JPS5933489Y2 - 静電式粉体塗装ガン - Google Patents
静電式粉体塗装ガンInfo
- Publication number
- JPS5933489Y2 JPS5933489Y2 JP12308380U JP12308380U JPS5933489Y2 JP S5933489 Y2 JPS5933489 Y2 JP S5933489Y2 JP 12308380 U JP12308380 U JP 12308380U JP 12308380 U JP12308380 U JP 12308380U JP S5933489 Y2 JPS5933489 Y2 JP S5933489Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- shaped
- needle
- gun
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は静電式粉体塗装ガンに関する。
静電粉体塗装ガンの種々の形態の中で、塗料の流れをガ
ン内部で2分し、それぞれの粉体流をガン先端で衝突せ
しめることにより、扁平形状の吹付パターンを得る、い
わゆる対向吐出ガンは、その作業性において優れた特性
を有するが、粉体の帯電をガン先端の1本または数本1
組の電極によって行なっているため、帯電効率が悪く、
塗着効率が低いという欠点があった。
ン内部で2分し、それぞれの粉体流をガン先端で衝突せ
しめることにより、扁平形状の吹付パターンを得る、い
わゆる対向吐出ガンは、その作業性において優れた特性
を有するが、粉体の帯電をガン先端の1本または数本1
組の電極によって行なっているため、帯電効率が悪く、
塗着効率が低いという欠点があった。
かかる従来技術の欠点に鑑み本出願人は、特開昭54−
24953号や特開昭54−71140号公報において
、ガン先端の電界形成用の電極と粉体塗料を2分する以
前の粉体通路の帯電用電極とを併用した静電粉体塗装ガ
ンを開示している。
24953号や特開昭54−71140号公報において
、ガン先端の電界形成用の電極と粉体塗料を2分する以
前の粉体通路の帯電用電極とを併用した静電粉体塗装ガ
ンを開示している。
そして、この既出願のガンでは帯電電極は高低の電圧源
に接続される複数の針状電極を粉体通路に直交させて配
置している。
に接続される複数の針状電極を粉体通路に直交させて配
置している。
また、特開昭52−151334号公報ではガン先端の
針状電極に加え粉体通路に、同通路の二部をなすリング
状電極を設け、そのリング状電極に第2の針状電極を設
けている。
針状電極に加え粉体通路に、同通路の二部をなすリング
状電極を設け、そのリング状電極に第2の針状電極を設
けている。
これらの従来技術では放電が粉体通路とガン先端とで2
段階に行われたため、大きな帯装置が得られ、塗装効率
を高くすることができる。
段階に行われたため、大きな帯装置が得られ、塗装効率
を高くすることができる。
しかしながら、これらの従来技術では粉体通路内の電極
とガン先端の電極とは電気的には夫々独立の電源によっ
て賄われる。
とガン先端の電極とは電気的には夫々独立の電源によっ
て賄われる。
即ち、粉体通路内とガン先端とではギャップ条件が違う
ことから適切な放電を行うため印加電圧を同一とするこ
とはできず勢い高低2種の電源を要する欠点があった。
ことから適切な放電を行うため印加電圧を同一とするこ
とはできず勢い高低2種の電源を要する欠点があった。
かかる従来技術の欠点に鑑みて本考案はなされたもの、
であり電源が一個であるにも係わらず粉体通路内とガン
先端の2ケ所で放電を得ることができる静電塗装ガンを
提供することを目的とする。
であり電源が一個であるにも係わらず粉体通路内とガン
先端の2ケ所で放電を得ることができる静電塗装ガンを
提供することを目的とする。
本考案では対向吐出ガンの内部で粉体塗料の流れを2分
する前の塗料通路と同軸かつ中心に高電圧発生器につな
がれた針状のコロナ放電極を設け、その針状電極と塗料
通路を介して対向する様な位置に内面が塗料通路の内壁
の一部をなすリング状の対向電極を配する。
する前の塗料通路と同軸かつ中心に高電圧発生器につな
がれた針状のコロナ放電極を設け、その針状電極と塗料
通路を介して対向する様な位置に内面が塗料通路の内壁
の一部をなすリング状の対向電極を配する。
ガン先端には被塗物と対向するような位置に第2の針状
コロナ放電極を設け、第2の針状コロナ放電極は、前述
のリング状対向電極に導線をもって接続した構造とする
。
コロナ放電極を設け、第2の針状コロナ放電極は、前述
のリング状対向電極に導線をもって接続した構造とする
。
以下図面によって説明すると、第1図において粉体塗料
1は所定の供給装置(図示しない)によって、空気を媒
体として塗装ガン本体2に供給され対向吐出ガンヘッド
3により流れを2分され、さらに互いに衝突することに
より所定の扁平吹付パターンを与えられて、アースされ
た被塗物(図示しない)に吹付けられる。
1は所定の供給装置(図示しない)によって、空気を媒
体として塗装ガン本体2に供給され対向吐出ガンヘッド
3により流れを2分され、さらに互いに衝突することに
より所定の扁平吹付パターンを与えられて、アースされ
た被塗物(図示しない)に吹付けられる。
一方、ガン本体2にはその塗料通路の中心に長手方向に
延びる第1の針状放電極4が設けられ、この第1の針状
放電極4は保護抵抗5を介して高圧発生器6に接続して
いる。
延びる第1の針状放電極4が設けられ、この第1の針状
放電極4は保護抵抗5を介して高圧発生器6に接続して
いる。
また、第1の針状放電極4の先端の周囲には、その内面
が塗装通路の一部をなすリング状対向電極7が配されて
いる。
が塗装通路の一部をなすリング状対向電極7が配されて
いる。
このリング状電極はアースから浮いた状態にある。
ガン先端には長手方向に延びる第2の針状放電極8が接
地された被塗物(図示しない)に向って設けられており
、この第2の針状放電極8はリング状対向電極7と導通
した状態になっている。
地された被塗物(図示しない)に向って設けられており
、この第2の針状放電極8はリング状対向電極7と導通
した状態になっている。
第1図に示す電極の配置において第1の針状放電極4に
数十KVの正又は負の高電圧を印加するとリング状対向
電極7との間にコロナ放電が発生すると同時にリング状
対向電極7と高電位にチャージアップする。
数十KVの正又は負の高電圧を印加するとリング状対向
電極7との間にコロナ放電が発生すると同時にリング状
対向電極7と高電位にチャージアップする。
第2の針状放電極8はリング状対向電極7と常に同電位
であるから、同じく高電位を得るのでその先端からアー
スした被塗物(図示しない)に向ってコロナ放電が発生
する。
であるから、同じく高電位を得るのでその先端からアー
スした被塗物(図示しない)に向ってコロナ放電が発生
する。
この場合リング状電極7の電位は第1の針状電極4にほ
とんど近いと考えられる。
とんど近いと考えられる。
即ち、シリーズ接合下による電極4及び7間のギャップ
及び電極7及び被塗物間のギャップで夫々電圧降下があ
り、その和が電源電圧に等しい。
及び電極7及び被塗物間のギャップで夫々電圧降下があ
り、その和が電源電圧に等しい。
しかし、静電抵抗でみれば電極4と7とのギャップより
電極7と被塗物とのギャップが圧制的に大きく、前者で
の電圧降下は無視できる。
電極7と被塗物とのギャップが圧制的に大きく、前者で
の電圧降下は無視できる。
以上のプロセスにより本考案では第1針状電極4及び第
2針状電極8とがほとんど同レベルの高電圧となり、こ
れら2ケ所にコロナ放電が生じ、2ケ所の空間が単極性
イオン化領域となる。
2針状電極8とがほとんど同レベルの高電圧となり、こ
れら2ケ所にコロナ放電が生じ、2ケ所の空間が単極性
イオン化領域となる。
一方、粉体塗料1はその供給、吹付は過程で前記2ケ所
の単極性イオン化領域を順次通過し、その際に均一、か
つ高帯電巽を得るので、第2針状電極8とアースした被
塗物(図示しない)間に生じた電界の塗料搬送効果を強
く受け、さらにアースした被塗物(図示しない)に到着
した場合は強力な静電気鏡像力によって付着する。
の単極性イオン化領域を順次通過し、その際に均一、か
つ高帯電巽を得るので、第2針状電極8とアースした被
塗物(図示しない)間に生じた電界の塗料搬送効果を強
く受け、さらにアースした被塗物(図示しない)に到着
した場合は強力な静電気鏡像力によって付着する。
本考案ではリング状電極Iはアースから浮いており、第
1の針状電極4とその周囲のリング状電極7との間の静
電ギャップと、第2の針状電極8と被塗物との間の静電
ギャップはシリーズ接合で単一の電源6に接続されてい
る。
1の針状電極4とその周囲のリング状電極7との間の静
電ギャップと、第2の針状電極8と被塗物との間の静電
ギャップはシリーズ接合で単一の電源6に接続されてい
る。
粉体通路としてのリング状電極7の内面に付着する汚れ
は放電条件の変化要因となるが、本考案では、シリーズ
接合によりそのような付着により粉体通路の静電抵抗の
変化があっても、その背後の第2の針状電極8ど被塗物
との間の高抵抗により、電流はほとんど変化しない。
は放電条件の変化要因となるが、本考案では、シリーズ
接合によりそのような付着により粉体通路の静電抵抗の
変化があっても、その背後の第2の針状電極8ど被塗物
との間の高抵抗により、電流はほとんど変化しない。
したがって常に安定な放電条件を確保することができる
効果が奏される。
効果が奏される。
実施例
本考案に塗装ガンの効果を従来技術と比較するための塗
料帯電量についての測定を行った。
料帯電量についての測定を行った。
第2図において、・a・は最も原理的な従来技術の構造
、bは特公昭54−24953号の構造、Cは本考案の
構造である。
、bは特公昭54−24953号の構造、Cは本考案の
構造である。
第3図に示す塗料帯電量特性から、本考案Cにより帯電
量を従来a、bに比し上昇せしめるのが可能となる。
量を従来a、bに比し上昇せしめるのが可能となる。
第1図は本考案の代表的実施例である粉体塗装ガンのノ
ズル部断面図、第2図は本考案の従来構造との比較図、
第3図は本考案と従来法の帯電特性。 1・・・粉体、4・・・第1針状電極、6・・・高圧発
生源、7・−・リング電極、8・・・第2針状電極。
ズル部断面図、第2図は本考案の従来構造との比較図、
第3図は本考案と従来法の帯電特性。 1・・・粉体、4・・・第1針状電極、6・・・高圧発
生源、7・−・リング電極、8・・・第2針状電極。
Claims (1)
- 粉体塗料の流れを2分し、ガン出口において互いに衝突
せしめることにより扁平の吹付パターンを得る粉体塗装
ガンにおいて、粉体塗料の流れを2分する以前の塗料通
路の同軸かつ中心に高電圧発生器に接続した第1の針状
コロナ放電極を設け、該針状コロナ電極の周囲に内面が
塗料通路の一部をなすリング電極をアースから浮かせて
設け、ガン先端に第2の針状電極を接地被塗物に対向し
て設け、該第2の針状電極はリング状電極に導線にて接
続している粉体塗装ガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12308380U JPS5933489Y2 (ja) | 1980-09-01 | 1980-09-01 | 静電式粉体塗装ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12308380U JPS5933489Y2 (ja) | 1980-09-01 | 1980-09-01 | 静電式粉体塗装ガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5747261U JPS5747261U (ja) | 1982-03-16 |
JPS5933489Y2 true JPS5933489Y2 (ja) | 1984-09-18 |
Family
ID=29483675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12308380U Expired JPS5933489Y2 (ja) | 1980-09-01 | 1980-09-01 | 静電式粉体塗装ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933489Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3544350B2 (ja) * | 2000-10-19 | 2004-07-21 | 株式会社バイオメディア | 噴霧ノズル装置 |
-
1980
- 1980-09-01 JP JP12308380U patent/JPS5933489Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5747261U (ja) | 1982-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4171100A (en) | Electrostatic paint spraying apparatus | |
US4289278A (en) | Powder electro-charging device and electrostatic powder painting device | |
JP5074520B2 (ja) | 静電塗装装置 | |
US20060081729A1 (en) | Electrostatic spraying apparatus | |
JPH08243439A (ja) | 内部放電電極を有する摩擦電気粉体スプレー・ガンおよび粉体被覆方法 | |
US2894175A (en) | Apparatus for spray painting | |
US4225090A (en) | Device for painting by electrostatic powder spraying | |
GB1209653A (en) | Apparatus for electrostatic spray coating | |
JPS5933489Y2 (ja) | 静電式粉体塗装ガン | |
JP5587563B2 (ja) | 静電塗装用スプレーガン | |
GB1505110A (en) | Electrostatic powder printing method and apparatus | |
KR860007968A (ko) | 입자 분무기 | |
KR960007018A (ko) | 정전 파우더 도장 방법과 장치 | |
EP1445026B1 (en) | Powder coating device and method | |
CN213584608U (zh) | 一种电场箍缩离子发生装置 | |
JP2003144985A (ja) | 粉体塗装装置及び方法 | |
JP5787223B2 (ja) | 静電塗装方法及び静電塗装用ガン | |
JPH1057848A (ja) | 静電塗装装置 | |
JPS5928685Y2 (ja) | 粉体塗装用ガン | |
JPS599701Y2 (ja) | 粉体塗装々置 | |
JP2004509742A (ja) | 低電圧静電放電 | |
JPS54148042A (en) | Electrostatic powder coating head | |
JP2007117839A (ja) | 静電塗装用ガン | |
JP3405493B2 (ja) | 回転霧化静電塗装装置 | |
SU634796A1 (ru) | Устройство дл распылени лакокрасочного материала в электрическом поле |