JPS5929721Y2 - バイブレ−シヨンマツサ−ジ機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバイブレーションマツサージ機に関し、詳しく
は、モータと連動させた駆動軸の両端偏心軸部にマツサ
ージベルトを着脱自在に係止させ、該ベルトでバイブレ
ーション作用を行なうように構成したバイブレーション
マツサージ機の改良に関するものである。

而して本考案に依れば前記バイブレーションマツサージ
機において、マツサージ機基台上に円板を水平かつ回動
可能に設け、この円板と前記駆動軸の両端偏心軸部との
間にクランク等の動力伝達部材を介して、駆動軸回転時
に前記円板を振動すでく構成していて、ベルトによる身
体各部へのバイブレーション効果と、円板による足の裏
へのバイブレーション効果とを得ることができるように
なしたものである。

以下、本考案の一実施例を図面にしたがって詳述する。

第１図は本考案に係るバイブレーションマツサージ機の
側面図、第２図はその平面図、第３図乃至第４図は安全
カバーを取り外した状態で示す側面図および平面図で、
図中、１は方形板状のマツサージ機の基台であって、こ
の基台１の上部−側（図面では左側）には円形の支柱２
を取り付けると共に、前記基台１の上部他側（図面では
右側）には踏み台３を取り付けている。

また、前記支柱２における垂直部２ａ、２ａ相互間には
ローラ軸４を水平に横架し、このローラ軸４に案内ロー
ラ５，５を遊嵌させている。

前記基台１の支柱に取付位置よりもさらに左側にはモー
タ６を載置すると共に、軸受７，７を介して駆動軸８を
可回動に支持している。

また、前記支柱２取付位置と踏み台３との間における前
記基台１上には円板９を回動可能に設けている。

この円板９は図面からも明らかなように前記基台１に水
平に取り付けたものである。

前記モータ６の回転軸と前記駆動軸８とにはＶプーリ１
０，１１を各別に嵌合し、これら各■プーリ１０．１１
間にＶベルト１２を張架して、モータ６の回転を駆動軸
８に伝達すべく構成している。

この駆動軸８の両端部には連結リング１３．１３を嵌合
すると共に、該リング１３．１３の偏心位置には第５図
に示す如くネジ孔１４を螺設し、このネジ孔１４にはベ
ルト係止部１５を一体形成してなる偏心軸１６を螺合す
るか、或はネジ孔に代えて孔に偏心軸を打ち込み固定（
図示省略）している。

而して前記ベルト係止部１５にはマツサージベルトの両
端に形成された略ひようたん形の孔１７゜１７を有する
係止具１８．１８を着脱自在に係合し、このベルト１９
は前記案内ローラ５，５を経由して上方へ導出させたも
のである。

一方、先に述べた円板９は第６図に示したように、基台
１にビス止めした軸受ハウジング２０内のベアリング２
１．２１に、円板９の中心部に一体的に形成したセンタ
ーシャフト２２を支承させることによって、前記基台１
上に回動可能に支持させたものであり、該円板９の外周
面９ａにはピン２３を突設し、このピン２３と前記偏心
軸１６とにそれぞれ球面軸受２４．２４を嵌め合わせる
と共に、これら両者１６．２３をクランク２５によって
互いに連結している。

なお、２６．２７はマツサージベルト１９および円板９
をのぞく他の駆動部を覆う安全カバーである。

本考案は上記の如く構成するものにして、以下、作用を
説明する。

いま、モータ９を駆動すると、該モータ６の回転力は■
プーリ１０、■ベルト１２および゛■プーリ１１を介し
て駆動軸８に伝達されるので、該軸８が回転し、この軸
８の両端に連結リング１３を介して連結した偏心軸１６
が偏心円運動するので、マツサージベルト１９が第３図
の矢印方向に振動すると共に、前記偏心円運動はクラン
ク２５を介して円板９に伝達されるので、この円板９が
第４図の矢印方向に振動する。

したがって、第１図に実線で示）如く使用者が踏み台３
上に載り、前記マツサージベルト１９をたとえば腰部に
当てると該部分に対して、ベルト１９によるバイブレー
ション効果を波及させることができ、ベルト１９を第１
図に仮想線αで示す如く使用者のふくらはぎ部分に当て
ると斯る部分に対して同様にバイブレーション効果を波
及させることができる。

又その他層、ふともも等所望部にバイブレーションマツ
サージを施し得るこというまでもない。

また、第１図に仮想線βで示す如く、使用者が円板９の
上に乗ると、前記偏心軸１６の高速偏心運動がクランク
２５及びピン２３を介して円板９に伝達されるので該使
用者の足の裏に対して、円板９によるバイブレーション
効果を波及させることができるものである。

なお、上記実施例においては円板９の上面をフラットに
形成したものを用いたが、この円板９の上面に凹凸を一
体形成したり、土踏まずにも刺激が与えられるように該
円板９の上面に凹凸面板を貼着してもよいことは勿論で
ある。

本考案は以上詳述したように、モータ６と連動させた駆
動軸８の両端偏心軸部つまり偏心軸１６にマツサージベ
ルト１９を着脱自在に係止させ、該ベルト１９でバイブ
レーション作用を行なうように構成したものにおいて、
マツサージ機の基台１上に円板９を水平かつ回動可能に
設け、この円板９と前記駆動軸８の両端偏心軸部１６と
の間に動力伝達部材たとえばクランク２５を介して、駆
動動軸８の回転時に前記円板９を振動すべく構成したも
のであるから、前記偏心軸部の運動を利用して、ベルト
１９による身体各部へのバイブレーション効果と、円板
９による足の裏へのバイブレーション効果との二様のマ
ツサージ効果を得ることができる便利なマツサージ機を
提供したものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るバイブレーションマツサージ機の
側面図、第２図はその平面図、第３図は安全カバー２６
．２７を取り付した状態で示す側面図、第４図は第３図
のＩＶ−ＩＶ線矢視図、第５図は駆動軸８と円板９との
関連構造を示す断面図、第６図は第２図のＶＩ−Ｖｌ線
矢視断面図である。 １・・・・・・基台、６・・・・・・モータ、８・・・
・・・駆動軸、９・・・・・・円板、１６・・・・・・
偏心軸部、２５・・・・・・動力伝達部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. モータ６と連動された駆動軸８の両端偏心軸部１６にマ
   ツサージベルト１９を着脱自在に係止させ、該ベルト１
   ９でバイブレーション作用を行なうように構成したバイ
   ブレーションマツサージ機において、マツサージ機の基
   台１上に円板９を水平かつ回動可能に設け、この円板９
   と前記駆動軸８の両端偏心軸部１６との間に動力伝達部
   材２５を介して、駆動軸８回転時に前記円板９を振動す
   べく構成したことを特徴とするバイブレーションマツサ
   ージ機。