JPS5924728B2 - 含塩素塩基性硫酸アルミニウムの製法 - Google Patents

含塩素塩基性硫酸アルミニウムの製法

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JPS5924728B2
JPS5924728B2 JP52097956A JP9795677A JPS5924728B2 JP S5924728 B2 JPS5924728 B2 JP S5924728B2 JP 52097956 A JP52097956 A JP 52097956A JP 9795677 A JP9795677 A JP 9795677A JP S5924728 B2 JPS5924728 B2 JP S5924728B2
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aluminum
aluminum sulfate
water
aqueous solution
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六郎 福森
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ASADA KAGAKU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は含塩素塩基性硫酸アルミニウムの製法に関する
従来、塩基性アルミニウム塩の製法については多くの研
究がちり1種々の方法が実用化されている。
一般的に用いられている塩基性硫酸アルミニウムの製法
としては、バイヤー法で得られるアルミナ水和物を硫酸
に溶解させて硫酸アルミニウムとし、これを水酸化カル
シウムや炭酸カルシウムで硫酸根を除去する方法、アル
ミン酸アルカリに炭酸ガスや亜硫酸ガスを接触反応させ
て得られる水酸化アルミニウムを硫酸アルミニウムで溶
解する方法、硫酸アルミニウムとアルミン酸アルカリを
反応させて得られる水不溶性塩基性硫酸アルミニウムを
硫酸アルミニウムで溶解する方法等が知られている。
一般にこの種の塩基性硫酸アルミニウムの品質特性に影
響を与える主要な要因は溶液の濃度、添加順序、温度1
反応系のpH等である。
8所望の生成物を得るには常にこれらの要因を考慮せね
ばならず、わずかな操作条件の違いも生成物の品質特注
を大きく変える場合かある。
本発明者らはこのような点を鋭意検討し、塩素イオン含
有塩基性硫酸アルミニウムの製法を完成した。
即ち1本発明は塩化アルミニウムとアルミン酸アルカリ
を反応させて得られる一般式: %式%(1) で表わされる実質上水に不溶性の含塩素水酸化アルミニ
ウム化合物に生成物の塩基度が50%以下となる条件下
に硫酸アルミニウムを含む酸アルミニウム塩水溶液を加
え、80℃以下、常圧で反応させることを特徴とする含
塩素塩基性硫酸アルミニウムの製法に関する。
本発明で得られる含塩素水酸化アルミニウム化合物は次
式: %式% で表わされる範囲にちることが好ましく、このためには
アルミン酸ナトリウム水溶液に加える塩化アルミニウム
水溶液量は反応系のpHが4.5〜6.5の範囲にある
よう調整する。
pHが4.5以下になると生成する水酸化アルミニウム
が沢液中に溶出し収量が低下し、またpilが6.5以
北になると得られた水酸化アルミニウムは硫酸アルミニ
ウム水溶液に溶解せず糊状の分散液を生じる。
アルミン酸アルカリは通常の市販品で差支えないが可能
な限りアルカリ分の少ない方が好ましい。
アルミン酸ナトリウム水溶液および塩化アルミニウムの
濃度は反応時の液温か30℃以下に保持し得る濃度に調
節する。
アルミン酸ナトリウムは約6倍の水に溶解させ、塩化ア
ルミニウムは約4倍の水に溶解させるのが好ましい。
反応時の液温か30°C以光になると溶解性が著しく低
下する。
反応終了後30分間熟成しそのまま涙過してもよ<、濾
過性の改善のため40〜70℃で加温してから沢過して
もよい。
上記の含塩素水酸化アルミニウムは塩酸、硫酸。
硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等に易溶であり、
塩酸、硫酸および硫酸アルミニウム水溶液で溶解する場
合80℃以上に加熱することは好ましくないが、塩化ア
ルミニウム溶液で溶解する場合は100°Cまで安定で
ある。
溶解に際しては塩基度が50%以下になるように調節す
る。
塩基度は45%前後が好ましく、50%より大きくなる
と70°C以上の温度で白濁し、透明に溶解できなくな
る。
本発明による含塩素塩基性硫酸アルミニウムはA l
203に対して0.1〜30重量%の塩素分を含有する
水に対する加水分解性は塩素分が上記量より多くなると
早くなる傾向があるので目的に応じて適宜変化させるこ
とができる。
塩素分が上記量より少なくなると35℃前後の貯蔵時に
自己分解し白濁する傾向が強まるので好ましくない。
塩基度は含塩素水酸化アルミニウムを溶解する際に硫酸
アルミニウムを含む酸アルミニウム塩水溶液の量で任意
に調節できるが、46%以上のものは46%前後の塩基
度で合成した塩素イオン含有硫酸アルミニウムCa O
、Ca (OH)2.CaCO3。
MgO,Mg(OH)2.MgCO3,Na2CO3,
NaOH等のアルカlJl’lE化合物を加えて調製す
るとよい。
本発明によって得られる含塩素塩基性硫酸アルミニウム
は凝集剤として優れており、特に鉄イオンを含む水に対
する凝集効果は著しく、pHs、o@後の含鉄イオン水
に対しては塩素イオンを含有しない塩基性硫酸アルミニ
ウムや塩基性塩化アルミニウム等の凝集剤よりも数倍優
れた効果を示す。
本発明による含塩素塩基性硫酸アルミニウムは凝集剤と
しての用途の外に、製紙用サイズ定着剤。
アルミナゾル製造原料、薬用制酸剤および医薬品用アル
ミニウム塩の原料として広範に応用し得るばかりでなく
、中和して得られる可溶注水酸化アルミニウムは沖過後
乾燥熱処理によってガス吸着剤、触媒担体等にも応用可
能である。
更に、硫酸アルミニウムとアルミン酸すI、リウムから
不溶注水酸化アルミニウムを傳これを硫酸アルミニウム
で溶解して得られる塩基性硫酸アルミニウムに塩化アル
ミニウムを加え、AI□03分に対し塩素分が0.1〜
30重量%の含塩素塩基性硫酸アルミニウムと本発明に
よる含塩素塩基性硫酸アルミニウムとを比較した場合、
後者はより均質で貯蔵安定性が優れており、6〜12ケ
月の長期貯蔵でも高塩基性硫酸アルミニウム(塩基度6
0%以上)沈澱物の発生が少ないという利点がある。
実施例 I A1□0321%およびN a2017%含有するアル
ミン酸ナトリウム50gを水300gに溶解させ、該溶
液にAI。
0311.5%およびCl22%含有する塩化アルミニ
ウム水溶液50 gf 200 gの水で希釈した溶液
を27〜29℃の温度で徐々にカロえ、30分間攪拌後
50°Cに力U温し沢過する。
500 mllの水を加え再濾過すると150yの含水
水酸化アルミニウムを得る。
該水酸化アルミニウム150gをA12038%含有硫
酸アルミニウム水溶液210gに分散させ。
65〜70℃に1時間保持後p過すると320gのF液
(Al2O210,17%、SO416,3%。
CIo、023%、塩基度45,5%)を得る。
本実施例によって得られた含塩素塩基性硫酸アルミニウ
ム水溶液を浄水処理に使用した場合の凝集効果を調べる
ため1日本水道協会規格ポリ塩化アルミニウム(A12
o310.06%、塩基度50.3%、SO43,0%
)とのジャーテストによる比較試験を行った結果は次の
通りである。
ジャーテストの条件 急速攪拌 12Orpm 2分緩速攪拌
2 ’Or pm 8分静置時間
10分 本実施例製品を用いるさ処理水のpHの低下が少なく、
フロックの発生が早いなどの利点がある。
実施例 2 A120321%およびNa2017%含有するアルミ
ン酸ナトリウム50!!を水300gに溶解させ、該溶
液にA1□0311.5%および0122%含有する塩
化アルミニウム水溶液55gを200gの水で希釈した
溶液を27〜29°Cの温度で除徐に加え、30分間攪
拌後50°Cにカロ温し沢過すると155gの含水水酸
化アルミニウムを得る。
該水酸化アルミニウム155gをAl2038%含有硫
酸アルミニウム水溶液200gに分散させ。
65〜70℃に1時間保持後沖過すると330gの泥液
(Al5O120,11%、5o415.09%。
CI 2.71%、塩基度45.1%)を得る。
このようにして得られた含塩素塩基性硫酸アルミニウム
に水酸化マグネシウム5gf20mlの水でスラリー化
して55℃で加え、1時間熟成後沢過すると3359の
P液(Al□039.98%、80414.9%、CI
2.63%、−基度52.6%)を得る。
本実施例製品を浄水処理に使用した場合の凝集効果を調
べるため1日本水道協会規格ポリ塩化アルミニウム(A
l□0310.13%、 So、 2.85%。
Cl82%、塩基度52.3%)とのジャーテストによ
る比較試験を行なった結果は次の通りでちる。
ジャーテストの条件は実施例1の場合と同様である。
原水(水道水+塩化第二鉄)の水質: 濁度 12゜ pH6,02 水温 23℃ 原水(水道水+塩化第二鉄)の水質: 濁度 50゜ pH7,2 水温 5°C 以上の凝集試験より本発明製品の優秀なことが明らかで
ある。
本実施例製品200 mllを800m1の水で希釈し
、25〜27°Cで30分間攪拌後25%水酸化ナトリ
ウム水溶液約50m#を用いpf(7,5とする。
70℃に加温し、濾過水洗し70℃以下で乾燥すると1
0%塩酸に可溶な水酸化アルミニウムが得られ、これは
制酸剤用原料となり得る。
塩素イオンを含有しない塩基性硫酸アルミニウムを用い
て同様なカ日水分解を行なうには1200〜1500
mllの水が必要となる。
また日本水道協会規格ポリ塩化アルミニウムを用いる場
合は力日水分解速度が遅く、多量の水酸化すl−IJウ
ムを必要とするばかりですく、得られる生成物の10%
塩酸に対する溶解性は本実施例製品より劣っている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化アルミニウムとアルミン酸アルカリを反応させ
    て得られる一般式: %式% で表わされる実質上水に不溶性の含塩素水酸化アルミニ
    ウム化合物に生成物の塩基度が50%以下となる条件下
    に硫酸アルミニウムを含む酸アルミニウム塩水溶液を加
    え、80℃以下、常圧で反応させることを特徴とする含
    塩素塩基性硫酸アルミニウムの製法。 2 含塩素水酸化アルミニウムをpH4,5〜6.5の
    範囲に調整する第1項記載の方法。 3 塩化アルミニウムとアルミン酸アルカリの反応を約
    30℃以下の温度で行なう第1項記載の方法。 4 酸アルミニウム塩水溶液が硫酸アルミニウム水溶液
    である第1項記載の方法。 5 酸アルミニウム塩水溶液が含塩素塩基性アルミニウ
    ムのAI□03分に対する塩素分0.1〜30重量%と
    なる範囲で塩化アルミニウムを含有している第1項記載
    の方法。
JP52097956A 1977-08-15 1977-08-15 含塩素塩基性硫酸アルミニウムの製法 Expired JPS5924728B2 (ja)

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