JPS592625Y2 - 販売機の商品収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蛇行しながら上下方向に延在して長さ及び径の
異なる複数種の円筒商品を転勤可能に収納する商品走行
路を形成した商品収納装置に関する。

従来この種の商品収納装置のように複数種の径及び長さ
の異なる商品を収納する場合、その収納すべき最大径商
品に対応せしめて商品走行路を形成していた。

即ち例えば３５０ ｍ１缶（６８φ×１２３長さ）、２
５０ ｍ１缶（５６φ×１３３長さ） ２００ ｍ１缶
（５６φ×１０４長さ）の三種類の缶飲料商品、を同一
の商品走行路に収納する場合には３５０ ｍ１缶の径寸
法と２５０ｍ１缶の長さ寸法を満足する商品走行路を形
成している。

またこれらの缶商品とドリンクビン（４６φ×１４０長
さ）を同一の商品走行路に収納することも行なわれてい
るが、この場合は２５０ ｍ１缶、２００ｍ１缶とドリ
ンクビンとの併用走行路を形成している。

即ちドリンクビンの長さ寸法と２５０ ｍｌ、 ２００
ｍ１缶の径寸法を満足する走行路を形成していた。

従ってこの様な商品収納装置はいくつかの異なるサイズ
の商品を収納することが出来るが、それには限度があり
、例えば３５０ ｍ１缶とドリンクビンとを同一走行路
に収納せんとした場合には径寸法差が大きいためにドリ
ンクビンが走行路内で回動して転勤方向に対して組状と
なり詰まりを生じてしまう。

従って所謂併用型商品収納装置は径寸法差の極めて少な
い限られた商品だけに併用されるものであった。

また併用型商品収納装置の場合は前記走行路を形成する
走行部材を板体状と威して走行路から短い商品が落下し
ない様構成している。

即ち走行路の幅をその収納する商品のうち長い商品の幅
に合わせて形成しているため、短い商品が左右に移動し
ても走行路から落下せぬ様に走行路の幅の略全体を覆う
様な板体等の走行部材によって走行路を形成しているの
である。

従って走行路内を清掃する必要が生じた場合等があって
も走行路内へ手等を指し入れることが極めて困難であっ
た。

従って走行路内の異物等によって商品が走行路内に詰ま
る等の不具合いを生じ、またそれらを取り除くのに苦労
しなければならなかった。

本考案は上記の点に鑑み考案されたものであり、異なる
サイズの商品収納種類数を増大せしめると共に商品走行
路内を極めて簡単に清掃できる装置を提供するものであ
る。

以下図面に基づき本考案の一実施例を説明する。

１は販売機本体、２は本体１の前面に設けた扉で、商品
取出口３及び図示していないが硬貨投入口、商品選択ボ
タン等を設けている。

４は略垂直に並設した側板５，５′に両端を夫々貫通せ
しめて装着した支持部材として作用する支持杆で、側板
５，５′間の上方から下方に所定間隔を有して配設せし
めている。

６は前記側板５，５′間に介在して該側板５，５′間を
所定間隔に保持する筒状のスペーサで、両端を前記側板
５，５′に夫々貫通せしめて固定した固定杆７を挿通せ
しめて固定されている。

８は円弧状に形成した板体から成る走行部材で、弾性を
有して戊ると共に上端は前記支持杆４に回動自在に軸支
され下端は該支持杆４の直下に位置する支持杆４に係脱
可納な逆Ｕ字状の係止部９．９′を夫々形成している。

そして相対向して前後に位置する走行部材８，８によっ
て下方に蛇行状の商品走行路１０が形成される様構成し
ている。

即ち下端に形成された係止部９または係止部９′を支持
杆４に係止せしめて威るときは商品走行路１０が形成さ
れ、係止部９または係止部９′を支持杆４から離脱せし
めて上端の軸支部１１を中心に回動せしめたときには商
品走行路１０内が開放されるよう威されている。

即ち係止部９または係止部９′の支持杆４への係脱によ
って商品走行路１０を開閉可能に構成している。

そして例えば前後に位置した走行部材８，８の双方とも
前記係止部９にて前記支持杆４に係止した場合は相対向
する走行部材８，８間の間隔が大きく形成されて大なる
商品走行路１０が形成され、また前後に位置した走行部
材８，８の一方を前記係止部９′にて前記支持杆４に係
止せしめ他方を前記係止部９にて前記支持杆４に係止せ
しめた場合は、相対向する走行部材８．８間の間隔が中
位に形成されて中なる商品走行路１０が形成される。

更にまた前後に位置した走行部材８，８の双方を前記係
止部９′にて前記支持杆４に係止した場合には相対向す
る走行部材８゜８間の間隔が小さく形成されて小なる商
品走行路１０が形成されるよう構成している。

１２は前記商品走行路１０の下部に設けられた商品送出
装着である。

本考案は上記したように略垂直に並設した側板に両端を
貫通せしめて戊ると共に上方がら下方に所定間隔を有し
て配設した支持部材に一端が回動自在に軸支され、他端
は支持部材に係脱可能な係止部を設けて戒る円弧状の走
行部材を設けて上方から下方に蛇行する商品走行路を形
成するとともに商品走行路を開閉可能に構成せしめたも
のであるから商品走行路内、即ち側板壁面や走行部材の
商品走行面等が簡単にしかも完壁に掃除できるものであ
る。

従って商品走行路内の異物等による商品詰まりを解消で
きる効果を有するものである。

また走行部材の係止部を複数、例えば２種形成すること
によって大、中、小の３種類の商品走行路を形成できる
ものであるから、例えば３５０ｍ１缶を収納する場合は
大に、２５０ ｍｌまたは２００ ｍ１缶を収納する場
合は中に、そしてドリンクビンを収納する場合には小さ
い商品走行路といった具合いに走行部材の係止部を設定
せしめ、その都度変更が可能である。

また例えばＸ商品を収納する場合は大に、３５０ ｍｌ
、 ２５０ ｍｌ ２００ ｍ１缶の収納は中に、そし
てドリンクビンの収納は小にといった設定も可能である
。

従って係止部数の増減によって極めて範囲の広い異なる
サイズの商品を収納できる効果をも有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は販売機の概略側断面図、第２図は要部の一部断
正面図、第３図は同様の側断面図、第４図は走行部材と
支持部材との関係斜視図で何れも本考案の一実施例を示
すものである。 ４・・・支持杆（支持部材）、５，５′・・・側板、８
・・・走行部材、９，９′・・・係止部、１０・・・商
品走行路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 垂設して対向した一対の側板間に支持部材をかけ渡して
   設けるとともに、上方から下方に所定間隔を有して配設
   し、該支持部材間に装着すべく一端が一方の支持部材に
   回動自在に軸支され、他端に他方の支持部材に係脱可能
   に係止装着する複数の係止部を設けた円弧状の走行部材
   を設け、前記支持部材に係止装着する走行部材の係止部
   の係止位置によって異なる大きさの蛇行状商品走行路を
   形成するよう構成した販売機の商品収納装置。