JPS5930992B2 - 発電プラントにおける復水器の真空保持装置 - Google Patents

発電プラントにおける復水器の真空保持装置

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JPS5930992B2
JPS5930992B2 JP3293878A JP3293878A JPS5930992B2 JP S5930992 B2 JPS5930992 B2 JP S5930992B2 JP 3293878 A JP3293878 A JP 3293878A JP 3293878 A JP3293878 A JP 3293878A JP S5930992 B2 JPS5930992 B2 JP S5930992B2
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JP
Japan
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condenser
cooling
water
pump
holding device
Prior art date
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JP3293878A
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JPS54125310A (en
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洋次 永井
義邦 大島
勝己 浦
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高頻度起動停止を行なう中間負荷運用火力発電
プラントにおいて、プラント停止時のタービングランド
シール蒸気の処理を可能とする復水器の真空保持装置に
関するものである。
中間負荷運用を行なう火力発電プラントにおいて、夜間
停止、早朝起動というようにプラントを短時間停止する
場合、再起動時の復水器の真空上昇操作、給水水質管理
の面から起動時間を短縮することが望ましい。
従って通常は起動時間の短縮を図るため、復水器の真空
度は保持したままで、かつタービンはターニング運転を
継続する場合が多い。
これによって真空上昇時間を0.5〜1.5時間節約で
きると共に、復水器中の溶存酸素量の低減を図れる。
第1図は従来の復水器用真空保持装置の系統図を示し、
プラント停止の状態においては、補助蒸気系統からター
ビングランドシール蒸気がグランド蒸気調整器1に供給
され、ここで、一定圧力に調整された後、グランド蒸気
ヘッダー2を経てタービンTI 、T2の軸に設けたラ
ビリンスパツキン部3へ供給される。
該パツキン部3へ供給されたシール蒸気の一部は低圧の
復水器4へ流入し、残りのシール蒸気はパツキン部3外
側からグランド排気管5を経てグランドコンデンサー6
に送られる。
前記復水器4内に流入したシール蒸気は、循環水ポンプ
8によって揚水され復水器4−内の水室9を経て冷却細
管10を流過する冷却水(海水)と熱交換して凝縮水(
復水)となりホットウェル11に貯留される。
該ホットウェル11に貯留スる復水は復水ポンプ12に
よって復水管13に取出され、該復水管13を経て前記
グランドコンデンサー6に送られ、ここで前記シール蒸
気と熱交換した後、復水再循環弁15を介して復水器4
に回収され、ここで一つの閉ループが構成される。
前記グランドコンデンサー6に流入したシール蒸気は前
記復水と熱交換して凝縮水(復水)となってドレン管1
4を経て復水器4に回収される。
またパツキン部3からインリークしてシール蒸気と共に
グランドコンデンサー6に流入した空気はブロワ−7に
よって大気に放出される。
一方、プラント補機冷却水系統においては、タービン油
冷却器、コンプレッサー等の運転が継続されるので、軸
冷ポンプ16、冷却水クーラ17は通常のサイクルで運
転される。
即ち冷却水クーラ17には軸冷ポンプ16から補機冷却
水(淡水もしくは海水)が送り込まれ、ここで後述の冷
却水と熱交換して冷却された後、各補機へ導かれる。
前記循環水ポンプ8によって揚水された冷却水(海水)
の一部は海水昇圧ポンプ18によって昇圧されて前記冷
却水クーラ17へ送られ、ここで前記補機冷却水と熱交
換した後、放水路へ放出される。
また復水器4の冷却細管10を流過した冷却水も放水路
へ放出される。
尚、Gは発電機を示す0 以上の運転が行なろれることによってプラント停止時に
も復水器4内は真空状態に保持される。
しかし、前記の復水器用真空保持装置においては、復水
器4の真空保持に必要な容量よりもはるかに大きい容量
の循環水ポンプ8および復水ポンプ12を連続して運転
しなければならず、復水器の真空保持のために消費され
る補機動力が非常に大きく、きわめて不経済であった。
また復水ポン 。プ12は最少流量付近で連続運転され
るため、ポンプ寿命に悪影響を与えるポンプランナのエ
ロージョン等が生じ易い問題もあった。
本発明は前記の点に鑑みて、プラント停止時における復
水器の真空保持を小容量のポンプのみで ・行なえるよ
うにして、補機動力の低減を大幅に図れる復水器の真空
保持装置を提供せんとするものである。
本発明は復水器内に冷却手段を設置すると共に、小容量
の揚水ポンプを備えて、該揚水ポンプから前記冷却手段
へ至る冷却系統と、該冷却系統から分岐して補機冷却水
系統の冷却水クーラの冷却が可能なり−ラ冷却系統と、
前記補機冷却水系統から分岐または補機冷却水系統と同
様プラント停止中も運転される他の水源系統から導かれ
てグランドコンデンサーの冷却が可能なコンデンサー冷
却系統とを設けたことを特徴とする。
以下、本発明復水器の真空保持装置の一実施例を第2図
を参照して説明する。
図において第1図と同符号のものは同じもの、もしくは
相当するものを示している。
復水器4の冷却細管10群の下方には、該冷却細管10
と同様な冷却細管19が設置されている。
また取水路側には小容量(第1図の海水昇圧ポンプ18
の容量より少し大きい)の揚水ポンプ20が設置されて
いる。
そして前記揚水ポンプ20から前記冷却細管19の入口
に至る冷却系統21が設けられると共に、冷却細管19
の出口から放水路側に至る戻り系統22が設けられてい
る。
前記冷却系統21と冷却水クーラ17との間には、冷却
系統21から分岐して冷却水クーラ17の冷却が可能な
り−ラ冷却系統23が設けられると共に、冷却水クーラ
17と放水路側との間には、その戻り系統24が設けら
れている。
補機冷却水系統の冷却水クーラ17出ロ側系統とグラン
ドコンデンサー6の入口側との間には、前記出口側系統
から分岐してグランドコンデンサー6の冷却が可能なコ
ンデンサー冷却系統25が設けられると共に、グランド
コンデンサー6の出口側と放水路側との間には、その戻
り系統26が設けられている。
尚、前記戻り系統26は、補機冷却水系統が閉ループを
形成している場合には、その補機冷却水系統へ接続され
るものとする。
本発明は前記の如き構成としたから、プラント停止の状
態においては、補助蒸気系統からタービングランドシー
ル蒸気がグランド蒸気調整器1に供給され、ここで一定
圧力に調整された後、グランド蒸気ヘッダー2を経てタ
ービンTI 、T2の軸に設けたラビリンスパツキン部
3へ供給される。
該パツキン部3へ供給されたシール蒸気の一部は低圧の
復水器4へ流入し、残りのシール蒸気はパツキン部3外
側からグランド排気管5を経てグランドコンデンサー6
に送られる。
前記復水器4内に流入したシール蒸気は、小容量の揚水
ポンプ20によって揚水され冷却系統21を経て冷却細
管19を流過する冷却水(海水)と熱交換して凝縮水(
復水)となりホットウェル11に貯留される。
一方熱交換した冷却水は戻り系統22を経て放水路に放
出される。
また前記揚水ポンプ20によって揚水された冷却水の一
部はクーラ冷却系統23を経て冷却水クーラ17に至り
、ここで軸冷ポンプ16から冷却水クーラ17に流入す
る補機冷却水と熱交換して、これを冷却した後、戻り系
統24を経て放水路に放出される。
冷却水クーラ17にて冷却された補機冷却水は各補機へ
導かれる。
また補機冷却水の一部はコンデンサー冷却系統25を経
てグランドコンデンサー6に至り、ここで前記のシール
蒸気と熱交換して、これを凝縮させた後、戻り系統26
を経て放水路に放出される。
グランドコンデンサー6で凝縮した復水はドレン管14
を経て復水器4に回収される。
またパツキン部3からインリークしてシール蒸気と共に
グランドコンデンサー6に流入した空気はプロワ−7に
よって大気へ放出される。
前記復水器4のホットウェル11に貯留される復水があ
る程度の水位となったら、復水ポンプ12を運転して復
水を取り出し、水位が低下したら復水ポンプ12を停止
する。
従って本発明にお℃・ては消費電力が大きい循環水ポン
プ8を全く運転する必要がなく、かつ復水ポンプ12も
復水器4内の復水を排出するときのみ運転するだけで復
水器4の真空保持を行なうことができる。
また本発明の他の実施例として、冷却細管19を設置す
る代りに、第2図の仮想線で示した如く復水器4の冷却
細管10群の上方に周知の熱交換器27を設置し、該熱
交換器27に冷却系統21を接続する構造としてもよい
尚、28は熱交換器27の戻り系統を示す。
更に本発明の他の実施例として、コンデンサー冷却系統
25を、プラント停止中も運転される所内用水、所内純
水、工業用水等の水源に接続する構造としてもよい。
・ 以上の如く、本発明はプラント停止時における復
水器の真空保持を小容量の揚水ポンプのみで行なえるの
で、循環水ポンプは全く運転する必要がなく、かつ復水
ポンプも復水器内の復水排出時のみ運転だけで済む。
従ってプラント停止中の補機動力を大幅に低減でき、運
転コストを低減した経済的な運用を行なえる。
尚、本発明によれば600MW級火力で年間200回、
夜間8時間真空保持運転を行なう場合で試算すると、年
間約300万KWHの動力を節約できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の復水器用真空保持装置の系統図、第2図
は本発明の復水器用真空保持装置の系統図である。 3・・・・・・パツキン部、4・・・・・・復水器、6
・・・・・・グランドコンデンサー、8・・・・・・循
環水ポンプ、10・・・・・・復水器用冷却細管、12
・・・・・・復水ポンプ、17・・・・・・冷却水クー
ラ、19・・・・・・冷却細管、20・・・・・・小容
量揚水ポンプ、21・・・・・・冷却系統、23・・・
・・・クーラ冷却系統、25・・・・・・コンデンサー
冷却系統、27・・・・・・熱交換器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プラント停止時にタービンをターニング運転させる
    と共に、タービン軸のパツキン部へグランドシール蒸気
    を供給し、復水器内へ流入する前記シール蒸気の一部を
    冷却処理する一方、残りのシール蒸気をグランドコンデ
    ンサーに導いて冷却処理して前記復水器内を真空保持す
    る発電プラントにおいて、前記復水器内に冷却手段を設
    置すると共に、小容量の揚水ポンプを備えて、該揚水ポ
    ンプから前記冷却手段に至る冷却系統と、該冷却系統か
    ら分岐して補機冷却水系統の冷却水クーラの冷却が可能
    なり−ラ冷却系統と、前記補機冷却水系統から分岐また
    は補機冷却水系統と同様プラント停止中も運転される他
    の水源系統から導かれて前記グランドコンデンサーの冷
    却が可能なコンデンサー冷却系統とを設けたことを特徴
    とする発電プラントにおける復水器の真空保持装置。 2、特許請求の範囲第1項において、冷却手段は復水器
    の冷却管と同様な冷却管で構成されると共に、復水器の
    冷却管群の下方に配置されていることを特徴とする発電
    プラントにおける復水器の真空保持装置。 3 特許請求の範囲第1項において、冷却手段は周知の
    熱交換器で構成されると共に、復水器の冷却管群の上方
    に配置されていることを特徴とする発電プラントにおけ
    る復水器の真空保持装置。
JP3293878A 1978-03-24 1978-03-24 発電プラントにおける復水器の真空保持装置 Expired JPS5930992B2 (ja)

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JPS54125310A JPS54125310A (en) 1979-09-28
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