JPS5930123B2 - 半透膜用処理剤およびその製法 - Google Patents

半透膜用処理剤およびその製法

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JPS5930123B2
JPS5930123B2 JP2134179A JP2134179A JPS5930123B2 JP S5930123 B2 JPS5930123 B2 JP S5930123B2 JP 2134179 A JP2134179 A JP 2134179A JP 2134179 A JP2134179 A JP 2134179A JP S5930123 B2 JPS5930123 B2 JP S5930123B2
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、膜、特に逆浸透法や限外沢過法などに用いら
れる半透膜の膜性能を向上もしくは改良するための処理
剤に関するものである。
従来、半透膜は逆浸透法による海水の淡水化(飲料水お
よび工業用水の製造)、廃水処理(水の再利用上よび公
害防止)、オレンジジュースや牛乳の濃縮、メッキ廃液
や電着塗装廃液からの有用物回収などにおいて注目され
、相変化を伴わない、温度の上昇、下降がない、省エネ
ルギーに有効であるなどその優れた効果のため多くの検
討が行われ、ようやく工業化されようとしている。
一般に逆浸透用半透膜(以下逆浸透膜という)の膜性能
は溶媒透過性と溶質分離性の2つの特性で表わされ、溶
媒透過性は単位面積および単位時間当りの透過溶媒量(
i/m・日)、溶質分離性(%)は供給溶液の溶質濃度
をC6、透過溶媒(溶液)の溶質濃度をCとすると で表わされる。
現在知られている逆浸透膜には、酢酸セルロース、芳香
族ポリアミド、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、
ポリアリーレンオキシド、ポリスルホンアミドなどの各
種ポリマからなるロブ型非対称膜と、多孔質支持体上に
厚さが約o、iミクロン程度の超薄膜層を形成せしめた
複合膜(たとえばPA−300、MS−200)が知ら
れており、ロブ型膜では表面の薄い緻密層、複合層では
超薄膜層が逆浸透膜としての溶媒透過能、溶質分離能を
実質上支配し、前記薄い緻密層および超薄膜層が薄くな
ればなるほど透過能は向上すると云われている。
したがって、このような薄い緻密層もしくは超薄膜層を
有する逆浸透膜は逆浸透膜自体が多孔質の膜構造を有す
るため膜素材の化学的、物理的性質に関係なく、本質的
に強度、弾性的性質が低いこともあって、製膜時に変形
、破断し膜性能が低下したり、再現性のある膜性能を有
する膜を工業的に生産することが難しいという問題があ
った。
また、膜性能上の欠点が少ない逆浸透膜が得られたとし
ても、この膜は単独でそのまま逆浸透法会離技術に使用
することはできず、いわゆるモジュール化という加工を
必要とすること並びにモジュール化された逆浸透膜は実
際の使用に当って、数十kg/caという高圧条件下に
さらされることから、モジュールの製作中および実際の
運転中に該逆浸透膜、特にその表面層の前記薄い緻密層
もしくは超薄膜層が傷ついたり、膜の伸縮等により膜性
能が低下し、このような膜性能の低下を完全に防止せん
とするとモジュールの生産性が著しく低下したり、モジ
ュール化に伴う膜性能の低下によって分離操作を多岐に
しなげればならないなど繁雑さのため実際上使用できな
くなると云う問題があった。
さらに酢酸セルロース膜のように長期間の使用によって
膜自体が加水分解され、化学的な膜性能の低下を生ずる
ものでは化学的処理を施して膜性能の回復を図ることは
極めて重要である。
従来、このような半透膜の製膜、モジュール化、使用時
等における膜性能の低下を防止したり、回復するため各
種の半透膜用処理剤が提案されている。
たとえば、特公昭53−13431号には酢酸ビニルと
不飽和カルボン酸との共重合反応によって得られるアセ
チル基含有ポリマ、特公昭52−32869号にはポリ
ビニルアルコールが半透膜処理剤として有効である旨記
載されている。
しかしながら、これらはいずれも半透膜を逆浸透膜など
として一定期間使用後の膜性能の低下を回復させたり1
、あるいは膜欠陥を補修することを主たる目的とするも
のであって、半透膜自体の膜特性を本質的に向上あるい
は改良するものではない。
本発明の目的は半透膜、特に逆浸透膜自体の膜性能を向
上、改良する使用済半透膜に限らず未使用の半透膜に適
用し得る膜処理剤を提供するにあり、他の目的は製膜、
モジュール化並びに使用中に生じた膜性能低下を回復さ
せ、膜寿命の著しい増大を図ると共に性能の向上を可能
にする膜処理剤を提供するにある。
さらに他の目的は膜の処理に特殊な装置、繁雑なプロセ
ス、条件を必要としない処理操作の簡便な膜処理剤を提
供するにある。
このような本発明の目的は前記特許請求の範囲に記載し
たように、側鎖にアセトキシ基と一般式(I)で示され
る基の少なくとも2種の基を有するビニル系ポリマを含
有する処理剤によって達成することができる。
本発明の膜処理剤の有効成分であるビニル系ポリマは、
たとえば、ポリ酢酸ビニル、部分ケン化ポリ酢酸ビニル
、ポリビニルアルコール、酢酸ビニル−エチレン共重合
体、塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合
体、Nビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体などの重
合性ビニル基含有モノマから得られる単独ポリマおよび
共重合体から誘導され、側鎖にアセトキシ基と一般式
イ☆(I)で示される基を有する点に特徴がある。
すなわち本発明の処理剤の主成分であるビニル系ポリマ
は次の(IT)式に例示されるような繰返し単位を有す
るポリマであって、(II)式に示すようにこれらのポ
リマは側鎖としてアセトキシ基と一般式(I)で示され
る基、すなわちビニル系ポリマの主鎖と末端カルボキシ
ル基を有する有機基とをエステル結合で結した基を有し
、このような側鎖を有することによって、はじめて本発
明の目的を有利に達成することができる。
ただし、上記(II)式中、n、m、xはそれぞれモル
分率を示し、mは20〜90%、nは10〜80%、X
は10〜80%。
Rは炭素原子数1〜9の置換もしくは非置換の脂肪族基
、芳香族基および/または複素還基を示す。
上記(II)式で示されるように本発明に用いるビニル
系ポリマは側鎖としてアセトキシ基とビニル系ポリマの
主鎖に直結するエステル結合又はエーテル結合と少なく
とも1ケの末端カルボキシ基を有する一般式(I)で示
される基を有することが必要であり、このような側鎖を
有することによってはじめて、本発明の前記目的を有利
に達成することができるのである。
さらに、一般式(I)で示される基の具体例としては などを例示することができるが、好ましくは(A)、(
B)がよい。
また、本発明のビニル系ポリマ中に含有されるアセトキ
シ基と一般式(I)で示される基の割合は、アセトキシ
基がポリマ主鎖のくり返し単位当り約20〜90モXし
%好ましくは40〜80モル%がよく、一般式、(■)
で示される基がポリマ主鎖のくり返し単位当り10〜8
0モル%、好ましくは10〜40モ)し%の範囲内であ
るのがよい。
即ち、アセトキシ基が20モル%より少なく、一般式(
1,)で示される基が80モル%より多いと、膜処理の
効果が小さく好ましくない。
一方、アセトキシ基が90モル%より多く、一般式(I
)で示される基が1〜0モル%より少ないと、水に溶解
し難くなるので好ましくない。
このようなビニル系ポリマは公知の方法、たとえば米国
特許第1672195号明細書や特公昭40−1615
0号公報に記載の方法によって容易に製造することがで
きる。
すなわち、たとえば、ポリ酢酸ビニルをアルカリ又は酸
で加水分解することによって得られる部分ケン化ポリ酢
酸ビニルに各種のカルボン酸、たとえばコハク酸、マレ
イン酸、フタル酸、マロン酸なとの二塩基酸、プロパン
トリカルボン酸、ブタントリカルボン酸、トリメリット
酸な−との三塩基酸あるいはこれらの酸の酸無水物又は
塩化物を反応させることによって容易に製造することが
できる。
部分ケン化ポリ酢酸ビニルとカルボン酸類との反応にお
いてカルボン酸類の反応割合を多くすると得られるビニ
ル系ポリマは水に可溶性であるが、カルボン酸の反応割
合を少なくしても、得られたポリマと水酸化アンモニウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化ア
ルカリ又は有機アミンでpHをコントロールして水に可
溶性にすることができる。
このpHの範囲によって水に対する溶解性が変化するビ
ニル系ポリマは水可溶性にしておいて半透膜を処理した
後pHをコントロールして水に不溶性に変化させること
により、半透膜の膜性能、特に性能の持続性を向上させ
ることができる。
もちろん、本発明のビニル系ポリマはその水に対する溶
解性に関係なく、膜に対する吸着性が大きいからその水
に対する溶解性によって膜処理効果、たとえば実際の逆
浸透膜などの運転時における膜特性の低下などは生じる
可能性はないのである。
しかしながら、半透膜の処理に当っては該ビニル系ポリ
マはポリマくり返し単位当り約20〜90モル%、好ま
しくは40〜80モル%のアセトキシ基を有するものが
よい。
さらに、本発明のビニル系ポリマは半透膜を処理後、該
ビニル系ポリマの側鎖である一般式(I)で示される基
に対して反応性を有する各種試薬、たとえば、多価イリ
シアネート、多価アルコール、多価アミンなどを反応さ
せ、ポリマを不溶化させてもよい。
本発明の膜処理剤はフィルム状、管状、中空糸もしくは
中空繊維状の各種形態の半透膜に対して適用され、また
複合膜およびロブ型非対称膜など膜構造に関係なく適用
されるが、これらの半透膜を構成するポリマ素材として
は酢酸セルロース系の膜に対して特に優れた効果を奏す
る。
しかしながら、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンズイ
ミダゾール、複合膜(MS−200、PA−300など
)からなる半透膜に対しても有効である。
本発明の膜処理剤は有効成分として前記ビニル系ポリマ
な含有する水溶液、分散液或いは有機溶剤溶液として使
用されるが、通常は該ビニル系ポリマを0.0001〜
1.0重量%、好ましくは0.0005〜0.1重量%
含有する水溶液の形で用いるのがよい。
また、該ビニル系ポリマ単独のみならず、濡れ特性など
を向上させ之ために各種の添加剤、たとえば界面活性剤
などを適宜添加してもよく、これらの添加剤を添加する
ことによって、さらに良い効果が得られる場合がある。
次に半透膜の処理方法および条件としては、公知の処理
方法及び条件を採用することができ、特に限定されるも
のではないが、より有利な方法及び条件を次に説明する
先ず、半透膜は前記ビニル系ポリマを含む処理液中に浸
漬するか、処理液をスプレーその他の方法によって吸着
又は付着せしめるか、又は運転中加圧下に原水に加える
などして、半透膜表面上に該ポリマーを吸着又は付着さ
せる。
これによって半透膜の選択分離性は向上するが、さらに
、多価金属イオン、たとえば、亜鉛、アルミニウム、バ
リウム、マグネシウムを含む水溶液を通すことにより、
該ポリマーを再溶解しに((することもよい結果を生ず
ることもある。
もちろん前に述べたように本発明のポリマーはそれ自身
でも吸着性が大きく、膜からはがれにくい。
以下実施例によって本発明の膜処理剤の効果を具体的に
示す。
実施例 1 分子量1700、ケン化度40%の部分ケン化配酸ビニ
ル重合体105’を、DMSO(ジメチルスルホキシド
)iooccに溶解し、無水マレイン酸20グを加えて
室温で24時間攪拌した。
この溶液をそのまま水500CCにすばやく加えると、
白色のポリマーが沈澱した。
これを沢過し水100CCで洗浄後、真空乾燥機で24
時間乾燥した。
このポリ′マーは、希アンモニア水に溶解し10%水溶
液としてpH7で室温保存し、膜処理に備えた。
このポリマーの赤外吸収スペクトルは3200CrrL
−1の原料の水酸基の吸収が減少し1730crrL−
1のエステルνC−oと1240CrrL’のエステル
νC−Oが増加し、1575(m’(7)イオン化カル
ボキシル基などがあらたに現われており、高分子反応が
進んだことを示している。
実施例 2 酢酸セルロース製逆浸透膜を評価装置にセットし、3.
5%食塩水を用い、25℃で56 kg/c77fの圧
力下で、膜表面流速1 ml secの条件で評価した
所、塩排除率は97.8%、木造過度0,39m/m・
日であった。
原水に実施例1で得られたポリマーを3.5%食塩水に
溶解し、濃度が1100pp となるようにして、評価
を継続した所、1時間後には塩排除率が99.35%、
水透過速度0、257FL’/ m’・日となった。
さらに原水を3.5%食塩水に変えて1昼夜運転した所
、塩排除率は99.35%、水透過速度0.25 m’
/ m・日と膜処理の効果は維持された。
実施例 3 実施例1で無水マレイン酸を用いる代わりに無水コハク
酸を用いて、他の条件は同一でポリマー合成を行なった
ポリマー水溶液は、実施例1と同様に調整した。
実施例 4 実施例2と同じ条件で、膜処理前の性能は塩排除率97
.27%、水透過速度0.36 ml m″・日の酢酸
セルロース膜を実施例3で得たポリマー10ppm含む
3.5%食塩水で評価を継続した所、24時間後、塩排
除率99.37%木造過速度0、33771”/ m
1日となった。
原水を3.5%食塩水にもどし、評価を継続した所、2
4時間後も性能は変わらなかった。
実施例 5 酢酸セルロース膜を、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム各々1.51を11!の水に溶解したpH11の浴に
30℃で20時間浸漬して加水分解を行なった。
このようにして、評価条件を30kg/crtr・0.
25%食塩水・25℃とした時、加水分解前塩排除率9
80%、水分透過速度0,60m77711j・日であ
った膜は、95.0%〜0.70771”/ 77’l
j・日となった。
原水に30 ppm の実施例1のポリマーを加え1時
間処理した所、97.7%−0,60m’/ m”・日
となり、ポリマーを原水から除いて1日後の性能は97
.5%−0,60m/rrr’ 十と、はぼ処理効果は
維持された。
実施例 6 酢酸セルロース膜(性能は97.0%−0,5637,
2・日)をポリエチレン製ネットCdupont社製”
Vexar ” )の上にセットして、30kg/c
肩0.15%食塩水、25°Cで評価した所、ネットに
よって凹凸を生じ80.1%−1,13m”/m・日と
なった。
実施例1のポリマー原水に0.5ppm加えて、1時間
後性能は、958%−0,76m1m・日となった。
又、別に同じ条件でネットにより82.7%−1、06
rrl/ m”・日となった膜に、実施例1のポリマー
を7.5 ppm 加えて1時間後、97,8%−0
、67m”/ m”・日となった。
さらに別の膜で同様に825%−1,0871X/ r
n:・日となったものに、同じポリマーを15 加
えて処理した所、ppm 980%−0,67m1m2・日となった。
さらに30 ppm では、98.5%−0,60m
’/ m2・日となった。
実施例 7 酢酸セルロース膜をスパイラルモジュールにした東し製
逆浸透モジュール5C−5100を操作圧56kg/c
t4、回収率16%、原水3.5%食塩水、流量8 、
/: /minで評価した所、塩排除率は96%、造水
量は2.11n″/日・本であった。
実施例1のポリマーを、原水に30 ppm加えて5時
間後の性能は、塩排除率99.24%、造水量1.6m
3/日・本となった。
さらに原水を、3.5%食塩水として評価を続けた所、
24時間後も性能の変化はなかった。
実施例 8 酢酸セルロース膜を用いた東し製逆浸透モジュールS’
C−3100を、操作圧30kg/cnt125℃、原
水1500 ppm 食塩水、回収率30%で評価した
所、塩排除率98.1%造水量3.91m37日・本で
あった。
原水に30 ppm の実施例1のポリマーを加えて
5時間後、塩排除率99.3%、造水量3.37771
”/日・本となった。
原水からポリマーを除いてそのまま540時間評価を継
続した所、塩排除率99.2%、造水量3.21m3/
日・本と、性能はほとんど維持されていた。
実施例 9 実施例1で無水マレイン酸を用いる代わりに無水トリメ
リット酸を用いて、他の条件は同一でポリマー合成を行
なった。
ポリマー水溶液は、実施例1と同様に調整した。
実施例 10 酢酸セルロース製逆浸透膜を評価装置にセットし、0.
2%食塩水を用い、20]y/cMの圧力下、25℃、
膜面流速1 m/ secの条件で評価した。
塩排除率は96.62%、水分透過速度は0.5777
1”/ 77i”・日であった。
原水に実施例9で得られたポリマーを10ppm 加
えて評価を継続し、24時間後に膜性能を測定したとこ
ろ塩排除率は97.8%、水分透過速度は0.51 m
1776:・日であった。
実施例 11 実施例1で無水マレイン酸を用いる代わりに3・6−ニ
ンドキソート2・3・6−チトラヒドロフタル酸無水物
を用いて、他の条件は同一でポリマー合成を行なった。
ポリマー水溶液は、実施例1と同様に調整した。
実施例 12 酢酸セルロース製逆浸透膜を評価装置にセットし、0.
2%食塩水を用い、20kg/crtfの圧力下、25
℃、膜面流速1 m / secの条件で評価した。
塩排除率は96.48%、水分透過速度は0.58m/
rrl・日であった。
原水に実施例11で得られたポリマーを10 ppm
加えて評価を継続し、24時間後に膜性能を測定したと
ころ塩排除率は97.7%、水分透過速度は0.52
rr?/ m’ ・日であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 側鎖として、アセトキシ基および下記一般式(I)
    で示される基を有するビニル系ポリマを主要成分として
    含有してなる半透膜用処理剤。 (但し、上式中nは1〜3の整数、Gはビニル系ポリマ
    の主鎖に直結するエステル結合を有する炭素原子数1〜
    9ケの脂肪族基、芳香族基および/または複素環基であ
    る。 )2、特許請求の範囲第1項において、一般式(I)で
    示される基が、次の(A)、(B)、(’C)および(
    D)で示される基の少なくとも1種である半透膜用処理
    剤。 3 ポリ酢酸ビニル又はその部分ケン化物と多価カルボ
    ン酸又はその誘導体とを反応せしめてアセトキシ基およ
    び下記一般式(I)で示される基を有する変性ビニル系
    ポリマに転換せしめることを特徴とする半透膜用処理剤
    の製造法。 (但し、上式中nは1〜3の整数、Gはビニル系ポリマ
    の主鎖に直結するエステル結合を有する炭素原子数1〜
    9ケの脂肪族基、芳香族基および/または複素環基であ
    る。 )
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