JPS5932562Y2 - ボルド−液製造装置 - Google Patents

ボルド−液製造装置

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JPS5932562Y2
JPS5932562Y2 JP3784481U JP3784481U JPS5932562Y2 JP S5932562 Y2 JPS5932562 Y2 JP S5932562Y2 JP 3784481 U JP3784481 U JP 3784481U JP 3784481 U JP3784481 U JP 3784481U JP S5932562 Y2 JPS5932562 Y2 JP S5932562Y2
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JP
Japan
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liquid
pressure
bordeaux
copper sulfate
lime
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Application number
JP3784481U
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English (en)
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JPS57150502U (ja
Inventor
卓三 佐藤
Original Assignee
住化農業開発株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は安定したボルドー液を容易に製造できる装置に
関するものである。
ボルドー液は古くから果樹、疏菜等の防除剤として頻用
されておりその殺菌力、持続効果は極めて優れている。
その有効成分は塩基性硫酸銅カルシウムCuS04xC
u(OH)2 ・yCa(OH)2 ・zH20であり
、調整の条件でx、y、zの値が異なるばかりでなく、
懸濁粒子の大小、沈降性の難易、殺菌力の大小などに大
きな差を生ずる。
ボルドー液は一般に石灰液と硫酸銅液とを混合して製造
されるが、それが施用される対象作物および使用時期に
よって石灰液および硫酸銅液の混合比が異なり、6−4
式、4−4式、3−6式などと呼ばれるように、使用す
る石灰液および硫酸銅液の混合割合は適宜選定されてい
る。
通常行なわれているボルドー液の製造方法は、一方に使
用する全水量の10〜20%量の水で石灰液を製造して
おき、これに全水量の90〜80%量の水で溶解させて
おいた硫酸銅液を、稀釈および反応熱を放散させるよう
攪拌しつつ徐々に注入混合するという方法がとられてい
る。
なぜならばボルドー液は硫酸銅板液と石灰液とを混合し
た抜水で稀釈を行なうとその殺菌力が低下するという性
質を有するからである。
その上調整後は速やかに散布使用することが必要で最大
3日を越えることは禁忌とされている。
このような方法で混合する場合は大容量の容器を用いて
ボルドー液を調合製造し、これを別のタンク等の容器に
移し替え動噴ポンプで散布するかスピードスプレーヤー
で散布することが行なわれている。
このように通常行なわれている混合製造方法では大容量
の容器の準備、調整方法の難かしさ、タンクへの入れ換
えの労力、施用期間の制限等、農家にとって技術的にも
労力的にもまた時間的にも大きな負担になっており、ボ
ルドー液を散布使用する際の大きな障害となるので誰も
が簡単にかつ均質なボルドー液を製造でき、タンクへの
充填も容易にできる装置が強く望まれている。
本考案者は上記点に鑑み、鋭意研究検討した結果、誰も
が簡単にかつ均質なボルドー液を製造できしかもタンク
にも容易に充填できる装置を考案するに至ったのである
即ち本考案は圧力水給水口、圧力調整装置、石灰液注入
口、該石灰液注入口より10朋〜30間離れて位置する
硫酸銅液注入口およびボルドー液吐出制御用開閉弁を上
流側よりこの順に設けた本管、本管の水圧に連動して制
御される圧力制御弁および石灰液、硫酸銅液の本管圧力
水への混入倍率を調整する装置を設けた、本管注入口に
接続する加圧石灰液給液管、加圧硫酸銅液給液管とより
なり該給液管に石灰液、硫酸銅液の本管圧力水への混入
倍率を調整する装置を設けたことを特徴とするボルドー
液製造装置である。
いま本考案の装置を図面によって説明するがこれは例示
的なものであり、本考案の装置はこれに限定されるもの
ではない。
第1図において1は本管、2は圧力水給水口、3はボル
ドー液吐出制御用開閉弁、4,5は本管に設けた石灰液
、硫酸銅液の注入口、6は本管の注入口4,5の上流部
に設けた圧力調整装置、7゜8は加圧した石灰液、硫酸
銅液の圧力を本管の水圧に連動して制御される圧力制御
弁、9,10はそれぞれ加圧石灰液給液管、加圧硫酸銅
液給液管、11.12は各給液管に設けられた石灰液、
硫酸銅液の本管圧力水への混入倍率を調整する装置、1
3は本管給水口に設けられた圧力水の供給量を一定なら
しめる定流量弁、14.15は石灰液、硫酸銅液釜々の
加圧ポンプ、16.17は石灰液、硫酸鋼液各々の薬液
タンク、18は硫酸銅液注入口5の下流側に設けたボル
ドー液混合部である。
また19は流量計、20は逆止弁である。
本装置の作動は、給水口2より供給された圧力水は定流
量弁13により所定流量以上供給されないよう規制され
流量計19によって供給量が計測される。
次いで圧力調整装置6により減圧した後石灰液、硫酸銅
液の順に注入口4,5より注入されボルドー液混合部1
8により均質化されボルドー液吐出制御用開閉弁3より
ホース等を介して散布に使用するタンク内に充填される
この際、石灰液と硫酸銅液の注入は各々のタンク16.
17より、各々の加圧ポンプ14.15を用いて昇圧さ
れ、圧力制御弁7,8にて石灰液、硫酸銅液の圧力を本
管圧力に対応させて、好ましくは本管圧力に等しくなる
ように制御し、給液管9,10に設けた石灰液、硫酸銅
液の混入倍率調整装置11゜12によって常に一定倍率
で注入口4,5を通じて本管圧力水の中に注入されるの
である。
すなわち本管に設けた圧力調整装置による圧力減少は本
管の圧力水の流量に比例するので、圧力制御弁出口の石
灰液と硫酸銅液の圧力を本管圧力調整装置直前の圧力に
等しくすれば注入量は本管圧力と注入口との圧力差、す
なわち本管の圧力調整装置による圧力減少に比例するこ
とになり、本管の流量に比例し常Iこ一定の混入倍率が
得られるのである。
本考案の装置を使用すれば、通常使用時4こは吐出口の
開閉弁の開閉操作のみで常に一定混入倍率、かつ均質な
ボルドー液を簡単に得ることができ、しかも石灰液、硫
酸銅液の混合調整およびタンクへの充填の労力、時間が
著しく軽減でき、農家のボルドー液使用時の作業性にか
かわる障害を除くことができるばかりでなく、ボルドー
液による安定した防除効果も得られるのである。
本考案の装置において給水口に定流量弁を設けるのは給
水圧の変動により、石灰液、硫酸銅液の供給能力に対応
する給水量以上の水の供給による混入倍率の変動を防ぐ
ためのものであり混入倍率を安定させるために設けるの
が好ましい。
定流量弁としてはニードル方式、ワッシャ一方式等いず
れの方式のものでもよく、使用する給水条件に応じて適
宜流量範囲を選定すればよい。
また本考案の装置に用いる流量計はボルドー液の製造量
を計測する上で設置することが好ましく流量計としては
接線羽根車式、ウォルトマン式等いずれの方式でもよい
また本考案の装置に用いる圧力調整装置としては流量に
比例して圧力を7夫少させるものであればいずれのもの
でもよく、オリフィス、絞り管、バルブ等いずれのもの
でもよい。
また本考案の装置の石灰液、硫酸銅液の注入口の位置は
圧力調整装置の下流部ならばいずれの位置でもよく、好
ましくは圧力調整装置の下流部本管径の5倍の距離の位
置がよく、石灰液、硫酸銅液の順に注入するよう注入口
をずらして設けるのがよく、好ましくは10〜30關ず
らして設けるのがよい。
また本考案の装置に用いるボルドー液混合部はボルドー
液を均一に混合するものならばいずれのものでもよく、
多孔板、スタチックミキサー、オリフィス等いずれのも
のでもよい。
また本考案の装置に用いる石灰液、硫酸銅液の圧力制御
弁としては、本管水圧に連動して圧力を制御できるもの
ならばいずれのものであってもよく、特にダイヤフラム
弁を用いるのが好ましい。
また本考案の装置に用いる石灰液、硫酸銅液の本管圧力
水への混入倍率を調整する装置としてはオリフィス、バ
ルブ類等いずれのものでもよく、バルブ類の開閉調整お
よび2個以上のオリフィスの切換え等により、混入倍率
を可変調整できるものが好ましい。
また本考案の装置の材質としては、特に限定しないが硫
酸銅液と接する部分はステンレススチール等の耐蝕材料
を用いるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の模式図である。 1は本管、2は圧力水給水口、3はボルドー液吐出制御
用開閉弁、4,5はそれぞれ石灰液、硫酸銅液の注入口
、6は圧力調整装置、7,8は圧力制御弁、9,10は
それぞれ石灰液給液管、硫酸銅液給液管、11.12は
混入倍率調整装置、13は定流量弁である。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)圧力水給水口、圧力調整装置、石灰液注入口、該
    石灰液注入口より10u〜3Omrn離れて位置する硫
    酸銅液注入口およびボルドー液吐出制御用開閉弁を上流
    側よりこの順に設けた本管、本管の水圧に連動して制御
    される圧力制御弁および石灰液、硫酸銅液の本管圧力水
    への混入倍率を調整する装置を設けた、本管注入口に接
    続する加圧石灰液給液管、加圧硫酸銅液給液管とよりな
    ることを特徴とするボルドー液製造装置。
  2. (2)石灰液、硫酸銅液の本管圧力水への混入倍率を調
    整する装置が混入倍率9変調整型であるとを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のボルドー液製造装
    置。
  3. (3)本管の硫酸銅液注入口の下流側にボルドー液混合
    部を設けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1または2項記載のボルドー液製造装置。
  4. (4)圧力制御弁がダイヤフラム弁であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1,2または3項記載の
    ボルドー液製造装置。
  5. (5)圧力水給水口に定流量弁を設けたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1.2.3または4項記載
    のボルドー液製造装置。
JP3784481U 1981-03-17 1981-03-17 ボルド−液製造装置 Expired JPS5932562Y2 (ja)

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JPS57150502U JPS57150502U (ja) 1982-09-21
JPS5932562Y2 true JPS5932562Y2 (ja) 1984-09-12

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