JPS5935598Y2 - ネツト状織物 - Google Patents
ネツト状織物Info
- Publication number
- JPS5935598Y2 JPS5935598Y2 JP3176081U JP3176081U JPS5935598Y2 JP S5935598 Y2 JPS5935598 Y2 JP S5935598Y2 JP 3176081 U JP3176081 U JP 3176081U JP 3176081 U JP3176081 U JP 3176081U JP S5935598 Y2 JPS5935598 Y2 JP S5935598Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- fabric
- warp
- coating layer
- polyvinyl chloride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は新規な難燃性ネット状織物で、特に建造物の施
工現場における作業員の墜落事故防止用安全ネットとし
て有用なものの提供を目的に開発したものである。
工現場における作業員の墜落事故防止用安全ネットとし
て有用なものの提供を目的に開発したものである。
安全ネットとして要求される性能として、柔軟でありな
がら強度が大であること、そして溶接火花等によって着
火燃焼しにくいことが挙げられ、更に耐久、耐候性大で
水洗い可能でかつ安価であれは゛申し分ないものとなる
。
がら強度が大であること、そして溶接火花等によって着
火燃焼しにくいことが挙げられ、更に耐久、耐候性大で
水洗い可能でかつ安価であれは゛申し分ないものとなる
。
本考案のネット状織物はそのような性質を具備した安全
ネットに好適なもので、その特徴とするところは、表面
にポリ塩化ビニル被覆層を有するナイロン、ポリエステ
ル等合成繊維マルチフィラメント糸をタテ糸及びヨコ糸
に用いて織成した模しゃ織等の粗目織の組織中に前記タ
テ糸又はヨコ糸よりも太い紐又はロープが前記タテ糸又
はヨコ糸の一部と置換してほぼ等間隔で織込まれ、かつ
前記ポリ塩化ビニル被覆層の熱融着により前記糸相互が
融着固定されて一体化した点にある。
ネットに好適なもので、その特徴とするところは、表面
にポリ塩化ビニル被覆層を有するナイロン、ポリエステ
ル等合成繊維マルチフィラメント糸をタテ糸及びヨコ糸
に用いて織成した模しゃ織等の粗目織の組織中に前記タ
テ糸又はヨコ糸よりも太い紐又はロープが前記タテ糸又
はヨコ糸の一部と置換してほぼ等間隔で織込まれ、かつ
前記ポリ塩化ビニル被覆層の熱融着により前記糸相互が
融着固定されて一体化した点にある。
つまりネットでありながら編物や組物でなく、織物であ
る点に特徴があり、そのために生産性が高まり安価に提
供できるものとなっている。
る点に特徴があり、そのために生産性が高まり安価に提
供できるものとなっている。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は本考案に
用いる糸の一部破断拡大斜視図、第2図は本考案ネット
状織物の部分平面図、第3図は第2図のA−A部断面拡
大図である。
用いる糸の一部破断拡大斜視図、第2図は本考案ネット
状織物の部分平面図、第3図は第2図のA−A部断面拡
大図である。
本考案のネット状織物に用いる糸は、第1図に示すよう
に、内部にポリエステルやナイロン等の高強度マルチフ
ィラメント1があり、その表面にポリ塩化ビニル被覆層
2を形成した2重構造のものである。
に、内部にポリエステルやナイロン等の高強度マルチフ
ィラメント1があり、その表面にポリ塩化ビニル被覆層
2を形成した2重構造のものである。
マルチフイラメン)1は系全体の強度を高め、表層のポ
リ塩化ビニル被覆層2は難燃化と、後に糸相互を熱融着
させてネット状織物を固定させる役目のためのものであ
る。
リ塩化ビニル被覆層2は難燃化と、後に糸相互を熱融着
させてネット状織物を固定させる役目のためのものであ
る。
ポリ塩化ビニルは周知の通りそれ自体難燃性であるが、
更にトリクレジルフォスフェート等の難燃剤を加え、か
つ発泡剤を加えて被覆層2を多孔質にすると、難燃性の
向上と熱融着性の向上との両者に寄与できる。
更にトリクレジルフォスフェート等の難燃剤を加え、か
つ発泡剤を加えて被覆層2を多孔質にすると、難燃性の
向上と熱融着性の向上との両者に寄与できる。
ネット状織物3は、第2図に示すように、前記第1図に
示した糸を複数不完、この場合3本宛をタテ糸4とヨコ
糸5にし、間隔をあけて模しゃ織に織成することにより
網目6が多数形成された織物を基調とし、これに対し、
更に糸より太い紐又はロープ7.7がタテ又はヨコ方向
へより広い間隔で交互に織込まれた構造である。
示した糸を複数不完、この場合3本宛をタテ糸4とヨコ
糸5にし、間隔をあけて模しゃ織に織成することにより
網目6が多数形成された織物を基調とし、これに対し、
更に糸より太い紐又はロープ7.7がタテ又はヨコ方向
へより広い間隔で交互に織込まれた構造である。
場合により紐又はロープはタテあるいはヨコのいずれか
一方のみであってもよい。
一方のみであってもよい。
第2図の例はタテ糸4、ヨコ糸5共に各3本宛により模
しゃ織に織成したもの4列に対して、ロープ7を1列織
込む繰返しからなるネット状織物3である。
しゃ織に織成したもの4列に対して、ロープ7を1列織
込む繰返しからなるネット状織物3である。
引揃えるタテ糸又はヨコ糸の太さは通常
500〜3000デニールの範囲であり、その数は2〜
15本位の範囲であり、要求される安全ネットの強度に
応じて太さを変更する。
15本位の範囲であり、要求される安全ネットの強度に
応じて太さを変更する。
紐又はロープの太さにしても同様の考え方で適当に設定
する。
する。
ネット状織物3は織成後に赤外線ヒーターあるいは熱風
炉中を通過させてポリ塩化ビニル被覆層2を部分的に溶
融し、糸相互を融着させる。
炉中を通過させてポリ塩化ビニル被覆層2を部分的に溶
融し、糸相互を融着させる。
紐又はロープ素材にも糸と同様なポリ塩化ビニル被覆層
があると熱融着で一体化されてより好ましい状態となる
が、糸相互の熱融着部分のために全体のネットが安定す
るので、紐又はロープ素材は通常の天然又は合成繊維製
で十分である。
があると熱融着で一体化されてより好ましい状態となる
が、糸相互の熱融着部分のために全体のネットが安定す
るので、紐又はロープ素材は通常の天然又は合成繊維製
で十分である。
熱融着後のネット状織物の断面は、第3図に示すところ
で、このような模しゃ織にすると、3本の近接した個々
の糸が糸の交差部でのみ融着し、体として網目空間の大
な風に対する抵抗の小さい織物となる。
で、このような模しゃ織にすると、3本の近接した個々
の糸が糸の交差部でのみ融着し、体として網目空間の大
な風に対する抵抗の小さい織物となる。
なお、ネット状織物3の両耳部を強度増大のためにタテ
糸の間隔を中間部より狭めて織成することも任意に行え
る。
糸の間隔を中間部より狭めて織成することも任意に行え
る。
以上詳述したネット状織物は、−見ビニル戒形物のネッ
トにロープを絡ませた形状であるが、ロープ間にマルチ
フィラメント入りの高強度の糸を配しているために薄物
軽量で極めて耐破裂強度の大なるものとなり、前述した
ように建築現場における安全ネットとして好適である。
トにロープを絡ませた形状であるが、ロープ間にマルチ
フィラメント入りの高強度の糸を配しているために薄物
軽量で極めて耐破裂強度の大なるものとなり、前述した
ように建築現場における安全ネットとして好適である。
更に、耐水、耐食性があり、かつ水の流通がよいので、
ひらめの養殖用網棚等生簀用資材にも広く使用可能なも
のとなっている。
ひらめの養殖用網棚等生簀用資材にも広く使用可能なも
のとなっている。
第1図は糸の一部破断拡大斜視図、第2図はネット状織
物の部分平面図、第3図は第2図のA−A断面拡大図で
ある。 1 マルチフィラメント、2 ポリ塩化ビニル被覆層、
3 ネット状織物、4 タテ糸、5 ヨコ糸、6 網目
、7 紐又はロープ。
物の部分平面図、第3図は第2図のA−A断面拡大図で
ある。 1 マルチフィラメント、2 ポリ塩化ビニル被覆層、
3 ネット状織物、4 タテ糸、5 ヨコ糸、6 網目
、7 紐又はロープ。
Claims (1)
- 表面にポリ塩化ビニル被覆層を有するナイロン、ポリエ
ステル等合成繊維マルチフィラメント糸をタテ糸及びヨ
コ糸に用いて織成した模しゃ織等の粗目織の組織中に前
記タテ糸又はヨコ糸よりも太い紐又はロープが前記タテ
糸又はヨコ糸の一部と置換してほぼ等間隔で織込まれ、
かつ前記ポリ塩化ビニル被覆層の熱融着により前記糸相
互が融着固定されてなるネット状織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176081U JPS5935598Y2 (ja) | 1981-03-07 | 1981-03-07 | ネツト状織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176081U JPS5935598Y2 (ja) | 1981-03-07 | 1981-03-07 | ネツト状織物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57147292U JPS57147292U (ja) | 1982-09-16 |
JPS5935598Y2 true JPS5935598Y2 (ja) | 1984-10-01 |
Family
ID=29829175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3176081U Expired JPS5935598Y2 (ja) | 1981-03-07 | 1981-03-07 | ネツト状織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935598Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0696815B2 (ja) * | 1989-03-23 | 1994-11-30 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 列車線路のバラスト被覆用シート材料 |
-
1981
- 1981-03-07 JP JP3176081U patent/JPS5935598Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57147292U (ja) | 1982-09-16 |
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