JPS5922937A - ポリオレフイン系樹脂発泡粒子 - Google Patents

ポリオレフイン系樹脂発泡粒子

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JPS5922937A
JPS5922937A JP13200682A JP13200682A JPS5922937A JP S5922937 A JPS5922937 A JP S5922937A JP 13200682 A JP13200682 A JP 13200682A JP 13200682 A JP13200682 A JP 13200682A JP S5922937 A JPS5922937 A JP S5922937A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、発泡成形体の成形材料として、またそのまま
利用する粒状発泡体として、すぐれた性質を持つポリオ
レフィン系樹脂発泡粒子に関するものである。
発泡成形体の成形材料として使われるポリオレフィン系
樹脂発泡粒子(いわゆる予備発泡粒子)の特性は、原料
の樹脂が同じでも、発泡倍率、気泡の大きさ、独立気泡
率等により異なるものである。そして気泡の大きさが発
泡粒子の特性に及ぼす影響については、次の二点が経験
的に知られている。
くイ)気泡の直径が大きいほうが圧縮硬さ及び圧縮弾性
回復は良くなるが、大きすぎると、表面が硬く、また凹
凸が著しいものとなる。
(ロ)気泡の直径が小さいほうがソフトで表面が平滑で
あるが、小さすぎると、気泡膜が弱くなり、摩擦等によ
って破れ易くなるし、強度や弾性等の物性も悪くなる。
そこで、発泡粒子を製造する場合は、所望の性能になる
べく近い特性を持つものを得るため、使用目的に応して
気泡直径を選定し、その気泡直径が得られるように発泡
条件を選定する。但し従来の発泡粒子における気泡群の
直径は、その値の変動幅に大小はあっても、気泡直径に
ついての度数分布を見れば、事実上正規分布またはそれ
に類似の単峰形分布のものである。したがって、発泡粒
子の製造に当り゛気泡直径を選定する゛とは、」二連の
ような分布を持つ気泡群全体の平均気泡直径を選定する
ことを意味する。
ところで発泡成形体製造用の発泡粒子における気泡直径
が成形体の特性に及ぼす影響が上述のとおりであるとき
、気泡直径の異なる2種類の発泡粒子の混合物を型内で
加熱して成形すること【こより、大気泡径の発泡体の長
所と小気泡径の発泡体の長所とを兼備する成形体を得る
方法が考えられるが、このような方法では側底従来のも
のより良好な特性を持つ発泡成形体を得ることはできな
い。
しかしなが呟平均直径に大きな差がある2群の気泡群を
個々の粒子中に有するポリオレフィン系樹脂発泡粒子か
らは、きわめてすぐれた特性の発泡成形体が得られるこ
とが、本発明者らにより確認された。
本発明は上記知見に基づいて完成されたポリオレフィン
系樹脂発泡粒子の発明であって、個々の粒子中の気泡の
直径についての度数分布図かはなれ鳥形であり、上記度
数分布図における容重で表わされる相対的に大きな気泡
(以下大気泡という)と相対的に小さな気泡(以下小気
泡という)はり・ずれも粒子を構成する樹脂中に実質的
に均一に分布しており、大気泡の平均直径をbとし小気
泡の平均直径をJとすると10001J< D < 5
000μ 50 μ  <   d   <   800  μ5
 < D/−a < 4−00 であることを特徴とするものである。
第1図は上記本発明の発泡粒子−二おける2種類の気泡
群の分布状態を説明するための、発泡粒子1のモデル的
な断面図である。同図に示したように、大気泡2も小気
泡3も、樹脂中の特定の箇所に偏在することなく一様に
分布してし・る。また第2図は、本発明の発泡粒子中の
気泡の直径につ(1ての度数分布図かはなれ島形である
ことを例示する度数分布図である。
但し本発明において“気泡の直径につり・ての度数分布
図”とは、発泡粒子を半裁した断面に現われた気泡の直
径を測定し、気泡直径が1000μ未満のものについて
は(di  20)7z以上(di+20)μ未満(た
だしdiは40μ間隔で選定する代表気泡直径である)
の直径を持つ気泡断面の出現頻度nを調べ、また気泡直
径が1000μ以上のものについては(di−100)
7□以上(di+100)μ未満(但しこの場合のdi
は200 /A間隔で選定する代表気泡直径である)の
直径を持つ気泡断面の出現頻度nを調べ、上記各範囲内
の直径を持つ気泡断面の面積の総和S1を式S + =
 nπ(di/2)2により近似的に求め、これを粒子
断面1000mm2当りの値に換算して示しrこ面積度
数分布面である。
このような発泡粒子は、気泡直径がほぼ一様な従来の発
泡粒子に比べると、発泡粒子自体の圧縮弾性回復率、緩
衝特性、表面性状等がすぐれているばかりでなく、これ
を型内成形して得られる発泡成形体も、圧縮硬さ、圧縮
弾性回復率、柔軟性、外観、切断加工性などの多くの特
性においてすぐれたものとなる。これは、第1図に示し
たような、小気泡を含有する樹脂に包囲されて大気泡が
不規則に点在する粒子構造がその本主発泡成形体中に導
入されること、および型内成形に当り融着を起こす粒子
表面が小気泡のみを有する、したがって大きな接着強度
を生し得る組織であること、などによって、気泡直径が
大とい発泡成形体および気泡直径が小さい発泡成形体の
長所のみが現われるためと思われる。
ポリオレフィン系発泡粒子を本発明で特定する発泡構造
のものとすることによる特性改善効果は広範囲の発泡粒
子について期待できるが、中でも効果が格別顕著なのは
、発泡倍率が4()〜100倍(嵩密度0.01〜0 
、025 g/c+n’)のポリオレフィン系樹脂(例
えばポリプロピレン、エチレン−プロピレンランダム共
重合体、直鎖状エチレン−〇オレフィン共重合体など)
の発泡粒子の場合である。
本発明の発泡粒子は種々の方法で製造することができる
が、次にその代表的な製法を示す。
製法 A:ポリオレフィン系樹脂粒子の融着防止nヒお
よび起泡性を有する分散剤を含有しポリオレフィン系f
jl脂を溶解しない液体中に平均粒子径が01OS〜0
.7 mmのポリオレフィン系樹脂の粉末を分散させ、
撹拌して泡立たせながらポリオレフィン系樹脂の融点以
上の温度1こ加熱すること1二よりポリオレフィン系樹
脂粉末を分散媒中の気泡と共に凝集させて直径が0.3
〜7諭■の粒子状tこ生長させ、冷却後、形成された樹
脂粒子を分散液から分取すること1こより、粒子−中に
平均直径約10011以上の気泡を樹脂を二対する体積
比で約2倍以下含有する、気泡含有ポリオレフィン系樹
脂粒子をまず製造する。この場合、原料のポリオレフィ
ン系樹脂は、上記方法による気泡含有粒子化を困難lこ
しない範囲で、他の熱可塑性合成樹脂が混入されたもの
であってもよい。樹脂粉末は、平均粒子径が0.05〜
0.7mm程度のものが、目的とする気泡含有状態を実
現し易く、好ましい。この粒子径範囲内では、粒子径の
小さく・ものを用いると得られる気泡含有粒子内の気泡
も小さくなり、また、粒子径が揃ったものを用いると、
気泡径の揃った気泡含有粒子が得られる傾向がある。凝
集処理を行う場合、ポリオレフィン系樹脂粉末の濃度は
分散媒に対して20〜50重量%程度か適当である。ポ
リオレフィン系樹脂の粉末を分散させる分散媒としては
、加熱状態においてもポリオレフィン系樹脂を溶解せず
、また膨潤もさせない液体、たとえば水、グリセリン、
エチレングリコール等を用いることができるが、コスト
および扱い易さの点で、水が最適である。なお上記“ポ
リオレフィン系樹脂粒子の融着防止能および起泡性を有
する分散剤゛とは、適正使用量において、ポリオレフィ
ン系樹脂の粉末が気泡とともに凝集し融着するのは妨げ
ないが、それにより形成された気泡含有粒子が更に粒子
間の融着を起こして一体化するのを防ぐとともに、分散
媒に、それを撹拌したとき微細な泡が多数形成されるよ
うな性質を付与することができる物質をいう。このよう
な分散剤は、2種層」二の物質からなる混合物であって
もよい。使用可能な分散剤(もしくはその構成物質)の
例としては、酸化アルミニウム粉末、酸化マグネシウム
粉末、カーボンブラック、酸化チタン粉末などの不溶性
無機微粉末、および界面活性剤がある。界面活性剤とし
ては、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、
両性イオン界面活性剤などをいずれも使用することがで
きる。好ましい陰イオン性界面活性剤の例としては、ス
テアリン酸カルシウム、ステアリン酸ナトリウム、ステ
アリン酸アルミニウム、オレイン酸ナトリウム、オレイ
ン酸カルシウム、パルミチン酸カルシウム、牛脂肪酸金
属塩等の高級脂肪酸塩;アルキルベンゼンスルボン酸ソ
ーダ等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;その他アルキ
ル硫酸エステル塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等
がある。*た好ましい陽イオン性界面活性剤の例として
は、アルキルアミン塩、第4級アンモニウム塩等があり
、好ましい両性イオン界面活性剤の例としては、アルキ
ルベタイン等がある。上記の各種界面活性剤には、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤を併用しても
よい。分散剤として特に好ましい具体例は、酸化アルミ
ニウムと金属石けんとの混合物、および酸化アルミニウ
ムと陽イオン性界面活性剤との混合物である。分散剤の
適正使用量は、分散剤の種類、ポリオレフィン系樹脂の
種類および粒度、凝集処理条件等によって異なるので実
験的に確認することが必要であるが、おおむねポリオレ
フィン系樹脂に対して0.05〜5重量%の範囲内にあ
る。ポリオレフィン系樹脂粉末を凝集させる処理を行う
には、分散媒にポリオレフィン系樹脂粉末を分散させる
とともに分散剤を分散または溶解させ、撹拌して微細な
泡を発生させながら加熱して原料樹脂の融点よりも10
℃以上高い温度、望ましくは20〜50℃高い温度まで
昇温する。このような処理温度を維持するには、多くの
場合、加圧が必要である。過度の昇温および撹拌は、ポ
リオレフィン系樹脂の粒子化をこえた塊状化を招くので
、避けなけれびならない。
撹拌を約1〜5時間続けると樹脂粉末が凝集して粒状に
なるか呟樹脂の大部分が直径0.3〜7開の粒子状にな
った段階で処理を打切り、撹拌を続けながら直ちに全体
を冷却する。冷却後、ろ過または遠心分離により分散媒
を分離し、更に乾燥すると、大部分が直径0.3〜7m
mの、粒子中に平均直径100μ以」二の気泡を含有し
、上記気泡の含有率が樹脂に対して体積比で2倍以下で
ある気泡含有樹脂粒子が得られる。
次いで、」二連のようにして得られる気泡含有樹脂粒子
を、必要に応して篩別けまたは(および)比重差を利用
する分級を行なって粒子径まtこは気泡含有率が所望の
範囲外の粒子を除去した後、発泡剤を用いて発泡させる
。発泡は、特公昭56−1344号公報記載の方法を採
用することができる。すなわち、−1−記気泡含有樹脂
粒子に揮発性溶剤型発泡剤を吸収させ、更に分散媒と共
に密閉容器中で加圧下に加熱したのち分散媒と共に容器
内よりも低圧の雰囲気に放出して発泡させる。用いる発
泡剤としては、樹脂粒子に浸透することのできる低沸点
の有数化合物(通常−50〜110°C程度の沸点を有
するもの)が適当である。その具体例としては次のよう
なものがある:プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン
、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;シクロブタン、シク
ロペンタン等の環式脂肪族炭化水素類;トリクロロフル
オロメタン、ジクロt7フルオロメタン、ジクロロジ“
フルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、メチ
ルクロライド、エチルクロライド、メチレンクロライド
等のハロゲン化炭化水素類。発泡剤を樹脂粒子tこ吸収
させるには、常温で、または加熱下に、両者を接触させ
ればよいが、この工程は、独立iこ行うほか樹脂粒子を
分散媒と共に密閉容器中で加熱する工程と同時に行なっ
てもよい。
その場合は、未処理の樹脂粒子、発泡剤および分散媒を
密閉容器に仕込み、撹拌しながら昇温する。あるいは密
閉容器内で未処理樹脂粒子および分散媒を加熱し、所定
の温度に達するまでの任意の段階で、発泡剤を密閉容器
内に注入し混合する。分散媒としてはエチレン−プロピ
レン共重合体を溶解しない有機溶媒、たとえばエチレン
グリコール、グリセリン、メタ/−ル、エタノール等の
ほか、水を用いることができる。分散媒に樹脂粒子を分
散させて密閉容器中で加熱するに当!)、分散媒にはほ
かl二分散剤たとえは酸化アルミニウム、酸化チタン、
塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸亜鉛、炭酸カルシ
ウム等の微粉末を添加して樹脂杓子の融着を防止しても
よい。分散剤の添加量は、樹脂粒子100重量部当り通
常0.01〜10重量部程度にすることがマキしい。加
熱工程における加熱温度は、樹脂の軟化温度以−[二、
樹脂粒子間の融着が起こらない程度の温度であればよい
。好ましい温度はもちろん原料樹脂の種類により異なる
が、通常90〜170°Cである。この温度が高すぎる
と粒子同士の融着により次の発泡工程に移すことが困難
になるばかりでなく、気泡の破壊が起こって独立気泡率
の低い発泡粒子となってしまう。また加熱時間は特に限
定されないが、この加熱中に発泡剤を吸収させる場合は
、発泡剤が粒子中に均一に吸収されるまで処理する必要
があること、いうまでもない。このあと、密閉容器の内
容物を容器内圧よりも低い圧力の雰囲気に放出して発泡
剤を気化さぜることによりU(脂粒子を発泡させる。分
散媒として水を用いた場合、」二記のようにして発泡さ
せる雰囲気はふつう常圧の大気でよい。この発泡処理に
より、樹脂粒子中lこけ新たな気泡(本発明の発泡粒子
における小気泡)が形成されるとともに、もともと粒子
中tこ含有されて0た気泡はより大きな気泡となって、
本発明の発泡粒子における大気泡となる。
発泡処理によって所望の直径の大気泡を形成させるため
には、発泡させる気泡含有樹脂粒子中の気泡の直径を望
ましくは200〜2000 /Jとする。200μ未満
の気泡は大気泡とはなりにくく、また2 00071を
こえる気泡は発泡後あまりに大きな気泡となるため発泡
粒子の形状を不整にするばかりでなく破れを生じること
がある。
製法 B:ポリオレフィン系樹脂粒子を、任意の発泡剤
を用いて、任意の方法により、気泡直径が約200〜2
00011で発泡倍率が約4倍以下になるように発泡さ
せる。
得られた低倍率発泡粒子を、上記製法Aにおける気泡含
有樹脂粒子と同様に処理して再発泡させる。この場合も
、最初に形成された気泡が大気泡となる。
本発明の発泡粒子は、そのまま緩衝材として使用するこ
とができるほか、常法により発泡成形体に成形すれば、
高性能の緩衝材、断熱材あるいは断熱性包装材料とする
ことができる。
す、下実施例を示して本発明を説明するが、第1表に示
した成形体の物性の試験法は次のとおりである。
圧縮硬さ: JIS K6767に従い、テンシロンを
使用して測定した。
圧縮弾性回復率:厚さが25mmで50mm四方の板状
試験片をインストロンテスターを用い圧縮速度10闘/
minで厚さ方向に全面圧縮し、応力が4 Kg7am
2に達した時点で圧力を除く。10分経過後の厚さTを
測定し、(T/25)Xi 00  を圧縮弾性回復率
とする。
表面平滑性:下記基準により判定した。
○ : 表面凹凸が少なく、形態もすぐれている。
△ : 表面凹凸は認められるが、使用に耐える。
× : 表面凹凸が著しく、且つ荒れている。
柔軟性:NDS(防衛庁規@) Z−05031=より
、下記の基壁で1’l1足した。
○ : ひび割れなし。
△ : わずかに割れる。
X ; 割れる。
実施例 1〜3 発泡剤として0.2重量%のクエン酸モノナトリウムを
混合したエチレン−プロピレンランダム共重合体(エチ
レン含有率3.5重量%)を押出機より温度180〜2
10℃でlコ径1■のノズルを通して紐状に押出して発
泡させたのち、切断し冷却する。得られた低倍率の発泡
粒子100重量部を、水250重量部、酸化アルミニウ
ム粉末0.5重量部およびジクロロジフルオロメタン1
0〜25重量部とともに密閉容器内で撹拌しながら加熱
し、142℃まで昇温後、容器内圧を第1表に示す値に
保持しながら、大気中に放出して樹脂粒子を再発泡させ
る。
上記方法において、2度目の発泡の条件を種々変更して
得られた3種類の発泡粒子(実施例1〜3)、および比
較のためクエン酸ナトリウムを用いた最初の発泡工程を
省略したほかは同様にして得られた気泡直径がほぼ一様
な発泡粒子(比較例1,2)の特性値ならびにこれらの
発泡粒子を30ma+X300mmX 300mmの金
型で水蒸気注入法により成形して得られた成形物の特性
値を第1表に示す。
実施例4〜6 メルトインデックス7.8g710分、融点145°C
、エチシン含有量2.5重量%のエチレン・プロピレン
ランダム共重合体の粉末(平均粒子径0.177mm)
を第2表に示す配合の分散液にして容量4.51!の撹
拌機付オートクレーブに仕込み、撹拌t′11e 35
0 rpmで回転させながら、168°Cで1時間加熱
した。冷却後、樹脂粒子を濾別し、洗浄と乾燥を行なっ
て得られた気泡含有樹脂粒子はいずれも球状で、第2表
に示すような特性のものであった。
別に上例で用いたのと同しエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体を溶融押出法でストランド状に成形し更にカ
ットして得られた平均粒子径2.75mmの樹脂粒子を
上例の場合と同様に処理したが、処理後の樹脂粒子は平
均粒子径が2.78mmで、全く気泡を含有しないもの
であった。
次いで」二記気泡含有樹脂粒子を発泡粒子とし、更に発
泡成形体に成形する試験を行なった。
発泡粒子とする処理は、樹脂粒子100重量部、水30
0重を部、ジクロロ′)フルオロメタン10重量部およ
び酸化アルミニウム粉末0.5重量部の混合物をオート
クレーブ中で145°Cに加熱し、第1表に示す加圧状
態から大気中に放出する方法により行なった。得られた
発泡粒子の特性値および発泡粒子を実施例1〜3の場合
と同様にして成形して得られた成形体の特性値を第1表
に示す。
実施例 7 発泡剤として0.2重量%のクエン酸モノナトリウムを
混合した直鎖状低密度ポリエチレン(融点124℃)を
押出機より温度200’Cで口径1■のノズルを通して
紐状に押出して発泡させたのち、切断し冷却する。得ら
れた低倍率の発泡粒子100重量部を、水250重量部
、酸化アルミニウム粉末0.5mm部およびジクロロジ
フルオロメタン25重量部とともに密閉容器内で撹拌し
ながら加熱し、119℃主で昇温後、容器内圧を30 
Kg/Cm2に保持しながら大気中に放出して樹脂粒子
を再発泡させる。
上記方法により得られた本発明の発泡粒子、および比較
のためクエン酸ナトリウムを用いた最初の発泡工程を省
略したほかは同様にして得られた気泡直径がほぼ一様な
発泡粒子(比較例7)の特性値ならびにこの発泡粒子を
30mmX 300mmX300uuIIの金型で水蒸
気注入法により成形して得られた成形物の特性値を第1
表に示す。
比較例 3〜6 実施例1〜3で用いたのと同じエチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体に0.2重量%のクエン酸モノナトリウ
ムな混合し、押出型より温度180〜210°Cで口径
1闘のノズルを通して紐状に押出して発泡させたのち、
切断し冷却する。
得られた低倍率の発泡粒子100重量部を、水250重
量部、酸化アルミニウム粉末0.5重量部およびノクロ
ロジフルオロメタン10〜25重量部とともに密閉容器
内で撹拌しながら加熱し、142°Cまで昇温後、容器
内圧を第1表に示す値に保持しなが呟大気中に放出して
樹脂粒子を再発泡させる。
」−記方法において、2度目の発泡の条件を種々変更し
て得られた4種類の発泡粒子(比較例3〜6)の特性値
ならびにこれらの発泡粒子を30mmX 300mmX
 300mmの金型で水蒸気注入法によ1)成形して得
られた成形物の特性値を第1表に示す。
第2表 ×1 実施例4ニステアリン酸ナトリウム実施例5ニス
テアリン酸カルシウム 実施例6:アセタミン24 ×211脂に対する体積比
【図面の簡単な説明】
第1l:本発明の発泡粒子の断面間 第2閃二本発明の発泡粒子中の気泡の直径についての度
数分布図の例 1 :本発明の発泡粒子     2:大気泡3:小気
泡 代理人 弁理士 板弁−朧 才 1 臼

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 個々の粒子中の気泡の直径についての度数分布図かはな
    れ島形であり、上記度数分布図における容品で表わされ
    る相対的に大きな大漁と相対的に小さな気泡はいずれも
    粒子を構成する樹脂中に実質的に均一に分布しており、
    相対的に大きな気泡の平均直径をDとし相対的に小さな
    気泡の平均直径をaとすると 1000μ< D < 5000μ 50 μ  <   d   <   800  μ5
     < D/d < 100 であることを特徴とするポリオレフィン系樹脂発泡粒子
JP13200682A 1982-07-30 1982-07-30 ポリオレフイン系樹脂発泡粒子 Granted JPS5922937A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60168609A (ja) * 1984-02-13 1985-09-02 Japan Styrene Paper Co Ltd 合成樹脂粒子の連続加熱処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60168609A (ja) * 1984-02-13 1985-09-02 Japan Styrene Paper Co Ltd 合成樹脂粒子の連続加熱処理方法
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