JPS5927090Y2 - 機器取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば、タイマー、カウンターやアワメータ
などの機器を配電盤や制御盤などのパネルに取り付ける
取付装置に関する。

従来この種の取付装置は第１図に示す如く、制御機構（
図示せず）を収納する機器イの容器口の前面へにつば部
二を形成し、側面ホにつば部二と対応する弾性片へを設
け、パネルトに形成した孔チに挿入することによりパネ
ルトをつば部二と弾性片へによって挟持し、機器イをパ
ネルトに取り付けるものである。

従って、弾性片へをタイマニ、カウンターなどの機器の
夫々の容器口に設けなければならないと共に、パネルに
形成する孔が機器イと比べて大きかったり、また、小さ
かったりすると取り付けが不可能になるという欠点があ
る。

この考案は、上記の事情に着目してなされたものであり
、その目的とするところは機器の夫々に設ける必要が無
いと共に、パネルに形成した孔が機器の大きさと一致し
ていなくても取り付けることができる機器の取付装置を
提供するにある。

以下この考案の一実施例を第２図及び第３図に基づいて
説明する。

１は筒体であり、例えば、タイマー、カウンターやアワ
メータなどの機器２を収納する大きさに形成し、両端を
開口部３としている。

４はつば部であり、一方の開口部３に形成し、この開口
部３よりも小さい窓孔５を有している。

そして、機器２を収納した際、機器２の操作部２ａや表
示部２ｂのみこの窓孔５から露出して機器２はつば部４
に当接している。

６は係止部であり、他方の開口部３に形成し、機器２の
右面を係止して機器２を筒体１に固定している。

７は合成樹脂の塑造成型よりなる一対の弾性片であり、
前記筒体１の夫々側壁１ａに設け、後端を基部７ａとし
て両方の側壁１ａに固定し、斜め外方に向って傾斜し、
前記つば部４と対応する先端を自由部７ｂとして鋸歯状
に形成した斜部８を階段状に二段形成すると共に、夫々
の斜部８の間に溝９を形成して斜部８を二分割する薄肉
部１０を形成してなっている。

尚、弾性片７は別体に形成したものを筒体１の側壁１ａ
に熱着などにより固定してもよく、また、筒体１の塑造
成型の際に形成して固定してもよい。

而して、第３図に示す如くパネル１１に形成した孔１２
に機器２を取り付けるには、機器２を筒体１に収納して
固定する。

その後、筒体１を孔１２に挿入することにより弾性片７
は方向Ｎ１に撓みパネル１１の裏面に達すると弾性片７
の弾発力によってパネル１１をつば部４と斜部８との間
に挟持して機器２をパネル１１に取り付けている。

また、形成した孔１２が機体２や弾性片７に比べ小さか
った場合は、薄肉部１０をはさみやニッパなどで切断す
ることによって、二段に形成した斜部８の上側を切り取
り弾性片７をみかけ上小さくすることによって孔１２に
取り付けるものである。

この考案は以上説明した如く、筒体１の一方の開口部３
にこの開口部３よりも小さい窓孔５を有したつば部４を
形成し、他方の開口部３に係止部６を形成することによ
り機器２を筒体１に固定すると共に、筒体１の側壁１ａ
に設けた弾性片７に二段に形成した斜部８を二分割する
薄肉部１０を形成したから、例えば、タイマー、カウン
ターやアワメータなどの機器２に夫々弾性片７を形成し
なくても、その機器２を筒体１に固定するだけでパネル
１１に取り付けることができ、また既在の弾性片７を有
していない機器２もパネル１１に取り付けることができ
るとともに、パネル１１に形成した孔１２が機器２や弾
性片７の大きさに一致していなくても薄肉部１０を切断
するだけで容易に取り付けることができる機器取付装置
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す斜視図である。 第２図及び第３図はこの考案の一実施例を示し、第２図
は斜視図、第３図は取付状態を示す斜視図である。 １：筒体、１ａ：側壁、２：機器、２ａ：操作部、２ｂ
：表示部、３：開口部、４：つば部、５：窓孔、６：係
止部、７：弾性片、７ａ：基部、７ｂ：自由部、８：斜
部、９：溝、１０：薄肉部、１１：パネル、１２：孔、
Ｎ１：方向で゛ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機器を収納する筒体と、この筒体の開口部に形成しこの
   開口部より小さい窓孔を有するつば部と、他方の開口部
   に形成し機器を固定する係止部と、筒体の両方の側壁に
   設は後端を基部とし斜め外方に向って傾斜し前記つば部
   と対応する先端に鋸歯状の斜部を二段に形成すると共に
   、溝を形成し夫々の斜部を二分割する薄肉部を形成した
   弾性片とからなることを特徴とする機器取付装置。