSを人力
信号に付与する必要がある。そのために必要な付加遅延
時間τは遅延回路420によって付与する。
1ず、スイッチ422を入力側に切換えて、試験信号に
ついての計測を始めるときには、試験イぎ号のアナログ
・テイジタル変換、記憶に要する時間TM、およびFF
Tスペクトル・データ記憶時間の総計Tgが全遅延時間
Ts =τ十τdより短かいと@Vこは、分析したスペ
クトル・データを記憶した仮、i自ちにスイッチ422
全出力側に切換えれば、被測定伝送系421の出力受音
波信号が心理品質?H11定器4に到達し、その到達時
点にて遅延時間Tsの測定も終了する。この遅延時間T
sは、次の時間計測のための計時終了時間用として設定
する。なお、スペクトル・データの記1意@に出力受音
波信号が到達するような場合には、付加遅延時間τ全増
大)Sせて、スペクトル・データの記憶の仮に出力受音
波信号が到達するように調整して、前述した第J8図示
の時間関係が得られるようにする。
つぎに、被測定伝送系の出力受音波信号について同様の
スペクトル分析、データ記憶ヲ行ない、しかる後に直ち
に入力試験信号の測定に切換えて、再びスペクトル分析
、データ記憶を行なう。さらに、次の出力受音波信号に
ついてのスペクトル分析、データ記憶は、カウンタ50
1の時間計測値が前回測定の終了時間T8になってから
開始する。
上述のような手順のデータ処理によれば、入力試験信号
分析スペクトルψデータと出力受音波信号分析スペクト
ル・データとは、原因、結果の対応関係が測定上同期的
になっており、所期の測定を行なうことができる。また
、総計記憶時間Tg≦全遅延時間Tsなる最短の遅延時
間Ts値に最も近似した付加遅延時間τを選定すれば、
スペクトル分析、データ処理の所要時間が隘路となる場
合には、入力試験信号および出力受音波信号に関する岐
多盾のスペクトル・データを得ることができる。
J: Aした付加遅延時間τを試験信号に例与する遅延
回路4,20は、第14図につき前述した疑似正規分布
雑音信号発生器を2台用意し、そのうちの1台の錐生器
を構成するリードオンリメモリからのデータ読出レアド
レスを試験信号自体のアドレスよりオフセットアドレス
(=T/サンプリング周期)分だけずらし、時間τだけ
遅延させてデータを胱出すようにして所要の機能を達成
することができる。
なお、2台の疑似正規分布雑音信号発生器用のり一ドオ
ンリメモリが上述したオフセットアドレスを保持しつつ
、2種類の読出しアドレスに応じて父互にデータ読出し
全行なえるデータ読出し機能を備えるようにしておけば
、2台の疑似正規分布雑音信号発生器を単一のリードオ
ンリメモリにより兼用にして構成することができる。
上述のようにして、時間差τを有する2系統の疑似正規
分布雑音信号が得られれば、それらの疑似正規分布雑音
信号を第12図示の疑似正規分布雑音信号発生器出力用
として用いてそれぞれ供給した2台の番組前モデル信号
発生器を用いて、第17図示の基本構成による心理品質
測定装置の入力試験信号およびスピーカ入力信号、ある
いは、第19図示の試験信号・遅延試験信号発生器50
0の2出力を形成することができる。
以−ヒの説明から明らかな本発明の効果は、適切な項目
別に列挙してそれぞれ略述すれば、つぎのとおりである
(A、l  A型の本発明測定方式について(1)単純
方式は、測定装置の構成が単純であって、既存の測定装
置ケそのま1用いて手動操作により行なうことができ、
当初に試験的に用いて被測定系の心理品質の概要ヲ知る
に極めて便利である。
(2)同期方式のうち、入力非同期のサンプリングパル
スを用い、測定周波数指定時にのみ制御する同期方式に
おいても、展開された瞬時スペクトルをスナップ式に並
列表示し得るので、定型的反復測定に極めて好適である
また、実務面においては、測定装置の構成が比較的簡単
であるにも拘らず、明快な測定結果が得られるので、利
用価値が最も大きいとみられる。
(8)A−D変換同期方式は本格的な精密音響測定に適
しており、特に、周波数分解能を畠めて反射音の伝搬経
路を推測し、あるいは、室内音響特性の変更、反射板や
吸音材による対策の効果を、物理的リグ1に、心理的に
も精密、的確、迅l*に把握するのに好適である。
(B)  B型の本発明測定方式についてA型の本発明
測定方式においては、周波数軸上の残留成分を音響物理
的および音響心理的に捉えて計重しているのに対し、B
型の本発明測定方式においては、時間軸上に現われる残
留成分を計重゛化し2ており、試験信号として同定周波
数の正弦波信号を用いる場合には、スペクトルは比較的
静止状態にあるものとして測定することができ、したが
って、聴覚心理効果が単純であって、高梢度の心理品質
測定結果を期待することができる。
((330型の本発明測定方式についてA型およびB型
の本発明測定力式が、物理的精度を高め、その反面、扱
う音響心理量としては比較的単純であったのに対し、C
型の本発明測定方式は、測定装置の構成の複雑変にやや
増大しているが、物理現象および心理現象ともに、−膜
性を増しており、一層実際的な物理品質および心理品質
の計測を行なうことができる。
(D)  本発明側に方式の応用範囲について本発明方
式による心理品質測定の対象は、線形マルチパス伝送系
をもって代表されるが、その他にも、例えばテープレコ
ーダなど時間遅延を有する線形系は、いずれも、本発明
測定方式適用の対象となり、また、衛星放送などの長距
離伝搬路を有する通信系もその対象となり得る。
(11時間計測に関して、例えば周波数が時間に対し直
線的に変化する掃引正弦波信号を試験信号に用いる場合
には、信号間の周波数差が遅れ時間に比例しているので
、展開したスペクトル分布の周波数差からそれぞれの周
波数成分の遅れ時間を計測することができる。
(2)空間音響特性測定に関し、前項にて測定した遅れ
時間に音速を掛は算すれば、その周波数成分の経路長を
測定することができる。捷た、経路長が判ると、推定し
侑る反射点の個数が限定される。
そこで、零感度方向を1つだけ有する指向性マイクロホ
ンを用いて、ある周波数の出力が零となる苓感度方向を
知ると、上述の経路長のほかに、その反射波の方向も確
定することができる。
さらに、上述の状態における心理品質を計測すると、そ
の反射波成分の音質阻害寄与蓋が判明する。また、様々
の指向特性を有するスピーカ、マイクロホンを用いて反
射波のある室内音場における心理品質を計測すると、そ
れらのスピーカ、マイクロホンの心理品質への寄与量を
基準的系に対して明確にすることができる。なお、ダミ
ーヘッド受音の場合についても同様である。
(8)  クロストーク心理品質に関し、例えば、第2
0図に示すようなりロストーク系においては、異なる2
人力信号による2出力端子間の心理品質を求めること、
あるいは、2人力信号が線形加算された出力の音質が入
力の音質とどの程度相違しているかを求めることなどに
ついて、C型の本発明測定方式は極めて有用であり、図
示のように、はとんどスペクトルが互いに重なることな
く、経時的に連接した2信号S0と82とにそれぞれク
ロストークが加わると、入力信号と同一周波数の成分は
音色の大きい変化はもたらさないが、入力信号とは異な
る周波数の成分は音色に大きい変化を与える。かかる心
理品質は、第1】図示および第17図示のO型測定装置
を用いて測定することができる。
(4)磁気テープ層間転写に関し、本来信号以外の信号
成分の転写が磁気テープに生ずると、音質が劣化するが
、かかる転写による音質変化は、0型側宝刀式により物
理量および心理品質の定量的測定の測定を行なうことが
できる。例えば、入力信号として、周波数がf□、fg
の正弦波であり、それらの入力信号が経時的に連続して
現われるB型の試験信号を用いる場合には、転写を伴っ
て生ずる出力信号中には、周波数f0とf、との信号成
分が同時に存在する現象が生ずるので、かかる転写に対
応した心理品質は、第21図に示した信号関係になって
、第11図示および第17図示の構成による測定装置に
より、定量的に計測することができる。
(5)分布音源の心理的寄与量の測定に関し、n個の音
源から放射された音響が受音されたときの総不協和@度
It(nlにn+1個目の音源から放射された音響が加
わって総不協和強度工t(n+、)となったとすると、
n+1個目の音源からの音響を受音したことによる心理
的影響量は、ΔI(n+x)=It(n+i)  It
(n)  なる式によって求まる不協和強度の増分を心
理品質に変換して計測することができる。この増分ΔI
(n+1) l’I n+ 1個目の音源の受音不協和
強FI(n+1)とは異なるものである。
(6)ひずみ測定について (イ) AM−PM変換ひずみの測定については、室内
貴書伝送系のように、振幅周波数特性の山谷の変化が激
しい線形系においては、B型の本発明測定方式に使用し
得る試験信号の一つとしてAM波信号を用いると、AM
波の側帯波が等しくなくなり、PM波成分が生ずる。し
たがって、適当な変調周波数、例えば、50Hzにて変
調したAM波を用いると、入力とは異なる音質の出力が
現われ、入力の変調周波数と変調度とを固定すれば、入
力の不協和強度が一定となるので、出力の不協和強度を
測定することのみにより不協和度心理品質を測定するこ
とができる。
(ロ) FM−AM変換ひずみの測定については、前述
した0型の測定方式に使用し得る試験信号の一つとして
のFM信号をマルチパス伝送系を介して相互に加算した
場合には、AM信号成分を生ずる。
したがって、(イ)項につき上述したと同様にして心理
品質を測定することができる。
(ハ)一般の信号を用いた場合には、上述のような線形
ひずみのほかに、非線形ひずみが発生する被測定系につ
いても、全く同様にして心理品質を測定することができ
る。
なお、A型のA−D変換同期方式において、試験信号の
基本系列としてI・−モニューム系列を用いる場合に、
非線形ひずみとして第2高調波が生じ、その第2高調波
が受音波中の入力第2茜調波に重なるために、線形ひず
みと非線形ひずみとの量を分離し得なくなる場合の発生
を回避するには、前述した多系列構成において第2高調
波に相当する周彼数金間引いて用いる測定方法がある。
甘だ、別法としては、前述した有理数比分局器を用いて
、入力・・−モニューム系列の各高調波周波数をわずか
にすらして、尚調波非線形ひずみが入力周波数に重なる
のを回避する方法を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はA型の本発明方式による不協和並品質測定装置
1の基本構成の例を示すブロック線図、第2図(a)お
よび(blは同じくヤの掃引発振器出力波形および直接
音受音波の波形の例をそれぞれ示す波形図、 第8図は同じくその受音波のパワースペクトル分布の態
様の例を示す線図、 第4図(a) 、 (b)および(C)は同じくその試
験信号波形サンプリングの態様の例および異なるサンブ
リング法による測定スペクトルの相違の例をそれぞれ示
す線図、 第5図(a)〜((1)は同じくその受波信号の瞬時ス
ペクトル展開の過程を順次に示す線図、 第6図は同じくその瞬時スペクトル全域展開表示型測定
装置の構成例を示すブロック線図、第7図は同じくその
A−D変換同期方式による瞬時スペクトル展開の態様の
例を示す線図、第8図は同じくその掃引試験信号発生器
の構成例を示すブロック線図、 第9図は同じく七のA−D変換同期方式による・測定装
置の構成例を示すブロック線図、第10図(a)〜(C
)はB型の本発明不協和匿品質測定方式の測定原理を順
次に示す波形図、第11図はC型の本発明方式による不
協和並品質測定装置の基本構成を示すブロック線図、第
12図は同じくその番組音モデル信号発生器の構成例を
示すブロック線図、 第13図(a)〜(C)は同じくその各部信号波形をそ
れぞれ示す波形図、 第14図は同じくその疑似正規分布雑音信号発生器の構
成例を示すブロック線図、 第15図は同じくその心理品質測定装置の構成例を示す
ブロック線図、 第16図は同じくその平均心理品質測定器の構成例を示
すブロック線図、 第17図は同じくその簡易型心理品質測定装置の構成原
理を示すブロック線図、 第18図(a)〜(dlは同じくその各部動作の態様を
それぞれ示すタイムチャート、 第19図は同じくその室内音響心理品質測定器の簡易化
した構成の例を示すブロック線図、第20図は本発明測
定方式をクロストーク測定に適用した回路構成の例を示
すブロック線図、第21図は本発明測定方式をテープ転
写系の測定に適用した回路構成の例を示すブロック線図
である。 1・・・周波数掃引発振器、2・・マルチパス伝送系、
8・・・スペクトル分析器、4・・・心理品質測定器、
21・・・送信点(スピーカ)、22・・・受音点(マ
イクry*ン)、] O]・・・]シュミットートリガ
回路102・・・掃引ランプ波発生器、103・・・コ
ンパレータ、104・・・オア回路、105・・・アナ
ログ・ディジタル変換器、106・・サンプリング−デ
ータ・メモリ、107・・・FFTスペクトル変換器、
108・・・スペクトル・データ累積加算5.109・
・・スペクトル表示器、110・・・スペクトル・デー
タ111次メモリ、111・・・ADコンバータースタ
ート信号切換器、112・・・ADコンバータスタート
信号発生器、200・・・掃引同期サンプリングパルス
発生器、202・・・−分周器、208・・・ローパス
フィルタ、204・・・加算器、210・・・有理数分
周器、800・・・試験信号発生器、301・・・疑似
正規分布雑音信号発生器、802・・・ゼロクロス方形
波発生器、803・・・正極性ゲート回路、304・・
・負極性ゲート回路、305,306・・・可聴周波信
号発生器、807・・・加算器、308・・・レベル変
動イ6号発生器、309・・・掛算器、350・・・リ
ードオンリメモリ、351・・・読出しレジスタ、85
2・・・DhK換器、35 B・・・ローパスフィルタ
、354・・・アドレス発生器、855・・・アドレス
eカウンタ、356・・・クロックパルス発生器、40
0・・・2人力心理品質測定器、40]・・・・・・ス
ペクトル分析器、4.02・・最小可聴レベル以下切捨
て回路、403・・・マスキング装置、404・・・2
周波不協和強度計算装置、405・・・合算装置、40
6・・・不協和強度測定器、407・・・不協和強度−
不協和度変換器、410・・・不協和強度測定器、41
1・・・不協和強度平均装置、420・・・τ時間遅延
回路、421・・・被測定伝送系、422・・・切換ス
イッチ、500・・・試験信号・遅延試験信号発生器、
501・・・カウンタ、502・・切換スイッチ、50
3・・・被測定伝送系、601.602・・クロストー
ク系、603・・・転写系。 特許出願人 日本放送協会 第13図 第14図 第15図 第16図 〜  4コ  (、J   ”CI

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L パス毎にそれぞれ異なる遅延時間を有するマルチパ
    ス伝送系に、経時的に配列した複数の周波数信号からな
    る試験信号を印加して当該マルチパス伝送系の受信点に
    て最短時間遅延した受信信号と他の遅延受信信号との間
    に複数周波数成分の新たな重なりを発生させるとともに
    、前記最短時間遅延した受信信号から検出した当該マル
    チパス伝送系の最短遅延時間に基づいて測定タイミング
    を設定し、その測定タイミングにおいて、発生した前記
    複数周波数の重なりに関して前記受信点における受イ@
    信号の不協和間全測定することにより、当該マルチパス
    伝送系の心理品a’を測定するようにしたことff:特
    徴とするマルチパス伝送系の不協和駁品質測定方式。 広・ 特許請求の範囲第1項記載の測定方式において、
    所要周波数範囲内にて周波数が経時的に変化する信号に
    より前記試験信号を構成したマルチパス伝送系の不協和
    度品質測定方式。 & 特許請求の範囲第1項記載の測定方式において、所
    要周波数範囲内の複数の周波数信号を時分割配列して前
    記試験信号を構成したマルチパス伝送系の不協和要品質
    測定方式。
JP15117182A 1982-08-31 1982-08-31 マルチパス伝送系の不協和度品質測定方式 Granted JPS5940217A (ja)

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