JPS5938931B2 - 紅参の製造方法 - Google Patents
紅参の製造方法Info
- Publication number
- JPS5938931B2 JPS5938931B2 JP55079361A JP7936180A JPS5938931B2 JP S5938931 B2 JPS5938931 B2 JP S5938931B2 JP 55079361 A JP55079361 A JP 55079361A JP 7936180 A JP7936180 A JP 7936180A JP S5938931 B2 JPS5938931 B2 JP S5938931B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ginseng
- hot water
- red ginseng
- heat treatment
- red
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は朝鮮人参に加熱処理を行うことにより紅色に発
色せしめた、いわゆる紅参の製造方法の改良に関するも
のである。
色せしめた、いわゆる紅参の製造方法の改良に関するも
のである。
朝鮮人参は、その優れた薬効により古来から高貴薬とし
てもてはやされているが、栽培条件に著しい限定を受け
る植物であるため、我が国においてもその適地は僅か３
か所に限られている。
てもてはやされているが、栽培条件に著しい限定を受け
る植物であるため、我が国においてもその適地は僅か３
か所に限られている。
畑から収穫された朝鮮人参は一次処理を施こされた後乾
燥品として国内外に輸出されるが、この一次処理の方法
により前記紅参、天日乾燥による白参、湯通し処理によ
る湯通し品、その他等と呼ばれて取引されるが、一般に
紅参が品質、外観共に最もすぐれているため、本邦の輸
出品の８０％がこの紅参により占められている。
燥品として国内外に輸出されるが、この一次処理の方法
により前記紅参、天日乾燥による白参、湯通し処理によ
る湯通し品、その他等と呼ばれて取引されるが、一般に
紅参が品質、外観共に最もすぐれているため、本邦の輸
出品の８０％がこの紅参により占められている。
紅参は、朝鮮人参中のエキス分が加熱処理により細胞外
に滲出して紅く発色したものといわれ、その見映えのよ
さもさることながら発色の程度、発色の均一性、色あい
等が、朝鮮人参の品質鑑定の目やすともされるものであ
る。
に滲出して紅く発色したものといわれ、その見映えのよ
さもさることながら発色の程度、発色の均一性、色あい
等が、朝鮮人参の品質鑑定の目やすともされるものであ
る。
現在、紅参は良質の朝鮮人参を９０℃以上の水蒸気中で
、３〜７時間加熱処理する方法により製造されているが
、この様な方法で作られる紅参の８〜９割近くに、果肉
の割れ、朝鮮人参の芯部果肉の未発色（いわゆる白芯）
及び異質化、果肉中に多数の微少な空洞の発生等の欠陥
が見出だされ、これが為に著しく製品価値が下落し、一
級品として輸出することの出来るものは、ご（僅かにと
どまる状態である。
、３〜７時間加熱処理する方法により製造されているが
、この様な方法で作られる紅参の８〜９割近くに、果肉
の割れ、朝鮮人参の芯部果肉の未発色（いわゆる白芯）
及び異質化、果肉中に多数の微少な空洞の発生等の欠陥
が見出だされ、これが為に著しく製品価値が下落し、一
級品として輸出することの出来るものは、ご（僅かにと
どまる状態である。
これらは、原料朝鮮人参の品質そのものに原因があると
考えられ、韓国産とは生育条件の相異する日本産の朝鮮
人参からは、良質の紅参は得られないということが、半
ば常識化しているのが現状である。
考えられ、韓国産とは生育条件の相異する日本産の朝鮮
人参からは、良質の紅参は得られないということが、半
ば常識化しているのが現状である。
本願発明者は、この点に疑問を抱き、彼我の栽培条件、
朝鮮人参の品質等の比較検討を行った結果、処理方法を
工夫することによりこれを克服できるとの確信を得、１
０年余にわたる様々な試みの後に本発明を完成するに至
った。
朝鮮人参の品質等の比較検討を行った結果、処理方法を
工夫することによりこれを克服できるとの確信を得、１
０年余にわたる様々な試みの後に本発明を完成するに至
った。
以下詳細に説明する。
本願発明による紅参の製造方法の要旨は、原料朝鮮人参
を水洗したのち、およそ９５℃以下の水蒸気により２〜
６時間加熱処理を行いつＮ、同時に間欠的に温水を朝鮮
人参全体に均一に散布することにある。
を水洗したのち、およそ９５℃以下の水蒸気により２〜
６時間加熱処理を行いつＮ、同時に間欠的に温水を朝鮮
人参全体に均一に散布することにある。
温水散布の間隔は、原料人参の太さ、品質等により、お
よそ１０〜３０分の間で、適当に選択する。
よそ１０〜３０分の間で、適当に選択する。
なお、本願において「温水」とは、常温〜沸とう点まで
の水を意味するものとする。
の水を意味するものとする。
蒸気加熱処理を終えた朝鮮人参は、乾燥され製品にされ
る。
る。
上記温水散布方法によれば、前記諸欠陥を有する二等品
以下の製品の生成率は、３０〜４０％以下におさえるこ
とが出来、従来法にくらべて、革期的なものということ
ができる。
以下の製品の生成率は、３０〜４０％以下におさえるこ
とが出来、従来法にくらべて、革期的なものということ
ができる。
しかしながら、温水散布方法は、原料朝鮮人参の等級が
上る程、換言すれば、原料として生育年数の高い、太い
上質の朝鮮人参を使用する程、二等品以下の製品の発生
率が高くなること、及び処理操作が煩雑になるという欠
点があり、これらの諸点を完全に克服したのが以下にの
べる温水浸漬法である。
上る程、換言すれば、原料として生育年数の高い、太い
上質の朝鮮人参を使用する程、二等品以下の製品の発生
率が高くなること、及び処理操作が煩雑になるという欠
点があり、これらの諸点を完全に克服したのが以下にの
べる温水浸漬法である。
即ち、温水浸漬法は前記温水散布方法を一層発展せしめ
たもので、水洗した朝鮮人参を温水に一定時間浸漬する
ことに特徴を有する。
たもので、水洗した朝鮮人参を温水に一定時間浸漬する
ことに特徴を有する。
使用する温水の温度は、原料朝鮮人参の年令、太さ、産
地等により適当に決められるが、通常は、９０℃以下で
あることが望ましい。
地等により適当に決められるが、通常は、９０℃以下で
あることが望ましい。
温水浸漬処理を経た朝鮮人参は、蒸気加熱処理が施こさ
れる。
れる。
加熱温度及び時間は、朝鮮人参の品質形状にもよるが、
およそ７０℃以上の温度で、通常は１〜３時間程度の加
熱処理で十分目的を達成することができる。
およそ７０℃以上の温度で、通常は１〜３時間程度の加
熱処理で十分目的を達成することができる。
蒸気加熱処理を経たものは乾燥して製品とされる。
上記温水浸漬方法によれば、従来法にくらべて、およそ
半分の時間で、全工程が終了することにより、省エネル
ギーに資することは勿論であるが、特筆すべきは、従来
方法では前記諸欠陥を有さない一等品の歩留りは、せい
ぜい１０％内外であったものが、実に９０％以上といつ
驚萌すべき結果を達成したことである。
半分の時間で、全工程が終了することにより、省エネル
ギーに資することは勿論であるが、特筆すべきは、従来
方法では前記諸欠陥を有さない一等品の歩留りは、せい
ぜい１０％内外であったものが、実に９０％以上といつ
驚萌すべき結果を達成したことである。
水洗によって、韓国産よりも品質が劣るとされてきた我
が国の朝鮮人参が決してこれに劣らないことが実証され
たものであり、業界の積年の念願を実現したものといえ
よう。
が国の朝鮮人参が決してこれに劣らないことが実証され
たものであり、業界の積年の念願を実現したものといえ
よう。
以下に実施例を掲げる。
実施例 １
水洗した４〜６年生朝鮮人参を、ふかし胴に入れ、９０
℃前後に保った水蒸気を通じつつ、約２０分間隔で、間
欠的に水蒸気とはｙ同温の温水を朝鮮人参に均一に散布
する。
℃前後に保った水蒸気を通じつつ、約２０分間隔で、間
欠的に水蒸気とはｙ同温の温水を朝鮮人参に均一に散布
する。
約５時間蒸気加熱後とり出して、加熱乾燥して製品とす
る。
る。
−等品生成率約６５％。
実施例 ２
水洗した５〜７年生朝鮮人参を釜に投入しこれに８０℃
前後の温水を通し約２時間前後浸漬処理を行う。
前後の温水を通し約２時間前後浸漬処理を行う。
ついで温水を抜いたのち、釜中に約８０℃前後の水蒸気
を通し、約１時間半程加熱処理を行う。
を通し、約１時間半程加熱処理を行う。
ついで釜からとり出し加熱乾燥して目的とする紅参を得
る。
る。
一等品生成率 約９３％。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 加熱処理により紅く発色せしめた朝鮮人参いわゆる
紅参の製造方法において、蒸気加熱処理中に朝鮮人参に
間欠的に温水散布処理を行うか、又は、朝鮮人参を温水
に浸漬した後蒸気加熱処理を行うことを特徴とする紅参
の製造方法。 ２９０°Ｃ以下の温水に浸漬処理する請求の範囲第１項
記載の製造方法。 ３ 蒸気加熱処理を７０℃以上で行う請求の範囲第１項
記載又は第２項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55079361A JPS5938931B2 (ja) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | 紅参の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55079361A JPS5938931B2 (ja) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | 紅参の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS574924A JPS574924A (en) | 1982-01-11 |
| JPS5938931B2 true JPS5938931B2 (ja) | 1984-09-20 |
Family
ID=13687745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55079361A Expired JPS5938931B2 (ja) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | 紅参の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5938931B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100434437B1 (ko) * | 1998-05-30 | 2004-08-25 | 주식회사 케이티앤지 | 열처리 조건을 이용한 고급 홍삼 수율 증대방법 |
| KR100454414B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2004-10-26 | 주식회사 진생사이언스 | 산소를 이용한 개량 홍삼의 제조 방법 |
-
1980
- 1980-06-11 JP JP55079361A patent/JPS5938931B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS574924A (en) | 1982-01-11 |
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