JPS5932510B2 - コ−クス炉用ドア−の均し口及び均し口小蓋の掃除装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコークス炉用ドアーの均し口及び均し口小蓋
の掃除装置に関する。

本発明の目的は、均し口小蓋を開蓋したときに、均し口
の前面と小蓋のナイフエッチ及びその周辺に耐着したカ
ーボン類を高圧水噴射ノズルの正対周回により効率的に
掃除するようにしたことにある。

本発明の特徴はコークス炉の押出側を走行する押出機上
に水平枠を設け、該水平枠上に前後方向に進退する横長
枠を設け、該横長枠上に横方向に移動する台車を戦士し
、該台車上に設ける上下動機構に圧力水供給パイプに接
続する器具を上下動するように取付け、該器具の前端に
圧力水噴射ノズルを設けて、該噴射ノズルを開口したド
アーの均し口の前端面及び小蓋のナイフニップとその周
辺に正対周回させて掃除するようにしたことにある。

以上の構成によって、圧力水噴射ノズルは横長枠の進退
と、台車の横方向の移動の加わりによって、上下、前後
、左右方向の移動が自在となり、これらの移動操作を複
合操作することにより、開口した均し口の前端面及び前
出して開蓋する小蓋の側周部に至近距離を保って正対周
回させることができる。

特に９０度に曲折する各角部に対してもよく追随して周
回することができるため、各角部もきれいに掃除するこ
とができるものとなる。

以下実施例を説明する。

押出機１上に枠体２を据付け、該枠体２上に水平枠３を
敷設する。

水平枠３の両側は山形をしたレール４，４′を構成して
おり、このレール４，４′に載嵌する車輪５，５′を有
して横長枠６を前後方向に進退自在において戦士する。

７は水平枠３の中間の前後方向に設ける回転軸で、外表
に螺条（図面は省略している）を刻設している。

８は回転用のモーター、９は横長枠６下の台板１０下に
設ける螺合部材で螺孔を有して、回転軸に螺合して、モ
ータにより回転軸７を例えば右方向に回転すると、横長
枠６を前進させ、左回転させると後退するようにしてい
る。

１１，１１’は横長枠６を構成する山形をしたレールで
、該レール１１゜１１′に車輪１２．１２’を載嵌して
台車１３を戦士する。

１４は回転用のモーター、１５は前記と同様に外表に螺
条を刻設した回転軸、１６は回転軸１５に螺合する螺合
部材で、モーター１４により回転軸１５を例えば右方向
に回転すると台車１３を右方向に移動し、左方向に回転
すると、左方向に移動するようにしている。

台車１３上に支柱１７を縦設し、該支柱１７の上端部両
側に止着した取付板１８の前面両側と台車１３のギヤボ
ックス１９間に２本の回転軸２０゜２０′を縦設する、
回転軸２０ 、２０’は外表に螺条を刻設している。

２１，２１’は軸受、２２．２２’は回転軸２０．２０
’に嵌着する歯車、２３はモーター、２４はモーター軸
に挿着した駆動歯車で、歯車２２．２２’と噛合してい
る。

２５は圧力水供給パイプ２６に接続する器具で、前後の
側面に螺合部材２７ 、２７’を有して回転軸２０ 、
２０’に螺合して、モーター２３を作動して歯車を介し
て回転軸２０ 、２０’を例えば正回転すると、器具２
５を下動し、逆回転すると上動するようにしている。

２８は器具２５の前面に取付けられた圧力水噴射ノズル
である。

コークス炉の窯口２９に装着したドアー３０の均し口３
１を開口している間に、水平枠３をモーター８の作動に
より前進させて、圧力水噴射ノズル２８を均し口形部枠
３１′前に近接正対させ、次いで圧力水供給パイプ２５
より該ノズル２８に圧力水を供給して噴射させながら、
上下動用のモーター２３及び、横移動用のモーター１４
を正逆作動させて形成枠３１′前を周回させて、形成枠
３１′に耐着したカーボン類を破砕掃除し、続いて前出
開蓋している小蓋３２の前にノズル２８を移動正対し、
同様の周回作動によってナイフエッヂ３３とその周辺を
きれいに掃除するのである。

掃除を終了すると、横長枠６を後退させて、ノズル２８
を小蓋３２の前から離間させ、小蓋３２を回動可能にし
て均し口３１を閉蓋するものである。

均し口形部枠３１′の前面と小蓋３２のナイフエッヂ３
３とその周辺はきれいに掃除されているために、緊密に
接してガス洩れを生じないものとなる。

なお、実施例は横長枠６の前後進からノズル２８の上下
動までの一切を回転軸の正逆回転と、これらの回転軸に
螺合する螺合部材にて構成したが、これにかえてシリン
ターや歯車機構などを用いることも可能である。

本発明は器具２６の前後２ケ所の側面に螺合部材２７
、２７’を取付けて回転軸に螺合したので、器具２６は
常に水平状態を保って上下動することができ、しかも器
具２６の表出する前面を用いて比較的大型の圧力水噴射
ノズル２８を増付けることができる。

かようにして、本発明はドアーの均し口及び小蓋のナイ
フエッチとその周辺を効率よく掃除する装置を提供する
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置を開口した均し口に前進正対した状
態にて示す部分縦断側面図、第２図は同、平面図、第３
図は同、正面図、１は押出機、２は枠体、３は水平枠、
４，４／はレール、５，５′は車輪、６は横長枠、７は
回転軸、８はモーター、９は螺合部材、１０は台板、１
１ 、１１’はレール、１２ 、１２’は車輪、１３は
台車、１４はモーター、１５は回転軸、１６は螺合部材
、１７は支柱、１８は取付板、１９はギヤボックス、２
０ 、２０’は回転軸、２Ｌ２１’は軸受、２２．２２
’は歯車、２３はモーター、２４は駆動歯車、２５は圧
力水供給パイプ、２６は器具、２７，２７’は螺合部材
、２８は圧力水噴射ノズル、２９はコークス炉の窯口、
３０はドアー、３１は均し口、３２は小蓋、３３はナイ
フエッヂである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 押上機上に水平枠を設け、該水平枠上に前後方向に
   進退する横長枠を設け、該横長枠上に横方向に移動する
   台車を戦士し、該台車上に設ける上下動機構に圧力水供
   給パイプに接続する器具を上下動するように取付け、該
   器具の前端に圧力水噴射ノズルを設け、該噴射ノズルを
   開口したドアーの均し口の前端面及び小蓋のナイフエッ
   チとその周辺に正対周回させて掃除することを特徴とす
   るコークス炉用ドアーの均し口及び均し口小蓋の掃除装
   置。