JPS5923375Y2 - パルス幅制御トランス - Google Patents

パルス幅制御トランス

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JPS5923375Y2
JPS5923375Y2 JP14020978U JP14020978U JPS5923375Y2 JP S5923375 Y2 JPS5923375 Y2 JP S5923375Y2 JP 14020978 U JP14020978 U JP 14020978U JP 14020978 U JP14020978 U JP 14020978U JP S5923375 Y2 JPS5923375 Y2 JP S5923375Y2
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JP14020978U
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Inventor
弘三 平山
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ティーディーケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スイッチングレギュレータ等の安定化電源に
用いるのに適したパルス幅制御トランスに関する。
パルス幅制御トランスは、本考案者が先に提案したもの
であって、その基本的構成は第1図及び第2図に示され
る。
これらの図において、主磁路を或す磁心1AはUI型磁
心で構成され、パス磁路を或す磁心1BはEI型磁心で
構成され、側磁路はEI型磁心の中央部で接合されてい
る。
そして、入力電圧V1が供給される1次コイル2は磁心
1Aの一方の脚と磁心1Bの中脚とに共通に巻回され、
出力電圧V2を得るための2次コイル3は磁心1Aの他
方の脚に巻回される。
また、磁心IBの両側脚にはパス磁路の磁気飽和状態を
制御する制御コイル4A、4Bが設けられている。
ここで、制御コイル4A、4Bは1次コイル2に入力電
圧v1を印加したとき当該コイル4A、4Bに夫々誘起
される電圧が打消し合う逆極性となるように直列に接続
される。
このような構成における各磁束の関係を第6図A、Bを
用いて以下に詳述する。
1次コイル2に入力電圧■1を印加することによって発
生する磁束Φは第6図Aに示すようにパス磁路を威すE
I型磁心1Bを回る磁束Φ1と主磁路を或すUI型磁心
1Aを回る磁束Φ2とに分れる。
また、Φい、Φ。おば制御コイル4A、4Bに制御電流
を流すことによって発生する磁束である。
前述の如く制御コイル4A、4Bは逆極性で直列に接続
されているがら、両制御コイル4A、4Bに流れる直流
の制御電流Icの値は等しい。
がっ、制御コイル4A、4Bは一般には同じ巻数となる
ように設定される。
従って、一般的には、第6図A及び第6図Bに示すよう
に、磁束Φい、Φ。
8は同方向であって、がっそれぞれの値は相等しい。
すなわち、パス磁路に着目すれば、EI型磁心1Bの中
央脚においては、Φ。
4゜ΦCBは互いに打消し合い、見掛は上、制御コイル
4A、4Bによる制御磁束は第6図BのΦ。
(=Φ。Φ。
B)となってパス磁路の外周部を廻ることになる。
さらに、前述の如く、制御コイル4A、4Bは逆極性に
接続されているため、両コイル4A、4Bと、1次コイ
ル2による磁束Φ1との鎖交によって発生する交流誘起
電圧は互いに打消し合い、制御端子両端(コイル4A、
4Bの直列回路の両端)には、電圧は発生しない。
以上の構成において、2次コイル3にあまり高インピー
ダンスではない適当な負荷RLを接続し、1次コイル2
の入力電圧V1として第3図Aに示す如き矩形波を加え
た状態で、制御コイル4A、4Bに直流の制御電流Ic
を流した場合を考える。
この場合、1次コイル2による磁束Φは第6図Aに示し
たようにパス磁路を或すEI型磁心1Bを回る磁束Φ1
と主磁路を威すUI型磁心1Aを回る磁束Φ2とに分れ
る。
そのうち、負荷RLに電力を供給する磁束は、2次コイ
ル3と鎖交するΦ2のみであって、Φ1は負荷RLへの
電力供給には寄与しない。
一方、制御コイル4A、4Bによりパス磁路のEI型磁
心1Bには第6図Bに示した如く磁束Φ。
が発生している。
このような磁束の関係において、まず、直流の制御電流
Icを大きくしてΦ。
によって完全にパス磁路を磁気飽和状態とすれば、パス
磁路は磁気回路として等価的に存在しないものと考えら
れるから、出力電圧■2は入力電圧■1と同一波形で、
1次、2次の巻線比で定まる振幅となる。
また、直流の制御電流Icによる磁束Φ。
だけではパス磁路が飽和しない範囲の値に制御電流Ic
を設定したときは、第3図B、Cの如く入力電圧■1反
転時よりパス磁路がΦ。
とΦ1により非飽和から飽和に移行するまでの時間t1
において、入力電圧■1により1次コイル2で発生され
る磁束Φは殆んどΦ1としてパス磁路に流れるから、出
力電圧V2は実質的に零となる。
時間t1経過後、パス磁路が飽和すると、この飽和状態
は入力電圧V1が反転するまで保持されるから、磁束Φ
は主磁路をΦ2として流れ入力電圧■1より時間t1だ
け幅の狭い方形波形が出力電圧■2として得られる。
この時間t1は直流の制御電流Icの値により増減でき
る。
すなわち、制御電流Icが比較的大きければΦ。
によるパス磁路の磁化の度合が強くなり、より少い磁束
Φ1で短時間でパス磁路の一部が飽和する。
従って第3図Bに示すように時間t1は短くなり、出力
電圧■2の波形のパルス幅は長くなる。
逆に制御電流Icを低く設定すると、パス磁路の磁化の
度合は弱くなり、磁気飽和しにくい状態となるから、パ
ス磁路の一部が飽和するまでに時間がかかる。
この結果、第3図Cのように時間t1は長くなり、出力
電圧V2の波形のパルス幅は短縮される。
従って、上記基本構成のパルス幅制御トランスによれば
、負荷RLが制御に適した値である限り直流の制御電流
Icを増減することにより出力電圧V2の波形のパルス
幅を高効率で制御でき、入力端から負荷RLに伝送され
る電力を電気的に制御できる。
しかし、上記の如き基本的構成のパルス幅制御l・ラン
スでは、無負荷状態乃至負荷RLが高インピーダンスで
あって無負荷に近い状態のときには出力電圧■2の波形
のパルス幅を制御電流Icによって良好に制御できない
不都合を生じる。
これは新無負荷又はそれに近い軽負荷の場合、主磁路の
磁気抵抗が小さくなり、パス磁路の存在があまり主磁路
の磁束に影響を及ぼさなくなるからである。
この点について少し詳述する。以上述べた如く、本考案
者が先に提案している第1図の基本構成のパルス幅制御
トランスの動作は、基本的に、パス磁路の磁気抵抗と、
主磁路の磁気抵抗との大きさの差異により、1次コイル
2で発生した磁束Φを主磁路に廻すか、パス磁路に廻す
かによって2次コイル3を介して負荷RLに伝送される
電圧のパルス幅(導通角)を制御し、その結果負荷RL
に伝送される電力を制御しようとするものである。
パス磁路の磁気抵抗は前述の如く、制御コイル4A、4
Bに流す直流の制御電流Icの大きさ、従ってパス磁路
を構成する磁心の磁化状態で変化する。
主磁路の磁気抵抗は2次コイル3に流れる負荷電流(出
力電流)により主磁路内に誘起される反磁界によって変
化する。
この反磁界は、2次コイル巻数と2次コイルに流れる負
荷電流(出力電流)によって決定される。
負荷電流が大きくなれば反磁界の大きさも増大するから
、磁束Φは主磁路よりパス磁路の方へ廻り易い傾向とな
る。
従って、負荷RLに大きな電力を伝送しようとすれば、
制御電流Icを増やし、パス磁路をより飽和に近い状態
まで磁化してやればよいことになる。
反対に、負荷電流が極めて小さい場合、即ち負荷RLの
インピーダンスが極めて大きい場合を考える。
このとき当然のことに主磁路内に発生する反磁界の大き
さも小さくなり、従って、主磁路とパス磁路との磁気抵
抗に差異があまり生じなくなる。
これは云い換えると、負荷インピーダンスがある値以上
に大きくなった場合、制御電流Icをゼロ、又はゼロに
近い値にまで減少させても、2次側の出力電圧■2即ち
負荷両端の電圧を所望値以下に低下させられないような
状態が発生することを意味する。
負荷インピーダンスが大きくなった、即ち負荷電流が少
なくなった極限は2次側開放の状態であるから、パルス
幅制御I・ランスは、原理的に、負荷開放の状態では2
次側電圧を制御する機能を失う。
さて、第1図の基本構成のパルス幅制御I・ランスを用
い、例えば直流安定化電源の如き出力電圧を安定化制御
するシステムを構成する場合を考える。
入力電圧V1及び負荷インピーダンスの変動に対応して
出力電圧の変動を検出し安定化制御するような上記シス
テムにパルス幅制御トランスを用いる場合は、出力電圧
の変動を相殺する方向に直流の制御電流Icの値を変化
させることにより、出力電圧の安定化が実現できる。
このようなシステムにおいて、広い負荷条件の範囲で出
力電圧を安定化させようとした場合、前述した特性、す
なわち負荷インピーダンスがある値以上となった時に制
御機能が失われるという点が問題となる。
原理的に負荷開放の条件では制御機能が失なわれるので
、適当な値のダミー負荷を本来の負荷に並列に接続し、
負荷が開放となった場合も必要最小限の電流を2次側に
流すことにより、安定化機能が失なわれるのを防止する
必要がある。
しかし、このダミー負荷に流す電流値は極力少ない値に
設定されることが実用上望ましい。
第5図は、前述の直流安定化電源の出力電流″l2dC
)対出力電圧V2dC特性の一例を示すグラフである。
入力電圧V1を一定としたとき、パルス幅制御トランス
を用いた直流安定化電源の直流出力電圧V2dCは、直
流出力電流■2dCが第5図のlm1nとImaxの間
の範囲では、設定値V。
に安定化される。Imaxを越えると、これ以上制御電
流■。
を増やしても出力電圧■2dCは上昇せず、これ以上の
電力を負荷に伝送することはできなくなる。
第5図のlm1nが前述した制御機能が失なわれる最小
電流であって、直流出力電流l2dCをlm1nより減
少させた場合、直流出力電圧■2dCは設定値■。
より上昇を始める。
本考案は、上記の不都合を除去し、軽負荷領域まで良好
に出力電圧波形のパルス幅制御を可能にしたパルス幅制
御トランスを提供しようとするものである。
以下、本考案に係るパルス幅制御トランスの実施例を図
面に従って説明する。
第4図において、主磁路を戊す磁心1AはUI型磁心で
構成されており、その磁心1Aの一部に間隙10か゛形
成される。
その他の構成は第1図と同様である。
また、第7図にパス磁路を或すEI型磁心1Bを回る磁
束Φ1と、主磁路を或すUI型磁心1Aを回る磁束Φ2
と、制御コイル4A、4Bによる磁束Φい、ΦCRとの
関係を示す。
上記実施例の構成において、2次コイル3に接続される
負荷RLがあまり高インピーダンスでない場合の動作は
実質的に第1図の基本的構成の場合と同じであると考え
てよい。
また、負荷RLが高インピーダンスで゛あるとき、すな
わち、負荷RLが軽負荷であり出力電流■2が小さいと
きにも、主磁路を威すUI型磁心1Aに間隙10が形成
されているため、やはり主磁路の磁気抵抗の方がパス磁
路の磁気抵抗より大きくなる。
従って、入力電圧■1反転時より1次コイル2で発生さ
れる磁束Φは殆んどΦ1としてパス磁路に流れ、パス磁
路飽和後はΦ2として主磁路に流れることになり、第3
図に示したパルス幅制御を実行することができる。
上記実施例によれば、主磁路の磁気抵抗が間隙10の存
在により、大きくなるから、制御コイル磁束4A、4B
に流す制御電流Icでパス磁路の磁化状態を変えること
により軽負荷領域(出力電流■2の小さい領域)まで良
好に出力電圧■2の波形のパルス幅制御を実行でき、ひ
いては出力電圧の安定化制御ができる。
例えば、第4図の実施例のパルス幅制御トランスを用い
、前述の直流安定化電源を構成した場合、入力電圧V1
及び負荷インピーダンスの変動に対応して出力電圧の変
動を検出し、その出力電圧の変動を相殺する方向に直流
の制御電流Icの値を変化させることにより、出力電圧
の安定化が実現でき、しかも、広い負荷条件の範囲で出
力電圧を安定化させ得る。
この結果、直流安定化電源を構成したときの直流出力電
圧V2dCと直流出力電流■2dCとの関係を示す第5
図の曲線において、lm1nの値を従来の間隙を有して
いない場合の値に比べ大幅に減少させることができる。
すなわち、軽負荷領域(高インピーダンス負荷領域)の
電圧変動が改善されることを意味する。
この時、Imaxの値に関しては、本考案の実施例と従
来例との間に殆んど差は生しない。
Imaxを流すために必要な制御電流Icが若干余分に
必要となるのみである。
本考案者のもとての実験データによれば、従来例すなわ
ち主磁路に間隙を設けない場合は、lm1nはImax
の約1/15〜1/20(5〜7%)であったものが、
本考案の間隙を設けた場合は、1150〜1/200(
0,5〜2%)に大幅に減少した。
(但し、入力端子一定の場合である。
)なお、主磁路をUU型磁心、パス磁路をEE型磁心で
構成してもよく、間隙10に非磁性材料を挿入してもよ
い。
さらに、1次コイル2を分割して一部を2次コイル3に
密結合させて出力波形の改善を図った場合にも適用可能
である。
斜上のように、本考案によれば、軽負荷領域まで良好に
出力電圧波形のパルス幅制御を可能にしたパルス幅制御
トランスを得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は基本的構成のパルス幅制御トランスを示す斜視
図、第2図は電気結線を示す回路図、第3図はパルス幅
制御トランスの動作を説明するための波形図、第4図は
本考案に係るパルス幅制御トランスの実施例を示す側面
図、第5図は実施例のパルス幅制御トランスを用いて直
流安定化電源を構成した場合の出力電流対出力電圧特性
を示すグラフ、第6図は第1図の基本的構成の場合の磁
束の流れを示す斜視図、第7図は第4図の実施例の場合
の磁束の流れを示す斜視図である。 IA、IB・・・・・・磁心、2・・・・・・1次コイ
ル、3・・・・・・2次コイル、4A、4B・・・・・
・制御コイル、10・・・・・・間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主磁路とパス磁路とを有する磁心と、前記主磁路及びパ
    ス磁路に共通に設けられる1次コイルと、前記主磁路に
    設けられる2次コイルと、前記パス磁路に設けられる制
    御コイルとを備えたパルス幅制御トランスにおいて、前
    記磁心の主磁路構成部分の一部に間隙を形成したことを
    特徴とするパルス幅制御トランス。
JP14020978U 1977-05-20 1978-10-14 パルス幅制御トランス Expired JPS5923375Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14020978U JPS5923375Y2 (ja) 1978-10-14 1978-10-14 パルス幅制御トランス
US06/081,339 US4327348A (en) 1977-05-20 1979-10-03 Variable leakage transformer
GB7935340A GB2033163B (en) 1978-10-14 1979-10-11 Variable leakage transformers
US06/100,011 US4328458A (en) 1977-05-20 1979-12-04 Variable leakage transformer and control circuit therefore

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14020978U JPS5923375Y2 (ja) 1978-10-14 1978-10-14 パルス幅制御トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5558022U JPS5558022U (ja) 1980-04-19
JPS5923375Y2 true JPS5923375Y2 (ja) 1984-07-12

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