JPS5924100Y2 - 固定電極構造 - Google Patents
固定電極構造Info
- Publication number
- JPS5924100Y2 JPS5924100Y2 JP11219979U JP11219979U JPS5924100Y2 JP S5924100 Y2 JPS5924100 Y2 JP S5924100Y2 JP 11219979 U JP11219979 U JP 11219979U JP 11219979 U JP11219979 U JP 11219979U JP S5924100 Y2 JPS5924100 Y2 JP S5924100Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- fixed electrode
- fixed
- contact
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Contacts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は固定電極構造に関するものである。
一般に固定電極と可動電極の接点圧力を大きくすれば、
両電極の接触抵抗が減り、それだけ接触面における電流
による熱の発生も少なくなり、固定電極と可動電極との
間に発熱や溶着のおそれがなくなる。
両電極の接触抵抗が減り、それだけ接触面における電流
による熱の発生も少なくなり、固定電極と可動電極との
間に発熱や溶着のおそれがなくなる。
又、接触面を流れる電流が大きいほど発熱量も大きく溶
着しやすくなる。
着しやすくなる。
従って、両電極が溶着して固定電極に対する可動電極の
開閉操作ができなくなるのを防ぐためには、接点圧力を
大きくすればよい。
開閉操作ができなくなるのを防ぐためには、接点圧力を
大きくすればよい。
しかし投入時や短絡時に流れる過大電流でも溶着しない
大きな接点圧力にすると、開閉時に固定電極に対して可
動電極をスムーズに出し入れすることができなくなって
しまう。
大きな接点圧力にすると、開閉時に固定電極に対して可
動電極をスムーズに出し入れすることができなくなって
しまう。
従来は第1図に示すように、支持金具1上に固定電極2
を固着し、この固定電極2の先端開口部に等角度ごとが
っ一定距離軸線方向にスリット3を入れて電極片4を形
成し、開閉時において同固定電極2に可動電極5を出し
入れするようにしていた。
を固着し、この固定電極2の先端開口部に等角度ごとが
っ一定距離軸線方向にスリット3を入れて電極片4を形
成し、開閉時において同固定電極2に可動電極5を出し
入れするようにしていた。
そのため、両電極2,5の接点圧力を電流の大きさに応
じて変化させることができず、過大電流が流れた時には
両電極2,5の接触面が異常発熱し溶着してしまうとい
う欠陥があった。
じて変化させることができず、過大電流が流れた時には
両電極2,5の接触面が異常発熱し溶着してしまうとい
う欠陥があった。
この考案の目的はこのような欠陥を解消し、簡単な構成
で電流の大きさに応じて接点圧力を変化させることので
きる固定電極構造を提供することにある。
で電流の大きさに応じて接点圧力を変化させることので
きる固定電極構造を提供することにある。
以下この考案の固定電極構造を具体化した一実施例を第
2図及び第3図に従って説明すると、10は支持金具1
1上に固着された円筒状の固定電極であって、その先端
開口部には等角度ごとかつ一定距離軸線方向に延びるス
リット12を入れて電極片13が形成されている。
2図及び第3図に従って説明すると、10は支持金具1
1上に固着された円筒状の固定電極であって、その先端
開口部には等角度ごとかつ一定距離軸線方向に延びるス
リット12を入れて電極片13が形成されている。
14はこの電極片のそれぞれの開口端部外側面上に取着
された磁性体である。
された磁性体である。
15は筒状もしくは丸棒状に外周面が円弧状に形成され
た可動電極であって、開閉時において前記固定電極10
に対し線接触にて接離可能に摺動されるようになってい
る。
た可動電極であって、開閉時において前記固定電極10
に対し線接触にて接離可能に摺動されるようになってい
る。
以上のように構成された固定電極構造について次に作用
を説明する。
を説明する。
第3図は可動電極15から固定電極10に向って電流■
が流れている状態を示す図である。
が流れている状態を示す図である。
この時、電流Iのまわりに第3図の時計回り方向へ磁界
が生じ、磁性体14はこの磁界により励磁され、一端に
N極他端にS極を生じ、それぞれの磁性体14における
この磁極の向きは第3図の時計回り方向に向かう。
が生じ、磁性体14はこの磁界により励磁され、一端に
N極他端にS極を生じ、それぞれの磁性体14における
この磁極の向きは第3図の時計回り方向に向かう。
すると、それぞれの磁性体14は異極どうしで隣合わせ
となり、磁性体14が両側の磁性体14から引っばられ
て、力A、Bが生じ、その合力Fは電極片13の弾性力
に抗して中心方向へ向く。
となり、磁性体14が両側の磁性体14から引っばられ
て、力A、Bが生じ、その合力Fは電極片13の弾性力
に抗して中心方向へ向く。
従って電極片13が可動電極15に押圧され、接点圧力
が増す。
が増す。
また、磁性体14が磁気飽和に達する前であれば、電流
■が大きくなるにしたがって、それによって生じる磁界
も強くなり、力A、Bも大きくなって、接点圧力はさら
に増す。
■が大きくなるにしたがって、それによって生じる磁界
も強くなり、力A、Bも大きくなって、接点圧力はさら
に増す。
そのため、過大電流が流れてもその電流に応じて接点圧
力が増加し接触面が溶着することはない。
力が増加し接触面が溶着することはない。
さらに、電流が流れなくなると、力Fが働かなくなって
電極片13の弾性力により、接点圧力は弱くなる。
電極片13の弾性力により、接点圧力は弱くなる。
この固定電極10が長期間使用されて電極片13の腰が
弱くなった場合にも可動電極15が投入された際に前記
磁性体14が前記のように励磁されることにより電極片
13が接触方向に付勢され、安定した接触圧力を得るこ
とができ、他の付勢補助手段を必要としない。
弱くなった場合にも可動電極15が投入された際に前記
磁性体14が前記のように励磁されることにより電極片
13が接触方向に付勢され、安定した接触圧力を得るこ
とができ、他の付勢補助手段を必要としない。
そして、通電容量を大きくしたい場合には、バット接点
と異なりこの考案は固定電極10及び可動電極15が互
いに線接触するようになっているので電極構造はそれほ
ど大きくしなくても対処することができ、又、前記のよ
うに流れる電流■が大きくなるのでそれによって磁性体
14に生じる磁界も強くなるため接点圧力を増す。
と異なりこの考案は固定電極10及び可動電極15が互
いに線接触するようになっているので電極構造はそれほ
ど大きくしなくても対処することができ、又、前記のよ
うに流れる電流■が大きくなるのでそれによって磁性体
14に生じる磁界も強くなるため接点圧力を増す。
さらに固定電極14の磁性体14を設けるという簡単な
構成で前記のように接点圧力を増すことができる。
構成で前記のように接点圧力を増すことができる。
以上詳述したようにこの考案は筒状等の円弧状外周面を
有する可動電極の外周面に摺動接触して接離可能に対応
するように筒状に形成した固定電極において、その側部
に等角度ごとに一定距離軸、線方向へ伸びるスリットを
入れて電極片を形成し、各電極片の開口端外側面にはお
のおの円弧状の磁性体を取着したので、簡単な構成で、
固定電極と可動電極の接点圧力を電流の大きさに応じて
変化させることのできるすぐれた効果を奏する。
有する可動電極の外周面に摺動接触して接離可能に対応
するように筒状に形成した固定電極において、その側部
に等角度ごとに一定距離軸、線方向へ伸びるスリットを
入れて電極片を形成し、各電極片の開口端外側面にはお
のおの円弧状の磁性体を取着したので、簡単な構成で、
固定電極と可動電極の接点圧力を電流の大きさに応じて
変化させることのできるすぐれた効果を奏する。
第1図は従来の固定電極構造を示す斜視図、第2図はこ
の考案の固定電極構造を示す斜視図、第3図は同じく平
面図である。 固定電極・・・・・・2、電極片・・・・・・4、可動
電極・・・・・・5、固定電極・・・・・・10、電極
片・・・・・・13、磁性体・・・・・・14、可動電
極・・・・・・15゜
の考案の固定電極構造を示す斜視図、第3図は同じく平
面図である。 固定電極・・・・・・2、電極片・・・・・・4、可動
電極・・・・・・5、固定電極・・・・・・10、電極
片・・・・・・13、磁性体・・・・・・14、可動電
極・・・・・・15゜
Claims (1)
- 筒状等の円弧状外周面を有する可動電極の外周面に摺動
接触して接離可能に対応するように筒状に形成した固定
電極において、その側部に等角度ごとに一定距離軸線方
向へ伸びるスリットを入れて電極片を形成し、各電極片
の開口端外側面にはおのおの円弧状の磁性体を取着した
ことを特徴とする固定電極構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11219979U JPS5924100Y2 (ja) | 1979-08-14 | 1979-08-14 | 固定電極構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11219979U JPS5924100Y2 (ja) | 1979-08-14 | 1979-08-14 | 固定電極構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5629818U JPS5629818U (ja) | 1981-03-23 |
JPS5924100Y2 true JPS5924100Y2 (ja) | 1984-07-17 |
Family
ID=29344600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11219979U Expired JPS5924100Y2 (ja) | 1979-08-14 | 1979-08-14 | 固定電極構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924100Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200486468Y1 (ko) * | 2014-09-29 | 2018-07-05 | 엘에스산전 주식회사 | 직류 릴레이 |
-
1979
- 1979-08-14 JP JP11219979U patent/JPS5924100Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5629818U (ja) | 1981-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
DE10031453C2 (de) | Elektrodenansatz-Verbundstruktur und Verfahren zum Verbinden eines Elektrodenansatzes | |
DE4133011C2 (de) | Kontaktanordnung | |
DE102007046043A1 (de) | Batteriemodul und Verfahren zu dessen Herstellung | |
JPS5924100Y2 (ja) | 固定電極構造 | |
GB1358335A (en) | Electrochemical cell | |
JPH04329609A (ja) | フェライト磁心 | |
GB2157502A (en) | Rotary potentiometer | |
US3164711A (en) | Welding method | |
JPS625823Y2 (ja) | ||
JPS5979986U (ja) | コネクタプラグ | |
KR950021845A (ko) | 알카리 축전지용 비소결식 전극의 제조방법 | |
JPS6420985U (ja) | ||
DD286670A5 (de) | Einhandpruefgeraet mit bewegbaren magnetpolschuhen | |
JPS6310084A (ja) | 点溶接装置 | |
JPH0441107U (ja) | ||
JPS5920977U (ja) | 電気抵抗溶接の固定電極における部品検知用芯体 | |
JPS6321714U (ja) | ||
JPS5954182U (ja) | 電縫鋼管のスパ−ク防止装置 | |
JPS585021U (ja) | 絞り調整用治具 | |
JPS59123301U (ja) | 端子付電極板 | |
JPS5923160U (ja) | リ−ド端子付き電池 | |
JPS6158979U (ja) | ||
JPS638546U (ja) | ||
JPH01114193U (ja) | ||
JPS62199279U (ja) |