JPS592829Y2 - 原料の連続式膨化処理装置 - Google Patents

原料の連続式膨化処理装置

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JPS592829Y2
JPS592829Y2 JP1429679U JP1429679U JPS592829Y2 JP S592829 Y2 JPS592829 Y2 JP S592829Y2 JP 1429679 U JP1429679 U JP 1429679U JP 1429679 U JP1429679 U JP 1429679U JP S592829 Y2 JPS592829 Y2 JP S592829Y2
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嘉彦 西沢
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キッコーマン株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は固形原料、特に籾殻、羽毛等の軽量な原料を膨
化処理するために好適な装置に関する。
更に詳しくは、加圧加熱ガスが充填される密閉容器の原
料導入側にスクリューフィーダーを取り付け、原料導出
側にロータリーフィーダーを取り付け、夫々のフィーダ
ーにより原料を密閉容器に気密状態を確保して投入、排
出するとともに、導入側においてガス圧で軽量原料が吹
き上がるなどを防止し、且つ導出側において外気への急
激な排出により原料を確実に膨化処理することができる
ようにした原料の連続式膨化処理装置に関する。
固形原料を連続的に膨化処理する装置としては例えば特
公昭45−26695号、特公昭49−1549号、実
公昭33−11879号、及び特公昭50−1899号
が知られている。
これらの装置は、ガス連通管を介して加圧加熱ガスが充
填され、原料を移動させるためのスクリューコンベア、
ベルトコンベア回転円盤) 等の移送手段を組み込んだ高圧密閉容器と、この密閉容
器の原料導入側、及び原料導出側に夫々取り付けられた
投入用、排出用の両口−タリーフィーダーとからなり、
投入用ロータリーフィーダーで原料を密閉容器に送り込
んで、移送手段により原料導出側へ移動させつつガスで
原料を加圧加熱し、排出用ロータリーフィーダーで外気
へ原料を放出して膨化させる。
又、他の装置として例えば特公昭46−34747号が
知られている。
この装置は上記装置と同様に高圧密閉容器と、原料導入
側、導出側に取り付けられた投入用、排出用の両口−タ
リーフィーダーとからなり、原料は密閉容器内で一定方
向へ連続して流れる加圧加熱ガスの気流により原料導入
側から原料導出側へ移動し、排出用ロータリーフィーダ
ーにより外気に急激に排出されて膨化処理される。
以上の如く原料導入側、及び導出側にロータリーフィー
ダーを用いた従来の膨化処理装置においては、固形原料
をロータリーフィーダーによって高圧密閉容器に送り込
む場合、この密閉容器には圧力の高いガスが充填されて
いるため、原料受入部分において原料がガス圧に押され
て吹き上げられたり、或は漏れてくるガスにより押し戻
される傾向がある。
特に重量が軽く、質量の小さい原料、例えば籾殻、そば
殻などの穀類の外皮、麦藁、稲藁などの藁、樹皮、綿、
羽毛、獣毛、煙草の葉、大鋸屑、莢、紙屑などの動植物
繊維質原料の場合においてこの傾向が顕著に表われ、ガ
ス圧によりこれらの原料は吹き上げられたり、押し戻さ
れたりしてロータリーフィーダーのカップ内に所定通り
具合い良く収容することは困難である。
又、この投入用ロータリーフィーダーのカップ内に原料
を収容することができたとしても、カップ内の原料を密
閉容器に落下供給させようとする物流方向と、密閉容器
内のガス圧の方向とは相対向するため、ガ゛ス圧がロー
タリーフィーダーから密閉容器への原料の落下を妨げ、
ロータリーフィーダーのカップに原料の一部が残溜、耐
着したままロータリーフィーダーは回転し、カップが空
となっていないため原料受入部分に待機している次回の
原料の収容を円滑に行わせることができない問題が生ず
る。
本考案者は以上の如き従来における問題点に鑑み、これ
を有効に解決すべく本考案を威したものであり、ガスの
圧力の影響を大きく受ける籾殻、羽毛等の軽量な原料を
確実に高圧密閉容器に送り込んで膨化処理することがで
きるように本考案を威したものである。
本考案の目的とすると処は、加圧加熱ガスが充填される
高圧密閉容器の原料導入側、原料導出側に原料を該密閉
容器に送り込む投入手段と密閉容器から放出する排出手
段とを取り付けるようにした原料の連続式膨化処理装置
において、上記投入手段を軸にスクリュー羽根を設けた
高圧シール型スクリューフィーダーとし、上記排出手段
を外径方向に開口するポケット部を複数備えた高圧シー
ル型ロータリーフィーダーとし、投入手段としてスクリ
ューフィーダーを用いることにより、原料受入部から密
閉容器へ原料を圧密化して送り込むことができるように
し、重量が軽く、質量が小さい籾殻、羽毛等の原料であ
ってもガス圧の影響を受けることのないように原料を固
めて密閉容器に送り込み、以って原料がガスの圧力で吹
き上げられたり、或は漏れてくるガスにより押し戻され
たりするのを防止し、原料を密閉容器内で確実に加圧加
熱処理し、排出時において膨化することができるように
した原料の連続式膨化処理装置を提供する。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。
第1図は連続式膨化処理装置の全体を示す断面図である
1は中空円筒状に形成された高圧密閉容器であり、内部
に原料を導入側から導出側へ連続して移動させる移動手
段が組み込まれている。
この移送手段としては例えばスクリューコンベアネット
コンベア、ベルトコンベア、回転円盤の如き任意なもの
を密閉容器1の形状、大きさに対応して選択することが
できるが、図示実施例ではスクリューコンベア2を採用
した。
スクリューコンベア2は筒状密閉容器1の軸方向全長に
亙って延設された回転シャフト3と、シャフト3の外周
面に螺旋状に形成されたスクリュー羽根4とからなり、
シャフト3の回転によるスクリュー羽根4の送り作用に
よって原料が移動する。
原料の移動速度はシャフト3の回転速度で決定され、密
閉容器1において原料が加熱ガスによる一定時間加熱さ
れるようにスクリューコンベア2の運転速度を調節する
密閉容器1の両側部の夫々に原料導入口5と原料導出口
6とを設け、この部分にガス連通管7,7を接続し、加
圧加熱ガスを密閉容器1に充填、供給する。
加圧加熱ガスとしては例えば飽和水蒸気、過熱水蒸気、
加熱された炭酸ガス、窒素ガス、アルコール蒸気等を挙
げることができるが、一般的には飽和水蒸気が好ましい
原料導入口5にケース8を接続する。
ケース8から一体化してシリンダー9を突出させ、この
シリンダー9内に原料投入手段を装着する。
投入手段は高圧シール型スクリューフィーダー10とし
、シリンダー9内に軸11を挿通するとともに、この軸
11の外周面に螺旋状のスクリュー羽根12を設けるこ
とによりこのスクリューフィーダー10が形成される。
スクリュー羽根12のピッチは一様ではなく、図中左端
から右端、即ち原料の送り方向に従ってそのピッチを次
第に小さくする。
又軸11をケース8に臨むシリンダー9の先端面9aま
で延出せず、先端面9aとの間に空間部Sを確保する。
先端面9aを絞り盤13とし、この紋り盤13にケース
8側へ次第に径寸法を小さくした先細り状の絞り孔14
を形成する。
ケース8内には外周面に回転刃を備える筒状のクラッシ
ャー15を取り付け、シリンダー9の出口側開口部であ
る絞り孔14と対向させる。
このクラッシャー15は筒状とせず、例えば回転軸15
aの下端に直線状の支持棒を設け、支持棒の端部に刃
を垂下させたものでもよく、クラッシャーの形状、構造
は任意である。
高圧密閉容器1とシリンダー9とに必要に応じて蒸気ジ
ャケラl−16,17を装着し、本実施例では両ジャケ
ツ) 16.17を接続管18で連通させた。
これによりシリンダー9、密閉容器1を保温、加熱する
ようにし、必要に応じてジャケット16側の蒸気温度を
密閉容器1側よりも高め、密閉容器1内におけるドレー
ンの発生と原料水分の増加を抑制するようにする。
前記原料導出口6に原料排出手段を組み込んだケース1
9を接続する。
この原料排出手段を高圧シール型のロータリーフィーダ
ー20とする。
ケース19内周面とロータリーフィーダ−20外周面と
の間には図示していないが気密性確保のためのシール板
が介入され、気密性を維持しつつロータリーフィーダー
20が回転するように構成されている。
ロータリーフィーダー20には外径方向に開口する2個
のポケット部21.21を形成し、夫々のポケット21
.21にピストン22.22を摺動自在に嵌装し、これ
らをロッド23で連結する。
このロッド23は空気圧、油圧等の液体作動手段に連ら
なり、一方のポケット部21が原料導出口6と対向した
場合にはこのポケット部21のピストン22が後退勤し
て原料を受は入れ、他方のポケット部22のピストン2
2が前進動して原料を掻き落しながら排出するように構
成されている。
次に作用について述べる。
前記シリンダー9に設けた原料受入口9bから例えば籾
殻、羽毛、薬類等の処理すべき軽量な原料を入れる。
原料はスクリューフィーダー10の送り作用によりシリ
ンダー9先端側へ移動する。
この場合、スクリューフィーダー10のスクリュー羽根
12は先部へ進むに従いピッチが小さくなっているため
、スクリュー羽根12によって送られるに伴い原料は圧
密化されて密度が高まり、原料相互が固ってスクリュー
フィーダー10先端とシリンダー9の先端面9aとの間
に設けた空間部Sに固形状態となって溜り、空間部Sが
原料の保持空間部となる。
固形化した原料は後続の原料に押されて絞り盤13の絞
り孔14に圧入され、絞り孔14により圧密化が促進さ
れつつケース8側に塊つとなって押し出される。
この時点では既に高圧密閉容器1にガス連通管7から加
圧加熱ガスが充填供給され、原料導入口5を介して密閉
容器1と連通しているケース8にも高圧のガスが充満し
ているが、以上の如く原料は保持空間部Sで固形化され
、絞り孔14で圧密化が更に促進されてケース8に押し
出さ一!するため、原料が閉塞栓となってガスは絞り孔
14から漏れることはなく、且つ原料の重さが軽く、質
量が小さくてもガス圧により原料がスクリューフィーダ
ー10側へ逆流したり、押し戻されたりすることはなく
、従来における原料の吹き上り等を有効に防止する。
この場合、第1図図示例ではスクリューフィーダー10
の軸11を軸方向に等しい径で形成し、スクリュー羽根
12のピッチを先部側へ次第に小さくしたが、第2図、
第3図に示すように形成しても原料の圧密化、固形化を
遠戚することができる。
第2図で示したスクリューフィーダー10−1はスクリ
ュー羽根12−1のピッチを同じとし、軸11−1の径
を先部側へ次第に大きくして先太り状とした。
これによれば、シリンダー9とスクリュー羽根12−1
とで囲まれる空間の容積は原料出口側へ次第に小さくな
るため、前記実施例と同様に原料を順次圧縮し、圧密化
することができる。
第3図で示したスクリューフィーダー10−2はスクリ
ュー羽根12−2のピッチも軸11−2の径も同じとし
、スクリュー羽根12−2の径を先部側へ進むに従い次
第に小さくし、シリンダー9−2の内径寸法をこれに適
合するように変え、シリンダー9−2を先細り状とした
この実施例によってもシリンダー9−2とスクリュー羽
根12−2とで囲まれる空間の容積を原料出口側へ次第
に小さくできるため、原料の圧密化を達成することがで
きる。
以上の如くして絞り孔14から棒状の塊つとなってケー
ス8に押し出された原料は、前記筒状クラッシャー15
の回転刃により粉砕され、適度の粒状となる。
これにより高圧密閉容器1内において原料をガス熱で加
熱処理するにさいして原料への熱の浸透を確実なものと
し、加圧加熱処理のむらをなくす。
絞り孔14から固形化して絞り出される原料はその原料
の種類や含水量、更には形状により圧密状態が異なるた
め、クラッシャー15の回転軸15 aの回転速度を調
整すすることにより、原料の種類等に応じた適正な速度
でクラッシャー15を回転させて原料を破砕し、はぐす
はぐされた原料はケース8から高圧密閉容器1に導入口
5を通過して落下し、スクリューコンベア2により導出
口6側へ送られる。
この間、原料は密閉容器1内を移動しつつ加圧加熱ガス
により加圧加熱され、原料の処理が威される。
原料導出口6に達した原料はロータリーフィーダー20
のポケット部21に落下し、収容される。
ロータリーフィーダーの回転でポケット部21の気密性
が維持されつつ原料は外気と同じ気圧となっている排出
口24に達し、ピストン22の前進動でポケット部21
から払い出される。
原料の加熱を加圧条件下で行うと、常圧条件下で加熱し
た場合において当然蒸発すべき原料内の水分は蒸発を押
えられて高温高圧の圧縮水となるため、この原料を高圧
から低圧の例えば外気に急激に放出すると、原料内の圧
縮水は爆発的に膨化し、原料の組織の破壊が威され、且
つ原料は蒸気の抜けた跡が空間となった多孔状となる。
本考案に係る装置はポケツI・部21が排出口24に臨
んだ時にこれと同じ現象が具現化され、原料の膨化処理
が威される。
ところで、原料の排出手段として以上の如きロータリー
フィーダーを使用せず、これの代りに高圧シール型スク
リューフィーダーを用いた場合には以下の如き不具合が
ある。
スクリューフィーダーでは密閉容器中のガス圧は原料と
スクリューフィーダーの摩擦エネルギーとして消費され
、スクリューフィーダーに沿って原料が送られるに従い
ガス圧は次第に降下し、排出される時点ではガス圧は殆
んど無くなり、原料内の圧縮水の急激な解放が威されな
いため、原料の膨化処理を期待し難い。
従って本考案の如く排出手段としてロータリーフィーダ
ーを用いることは極めて重要である。
第4図は本考案に係る連続式膨化処理装置の別実施例を
示す。
この装置はスクリューコンベア20を組み込んだ高圧密
閉容器21と、原料導入口22、ケース23を介して密
閉容器21と連通ずるシリンダー24に組み込んだ高圧
シール型のスクリューフィーダー25と、原料導出口2
6を介して密閉容器21と連通するケース27に組み込
んだ高圧シール型ロータリーフィーダー28とがらなり
、スクリューコンベア20とスクリューフィーダー25
は第1図図示実施例と同じ構造のものを採用した。
スクリューフィーダー25の軸29の先端にはスクリュ
ー羽根30で送られつつ圧縮され、密度の高まった固形
状態の原料を収容、保持する保持空間部S1が形成され
ている。
スクリューフィーダー25の先端部、原料出口側には放
射状の切溝を外面の頂部から周縁部に亙って形成した円
錐状のクラッシャー31を保持空間部S1に臨ませるよ
うに形成し、原料出口側開口部にクラッシャー31を横
向きに挿入する。
このようなりラッシャー31を採用しても保持空間部S
1に収容された圧密状態の原料を粒状に粉砕し、はぐす
ことができる。
シリンダー24の周壁には脱水孔32・・・・・・を形
成し、スクリューフィーダー25で送られつつ圧密化さ
れる水分過多の原料に含まれている余分の水分をこの脱
水孔32から除去し、排水カバー33がら取り出す。
水分を多く含んでいる原料は膨化処理するにさいしてそ
の品温を一定温度に上昇させるために多量の熱を必要と
し、又加熱により粘度が増して密閉容器内壁に付着し易
くなり、均一な加圧加熱が阻止され、更には膨化処理し
た原料を乾燥しなければならないなど後処理が面倒とな
る。
従って脱水孔32を設けることによりこのような問題点
を解決することができ、特に本考案の如くシリンダー2
4に脱水孔32を形成するようにすれば、特別に脱水装
置を設置する必要はなくなり、構造の簡単化を達成する
ことができる。
前記ロータリーフィーダー28は放射状に形成したブレ
ード34・・・・・・を備え、ブレード34・・・・・
・の間に外径方向へ開口したポケット部35が形成され
ている。
夫々のブレード34に押し部材36が縦通し、その先端
にシール部材37を設け、押し部材36の押圧作用によ
りシール部材37がケース27の内周壁に当接し、ロー
タリーフィーダー28は気密性を維持して回転し、この
回転に伴い夫々のポケット35に収容された原料が排出
口38に放出され、膨化処理される。
尚第4図中、39は密閉容器21に加圧加熱ガスを充填
供給するためのガス連通管である。
次に本考案に係る装置の実験結果を述べる。
前処理していない緻密で硬い籾殻を高圧シール型スクリ
ューフィーダーに投入したところ、原料をガス圧の影響
を受けることなく高圧密閉容器に円滑、且つ連続して送
り込むことができた。
そしてシリンダー内の保持空間部において圧密化された
籾殻の閉塞栓が確実に形成され、この閉塞栓は密閉容器
に充満する6 kg/cm2(ゲージ圧)の飽和水蒸気
ガスを確実にシールすることを確認できた。
この閉塞栓はスクリューフィーダー山ロ側開ロ部に設け
たクラッシャーで粉砕され、密閉容器で加圧加熱するに
適正となるようにほぐされた。
そのほぐされた籾殻をスクリューコンベアで約2分間密
閉容器内を移動させながら6kg/cm2(ゲージ圧)
の飽和水蒸気ガスで加圧加熱した後、高圧シール型ロー
タリーフィーダーにより急激に大気圧下に放出したとこ
ろ、非常に柔らかく良質の籾殻を得ることができた。
このようにして得られた膨化処理後の籾殻が備えている
最大容水量を調べたところ、未処理の籾殻の17.6%
に対して平均値で185%と10倍以上の測定値となっ
た。
この測定の方法は朝食書店発行、実験農芸化学、上巻(
東京大学農芸化学教室著)、第16頁記載の方法に従っ
た。
次に第4図図示実施例と同様に円錐型のクラッシャーを
使用し、スクリューフィーダーを組み込んだシリンダー
の略中央部の周壁に均等の間隔で直径6mmの脱水孔を
設け、水分含量70%の羽毛900 kgを高圧シール
型スクリューフィーダーに投入して圧密したところ、脱
水孔から560 kgの排水量が得られ、脱水孔の確実
な脱水作用を確認した。
又スクリューフィーダーで圧密化されてシリンダーの保
持空間部に溜った羽毛は閉塞栓となり、この閉塞栓は7
kg/Cm2(ゲージ圧)の飽和水蒸気ガスを確実にシ
ールした。
更に固形化し、圧密状態となった羽毛は円錐型クラッシ
ャーで粉砕されて密閉容器に円滑に送り込まれ、スクリ
ューコンベアで密閉容器内を6分間移動させつつ7kg
/Cm2(ゲージ圧)の飽和水蒸気ガスで加圧加熱した
後、高圧シール型ロータリーフィーダーから急激に放出
すると、組織の柔らかくなった羽毛を得ることができた
この羽毛は乾燥装置により極めて簡単に乾燥することが
でき、水分含量7%の羽毛となった。
これはフェザ−ミールとして極めて好ましいものである
以上の説明で明らかなように本考案によれば、高圧密閉
容器の原料導入側に取り付ける原料投入手段をスクリュ
ーフィーダーとしたため、原料を圧密化することができ
、従来装置の問題点、特に軽量な原料を膨化処理するに
さいしての問題となっていた原料のガス圧による吹き上
りや漏れてくるガスによる押し戻しを原料を圧密化して
閉塞栓とすることにより有効に解決することができ、こ
の種原料の処理に威力を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置全体を示す断面図、第2図、第3図は高圧
シール型スクリューフィーダーの別実施例を示す断面図
、第4図は装置の他の実施例を示す第1図と同様の図で
ある。 尚図面中、1,21は高圧密閉容器、9,24はシリン
ダー、10.25は高圧シール型スクリューフィーダー
、11.29は軸、12.30はスクリュー羽根、14
は絞り孔、15.31はクラッシャー、20,28は高
圧シール型ロータリーフィーダー、21,35はポケッ
ト部、32は脱水孔、S、S、は保持空間部である。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)密閉容器の原料導入側に先端の開口部が臨む原料
    導入用シリンダと、このシリンダ内に配設され先端に向
    うに従いシリンダ内面、軸外周面及び羽根によって区画
    される空間が徐々に小さくなるスクリューフィーダーと
    、原料導入用シリンダの先端開口部近傍に配設された原
    料粉砕用クラッシャーと、原料を膨化して排出すべく前
    記密閉容器の原料導出側に取り付けられたロータリーフ
    ィーダーとを備えてなる原料の連続式膨化処理装置。
  2. (2)前記ロータリーフィーダーはケース内面に向って
    伸びそれぞれの間でポケット部を形成する複数のプレア
    トと、これらブレード内に縦通ずる押し部材と、該ブレ
    ード先端部に設けられるとともに該押し部材によってケ
    ース内面に摺接せしめられるシール部材とからなること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の原料
    の連続式膨化処理装置。
  3. (3)前記密閉容器は蒸気ジャケットによりその外周部
    が覆われていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の原料の連続式膨化処理装置。
  4. (4)前記原料導入用シリンダには脱水孔が形成され、
    この脱水孔を形成した部分は排水カバーに覆われている
    ことを特徴とする実用新案登録求の範囲第1項記載の原
    料の連続式膨化処理装置。
  5. (5)前記原料導入用シリンダの先端部に形成された開
    口部は絞り孔形状とされていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の原料の連続式膨化処理装
    置。
JP1429679U 1979-02-06 1979-02-06 原料の連続式膨化処理装置 Expired JPS592829Y2 (ja)

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JPS55115336U JPS55115336U (ja) 1980-08-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989000821A1 (en) * 1987-07-27 1989-02-09 Japan Tobacco Inc. Expansion apparatus for raw materials of foodstuffs
JP2003527872A (ja) * 2000-03-24 2003-09-24 スプラウト − マタドール アクティーゼルスカブ 水分含有生成物の押出装置

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WO1989000821A1 (en) * 1987-07-27 1989-02-09 Japan Tobacco Inc. Expansion apparatus for raw materials of foodstuffs
JP2003527872A (ja) * 2000-03-24 2003-09-24 スプラウト − マタドール アクティーゼルスカブ 水分含有生成物の押出装置

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