JPS5931931B2 - ライニング材 - Google Patents

ライニング材

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JPS5931931B2
JPS5931931B2 JP54109433A JP10943379A JPS5931931B2 JP S5931931 B2 JPS5931931 B2 JP S5931931B2 JP 54109433 A JP54109433 A JP 54109433A JP 10943379 A JP10943379 A JP 10943379A JP S5931931 B2 JPS5931931 B2 JP S5931931B2
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JP
Japan
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hollow part
lifter
lining material
locking piece
wall
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JP54109433A
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JPS5633949A (en
Inventor
利彦 信近
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、粉砕用ミル、粉粒体供給器等の産業機械、器
具、装置に適用するライニング材に関する。
粉砕用ミル、粉粒体供給器等の機械器具には、粉砕又は
混練用ボールや粉体等の材料から壁面を保護するための
ゴムライニングが取り付けられているが、一般にこのゴ
ムライニングは摩耗が激しく、また大きな衝撃を受ける
ことから衝撃吸収性並びに衝撃に対する取付部の安定性
に優れていることが要求される。
しかしながら、衝撃吸収性は弾性度が高い場合に良好な
ものとなるが、取付安定性は弾性度が低い場合、すなわ
ち剛性が高くなるに従つて向上するもので、両者相反す
るため従来はこれを両立させるのが困難であつた、例え
ば、第9図に示すようにゴム本体alの底部に壁体bへ
の取付金具cを嵌入する中空部dを形成したリフターe
lにおいては、ライニング材全体がゴムで製作され、弾
性度が高いため衝撃吸収能力が大きく、耐摩耗性に優れ
ているが、粉砕用ロッドfの衝突による過度の変形(図
面に2点鎖線で示す)により中空部周辺に応力が集中す
るため、取付部が破損し易いという欠点がある。
また、第10図に示すように回転壁体bの底部に金属プ
レートれを固定し、ゴム本体a2の底面全体に金属板g
を焼付接着して該金属体に取付金具cを取り付けたリフ
ター e2も従来より採用されているが、弾性度が低い
ため衝撃吸収性が悪く、第9図の例より耐摩耗性に劣る
反面、取付安定性に優れる面を持つが、繰返し受ける衝
撃力が弾性体であるゴム本体A2と、剛性体である金属
板gとの接着界面に応力が集中するため、ゴム本体A2
が金属板gから剥離することがあり、取付安定性の点で
も必ずしも充分でないという憾みがある。
本発明は、かかる点に鑑み、支持杆とその先端で側方へ
張り出した係止片とをもつ締結用金具で壁体に締結され
るゴム製ライニング材において、前記係止片を嵌入する
中空部を設け、この係止片で壁体側へ押圧される中空部
内周の拘束面と、この拘束面から係止片上方に延びる非
拘束面とに沿つて中空部を囲繞する高張力、低伸度の可
撓材を埋設し、この可撓材によつて中空部まわりの弾性
度を調整することにより、ライニング材の壁体への取付
安定性の向上を図りつつ、衝撃吸収特性を任意に設定で
きるようにしようとするものである。
以下、本発明の構成を実施例につき図面に基づいて説明
する。1は粉砕用ミルのゴム製リフターであつて、中空
部2と中空部2からリフター1の底面側に向けて開口し
た開口部4とが断面T字状に連なつて形成され、該中空
部に支持杆3bとその先端で側方へ張り出した係止片3
aとをもつ取付金具3の係止片3aを嵌入し、支持杆3
bは開口部4を通して回転壁体5から外方へ突出させ、
ワツシヤ6、シーリング7、凹ワツシヤ8を介してナツ
ト10によりねじ止めされている。
取付金具3の係止片3aは、中空部2より小さく、中空
部2の上壁と該頭部との間に若干の空隙11が形成され
ている。この場合、中空部2の上方のゴム部13が係止
片3aと壁体5との間で挟持された第2図等に符号15
で示す拘束部に中空部2の側方の立上り部17を介して
支持されていることになる。そして、中空部2の内周面
は、前記係止片3aが当接して壁体5側へ押圧される左
右2箇所の拘束面2a,2aと、この拘束面2aから係
止片3aの上方へ延びる非拘束面(係止片3aによつて
拘束されないで変形が許容されている面)2bとで構成
されることになる。そうして、リフター1は中空部内周
の前記拘束面2aと非拘束面に沿つてこの中空部を囲繞
する高張力、低伸度の可撓材12が埋設され、この可撓
材12によつて中空部まわりの弾性度が設定されている
この可撓材の配設例は第2図乃至第6図に示されている
。すなわち、第2図に示すリフター1aは、1枚の可撓
材14aが中空部2の内周の一方の拘束面2aから非拘
束面2bを経て他方の拘束面2aにわたつて延びた状態
に埋設されたものである。
第3図に示すリフター1bは、その両側部において拘束
面2aから中空部側部の非拘束面2bにわたつてそれぞ
れ2枚の可撓材14b,14bが断面L字状に埋設され
たものである。第4図に示すリフター1cは、リフター
1cの衝撃(矢符A方向より作用する。)を受ける側に
おいて、拘束面2aと中空部側部の非拘束面2bとに沿
つて1枚の可撓材1cが断面C字状に埋設されたもので
ある。また、可撓材は第5図および第6図に示す如く第
2図乃至第4図の配設例を組合わせて配設することもで
きる。
すなわち、第5図に示すリフター1dは、第2図および
第4図に示す可撓材14aおよび14cを組み合わせて
配設したもので、第6図に示すリフター1eは、第2図
乃至第4図の可撓材14a,14b,14cを組み合わ
せて配設したものである。可撓材14a,14b,14
cとしては、引張強さ200〜250KV/(177!
のナイロン重布が適当であるが、その他ナイロン、ポリ
エステル、ビニロン等の化学繊維、カーボン繊維、ガラ
ス繊維や、これら繊維を撚り合わせたコード状のもの若
しくはこれらの繊維の織布、金属織物などの可撓材を適
用する場合もある。
リフター1の製作に際しては、ゴム本体の加硫時に前記
可撓材を該ゴム本体に埋設して一体に成形する。次に、
上記リフター1の歪特性、衝撃吸収能力および耐摩粍性
を従来のリフターとの比較において各々試験結果に基づ
き説明する。
歪特性については、第1表に示す寸法条件によりロツド
fを用いてリフターを水平方向(第8図における矢符B
)へ静的に加圧し、各リフターの歪量を測定した。
なお、第1表における記号H,w,tは第7図に示す記
号に対応する。
本発明のリフター1aおよび従来のオールゴムタイプe
1は、それぞれ第8図、第9図に示す如く、主として中
空部上方ゴム部13の弾性による変形と中空部2の非拘
束面2bの変形とが相俟つて歪(図面で歪んだ状態を2
点鎖線で示す。
)を生じる。この両リフター1a,e1を比較するに、
本発明のリフター1aは、可撓材14aによつて非拘束
面2bおよびそのまわりの伸び変形が規制され、つまり
は、可撓材14aがその伸度特性に応じて中空部まわり
の弾性度を中空部土方ゴム部13よりも低下させてリフ
ター1aに保形作用を与えることになる。従つて、本発
明のリフター1aはオールゴムタイプのリフターe1に
比べてリフターの歪量が後述する衝撃吸収性を損わない
程度に小さくなり、拘束部(符号15で示す。)の付け
根付近あるいは立上り部17での亀裂等の発生が防止さ
れ、取付安定性が高くなる。また、第10図に示すよう
に平均肉厚1071111のアルミ合金製金属板gをゴ
ム本体A2に焼付接着した金属板焼付タイプのリフター
E2は、ゴム本体A2が剛体である金属板gに強固に接
着されており、中空部dの変形がないためゴム本体A2
の弾性のみによつて歪み、その歪量は本発明にかかるリ
フターに比べて非常に少ない。
この加圧力と歪量sの関係を示すのが第11図であつて
、両者は略正比例の関係を有する。本発明にかかるリフ
ター1aは、グラフ上オールゴムタイプのリフターe1
と金属板焼付タイプのリフターE2との間に位置し、可
撓材の種類、数量を調整することにより、その歪特性を
任意に設定できることが理解される。因に、第11図の
グラフにおいてRはゴム本体の弾性による歪量を、はオ
ールゴムタイプにおける中空部dの変形による歪量を、
Uは可撓材14aを埋設した場合における中空部2の変
形による歪量を、Tは可撓材の有無による歪量の差、つ
まりは弾性度の低下度合を示す。
また、重量100Kf7の衝撃子をリフターの斜め上方
より45度の降下角度をもつて衝突せしめた場合、すな
わち動的な加圧におけるリフターの歪量sを測定した結
果、第12図に示すグラフが得られた。
本発明にかかるリフター1aは、グラフ上オールゴムタ
イプのリフターe1と金属板焼付タイプのリフターE2
との間に位置し、第11図に示す加圧力に対する歪量の
関係と同様の傾向が見られる。次に、前記各リフター1
a,e1,e2、の衝撃吸収能力について第13図に示
す試験結果に基づき説明する。
第13図は、リフターの前面に重量100K9の衝撃子
を斜め上方より45度の降下角度(第8図における矢符
C)をもつて衝突させ、背面に取り付けた加速度計16
により該リフターの歪加速度を測定してグラフに表わし
たものである。
この歪加速度はエネルギー吸収能力と相関を有し、歪加
速度が小さい程、エネルギー吸収能力が大きいことが知
られている。グラフによると、同一エネルギ一における
歪加速度は、金属板焼付タイプのリフターE2が最も大
きい値となつている。本発明にかかるリフター1aは、
オールゴムタイプのリフターe1と同様に歪加速度が小
さな値となつており、優れた衝撃吸収能力を有すること
がわかる。また、第14図は各リフター1a,e1,e
2の耐摩粍性を比較するもので、粉砕用ミルとして直径
2200?、長さ5000?の回転壁体と直径90?の
粉砕用ボールを用い、硬質砂岩を粉砕した場合における
各リフターの摩粍量を測定してグラフに表わしたもので
ある。試験は、リフターとして巾165711!11高
さ135顛の寸法で、ゴム本体の硬さが601Hsのも
のを用い、第2表に示す寸法の硬質砂岩であつて、比重
2.68、仕事損数1410KWH/S−TONのもの
を1時間に15トン供給して平均直径200μ以下に粉
砕するものである。粉砕ミルの回転数は21r.p.m
.(73.5%Cs)とした。第14図のグラフかられ
かるように、本発明にかかるリフター1aの摩耗量は、
オールゴムタイプのリフターe1と同程度であり、金属
板焼付タイプのリフターE2に比べて耐摩耗性が格段と
優れている。なお、可撓材14aの材質および枚数は、
リフターが受ける衝撃エネルギーの大きさにより選定す
るが、例えば、直径30001111の回転壁体に直径
90?の粉砕用ロツドを適用するミルにおいては、引張
強さ200〜250Kf/(V7lのナイロン重布をリ
フターの中空部を包囲するように1〜3枚配設した場合
に、取付安定性および衝撃吸収性に優れたリフターが得
られる。
また、本発明にかかるライニング材は、前記粉砕用ミル
のリフター以外に、鉱石や石炭等のシユート、ホツバ一
、スキツプなどにおける摩粍し易い部分のライニングや
船舶用防舷材等のクツシヨン材または防音用ライニング
材などに適用することができる。
本発明は、以上に述べた如く中空部内周の拘束面側から
非拘束面側にわたつて設けた可撓材によつて中空部まわ
りの弾性度を設定するようにしたから、この可撓材の特
性を被処理物の性状ライニング材の受ける衝撃条件に応
じて適宜選定することにより、ライニング材の衝撃吸収
特性を任意に設定することができ、この衝撃吸収特性と
壁体への取付安定性というライニング材で要求される相
反する双方の特性を満足せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を例示し、第1図はリフターの
回転壁体への取付状態を示す断面図、第2図乃至第6図
はいずれもリフターにおける可撓材の配設例を示す断面
図、第7図は歪および衝撃試験に使用したリフターの形
状を示す断面図、第8図は第2図に示すリフターの歪状
態を示す断面図、第9図および第10図は従来のリフタ
ーを示す断面図、第11図はリフターの静的歪特性を表
わすグラフ図、第12図はリフターの動的歪特性を表わ
すグラフ図、第13図はリフターの衝撃吸収特性を表わ
すグラフ図、第14図はリフターの耐摩耗特性を表わす
グラフ図である。 1,1a,1b,1c,1d,1e・・・・・・リフタ
ー、2・・・・・・中空部、2a・・・・・・拘束面、
2b・・・・・・非拘束面、3・・・・・・取付金具、
3a・・・・・・係止片、3b・・・・・・支持杆、4
・・・・・・開口部、5・・・・・・回転壁体、12,
14a,14b,14c・・・・・・可撓材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持杆とこの支持杆の先端で側方へ張り出した係止
    片とをもつ締結用金具にて壁体に締結されるゴム製のラ
    イニング材であつて、中空部とこの中空部からライニン
    グ材底面側に開口した開口部とを備え、この中空部と開
    口部とが断面T字状に連なり、中空部に前記係止片が嵌
    入され、前記支持杆が開口部を通して壁体に取り付けら
    れるようになつており、中空部の内周面は前記係止片が
    当接して壁体側へ押圧される両側2箇所の拘束面と、こ
    の拘束面から係止片の上方へ延びる非拘束面とで構成さ
    れ、この拘束面と非拘束面に沿つて中空部を囲繞しこの
    中空部まわりの弾性度を調整する高張力、低伸度の可撓
    材が埋設されていることを特徴とするライニング材。 2 可撓材は、一方の拘束面から非拘束面を経て他方の
    拘束面にわたつている特許請求の範囲第1項記載のライ
    ニング材。 3 可撓材は、拘束面から中空部側部の非拘束面にわた
    る間に設けられている特許請求の範囲第1項記載のライ
    ニング材。 4 可撓材は、天然もしくは化学繊維で作られたキャン
    バスまたはコードである特許請求の範囲第1項乃至第3
    項に記載のライニング材。 5 可撓材は、金属織物である特許請求の範囲第1項乃
    至第3項に記載のライニング材。
JP54109433A 1979-08-27 1979-08-27 ライニング材 Expired JPS5931931B2 (ja)

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JPS5633949A JPS5633949A (en) 1981-04-04
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JPS62113930A (ja) * 1985-11-13 1987-05-25 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 車両用開閉体のバンパ−ラバ−
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