JPS5939597Y2 - 汚泥物質の乾燥装置 - Google Patents

汚泥物質の乾燥装置

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JPS5939597Y2
JPS5939597Y2 JP12474680U JP12474680U JPS5939597Y2 JP S5939597 Y2 JPS5939597 Y2 JP S5939597Y2 JP 12474680 U JP12474680 U JP 12474680U JP 12474680 U JP12474680 U JP 12474680U JP S5939597 Y2 JPS5939597 Y2 JP S5939597Y2
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JP
Japan
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drying
conveyor
air
temperature
dried
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JP12474680U
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JPS5647800U (ja
Inventor
健雄 佐々木
Original Assignee
東和空調株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は食品工業やし尿処理で最終的に排出された汚泥
を乾燥する汚泥物質の乾燥装置に関するものである。
従来、この種の汚泥の乾燥には直接加熱、間接加熱にか
かわらず100℃程度の高温の熱風による乾燥方法が用
いられた力〜高温のためたん白質、脂肪等が熱分解し、
悪臭を発生したり、粉塵、騒音、二次燃焼などの二次公
害を発生する原因となった。
本考案は上述のような問題に鑑みなされたもので、低温
(20℃〜40℃)の温風が循環している乾燥室内に設
けた複数段の通気性コンベヤの送り速度を上段より下段
に至るにしたがって漸次遅くしてコンベヤ上の被乾燥物
の間隔を乾燥の進行につれて密にして低温温風による乾
燥であるにもかかわらず乾燥時間が長びかないようにし
、又吸湿した空気の除湿と加熱はヒートポンプを用いる
ことにより乾燥した低温の風を送り出すようにしたもの
である。
次に本考案の実施例の構成を添附図面について説明する
1は密閉された防熱型乾燥室であり、多数段のネットコ
ンベヤよりなる通気性コンベヤ2が収納された乾燥部3
とヒートポンプ式調温、調湿部4とよりなる。
乾燥部3の最上段のコンベヤ上にはホッパー5とホッパ
ー5の下方に臨ませ互いに対向した円周方向の凹条6と
突条Iを対向させた一対の成型ロール8,8と夫々の成
型ロール8の凹条6の1本おきに挿入された1組のスク
レーパ10.11よりなる成型装置12を臨ませる。
又コンベヤ2群の下方には多数の吸気用送風機13を設
け、上方から吸湿した風を吸気してこれをヒートポンプ
式調温、調湿部4へ送るようになっている。
ヒートポンプ式調温、調湿部4はヒートポンプ装置を構
成する除湿器となる蒸発器14の上方にヒートポンプ装
置の加温器となる凝縮器16が設けられ、凝縮器15の
上方には加温された空気を乾燥部3へ送出する送気用送
風機16が設けられる。
又蒸発器14の下部水溜17はドレーン管18を介して
乾燥室1の外部のドレーン溝19へ連通される。
更に凝縮器15の冷却コイルから専出された水管20が
乾燥室1の外部の空冷式クーリングタワー21に連通さ
れ、クーリングタワー21の冷水溜22かも導出された
水管23が途中ポンプ24を介して冷却コイルに戻され
るようになっている。
次に最下段のコンベヤ2の送出端には吸込用送風機25
を連通させ、この送風機25をサイクロン型分離器26
を介して貯蔵タンク2Tに連通させ、分離器26の上端
から導出した空気戻し管28を乾燥室1に連通させる。
次に前述の装置を用いた汚泥物質の乾燥方法を説明する
食品工業、し尿処理等で最終的に排出された水分80%
〜90%の汚泥をホッパー5から供給すると、これが成
型ロール8,8で成型され、スクレーパ10,11でか
き落され、最上段のコンベヤ2上に4mmの角棒状とな
って落下する。
このときスクレーパ10.11は成型ロール8の凹条6
の1本おきに挿入され、かつ上下に間隔を介して挿入さ
れているから同時に落下した成型物の間隔を保ち、互い
に重なったり、接触したりしないようになっている。
このようにして成型汚泥物質よりなる被乾燥物を供給さ
れる第1段のコンベヤ2は速度を大にして被乾燥物の間
隔を保ち、接触が少なくなるようにする。
第1段のコンベヤ2の被乾燥物の滞留時間は10分〜2
0分である。
次に被乾燥物は第2段、第3段、第4段と順次下方のコ
ンベヤ2へ移行されるが、下方へ移行するにしたがって
漸次コンベヤ2の速度をゆるやかにし、被乾燥物の滞留
時間を長くする。
例えば第2段のコンベヤ2では平均25分、第3段のコ
ンベヤ2では平均45分、第4段のコンベヤ2では平均
100分とし、被乾燥物の乾燥の進行に伴って順次被乾
燥物の間隔を密にするとともに乾燥時間を長くシ、特に
最下段の第4段のコンベヤ2上ではかびの発生しない含
水率水分10%〜30多1で乾燥するため乾燥時間を長
くとる。
乾燥部3における平均の乾燥温度は35℃、湿球温度2
6.7℃、相対湿度55饅である。
最下段のコンベヤ2で乾燥された被乾燥物はこの送出端
より送風機25によってサイクロン型分離器26に送ら
れ、被乾燥物は下方へ分離され、更に貯蔵タンク27へ
搬送されて貯蔵される。
空気は空気戻し管28によって再び乾燥室1へ戻される
乾燥部3で吸湿した空気は下方に設けた多数の吸気用送
風機13によってヒートポンプ式調温、調湿部4の下部
に送り込誉れ、除湿、加温された後上部の送気用送風機
16に吸気されて再び乾燥部3に向って吹き出されて乾
燥室1内を20℃〜40℃で循環する。
吸気用送風機13群の送風量は送気用送風機16の送風
量の2倍〜4倍とする。
これは乾燥室1内の風量増による乾燥むらの解消のため
である。
乾燥速度が速すぎると表面硬化を来たし、水分の内部拡
散が悪くなる。
ヒートポンプ式調温1調湿部4においてはこの下部に吹
き込まれた吸湿空気が蒸発器14で冷却されて露点温度
以下になり、水分は水滴となって分離され、ドレーン溝
19に排除される。
そして冷却されて絶対湿度が低下した空気は凝縮器15
で加温されて相対湿度を下げられ、送気用送風機16で
再び乾燥部3に向って吹き出される。
又乾燥部3において乾燥温度が上昇しすぎたときはこの
温度を検出するサーモスタット(図示せず)によりクー
リングタワー21の送風機とポンプ24を作動させ、凝
縮器15のコイルを循環する水温を低下させ、凝縮器1
5で加温される空気の温度を低下させる。
次に前述の実施例の装置を用いた汚泥物質の乾燥の実験
例を説明する。
1)実験の条件 乾燥温度 湿球温度 相対湿度 汚泥物質の形状 2)実験の結果 35℃ 26.7℃ 55% 4rIrIrL角棒状 上記の実験結果より含水率80%以上のものを35℃の
低温で乾燥し、含水率の少ない乾燥物を得ることが出来
、乾燥時間も殊更に長くないことがわかる。
本考案によれば、ヒートポンプの蒸発器で除湿され凝縮
器で加温された20℃〜40℃の温風が循環する乾燥室
内に複数段の通気性コンベヤを設けたため、コンベヤ上
で移送される汚泥物質は20℃〜40℃の低温で乾燥さ
れ、汚泥物質に含筐れるたん白質、脂肪等が熱分解する
ことがないから悪臭を発生したり、粉塵、騒音、二次燃
焼等の発生がなく、又汚泥物質に含1れる有効資源が分
解せずに乾燥されるため肥料、飼料等として再利用する
ことも可能になる。
又乾燥室内に複数段に設けられた通気性コンベヤの最上
段のコンベヤ上にホッパーを臨tせ、このホッパーの下
部に成型装置を設け、この成型装置は円周方向に交互に
形成された多数の凹条と突条を互に対向させた一対の成
型ロールと、夫々の成型ロールの凹条に挿入されたスク
レーパとよりなるため、ホッパーかも成型装置に導入さ
れた汚泥物質は一対のローラで細長棒状に成型され、ス
クレーパで掻き落されてコンベヤ上に拍子木状になって
投下されるから、塊状にかたすることがなく、全体的に
均一に乾燥され乾燥しすぎて粉塵となったり、未乾燥部
分が残ったりすることがない。
さらに、乾燥温度が低温の温風であるにもかかわらず乾
燥室内に上段より下段に至るにしたがって送り速度を漸
次遅くした複数段の通気性コンベヤを設けたから、被乾
燥物に水分が多量に台筐れている上段のコンベヤでは送
り速度が速いため供給される拍子木状の被乾燥物の間隔
が疎になって互に密着するようなことがなく通気が良好
となり乾燥を促進させることができ、乾燥が進行した下
段のコンベヤでは送り速度が遅くなるから上段のコンベ
ヤから供給される被乾燥物の間隔が密になり、コンベヤ
の速度の遅い分を積載量を増すことによって補うから全
体的に乾燥時間を殊更に延長させることがなく、又被乾
燥物の乾燥が進行しているから相互の間隔が密になって
も相互に水分の蒸発を妨害することは少ない。
筐た、乾燥室内を循環する温風七−トポンプで調温、調
湿がなされるため除湿と加熱を平衡して行うことが出来
、熱の無駄がなく、又ヒートポンプは20℃〜40℃の
低温に加温する場合は特に効率のよい運転をすることが
出来るからその能力を充分に活用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施の一例を示す乾燥装置の説明図、
第2図は同上成型装置の正面図、第3図は同上成型ロー
ラの正面図である。 1・・・・・・乾燥室、2・・・・・・通気性コンベヤ
、5・・・・・・ホソ′<−,12“・・°°・成型装
置114・・・・・・蒸発器、15・・・・・・凝縮器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒートポンプの蒸発器で除湿され凝縮器で加温された2
    0℃〜40℃の温風が循環する乾燥室と、この乾燥室内
    に複数段に設けられ上段より下段へと被乾燥物を移送し
    上段より下段に至るにしたがって漸次送り速度が遅くな
    る通気性コンベヤと、最上段のコンベヤ上に臨筐せたホ
    ッパーと、このホッパーの下部に設けた成型装置とより
    なり、この成型装置は円周方向に交互に形成された多数
    の凹条と突条な互に対向させた一対の成型ロールとツレ
    ぞれの成型ロールの凹条に挿入したスクレーパとを具備
    したことを特徴とする汚泥物質の乾燥装置。
JP12474680U 1980-09-02 1980-09-02 汚泥物質の乾燥装置 Expired JPS5939597Y2 (ja)

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JP12474680U JPS5939597Y2 (ja) 1980-09-02 1980-09-02 汚泥物質の乾燥装置

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JPS5647800U JPS5647800U (ja) 1981-04-28
JPS5939597Y2 true JPS5939597Y2 (ja) 1984-11-05

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