JPS5931790B2 - カセツトテ−プレコ−ダにおける巻戻し早送り装置 - Google Patents

カセツトテ−プレコ−ダにおける巻戻し早送り装置

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JPS5931790B2
JPS5931790B2 JP52015872A JP1587277A JPS5931790B2 JP S5931790 B2 JPS5931790 B2 JP S5931790B2 JP 52015872 A JP52015872 A JP 52015872A JP 1587277 A JP1587277 A JP 1587277A JP S5931790 B2 JPS5931790 B2 JP S5931790B2
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lever
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正章 橋本
邦夫 中田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特に極めて小型のテープレコーダに適したテー
プの巻戻しおよび早送り操作装置に関するものである。
近年市場では会議や講演会等の話の内容の筆記に代つて
、テープレコーダでもつて直接記録するという至便な記
録方法が多く採用されている。
このような使用用途を考慮した場合、テープレコーダは
小型軽量であつて操作がし易く動作が確実で、しかも安
価なものが需要者に望まれる。その上テープの所望部分
を操り返し再生することが便利なように、再生状態で巻
戻し可能なレビュー機構再生状態で早送りのできるキュ
ー機構等も備えておく必要がある。これらの要望にもと
づき最近種々な型式の超小型テープレコーダが提案され
ているか、上述したすべての条件に限られた小さい容積
内に具備せしめることは極めて困難であり、上記各機構
を完備し信頼性が高く、しかも低価格な小型テープレコ
ーダは未だ開発されていない実状である。このように機
能的には大型カセットテープレコーダと同等の要求があ
り、かつその全体の体積を約ハ〜ハに小さくするために
は、個々の部品の小型化と同時にその精度を一層高める
必要があり、更に各部品の組立作業がより複雑困難化し
てコスト高を招き、小型テープレコーダを低価格で提供
することは極めて困難である。
その上従来の小型テープレコーダの多くは大型カセット
テープレコーダの構成に倣つたものであるため、各部品
が超小型になつた場合、自動組立や調整が至難となり大
部分が作業員の手作業に依存せざるを得ないことから精
度の向上、コストの低減化という点において大きな障害
となつている。本発明は上述した小型テープレコーダの
製作上の問題点を改善し、かつテープレコーダとして望
まれる条件を具備せしめるとともに各種操作を片手でも
つて極めて簡易に行なうことができ、更に操作主基板を
アルミダイカスト、支柱固定用ボスを合成樹脂で構成し
てアルミニユームやステンレス等の基板上に一体的に成
型した構造となし、大部分の部品をその基板の一方向か
ら挿入可能となして自動組立を容易にするとともに全体
の構成を簡略化し、安価であり各種動作を確実に行ない
得る超小型カセツトテーブレコーダにおけるテープの巻
戻しおよび早送り操作装置を提供するものである。
以下本発明の実施例を示した図面について説明すると、
第1図および第2図において、1は力セツトテープ(図
示せず)を挿入するポケツトで、該ポケツト1にはテー
ブの走行状態を監視するための透明板の窓2を有してい
る。
3は再件Jl.4は録音釦、5は停止釦、そして6は巻
戻しおよび早送りレバーであり、その他図示を省略して
いるがイヤーホンジヤツク、マークジャック、音量調整
つまみなどが装備されている。
テープレコーダ内部の詳細な構成の説明に先立つて上記
力セツトテープレコーダの操作要領を簡単に述べると、
先ず停止釦5をA方向に押すと力セツトテープを挿入さ
せるポケツト1が開き、準備していたカセツトテーブを
該ポケツト1内に挿入したのち、該ポケツト1を押し付
けて閉じると、カセツトテーブは所定の位置に装着され
る。
今この力セツトテープには予め録音がなされているもの
として、それを再生する場合、再生釦3をA方向に押す
ことにより再生状態となる。そして再生中に巻戻し早送
りレバー6をB方向に押すと後述するようにピンチロー
ラがキヤプスタンから外れ、同時に供給側のリール駆動
軸が逆転されて再生しながら巻戻しが行なわれる。(レ
ビユ一操作)また巻戻し早送りレバー6をC方向に押す
と再生状態のままで早送りが行なわれる。(キユ一操作
)そしてテープを停止する場合は停止釦5をB方向に押
すことにより再生釦3は元の位置に戻つて停止状態とな
る。次に録音操作について説明する。
録音を行なうときは録音釦4と再生釦3とを同時にA方
向に押すことにより録音状態となる。この場合録音釦4
は再生釦3の角窓7内に同一面でもつて配置されている
ため、実際には録音釦4を押すことにより同時に再生釦
3が移動され、指1本でもつて簡易に録音操作を行なう
ことができる。また一般に力セツトテープには録音をし
てもよいテープと録音内容を録音操作により消去されて
は困るテープとがあり、これらを判別するために力セツ
トにフインが設けられ、貴重な録音を誤つて消去される
のを防止し得るようになつている。即ち録音が消去され
ては困るテーブはこのフインを切り取つておき、録音を
行なつても差支えないテーブはこのフインを付けた状態
で使用されるようになつている。本発明による力セツト
テープレコーダにおいても、このフインの有無を検知し
誤消去を防止するための誤消去防止機構が設けられてい
る。更に録音状態で巻戻し早送りレバー6をB方向に押
すと再生釦3はそのまXで録音釦4のみが元の位置に戻
つて前記したレビユ一状態となり、また巻戻し早送りレ
バー6を中央に戻すと再生状態となるなど録音した内容
を即座に再生できるという便利な操作機構を有している
。またこの録音状態では巻戻し早送りレバー6をC方向
に押しても所謂キユ一操作は必要がないため、後述する
ストツパ一により巻戻し早送りレバー6はC方向には移
動しないようになつている。更にこの再生釦3が押し下
げられているとき、即ちテープが走行しているときには
後述する力セツトを取り出すイジエクト操作が行なえな
いようになつている。このように本発明による力セツト
テープレコーダには、各操作に対しても誤操作ができな
いように安全装置が組入れられている。次に巻戻しおよ
び早送り操作について説明する。
停止状態で巻戻しを行なうには、巻戻し早送りレバー6
をB方向に押すことにより、また早送りを行なうには誤
巻戻し早送りレバー6をC方向に押すことにより遂行で
きるようになつている。また装着された力セツトテープ
を停止状態で取り出したい場合には、停止釦5をA方向
に押すことによりポケツト1は板バネによつて弾出され
て開かれ、難なく力セツトを取り出すことができる。上
記した再生、録音、停止およびイジエクト、早送り、巻
戻し、レビユ一あるいはキユ一等の操作部はすべて力セ
ツトテープレコーダの一側面に設けられていることから
、上述した種々の操作はすべて片手でもつて容易に行な
うことができるようになつている。続いて本発明の実施
例を示した第3〜5図について力セツトテープレコーダ
の機構部の作動について詳細に説明すると、10は基板
であつて、該基板10には、テープの供給リール駆動軸
11およびテープの巻取りリール駆動軸12が回転可能
に装備され、該基板10の中央部に位置した軸受13に
はフライホイール14に固着されたキヤプスタン15が
回転自在に取付けられている。
録音再生磁気ヘツド16は取付板17に固着され、該取
付板17は第1摺動板18にその位置か調節可能に取付
けられている。該第1摺動板18には幅方向に延びる溝
孔19,20,21が形成され、該溝孔19,20,2
1内に基板10上に植設されたピン22,23,24が
挿入され、該第1摺動板18が基板10上を上記溝孔1
9,20,21の長さの範囲内において摺動し得るよう
になつている。以下この摺動方向をA方向と称する。該
第1摺動板18上にはピン25が植設され、該ピン25
にはピンチローラ27が回転自在に装着されたレバー2
6が回動自在に嵌挿されている。そして該ピン25には
一端が該レバー26に掛止され他端が第1摺動板18に
掛止されたトーシヨンばね28が取付けられ、該トーシ
ヨンばね28によつてピン29が植設されたレバー26
が反時計方向に回動力が作用するよう付勢されているが
、常態においてはこの回動作用はピンチローラ27の軸
と第1摺動板18上に形成された溝孔30によつて規制
されている。更に該第1摺動板18の下方にはスリツト
状の切込み31が形成されていて、該切込み31内に後
述する停止釦5に植設されたピン32が挿入され、また
該第1摺動板18の裏面側にはピン33が固着されてい
て、該ピン33には後述するレバー34が係合される。
そして該第1摺動板18は、基板10の上方に植設され
ている力セツトガイドピン35に挿人されたトーシヨン
ばね37によつて常時D方向(上記A方向と反対方向)
に付勢されている。該第1摺動板18の上面側下方には
消去磁気ヘツド39を有する第2摺動板38が設けられ
、該第2摺動板38にも幅方向に延びる長孔40,41
が形成され、基板10上に植設されたピン24,42に
ガイドされて第1摺動板18と同様にA方向に摺動可能
となつている。
該第2摺動板38の上辺には後述する回転片44に掛合
された垂片43が形成され、下辺には後述するフィン検
出レバー46の切欠き47と掛合される垂片45を有し
ている。更に該第2摺動板38のガイドピン42の下側
にはフイン検出用突出片48を備えたフイン検出レバー
46が回動自在に設けられ、該突出片48が力セツトテ
ープのフインに当るようになつている。
また該ピン42には、一端がフイン検出レバー46に掛
合され他端が基板10に掛合されたトーシヨンばね49
が設けられ、該トーシヨンばね49の弾力によつて該フ
イン検出レバー46は反時計方向への回動力が付勢され
ている。第4図および第6図に示したように、基板10
に形成されたキヤプスタン軸受13と同軸に巻戻し早送
りレバー6が回動自在に装着され、該レバー6の端部に
は切欠き50が形成されていて、該切欠き150内に、
上下2個の歯車51a,51bからなる巻戻し歯車51
が装着されている。
51cは該歯車51の軸、そして51dはその軸受であ
る。
該巻戻し歯車51の下側の歯車51bは前記したフライ
ホイール14の中に位置し、該フライホイール14に固
着された歯車57と常時噛合つている。そ1,て該巻戻
し歯車51は基板10の側方端部にネジ52によつて固
着された板ばね53により、巻戻し早送りレバー6の回
動と従動して変位し得るように構成され、その回動範囲
は基板10に形成されたスリツト54によつて規制され
ている。基板10の下端部にはモータ55がビスなどの
手段によつて定位置に固着され、該モータ55からベル
ト56によつてフライホイール14に伝動される。
前記した巻戻し早送りレバー6によつて変位される巻戻
し歯車51の上側の歯車51aは、該レバー6がB方向
に操作された際、巻取りりール駆動軸12に挿入された
歯車60または基板10に設けられ、かつ供給リール駆
動軸11の歯車58と常時噛み合つている中間歯車59
と噛合うようになつている。また第5図および第7図に
示したように、基板10上には前記した巻戻し早送りレ
バー6を横切つて水平方向に延び上下端部において軸受
65,65によつて支受された軸61が配置され、該軸
61には前述した回転片44、コイルバネ62、クラツ
チ可動部63、クラツチ固定部64の順に配設されてい
て、そのうちの回転片44およびクラツチ固定部64は
該軸61に固着され、コイルバネ62とクラツチ可動部
63は該軸61上において摺動可能に嵌着されている。
なお上記軸受65,65は基板10の両端にU字形の突
出部66,66を形成し、該突出部66,66内に該軸
受65,65を位置せしめたのち、該突出部66,66
の先端を締めることによつて固定されている。回転片4
4の下方には突起67を有し、該突起67は前記した第
2摺動板38の垂片43と係合され、また回転片44の
上方に設けた突起68は巻戻し早送りレバー6と対向し
て該レバー6の当りとなつている。またクラツチ可動部
63の下半部は基板10に形成された長方形の溝69内
に位置し、コイルバネ62によりクラツチ固定部64に
向つて弾圧されている。該クラツチ可動部63およびク
ラツチ固定部64の対向面にはそれぞれ凹部70および
凸部71が形成され、対向する凹凸部が係合可能となつ
ている。また該クラツチ固定側の外周部には突出部72
が形成され、該突出部72は、基板10に形成された支
持台74の面上においてA方向に摺動自在な録音釦4の
先端に形成された角孔73内に嵌合されている。更に前
記した第1摺動板18のガイドピン22の下側にはくの
字形をなしたレバー34が回動自在に装着され、該レバ
ー34は第1摺動板18の裏面に固着されたピン33お
よび巻戻し早送りレバー6の突出部75、クラツチ可動
部63の溝76にそれぞれ関連して係合されている。ま
た第3図に示したように基板10の側部の土下コーナ部
にはL形片77,78が固着され、該L形片77,78
にポケツト1がピン79,80に開閉自在に枢着されて
いる。
停止釦5の先端部にはイジエクトレバ一81がピン82
によつて回動自在に連結され、該ピン82は基板10に
形成された溝孔83に嵌入されている。該イジエクトレ
バ一81の先端部および下端部には溝孔84,85が形
成され、該溝孔84,85内に基板10に植設されたピ
ン86,87が挿入され、A方向に摺動し得るように構
成されている。更に該イジエクトレバ一81の下端部に
は、斜面を有する垂片88が設けられ、該垂片88の斜
面とポケツトに植設されたピン(図示せず)とが係合さ
れ、またイジエクトレバ一81と回動自在に連結されて
いる停止釦5のL形の溝孔91は基板10に植設された
ピン90に挿入されていて、該停止釦5は該L形の溝孔
91に規制されながら該イジエクトレバ一81と連動し
てA方向に摺動し得るとともにピン82を支点として回
動し得るようになつている。更に該停止釦5には、第1
摺動板18に形成されたスリツト状切込み31に係合す
るピン32が設けられ、またコイルばね92によつて常
に斜め下方に引張られ、それによつて該停止釦5はC方
向とD方向の合成方向に付勢されている。次に上述した
ごとく構成された本発明のカセツトテーブレコーダの動
作について説明すると、停止釦5をA方向へ押すことに
よつて開かれたポケツト1内に力セツトテープを挿入し
たのち、該ポケツト1を基板10面に押し付けることに
より、ガイドピン35,36および板ばね93の作用に
より力セツトテープは所定位置に装着される。
まず再生を行なう場合について述べると、再生釦3をA
方向に押すことにより第1摺動板18がA方向に摺動し
、これに伴ない停止釦5はコイルばね92によつてピン
82を支点として反時計方向に付勢されているため、該
第1摺動板18上に設けられたスリツト状切込み31に
停止釦5に植設されたピン32が入り込み、第1摺動板
18はロツクされる。他方第1摺動板18のA方向の移
動により該摺動板18に固着されている録音再生磁気ヘ
ツド16は、力セツト側面に形成された開口部から力セ
ツト内に侵入してテープと接触する。また第1摺動板1
8に回動自在に装着されたピンチローラ27が該第1摺
動板18と共に従動し、トーシヨンばね28の作用によ
りキヤプスタン15に一定の力でもつて弾力的に圧接さ
れ、テープを正確に走行せしめる。この際レバー26上
に設けられた突起94が作用してテープがピンチローラ
27に巻込まれて損傷するなどのトラブルが防止される
。次に上記した再生状態で巻戻し動作、即ちレビユ一動
作を行なう場合には、巻戻し早送りレバー6をB方向に
押せば、該レバー6の切欠き50に位置している巻戻し
歯車51が時計方向に変位して土側の歯車51aがテー
プ巻取りリール駆動軸12に装着された歯車60から離
れて巻取りりール駆動軸12の駆動が中断され、該巻戻
し歯車51の上側の歯車51aは中間歯車59と噛み合
わされる。
該中間歯車59はテープ供給リール駆動軸11に装着さ
れた歯車58と噛み合つているため、フライホイール1
4の回転はテープ供給リール駆動軸11に伝動され、該
テープ供給リール駆動軸11が反時計方向に回転せしめ
られてテープの巻戻しが行なわれる。この時キャプスタ
ン15の回転方向とテープの走行方向が逆になるためピ
ンチローラ27を該キヤプスタン15から離す必要が生
じる。しかしながら本発明においては上記した巻戻し早
送りレバー6がB方向に押されると、該レバー6の突出
部75がピンチローラ27を支持しているレバー26の
ピン29に作用して該レバー26がピン25を支点とし
て時計方向に回動され、キヤプスタン15からピンチロ
ーラ27が離脱せしめられる。また上記した巻戻し歯車
51はキヤプスタン軸を支点として回動変位され、フラ
イホイール14の歯車57が該キヤプスタン軸と同心に
設けられているため、両歯車51bと57の噛み合い精
度が常に高度に保たれ製作加工や組立の容易化にも役立
つ。次に再生状態で早送りを行なう所謂キユ一動作は、
再生状態で巻戻し早送りレバー6をC方向に操作するこ
とにより遂行される。
即ち、該レバー6をC方向に押すと、巻戻し歯車51は
その軸51cがスリツト54に規制され巻取りリール駆
動軸12の歯車60と上側の歯車51aとが噛み合つた
状態を維持し該レバー6のみが反時計方向に回動される
。この回動により図示せざるスイツチが動作されてモー
タ55の回路に大きな電流が供給され、それによつてモ
ータ55の回転が高速化され、歯車60が増速してテー
プが順方向に高速で巻取られて早送り状態にすることが
できる。再生動作中ではなく通常の状態における巻戻し
あるいは早送りは次のようにして行なわれる。即ち再生
釦3および録音釦4が不作動状態において巻戻し早送り
レバー6をB方向に押すと、巻取りリール側の歯車60
と噛み合つていた巻戻し歯車51は、該レバー6の時計
方向の回動と従動して中間歯車59と噛み合うと同時に
スイツチ(図示せず)が入り、モータ55が回転駆動さ
れてベルト56によりフライホイール14が回転され、
該フライホイール14と同心に固着された歯車57から
巻戻し歯車51中間歯車59を経てテープ供給側歯車5
8が反時計方向に回転され、テープの巻戻しが行なわれ
る。また上記通常の状態において早送りを実施したい場
合には、該巻戻し早送りレバー6をC方向に動作させる
該レバー6がC方向に押されると、巻戻し歯車51は前
述した再生中における早送りの場合と同様に、上側の歯
車51aは巻取りりール側の歯車60と噛み合つた状態
が保持され、該レバー6のみが反時計方向に変位すると
同時に図示せざるスイツチが入り、モータ55に大きな
電流が供給されてモータ55の回転が高速化され、ベル
ト56を介してフライホイール14が高速回転され、フ
ライホイール14に固着された歯車57、巻戻し歯車5
1を経て巻取りリール側の歯車60が高速に伝動され、
巻取りリール駆動軸12が回転せしめられてテープは順
方向に高速で送られる。次に録音動作について説明する
先ず録音可能なテープ即ち力セツトにフインが付いてい
るテープをポケツト1に装着すると、フイン検出レバー
46が力セツトのフインに押されて軸42を支点として
時計方向に回動され、第2摺動板38の垂片45とフイ
ン検出レバー46の切欠き47との掛合いが外れ、第2
摺動板38は摺動可能な状態となる。この状態において
、再生釦3および録音釦4をA方向に押すと再生釦3は
前述した再生動作の場合と同様にロツクされるが、録音
釦4はA方向に押されることにより第5図に示したよう
に録音釦4の先端部に角孔73によつて軸61に固着さ
れているクラツチ固定部64の突出部72がA方向に軸
61と共に回動され、コイルばね62の弾力によつてク
ラツチ固定部64の凸部71とクラツチ可動部63の凹
部とが係合されて該クラツチ可動部63はクラツチ固定
部64に向つて摺動される。この際クラツチ可動部63
は溝69によつてガイドされ規制されているため、クラ
ツチ固定部64は上記した回動された状態でもつてロツ
クされ、それによつて録音釦5はA方向に押し込まれた
状態が維持される。同時にまた軸61に固着された回転
片44の突起67は、上記したクラツチ固定部64の回
動とともに同方向に回動し該突起67によつて第2摺動
板38もA方向に摺動され、該第2摺動板38上に固着
された消去磁気ヘツド39が力セツト側面の開窓からテ
ーブに向つて侵入し、テーブと接触して以前の録音記録
を順次消去するものである。次に力セツトのフインが切
除された力セツトテープ即ち既存の録音が消去されては
困る力セツトテープをポケツト1に装着した場合には上
記したフイン検出レバー46の突出片48が力セツトの
フイン欠除開口部から力セツト内に突入するため、該フ
イン検出レパ一46は回動されず、該フイン検出レバー
46の切欠き47と第2摺動板38とが掛合した状態を
保つているから第2摺動板38のA方向への摺動が阻止
され、従つて録音釦5はA方向へ押し下げることができ
ず、不測な録音が防止される。
また録音状態で巻戻し早送りレバー6をB方向へ押して
所謂巻戻しを行なう場合において、該巻き戻し早送りレ
バー6がB方向に押され、該レバー6が時計方向に回動
せしめられると、該レバー6上の突出部75によつてく
の字形のレバー34がピン22を支点として時計方向に
回動せしめられ、該レバー34の先端部100に係合さ
れている可動クラツチ部63はコイルばね62の弾力に
抗して軸61上をC方向に摺動してクラツチ固定部64
との噛み合いが外され、それによつて録音釦4のロツク
が解かれトーシヨンばね101の弾力により元の位置に
戻される。
なお録音状態では回転片44の突出部68によつて巻戻
し早送りレ ニバ一6はC方向には押すことができない
ようになつている。更に録音状態を解除する場合には、
再生の停止の場合と同様に、停止釦5をA方向に押すと
、前述したように再生釦3は元の位置に戻される。
こ 5の時第1摺動板18の裏面に植設されたピン33
のD方向への移動により該ピン33がレバー34の上部
端縁102を押圧して該レバー34を時計方向に回動せ
しめ、それにより前述したごとくクラツチ固定部64と
クラツチ可動部63との噛み 5合いが外されて録音釦
4は元の状態に復帰される。最後にイジエクト動作につ
いて述べると、イジエクト動作は停止状態で停止釦5を
A方向に押し下げることによつて行なわれる。即ち停止
状態において停止釦5がA方向に押し下げられると、該
4停止釦5とピン82によつて連結されたイジエクト
レバ一81はA方向に摺動される。それによつてポケツ
ト1の側面に固着されたピン(図示せず)がイジエクト
レバ一81に形成された垂片88の傾斜部によつて押し
上げられてポケツト1の係止が解かれ、板ばね93の弾
力によつて該ポケツト1が外側へ回動弾出してポケツト
1内への力セツトの脱着が可能となる。以上詳述したよ
うに本発明による力セツトテープレコーダにおける巻戻
し早送り装置は、巻戻し早送りレバー6をキヤプスタン
15の軸を中心として回動操作し得るようになし、モー
タ55からキヤプスタン15と同軸の基板10の下面側
に位置したフライホイール14に伝達された回転力を、
該フライホィール14に固着された歯車57に伝達する
とともに、該巻戻し早送りレバー6の先端位置に、上記
歯車57と噛み合う下側の歯車51bおよび基板10の
上面側において巻取りリール側歯車60または供給リー
ル側歯車58に伝動する中間歯車59とに選択的に噛み
合う上側の歯車51aとからなる巻戻し歯車51を変位
可能に配設し、該巻戻し歯車51を上記巻戻し早送りレ
バー6の操作によりその下側の歯車51bが該フライホ
イール14の歯車57と噛み合いながら回動変位せしめ
、巻取りリール駆動軸12または供給リール駆動軸11
を選択的に駆動し得るようになしたものであるから、基
板10の下面側に伝動されるモータ55の回転力を極め
て合理的に基板10の上面側に導くことができ、基板1
0の下面側に配設される部品が著しく減少して大部分の
部品を該基板10上に集中することができる。
これにより一方向からの組立作業が可能となり自動組立
方式を採用することが容易となり、製品のコスト低下に
極めて有利となる。その上巻戻し早送りレバーの操作に
より、テープの巻戻し、レビユ一動作、あるいはテープ
の早送り、キユ一動作などが簡単にしかも正確に行なわ
れ、またこれら切替操作による歯車の噛み合い精度の乱
れがなく、また更に部品の小型化にも寄与し、大型テー
プレコーダと同等の機能を小型テープレコーダに組入れ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示したものであつて、第1図お
よび第2図は力セツトテープレコーダの外装部を略示し
た平面図および側面図、第3図はテープ駆動部の内部構
造を示した平面図、第4図はキヤプスタン駆動部の状態
を示した1部省略縦断面図、第5図は録音操作部分の拡
大平面図、第6図は巻戻し機構部の分解斜視図、そして
第7図は録音操作の分解斜視図である。 6は巻戻し早送りレバー、10は基板、11はテープ供
給リール駆動軸、12はテープ巻取りリール駆動軸、1
3はキヤプスタン軸受、14はフライホイール、15は
キヤプスタン、51は巻戻し歯車、55はモータ、57
はフライホイールに固着した歯車、58は供給リール側
の歯車、59は中間歯車、60は巻取りリール側の歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 巻戻し早送りレバーをキャプスタンの軸を中心とし
    て回動操作し得るようになし、モータからキャプスタン
    と同軸の基板下面に位置したフライホイールに伝達され
    た回転力を、該フライホイールに固着された歯車に伝達
    するとともに、該巻戻し早送りレバーの先端位置に、上
    記歯車と噛み合う下側の歯車および基板上面側において
    巻取りリール側の歯車または供給リール側の歯車に伝動
    する中間歯車とに選択的に噛み合う上側の歯車とからな
    る巻戻し歯車を変位可能に配設し、該巻戻し歯車を上記
    巻戻し早送りレバーの操作によりその下側の歯車がフラ
    イホイールの歯車と噛み合いながら回動変位せしめ巻取
    りリール駆動軸または供給リール駆動軸を選択的に駆動
    し得るようになしたことを特徴とするカセットテープレ
    コーダにおける巻戻し早送り装置。
JP52015872A 1977-02-15 1977-02-15 カセツトテ−プレコ−ダにおける巻戻し早送り装置 Expired JPS5931790B2 (ja)

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JPS61166386U (ja) * 1985-03-30 1986-10-15
JPH0122166Y2 (ja) * 1984-02-29 1989-06-30
JPH0315311B2 (ja) * 1984-10-16 1991-02-28 Koito Seisakusho Kk

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