JPS5931709Y2 - アルミニウムの陽極酸化処理槽 - Google Patents

アルミニウムの陽極酸化処理槽

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JPS5931709Y2
JPS5931709Y2 JP8996380U JP8996380U JPS5931709Y2 JP S5931709 Y2 JPS5931709 Y2 JP S5931709Y2 JP 8996380 U JP8996380 U JP 8996380U JP 8996380 U JP8996380 U JP 8996380U JP S5931709 Y2 JPS5931709 Y2 JP S5931709Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment tank
electrolyte
tank
pipe
anodizing treatment
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Expired
Application number
JP8996380U
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JPS5713674U (ja
Inventor
毅 矢野
充弘 佐藤
Original Assignee
日本碍子株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアルミニウムの陽極酸化処理槽の改良に関する
ものである。
アルミニウムの陽極酸化処理槽において処理槽の底に無
数の微小な通気孔を備えた散気筒を設けたものは例えば
実公昭55−9646号公報に記載されており、電解中
に散気筒を通じて微細な気泡を発生させることによって
処理品の焼つき(バーニング)不良を電流密度が大な場
合にも少なくするという効果を発揮できるものであるが
、その反面、処理品に生成される酸化皮膜の膜厚が不均
一となるという問題点がある。
そのため、酸化皮膜の膜厚が基準以下の個所がある場合
には該個所が基準の膜厚となるまで電解を続ける必要が
あり、従って、効率が悪いうえ電流の往昔という好まし
くない難点があった。
本考案は前記のような無数の微小な通気孔を備えた散気
筒を底に設けたアルミニウムの陽極酸化処理槽の難点を
解決するためになされたもので、以下、図示の実施例に
ついて詳細に説明する。
1は処理槽であって、該処理槽1の底には無数の微小な
通気孔を備えた散気筒2が水平に設けられており、そし
て、該散気筒2は槽内において先端が閉じられ、槽外で
コンプレッサー5に連結して0.4kg/cm2の加圧
空気を送ることによって槽内において筒壁に形成されて
いる径8〜12μの無数の微小な通気孔を通じて電解液
中に微細な気泡を発生させることができるものであって
、セラミックス或いは不錆鋼などの電解液によって容易
に腐食されない材料をもって製作されている。
4は処理槽1内において前記散気筒2の両側斜上方附近
に並行して設けられる電解液循環パイプであって、該電
解液循環パイプ4は散気筒2に向けて電解液を流出させ
る多数の流出孔3を備えたものとし、そして、該電解液
循環パイプ4は槽外では1本として送液ポンプ6に連結
し、処理槽1内の電解液は該処理槽1の槽壁上方部に設
けた排液孔7を通じて前記送液ポンプ6に循環されるよ
うになっている。
なお、前記処理槽1の上方には図示しない陽極棒を横置
してこれに連結して処理槽1内に向は吊り下げられる陽
極棒にはラック治具をもって処理品のアルミニウム板が
取付けられるとともに同じく図示しない陰極板を処理槽
1内に配置して前記陽極棒と陰極板を電源に接続するこ
とにより電解を行うように構成されていることは従来の
陽極酸化処理槽と同様である。
このように構成されたものは、処理槽1の底に設けられ
る無数の微小な通気孔を備えた散気筒2にコンプレッサ
ー5をもって加圧空気を送れば、処理槽1内の電解液中
には微細な気泡が発生して上昇してゆくこととなるが、
この際、散気筒2に形成されている無数の微小な通気孔
が不均一なために発生する気泡の大きさおよび発生量に
差があり、その結果、気泡の上昇速度も散気筒2の個所
によって異なることとなって電解液の流れに場所によっ
て大きな差を生じさせ、これに伴い電解液の液温には場
所によって高低の差が生じて電解の開始により処理品に
生成される陽極酸化皮膜の膜厚が不均一となることを避
けられないが、前記散気筒2の附近には該散気筒2に向
けて電解液を流出させる多数の流出孔3を備えた電解液
循環パイプ4が並行して設けられているため、散気筒2
へ加圧空気を送ると同時に該電解液循環パイプ4に連結
する送液ポンプ6をもって処理槽1の槽壁上方部に設け
た排液孔7を通じて循環される電解液を処理槽1中にお
いて電解液循環パイプ4に設けられる多数の流出孔3を
通じ散気筒2に向けて流出させれば、この流出電解液の
均斉な流れは前記のような散気筒2によって発生する気
泡に基づく電解液の場所によって大きな差のある流れを
散気筒2の附近において全面的に整流し、処理槽1中の
電解液の液温を高低差の少ないものとするとともに散気
筒2によって発生する微細な気泡を処理品の表面に添い
均斉に上昇させることにより酸化皮膜の生成する該処理
品の表面を冷却するものである。
その結果、処理品に硬い酸化皮膜を生成させるために電
流密度を高くしても処理品に焼つき(パニング)不良を
起すことがなく、また、生成されてゆく酸化皮膜の膜厚
は不均一とならないために電流の往昔もなく短時間に効
率よくアルミニウムの陽極酸化ができるものである。
なお、前記実施例においては、処理槽1の底に1個の散
気筒2を水平に設けてその両側斜上方附近に該散気筒2
に向けて電解液を流出させる多数の流出孔3を備えた電
解液循環パイプ4を並行して設けたものとしているが、
処理槽を大型のものとした場合には、散気筒を許される
範囲において処理槽の底に多数個水平に並列して設ける
とともにその各個につき前記同様に電解液循環パイプを
並行して設ければよく、また、このような場合には、処
理槽の上方周辺から電解液をオーバーフローさせるよう
にして該電解液を別に設ける循環電解液の貯槽に一旦流
入させたうえ該貯槽に設ける送液ポンプをもって処理槽
内の多数の流出孔を備えた電解液循環パイプに電解液を
循環させるようにすればよいものである。
本考案は前記実施例による説明によって明らかなように
、処理槽の底に無数の微小な通気孔を備えた散気筒を設
けているだけの従来のアルミニウムの陽極酸化処理槽の
難点としたところを一掃したものであって、実用的価値
きわめて大なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。 1:処理槽、2:散気筒、3:電解液を流出させる多数
の流出孔、4:電解液循環パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 処理槽1の底に設けられる無数の微小な通気孔を備えた
    散気筒2の附近に該散気筒2に向けて電解液を流出させ
    る多数の流出孔3を備えた電解液循環パイプ4を並行し
    て設けたことを特徴とするアルミニウムの陽極酸化処理
    槽。
JP8996380U 1980-06-26 1980-06-26 アルミニウムの陽極酸化処理槽 Expired JPS5931709Y2 (ja)

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JPS5713674U JPS5713674U (ja) 1982-01-23
JPS5931709Y2 true JPS5931709Y2 (ja) 1984-09-07

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