JPS5931839B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPS5931839B2
JPS5931839B2 JP4954877A JP4954877A JPS5931839B2 JP S5931839 B2 JPS5931839 B2 JP S5931839B2 JP 4954877 A JP4954877 A JP 4954877A JP 4954877 A JP4954877 A JP 4954877A JP S5931839 B2 JPS5931839 B2 JP S5931839B2
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JP
Japan
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magnetron
frequency
transformer
power
heater
Prior art date
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Expired
Application number
JP4954877A
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English (en)
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JPS53135043A (en
Inventor
直芳 前原
博 藤枝
達男 坂
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は商用周皮電力を高周波電力番こ変換した後、昇
圧トランスにより昇圧して高周波高圧電力をマグネトロ
ンに供給する高周波加熱装置の電源装置に関するもので
、電波出力制御の自由な電源装置を提供すると共に、マ
グネトロンのカソード温度を安定化してマグネトロンの
寿命を向上させ、信頼性が大幅に向上した高周波加熱装
置を提供しようとするものである。
最近、高周波加熱装置においては、電源装置の小型軽量
イL低コスト化を図るためサイリスタインバータ等を用
いる電源装置が提案され注目を浴ている。
以下その構成を第1図に基いて説明する。図番こおい−
C、1、1’は商用電源端子、2は整流器、3はコンデ
ンサで単方向電源を構成している。4はインダクタで、
昇圧トランス6の1次巻線W、とコンデンサTより成る
直列共振回路、および逆導通サイリスタ5と共に簡易型
直列インバータを形成している。
今、スイッチング制御回路8により逆導通サイリスタ5
は、例えば18KHz〜28にト程度の超音波周波数域
で、トリガされると前記直夕1供振回路には、前記トリ
ガ周波数に等しい周波数の高周波電力が発生する。
したがつて、昇圧トランス6の2次巻線W2には高周波
高圧電力が発生し、ダイオード9a、9b、コンデンサ
10a、10bにより成る整流回路を介して、マグネト
ロン11に直流高圧を供給する。また、昇圧トランス6
の第2の低圧2次巻線W3はマグネトロン11のカソー
ドにカソード加熱電力を供給し、カソード温度を高める
したがつて、マグネトロンは、発振し誘電加熱が可能と
なる。このような高周波加熱装置の電源装置は、商用周
波数の電力を漏洩トランスを用いて直接高圧電力に昇圧
するものに比べ、小型軽量化・低コスト化が可能となる
。しかしながら、第1図のごとき電源装置では、次のよ
うな問題があつた。すなわち、第1図のような回路によ
りマグネトロン11の電波出力を小さくするべく、サイ
リスタ5のトリガ周波数を低くしていくと、マグネトロ
ン11のカソート−の供給電力も低下し、したがつてカ
ソードの温度は低下し、あまり低くするとモーデイング
を発生してしまう等の不都合を生じ、マグネトロン11
の信頼囲を著しく損う危険性があつ1らまた、マグネト
ロン11の電波出力を大きくしていくと、ヒータ電力(
カソート−の供給電力)も大きくなることから、マグネ
トロンカソードのバツクボンバードメントによる温度上
昇が大きいときに、ヒータ電力も大きくなるという結果
を生じ、このたきにカソードの信頼性はより一層低下せ
ざるを得なかつた。
さらに、このような電源装置においては、起動時に高圧
電力が小さく、ヒータ電力を大きい状態であることが望
ましいが、このような高圧、低圧電力の供給は困難であ
つた。
すなわち、起動時のヒータ電力を大きくしてマグネトロ
ンの立上り時間を短くしようとする場合には、サイリス
タ5のトリガ周波数を高くしてインバータの出力電圧を
大きくし昇圧トランス6の2次巻線W3に発生する霜圧
を大きくすることが必要であるが、このようlこするこ
とにより、同時に、高圧2次巻線W2にも非常に高い電
圧が発生してしまうのである。したがつて、ダイオード
9a,9b,コンデンサ10a,10bにとつては、極
めて厳しい電圧条件とならざるを得なかつた。本発明は
上記従来の欠点に鑑みてなされたもので、以下本発明の
実施例を第2図〜第10図を参照して説明する。
なお上記従来の構成と同一部分は同一番号を使用し、そ
の説明を省略する。第2図において、12はヒータトラ
ンスで、その1次巻線には直列に直流阻止用コンデンサ
13が接続されている。この直流阻止用コンデンサ13
がないと、このようなインバータの起動は、商用電源投
入と同時に行わねばならず、実際上、不可能である。こ
の構成によりマグネトロン11に高圧電力とヒータ電力
を供給する構成としサイリスタ5のトリガ周波数FO(
=L)を変化させることによりマグネトロン電波出力P
Oを600Wから60Wまで変化させたとき、サイリス
タ5の端子電圧の交流成分sの変化をみると、100(
f)から90%程度までしか変化しないのである。
すなわち、POが600WのときのVsの値を100と
するとき、POが60WのときのVsの値は約90であ
り、POの600Wから60Wまでの変化に対して、1
0%程度しかVsは変化しないのである。この原理を第
2図におけるマグネトロン11のヒータ電力供給回路の
みを示す第7図aを参照して説明する。すなわち、第7
図aはサイリスタ5の端子電圧の交流成分Vsを電源と
考えたものである。今、コンデンサ13の容量をC、ヒ
ータトランス12の1次、2次インダクタンスをLp,
Lsl次、2次巻線の結合係数をK、巻数比をn、マグ
ネトロンヒータ回路のフイルタチヨーク15a,15b
を含めたインピーダンスをZin=RK+JCl)LK
、として、等価回路に表すと、第7図bのようになる。
RK,LKは、力ソータの抵抗値、ヒータ回路のインダ
クタンスである。第7図bにおいて、インダクタンスK
Lpを有するブランチに流れる電流をI(KLp)、イ
ンダクタンス(1−K)Lp,LK−N2、および抵抗
RK−N2を有するブランチに流れる電流を1(RK−
N2)とし、インダクタンスKLpの端子電圧をVs′
とすると、但し、N)/Rぇ・N2)2{2勾δ・{(
1−K)Lp+N2Lml〕2と表すことができる。
ここで、2πFO−K−Lp〉A となるようにFO,K,Lp,RK,LKを選ぶととな
る。
従つて、I(KLp)を.無視すると、第7図bの回路
は、同図cの回路で近似することができる。
第7図cにおいて、L=2・(1−K)Lp+N2・L
Kである。
ここでヒータへの供給電力Pを考えると、ただし、 ?2πFO,X=ωL(1−ー) ラ ω2T,,−, がつて、ヒータへの供給電力PHは した X〉RとなるようにFOおよびCの値を選べば、PlI
l゜iζノ4と表わすことができ、さらに、−.Oとな
るようにCの値とFOとを選んでω2LCくなると、I
Hは、減少する特性を有する電源回路とすることができ
る。
また、ヒータトランス12とコンデンサ13を適当に設
計することにより、POに対するIHの変化の程度は、
最も好ましい状態に設計することができる。
すなわち、第8図において、従来4のようなPOとPH
の関係であつたものを8のようにすることができるもの
である。
さらに、起動時において次に述べるような利点を有して
いる。
第10図を参照して説明する。,..71:==:X。
”==.;4訪名:を変化させることにより、インバー
タが実施例のごとくサイリスタインバータの場合、転流
失敗を防止でき、さらに、商用電源ラインからの急激な
電流の流入を防止できるから、ラインインピーダンスに
よる電源電圧の急激な低下を防止でき、他の電気機器、
器具への影響を小さくできる。このような起動制御をし
た場合、ヒータへの供給電力PHCくb図のように変化
する。すなわち、従来は破線のようにPHはTOと共1
こ小い方から、除々に大きくなつていつたが、本発明に
よれば、PHは、実線のごとく大きい方から小さくなつ
ていく。そして、C図のように、マグネトロンのアノー
ドカソード間電圧VAKは変化し、またアノード電流1
Aはd図のように立ち上る。すなわち、本発明によれば
、マグネトロンの発振の立ち上りの開始時期が速くなり
、しかも立ち上り時間Trも短くなる。
したがつて、秒速調理にふさわしいものとなり、かつ、
マグネトロンが立ち上り時間Trの間におちいる異常発
振モードでの動作時間が短くなるから、マグネトロンの
寿命を著しく改善できる。さらに、起動時に発生するA
K(7)起動電圧VAK2は、従来のAKlに比べて低
いものとなり、高圧回路の低コスト化・信頼度向上を実
現できる。
第3図〜第6図は本発明の他の実施例を示すもので、上
記実施例と同等の効果を奏することができる。すなわち
、本発明は『共振回路を付勢するスイツチ手段のスイツ
チング周波数を変えて共振回路に励起される電圧(出力
電圧)を変化させたとき、スイツチ手段の端子電圧の交
流成分があまり変化しない』ことを利用したものである
ので、このような様々の実施態様をとることができるの
である。また特に第5図、第6図は半導体スイツチ素子
を2個用いた実施例を示すものである。なお、第2図〜
第6図の実施例において整流器2を除去し、逆導通サイ
リスタ5のかわりに、逆並列に逆阻止サイリスタを用い
ることも可能で、本発明は、第2図〜第6図の実施飾こ
限定されるものでない。以上の説明から明らかなように
本発明によれば電波出力制硫囲が広くかつマグネトロン
の寿命を著しく改善し、しかも小型軽量イL低コスト化
された高周波加熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はインバータ回路を用いた従来の高周波加熱装置
における電源装置の回路図、第2図は本発明の高周波加
熱装置における電源装置の一実施例を示す回路図、第3
図〜第6図は本発明の他の実施例を示す回路図、第7図
A,b,cはヒータ回路の等値回路図、第8図はヒータ
電力PHと電波出力POの関係を示す図、第9図は本発
明の回路による作動状態を示す説明図、第10図a−d
は起動時の状態を示す説明図である。 5・・・・・・半導体スイツチ素子、6・・・・・・昇
圧トランス、8・・・・・・スイツチング制御回路、1
1・・・・・・マグネトロン、12・・・・・・ヒータ
トランス、13・・・・・・コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1個または複数個の半導体スイッチ素子と、この半
    導体スイッチ素子を制御するスイッチング制御手段と、
    前記半導体スイッチ素子により付勢される直列または並
    列共振回路と、この共振回路に接続された昇圧トランス
    と、この昇圧トランスにより付勢されるマグネトロンと
    、前記半導体スイッチ素子の1つに並列に接続され前記
    マグネトロンのカソード加熱電力を供給するヒータトラ
    ンスとを備えた高周波加熱装置。 2 ヒータトランスの1次巻線には直列にコンデンサを
    接続した特許請求の範囲第1項記載の高周波加熱装置。 3 スイッチング制御手段は、起動時にスイッチング周
    波数が所定の低い周波数から連続的または段階的に上昇
    して設定周波数になり、半導体スイッチ素子を制御する
    構成とした特許請求の範囲第1項記載の高周波加熱装置
JP4954877A 1977-04-28 1977-04-28 高周波加熱装置 Expired JPS5931839B2 (ja)

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JP4954877A JPS5931839B2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 高周波加熱装置

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JP4954877A JPS5931839B2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 高周波加熱装置

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JPS53135043A JPS53135043A (en) 1978-11-25
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ES2051450T3 (es) * 1989-12-22 1994-06-16 Moulinex Sa Circuito de alimentacion electrica de una carga tal como un magnetron.

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JPS53135043A (en) 1978-11-25

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