JPS5932798B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS5932798B2
JPS5932798B2 JP50113035A JP11303575A JPS5932798B2 JP S5932798 B2 JPS5932798 B2 JP S5932798B2 JP 50113035 A JP50113035 A JP 50113035A JP 11303575 A JP11303575 A JP 11303575A JP S5932798 B2 JPS5932798 B2 JP S5932798B2
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vibrato
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JP50113035A
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昭夫 日吉
あきら 中田
茂 山田
潔 市川
茂樹 石井
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器におけるデイレイビブラート効果の
発生に関する。
この発明の目的は、発音の当初はビブラートをかけずに
一定のピッチで発音させ、その後ビブラートをかけて発
音時間の経過にともなつて徐々にビブラートの強度を深
めることによりデイレイビブラート効果を実現すること
である。
この発明によれば、押圧された鍵の周波数に比例する定
数である周波数情報を規則的時間間隔で繰返し積算し、
積算結果をアドレス信号として楽音波形メモリに記憶し
た楽音波形順次サンプル点振幅を読み出す方式の電子楽
器において、前記周波数情報の値を周期的に増減変調す
ることによりビブラートを実現し、その変調度を発音時
間の経過にともなつて徐々に深めることによりデイレイ
ビブラート効果を実現する。前記周波数情報の値が周期
的に増減変化すれば、前記アドレス信号の増加速度も周
期的に変化するので、前記楽音波形メモリから読み出さ
れる楽音波形の周波数も周期的に変化し、ビブラートが
生じる。デイレイビブラートの深さ制御は、深さ制御用
のカウンタによつて達成される。すなわち該カウンタの
計数値の増加にともなつて段階的にビブラート深さ(強
度)が深くなるように制御する装置がこの発明において
使用される。従つて、この発明のデイレイビブラートに
おいて、各深さの経過時間は前記カウンタの駆動クロッ
クパルスの速さを変えることにより可変制御することが
できる。以下この発明を添付図面の実施例に関して詳細
に説明する。
第1図において、ビブラート制御回路1は10進数の1
を中心にして周期的に値が増減変化するビブラート制御
信号VSを2進形式で発生する。
デイレイビブラート制御回路20は時間経過にともなつ
てビブラート深さを匍脚する回路で、ビブラート制御信
号VSの変化量が徐々に大きくなるように制御する。ビ
ブラート制御信号VSは乗算器9にて周波数情報Fに乗
算され、該周波数情報Fの値を周期的に増減変調する。
周波数情報Fは鍵盤2で押圧された鍵の周波数に比例す
る定数であり、押鍵操作に伴い周波数情報記憶装置6か
ら読み出される。押鍵検出回路3は鍵盤2に配された各
鍵のキースイツチのオンまたはオフ動作を検出し、押圧
された鍵を識別する情報を出力する。
発音割当て回路4は押鍵検出回路3から前記押圧された
鍵を識別する情報を受入して、この情報が表わす鍵の発
音を同時最大発音数(例えば12音)に対応するチヤン
ネルのいずれかに割当てる。割当て回路4は各チャンネ
ルに対応する記憶位置を有し、或る鍵の発音が割当てら
れたチヤンネルに対応する記※?憶位置にその鍵を表わ
すキーコードKCを記憶し、各チャンネルに記憶したキ
ーコートKCを時分割的に順次出力する。従つて、鍵盤
2で複数の鍵が同時に押圧されている場合、各押圧鍵は
それぞれ別個のチヤンネルに発音割当てされ、各チャン
ネルに対応する記憶位置には割当てられた鍵を表わすキ
ーコードKCがそれぞれ記憶される。各記憶位置は循環
型のシフトレジスタによつて形成することができる。例
えば、鍵盤2における各鍵を特定するキーコードKCが
第1表に示すように鍵盤種類を表わす2ビツトのコード
K2、Kぃオクターブ音域を表わす3ビツトのコードB
3、B2、2、そして1オクターブ内の音名を表わす4
ビツトのコードN4.N3、N2、N1、の計9ビツト
のコードによつて構成されるとし、全チヤンネル数が1
2であるとすると、12語(1語−9ビツト)のシフト
レジスタを使用するとよい。この実施例においては、複
数の音を同時に発音可能とするために各種カウンタ、論
理回路、記憶装置等を時分割的に共用せしめるようにダ
イナミツク論理的に構成してあるので、装置の動作を規
制するクロツクパルスの時間関係は極めて重要である。
第2図aは王クロツクパルスφ1を示すグラフで、この
パルスφ1ば各チヤンネルの時分割動作を制御するもの
であり、例えば1μsのパルス間隔を有している。チヤ
ンネル数が12であるから、主クロツクパルスφ,によ
つて順次区切られる1μS幅のタイムスロツトは第1チ
ヤンネル〜第12チャンネルに順次対応させられる。第
2図bに示すように、各タイムスロツトを順に第1チヤ
ンネル時間〜第12チヤンネル時間ということにする。
各チヤンネル時間は循環して発生する。従つて、発音割
当て回路4で発音割当てされた鍵を表わすキーコードK
C(すなわち前記シフトレジスタに記憶されたキーコー
ド)は、割当てられたチヤンネルの時間に一致して順次
時分割的に出力される。例えば、第1チヤンネルにペダ
ル鍵盤の第2オクターブ音域のC音が割当てられ、第2
チャンネルに上鍵盤の第5オクターブ音域のG音が割当
てられ、第3チヤンネルに上鍵盤の第5オクターブ音域
のC音が割当てられ、第4チヤンネルに下鍵盤の第4オ
クターブ音域のE音が割当てられており、第5〜第12
チャンネルには発音が割当てられていないとすると、発
音割当て回路4から各チヤンネル時間に同期して時分割
的に出力されるキーコードKCの内容は第2図cのよう
になり、第5チヤンネルから第12チャンネルの出力は
すべてゞO″である。また、発音割当て回路4は押圧鍵
が発音割当てされたチヤンネルにおいて発音がなされる
べきであることを表わすアタツク開始信号(またはキー
オン信号)ASを各チャンネル時間に同期して時分割的
に出力する。
更に、各チャンネルに発音割当てされた鍵が離鍵され、
これにより発音が減衰状態となるべきことを表わすデイ
ケイ開始信号(またはキーオフ信号)DSを各チャンネ
ル時間に同期して時分割的に出力する。これらの信号A
S,DSは楽音の振幅エンベロープ制御(発音制御)の
ために利用される。更に、発音割当て回路4では、後述
するエンベロープ発生回路5からそのチャンネルにおけ
る発音が終了した(デイケイが終了した)ことを表わす
デイケイ終了信号DFを受人し、この信号DFにもとづ
いて当該チャンネルに関する各種記憶をクリアし発音割
当てを完全に解消するクリア信号CCを出力する。第2
図cの例において、第1チヤンネルと第2チヤンネルに
割当てられた鍵が現在押圧中であり、第3チヤンネルと
第4チヤンネルに割当てられた鍵が離鍵されその発音が
減衰状態であり、第4チヤンネルにおいてはタイムスロ
ツトt1のとき発音終了信号してデイケィ終了信号DF
が発生され、12チャンネル時間遅れたタイムスロツト
T2のときクリア信号CCが出力されるとすると、第2
図c−gに示すように各信号AS,DS,DF,CCが
生じる。なお、タイムスロツトT2のときクリア信号C
Cが出力されるので、第4チヤンネルのアタツク開始信
号ASとデイケイ開始信号DSは消去される。このとき
第2図cの第4チヤンネル時間のキーコードKCも消去
されるが、図では説明の都合上そのまま描いてある。発
音割当て回路4から出力される各種信号KC,AS,D
S,CC,がどのチヤンネルのものであるかは、第2図
に示したように、チヤンネル時間によつて区別できるよ
うになつている。
上述した発音割当て回路4あるいは押鍵検出回路3の詳
細回路例は特に図示しない。
これらの回路3,4としては、例えば、既に公開されて
いる特願昭47−125513号(特開昭498421
5号)発明の名称「キーデータ信号発生装置」あるいは
特願昭47−125514号(特開昭49−84216
号).発明の名称「キーアサイナ」の明細書中に開示さ
れた装置を使用することができる。
勿論、上記出願の明細書中に開示された装置以外の装置
によつて押鍵検出回路3、発音割当て回路4を構成する
ことができるが、ここでは特に詳述しない。発音割当て
回路4から送出されるキーコードKCは押圧鍵を表わし
ているため、このキーコードKCは該キーコードKCに
対応する鍵の楽音周波数に固有の数値情報を周波数情報
記憶装置6から読み出させるアドレス指定信号として使
用される。
周波数情報記憶装置6は各鍵のキーコードに対応した周
波数情報F(定数)を予じめ記憶した、例えばリードオ
ンリーメモリによつて構成されており、或るキーコード
KCが加えられるとそのコードが指定するアドレスに記
憶した周波数情報Fを読み出す。
周波数カウンタ7においてこの周波数情報Fを規則的に
逐次累算して一定の時間毎に楽音波形の振幅をサンプリ
ングするようにしているため、周波数情報Fは当該鍵の
楽音周波数に比例したデジタル的数値であり、例えば特
願昭4841964号(特開昭49−130213号)
・発明の名称「電子楽器」の明細書中に開示したような
15ビツトの2進数値信号である。この周波数情報Fは
10進数で表わすと小数点以下の値を含む数値であり、
15ビツトのうち最上位ビツトが整数に相当し、下位の
14ビツトが小数点以下の値を表わしている。周波数情
報Fの値は或る一定のサンプリング速度のもとで楽音周
波数の値が特定されれば一義的に決定される。
例えば、周波数カウンタ7で周波数情報Fを逐次累算し
た値QF(但しq−1、2、3、・・・・・・)が10
進数で64になつたとき、1楽音波形のサンプリングが
完了するとし、かつ、全チヤンネル時間が1循環する1
2μs毎にこの累算が行なわれるとすれば、という式に
よつて、周波数情報Fの値が決定される。
fは楽音の周波数である。このFの値を得べき周波数f
に対応して記憶装置6に記憶すればよい。例えばC2音
に相当する楽音周波数は65.406HzであるからF
の値は0,052325となる。
他の音に関しても同様にしてFの値が定められる。いく
つかの音名を例にして、その周波数と周波数情報Fの値
の関係を第2表に示す。
周波数カウンタ7は各チャンネルの周波数情報Fを一定
のサンプリング速度で(各チャンネル時間毎に12μs
の速さで)累算するカウンタであり、累算値QFを得て
、サンプリング時間毎(12μs)に読み出すべき楽音
波形の位相を進める。
累算値QFが10進数の64に達したときオーバーフロ
ーしてOに戻り、1波形の読み出しを完了する。10進
数の64は6ビツトの2進信号で表わすことができるの
で、15ビツト目が整数第1位である周波数情報Fを累
算しその累算値QFが64になるまで計数結果を保持す
るためには1語長が20ビツト(下位桁14ビツトが小
数部、上位桁6ビツトが整数部)のカウンタで構成する
周波数カウンタ7は、各チヤンネルで時分割共用するた
めに、20ビツトの加算器と12語と好都合である。楽
音波形メモリ8は楽音波形を複数の(例えば64)サン
プル点に分割し、順次各サンプル点の振幅値を各アドレ
スに記憶している。
周波数カウンタ7の出力である値QFはメモリ8から読
み出すべきアドレスを指定する入力となる。メモリ8の
アドレス数は64であるから値QFの整数値に相当する
上位6ビツトのデータがアドレス入力としてメモリ8に
加えられるようになつている。値QFの小数値に相当す
る下位14ビツトのデータは累算のために周波数カウン
タ7だけで禾u用される。周波数カウンタ7において累
算値QFが増大するにともなつて、読み出すべきサンプ
ル点振幅を指定するアドレスが順次進められ、楽音波形
の順次サンプル点振幅値がメモリ8から次々に読み出さ
れる。
周波数情報記憶装置6と周波数カウンタ7の間に挿入さ
れた乗算器9は、記憶装置6から読み出された周波数情
報Fにビブラート制御回路1から供給されるビブラート
制御信号VSを乗算し、その結果、記憶装置6から読み
出された本来の値を中心にして周期的に値が増減変化す
る変更周波数情報を出力する。
ビブラート制御回路1は、所望のビブラート周波数(ピ
ツチ変化周期)及びビブラート深さ(最大ピツチ変化量
)の設定に応じて周期的に値が変動する2進数の関数形
であるビブラート制御信号Sを発生する。
このビブラート制御信号VSは各チヤンネル別に時分割
的に発生される。ビブラート制御信号VSの値の変動周
波数はビブラート周波数に相当し、変動振幅はビブラー
トの深さに相当する。ビブラートの深さはデイレイビブ
ラート制御回路20の出力によつて段階的に制御される
。ディレイビブラート制御回路20は、段階的に変化す
る深さ制御信号DPを発生し、ビブラート制御信号VS
の振幅を制御する。
第3図kに示すように、発音開始時から一定時間Ta−
N(秒)の間はビブラートの深さをOに維持し、ビブラ
ートをかけないものとする。一定時間Ta−N(秒)が
経過すると、ビブラートを弱くかけ、その後、段階的に
ビブラート深さを強くするように制御する。ビブラート
をかけない場合、ビブラート制御信号VSの値は常に1
0進数の1を維持し、記憶装置6から読み出された周波
数情報Fの値は変調されずにそのまま周波数カウンタ7
に加えられる。ビブラートをかける場合、ビブラート制
御信号Sの値は10進数の1を中心にして上下に周期的
に変化し、この変化に応じて乗算器9で変調された周波
数情報がカウンタ7に加えられる。このとき、周波数情
報の変調度はビプラート制御信号VSの振幅すなわち深
さ匍脚信号DPの大きさによつて決定される。周波数カ
ウンタ7は周期的に値が増減変化する周波数情報を累算
し、楽音波形メモリ8のアドレス信号とするので、該メ
モワ8から読み出される楽音波形の周波数は周期的に変
化する。エンベロープ発生回路5は、例えば特願昭48
41964号(特開昭49−130213号)・発明の
名称「電子楽器」の明細書などに記載された公知の回路
であり、楽音の振幅エンベロープを制御するエンベロー
プ波形EVを発生する。アタツク開始信号ASが発音割
当て回路4から加えられるとアタツク部分のエンベロー
プを発生し、次いで一定のサステインレベルを保持し、
デイケイ開始信号DSが加えられるとデイケイ部分のエ
ンベロープを発生し、振幅を減衰させる。アタツク、サ
ステイン、デイケイから成る時間的に変化する一連のエ
ンベロープ波形EVは各チャンネル別に時分割的に発生
され、楽音波形メモリ8から読み出される楽音波形の振
幅エンベロープを制御する。エンベロープ制御された楽
音信号は適宜の音色、音量等の制御回路10に加えられ
て、音色あるいは音量などが制御された後、オーデイオ
システム11を介して発音される。デイレイビブラート
制御の詳細 デイレィビブラート制御回路20は4通りの段階の深さ
制御信号DPを発生する。
第1段階では深さ制御信号DPの信号ラインDPlに信
号1が生じ、第2段階ではラインDP2に、第3段階で
はラインDP3に、第4段階ではラインDP4に、それ
ぞれ信号1が生じる。各ラインDPl〜DP4の信号は
ビブラート深さ設定回路19に加わり、適宜のビブラー
ト深さが重みづけられ、ビブラート深さ信号VDとして
出力される。深さ制御信号DPの各段階は所望に応じて
任意の深さに設定することができるが、例えば第3表に
示すように2の累乗の値に設定すれば、乗算器18の構
成が簡単となる(この場合には乗算器18をシフト回路
で構成すればよい)。深さ信号VDはすべて2の累乗で
あるから、ビブラート深さの設定回路19では各入力ラ
インDPl〜DP4の信号を各々に対応する重み(0、
1/4、1/2、1)の出力ラインVDにデコードして
乗算器18に加える。
デイレイビブラート制御回路20において、各段階は、
加算器22、アンドゲート群23、シフトレジスタ24
から成るカウンタの計数によつて制御される。
シフトレジスタ24はチヤンネル数に対応する12個の
記憶位置が縦列接続されており、各記憶位置に保有した
データが王クロツクパルスφ1によつて順次シフトされ
る。レジスタ24の最終位置から出力されたデータは加
算器22に戻り、アンド回路25からのクロツクパルス
と加算される。従つて、各チヤンネル時間毎に各別にア
ンド回路25からのクロツクパルスを積算計数し、カウ
ンタを時分割共用している。シフトレジスタ24の各記
憶位置には複数ビツトの2進信号を保有しうるようにな
つており、各チヤンネルの現在の計数結果がシフトレジ
スタ24に貯えられる。これらの計数結果はレジスタ2
4の最終記憶位置から時分割的に出力される。加算器2
2とシフトレジスタ24の間に設けられたアンドゲート
群23は計数動作の開始と終了を制御するための回路で
、加算器22から出力される2進数結果の各桁に対応し
て複数のアンドゲートを具えており、各アンドゲートは
アンド回路33の出力信号1によつて動作可能な状態と
される。従つて、アンド回路33の出力力い1″2のと
き加算器22の出力はレジスタ24の最初の記憶位置に
読み込まれるが、″0″のときはレジスタ24の記憶は
Oにクリアされる。シフトレジスタ24の計数値出力の
上位2ビツトのデータDl,D2をデコーダ26に入力
し、4通りの信号DPl〜DP4にデコードする。
計数値の最上位ビツトをD1、最上位ビツトよりも1桁
下のビツトをD2とすると、データDl,D2の内容は
第4表のように変化し、その内容が下記の通りデコード
される。従つて、深さ制御信号DPは、DPl→DP2
→DP3→DP4の順で信号1となる。
デコーダの出力DP2,DP3の信号はオア回路27を
介してアンド回路28に加わり、更に、インバータ29
で反転されてアンド回路30に加わる。
従つて、第2段階と第3段階のときだけアンド回路28
が動作可能となり、第1段階のときはアンド回路30が
動作可能となる。アンド回路30の他の入力にはクロツ
ク発振器31が接続され、アンド回路28にはクロツク
発振器32が接続される。クロック発振器31の発振ク
ロツクパルスの周波数を可変調節することにより第1段
階の継続時間(すなわちビブラートをかけない時間)を
任意に設定することができる。また、クロツク発振器3
2の発振クロツクパルスの周波数を可変調節することに
より第2段階及び第3段階の継続時間を任意に設定する
ことができる。以下、或る1つのチヤンネルのみに注目
し、そのチャンネル時間のみを抽出して示した第3図と
共にデイレイビブラート制御動作について説明する。
時間Tsのとき押圧開始された鍵が或るチャンネルに発
音割当てされると、発音割当て回路4から当該チヤンネ
ル時間においてアタツク開始信号AS(第3図a)が発
生される。時間T。のとき当該チヤンネルにおける発音
が終了すると第3図bに示すようにクリア信号CCが発
生される。クリア信号CCはインバータ17で反転され
、またアタツク開始信号ASはそのまま、それぞれアン
ド回路33に加わる。従つてアンド回路33の出力は同
図cに示すように、発音中においてのみ信号1となる。
アンド回路33の出力がゞ1″となると加算器22の加
算結果がアンドゲート群23、シフトレジスタ24を介
して帰還するので、計数動作が開始される。
最初は計数値の上位2ビツトD1、D2はゞ007であ
るため、ラインDPlに信号1が生じている(第3図d
)ので、オア回路27の出力はゞO″5であり、アンド
回路30、オア回路34、アンド回路25を介してクロ
ツク発振器31のクロツクパルスが加算器22、シフト
レジスタ24で計数される。アンド回路25から加算器
22にN個のクロツクパルスが送入される毎にビツトD
2の値が反転すると仮定し、クロツク発振器31の発振
周期をTa(秒)とすると、Ta−N(秒)の間第1段
階(DPl−1)が継続する。ラインDPlの信号1は
インバータ35で反転されてビブラート制御回路1のア
ンド回路36に加わり、同回路36を動作不能とするの
で、クロツク発振器12の出力が阻止される。従つて、
第1段階においてはビブラート制御回路1の加算器13
にクロツクパルスが送入されず、シフトレジスタ15の
出力はOで(第3図h)ある。シフトレジスタ15の出
力は乗算器18の被乗数入力となるので、該乗算器18
の出力は0である。乗算器18の出力に対して10進数
の1を加算する加算器21では、1+Oの計算がなされ
るから、10進数の1の値を有する複数ビツトの2進信
号が加算器21から出力される。加算器21の出力はビ
ブラート制御信号VSとして乗算器9の乗数入力側に加
わるが、第1段階においては信号VSの値は常に1であ
るため、周波数情報記憶装置6からの周波数情報Fの値
はそのまま周波数カウンタ7に加わる。従つて楽音波形
メモリ8から読み出される楽音波形の周波数は第1段階
においては(発音開始時からTa−N秒の間)変化せず
、押圧鍵の公称通りのピッチを維持する(第3図k)。
つまり、ビブラートはかからない。デイレイビブラート
匍脚回路20のシフトレジスタ24の出力のビツトD2
が反転して、D1、D2−0、1となると、デコーダ2
6の出力ラインDP2がゞビとなり、第2段階に人る(
第3図e)。
オア回路27の出力がゞ1″となるので、アンド回路2
8が動作可能となり、アンド回路30が動作不能となる
。従つて、クロツク発振器31の出力が阻止され、クロ
ツク発振器32の出力が加算器22に送人される。クロ
ツク発振器32の発振周期がTb(秒)であるとすると
、第2段階の継続時間はTb−N(秒)である。第2段
階以降は、第1段階の信号DPlがゞ0Iとなるので、
ビブラート制御回路1のアンド回路36は動作可能とな
り、クロツク発振器12の出力であるビブラートクロツ
クパルスVCPが加算器13に送人される。このビブラ
ートクロツクパルスVCPは加算器13、アンドゲート
群14、シフトレジスタ15から成るカウンタで積算計
数されるので、第2段階以降はシフトレジスタ15の出
力が第3図hに示すように周期的な増加を繰返す。シフ
トレジスタ15は前記シフトレジスタ24と同様に12
の記憶位置を有しており、12チャンネル分の時分割的
計数動作を可能にしている。また、アンドゲート群14
は前記アンド回路33と同様に発音中のみ信号1を出力
するアンド回路16によつて動作可能とされる。ビブラ
ートクロツクパルスVCPはビブラートの速さ(ビブラ
ート周波数)を決定するもので、クロツク発振器12の
発振周波数を変化することによりビブラートの速さを自
由に変えることができる。さて、ビブラート制御回路1
において、加算器13の容量すなわちシフトレジスタ1
5の1記憶位置に保有しうるデータのビツト数をnビツ
トとすると、クロツクパルスVCPが2n個送入された
とき計数値はOに戻る。
従つて、Oから2n1までの値の計数を繰返す。シフト
レジスタ15からの計数値出力データにおいて最上位ビ
ツトMSBとそれより1桁下のビツトMSB−1の上位
2ビツトの信号は、計数値出力を三角波に変換するため
のサイン信号として利用する。このサイン信号MSB.
MSB−1の値に応じてレジスタ15の計数値出力の上
位2ビツト以外のデータの値を変換して三角波の関数で
あるビブラート制御信号VSを形成する。サイン信号M
SB−1がゞ17のときレジスタ15の出力の上位2ビ
ツト以外のデータの値を反転して、第3図1に示すよう
な波形に変換する。この変換は後述するように乗算器1
8の人力側に設けられた排他オア回路によつて実行され
る。サイノ信号MSBが″′1″のときレジスタ15の
出力の上位2ビツト以外のデータを負の値とし、加算器
21における減数とする。第4図は乗算器18の一例を
示すもので、説明の簡単化のため、シフトレジスタ15
の出力のビツト数をn−4とした。
計数値の上位2ビツトMSB,.MSB−1以外のデー
タLSB+1、LSBはそれぞれ排他オア回路37,3
8に入力される。排他オア回路37,38の他の入力は
シフトレジスタ15の出力の上から2番目のビツトMS
B−1が加えられており、下記第5表に示すように、M
SB−1がゞ1″のときLSB+1、LSBの信号を反
転して排他オア回路37,38から出力する。従つて、
第3図1に示すような波形が得られる。排他オア回路3
7,38の出力はアンド回路39〜43、オア回路44
,45から成るシフト回路に加えられる。
すなわち、乗算器18の被乗数となる。一方、このシフ
ト回路には、ビブラ一ト深さ設定回路19から各ビブラ
ート深さO、1/4、1/2、1に対応する信号ライン
Ll,L2,L3,L4が導かれており、これはシフト
回路のシフト量を指定する。すなわち乗算器18の乗数
となる。さて、第2段階においてはラインDP2(第1
図)の信号がゞ1″であるので、前記第3表に示したよ
うに、ビブラート深さ設定回路19からは深さ1/4を
表わす信号が生じる。
従つて、第4図のラインL2が信号1となり、アンド回
路43が動作可能となる。これにより、排他オア回路3
7の出力がアンド回路43、オア回路45を介して乗算
器18の出力ラインL7に導かれる。これはシフトレジ
スタ15の出力計数値を2桁下の値にシフトすることを
意味し、乗算器18において1/4を乗算することに相
当する。このときのラインL7の上位ビツトに相当する
ラインL5,L6の信号はゞ0″である。かくして、シ
フトレジスタ15の計数値は第3図jに示すように1/
4の深さに相当する大きさに変換され、乗算器18から
出力される。乗算器18の乗算結果すなわち出力ライン
L5〜L7の信号は最上位ビツトに相当するラインL5
の重みが小数第1位に相当する2進の小数データとして
加算器21に入力される。
加算器21では乗算器18の出力に対して10進数の1
を加算する。これは乗算器18の出力がビブラートにお
けるピツチ変化量を表わしているので、押圧鍵本来の周
波数に相当する10進数の1を加算することにより、ピ
ツチ変化の中心を本来の周波数に設定するようにしたた
めである。ピツチ変化の正負符号はシフトレジスタ15
の出力の最上位ビツトMSBの値によつて決定されるの
で、ラインL8(第4図)を経てレジスタ15の最上位
ビツトMSB出力を加算器21に供給する。前記第5表
に示すように、MSBの値がゞo″のときラインL5〜
L7の小数データに整数の1が加算されるが、MSBの
値力い1′7のときはラインL5〜L7の小数データは
負の数であるため整数の1から減算される。従つて第3
図kに示すように、押圧鍵の本来の周波数に相当する整
数の1を中心にして上下に周期的に変化するビブラート
制御信号Sを加算器21から得る。第2段階の場合、ビ
ブラート制御信号VSの変化量(振幅)は深さ1/4に
相当するものである。深さ1/4に相当するビブラート
制御信号VSによつて周波数情報Fの値が変調されるの
で、楽音波形メモリ8から読み出される楽音波形の周波
数はビブラート制御信号VSの変化に追従して第3図k
の第2段階に示すように変化する。さて、デイレイビブ
ラート制御回路20のシフトレジスタ24の上位2ビツ
トD1、D2の値が1、0になると、デコーダ26の出
力DP3がゞピとなり、第3段階に入る。
第3段階では第2段階と同じクロック発振器32の出力
を計数するので、第3段階の継続時間は第2段階と同じ
Tb−N(秒)である。前記第3表に示した通り、ビブ
ラート深さ設定回路19では入力ラインDP3の信号1
を深さ1/2に相当するラインL3(第4図)に導くの
で、第4図のアンド回路41,42が動作可能となり、
排他オア回路37,38の出力をアンド回路41,42
、オア回路44,45を介して乗算器18の出力ライン
L6,L7に夫々導く。これはシフトレジスタ15の計
数出力を1桁下の値にシフトすることを意味し、乗算器
18において1/2を乗算することに相当する。かくし
て、シフトレジスタ15の計数出力は第3図jに示すよ
うに1/2の深さに相当する大きさに変換され、乗算器
18から出力される。加算器21において負符号の波形
が反転され、第3図kに示すように深さ1/2に相当す
る変化量(振幅)のビブラート制御信号VSを得る。シ
フトレジスタ24の上位2ビツトD1、D2の値が1、
1となると、デコーダ26の出力DP4がゞ1′2にな
り、インバータ46を介してアンド回路25を動作不能
にする。
これにより、アンド回路25から加算器22に加わるク
ロツクパルスが阻止されるので、加算器22、シフトレ
ジスタ24は計数を中止する。従つて同一計数値が維持
され、デコーダ26の出力DP4はゞ1″″を維持する
。第3図のT8時において発音が終了するとアンド回路
33の出力がゞO″となるので、アンドゲート群23が
動作不能となり、シフトレジスタ24で保持された計数
値がクリアされる。このとき、DP4はゞ0″になる。
従つて、第4段階(DP4−1)は、第3段階の終了時
から発音終了時まで継続する。第4段階のとき、ビブラ
ート深さ設定回路19で人力ラインDP4の信号1を深
さ1に相当するラインL4に導くので、第4図のアンド
回路39,40が動作可能となり、排他オア回路37,
38の出力がアンド回路39,40、オア回路44を経
て出力ラインL5,L6に導かれる。
これはシフトレジスタ15の計数出力をシフトせずに出
力することを意味し、乗算器18において1を乗算する
ことに相当する。かくして、シフトレジスタ15の計数
出力は第3図jに示すように最大の変化量で乗算器18
から出力される。加算器21にて負符号の波形が反転さ
れ、第3図kに示すように深さ1に相当する最大の変化
量(振幅)のビブラート制御信号VSを得る。ビブラー
ト制御信号VSによつて周波数情報Fは最大の変調度で
変調されるので、楽音波形メモリ8から読み出される楽
音波形の周波数には最大の深さ(深さ1)でビブラート
がかけられ、この最大深さのビプラートは第3図kに示
すように発音終了まで継続する。以上、1音の場合に関
してデイレイビブラートの詳細を説明したが、複数の音
が発音される場合、ビブラート制御回路1及びデイレイ
ビブラート制御回路20は各音(各チャンネル)別に時
分割的に動作するので、上述と同様にして各音別にデイ
レイビブラートが実現される。ところで、押圧された各
鍵は発音割当て回路4で各別のチヤンネルに発音が割当
てられる。その結果、各鍵の押圧開始時間のずれに応じ
て時間的にずれてアタツク開始信号ASが当該チヤンネ
ル時間において生じる。ビブラート制御回路1において
は、アタツク開始信号ASの発生によつて加算器13及
びシフトレジスタ15におけるビブラートクロツクパル
スVCPの計数を開始するので、アタツク開始信号AS
の発生時間のずれに応じた各別の位相で各チャンネルの
計数値が増加する。従つて周期的な関数であるビブラー
ト制御信号VSの位相は各チヤンネル別に異なり、押鍵
開始時点の違いに応じた各別の位相で各音の周波数が周
期的に増減変調されることになる。以上説明したように
この発明によれば、発音終了に至るまでに段階的にビブ
ラートの深さが深くなる(ピツチ変化量が大きくなる)
デイレイビブラートを発生される複数音の各々につきそ
れぞれ別個の位相で実現することができ、各段階の継続
時間はクロツク発振器の発振周波数を変えることにより
任意に変化することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電子楽器の一実施例を示すプロツク
図、第2図は同実施例における発音割当て回路の動作を
説明するタイミングチヤート、第3図は同実施例におけ
るデイレイビブラート制御動作を1音(1チヤンネル)
に関して説明するタイミングチヤート、第4図はビブラ
ートの深さを付加するための乗算器の一例を示すプロツ
ク図である。 1・・・・・・ビブラート制御回路、4・・・・・・発
音割当て回路、6.・・・・・周波数情報記憶装置、7
・・・・・・周波数カウンタ、8・・・・・・楽音波形
メモIハ 9,18・・・・・・乗算器、20・・・・
・・デイレイビブラート制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 押圧鍵の音高に対応した定数を一定時間毎に繰返し
    演算することにより該音高の周波数に対応した速度で変
    化するアドレス信号を形成し、このアドレス信号にした
    がつて楽音波形の各サンプル点振幅値を順次発生させて
    楽音信号を得るようにした電子楽器において、所定のビ
    ブラート周期に対応して計数動作を行なう計数回路を有
    し、該計数回路の計数内容に基づき振幅値が周期的に変
    化するビブラート制御信号を発生する第1の装置と、押
    圧鍵に対応する前記定数の値を前記ビブラート制御信号
    の振幅値に応じて周期的に増減変調する第2の装置と、
    前記第1の装置から発生されるビブラート制御信号の振
    幅値を鍵押圧開始時から所定時間の間は強制的に基準値
    に設定し、その後は該基準値から所定値まで徐々に増大
    するように制御する第3の装置とを具える電子楽器。
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JPS4993011A (ja) * 1973-01-05 1974-09-04

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