JPS59225137A - 2,3,5−トリメチルベンゾキノンの製造方法 - Google Patents

2,3,5−トリメチルベンゾキノンの製造方法

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JPS59225137A
JPS59225137A JP10062483A JP10062483A JPS59225137A JP S59225137 A JPS59225137 A JP S59225137A JP 10062483 A JP10062483 A JP 10062483A JP 10062483 A JP10062483 A JP 10062483A JP S59225137 A JPS59225137 A JP S59225137A
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ether
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一色 富弥
Tomoyuki Yui
油井 知之
Hideo Uno
宇野 英夫
Mitsuo Abe
阿部 光雄
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J27/00Catalysts comprising the elements or compounds of halogens, sulfur, selenium, tellurium, phosphorus or nitrogen; Catalysts comprising carbon compounds
    • B01J27/06Halogens; Compounds thereof
    • B01J27/08Halides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C46/00Preparation of quinones
    • C07C46/02Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures
    • C07C46/06Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures of at least one hydroxy group on a six-membered aromatic ring
    • C07C46/08Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures of at least one hydroxy group on a six-membered aromatic ring with molecular oxygen

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2,3.6−)!+メチルフェノールを水及び
有機媒体中で銅I・ロゲノ錯体の存在下酸素と接触させ
ることを特徴とする2、3.5−トリメチルベンゾキノ
ンの製造に関するものである。
2.3.5−トリメチルベンゾキノン(以下T、M、B
、Qと略す)は、ビタミンEの合成中間体として、有用
な物質である。T、M、B。
Qの製造法は種々の原料から製造する方法が提案されて
いる。本発明はその中でも工業的に入手テキる2、3.
6−ドリメチルフエノール(以下T、M、Pと略す)か
らの製造に関するものである。
T、M、PからのT、M、B、Qの製造法の代表的な方
法は、 (1)無機酸化剤で酸化する方法 (2]  触媒の存在下、酸素で酸化する方法がある。
(1)の無機酸化剤を用いる方法は、例えば酸化剤とし
て過マンガン酸カリウム、二酸化マンガン、酸化鉛など
が用いられており、これらの方法は高価な酸化剤を化学
量論量必要なこと、反応によって生成する低原子価状態
の金属の処理等が必要なことなどの欠点がある3゜ (2)の触媒の存在下、酸素で酸化する方法としては例
えば触媒としてコバルト錯体を用いる方法は、触媒の反
応初期の活性は相当程度に高いが、触媒としての寿命は
極めて短かく工業的に使用するには相当の問題がある。
また触媒として、ハロゲン化銅を用いる方法は、反応率
、選択率共に高(はあるが種々の解決すべき基本的な欠
点を有する。
例えば特開昭49−56641号は、ニトリル、第6級
アミド溶媒中銅塩を用いてT、M。
Pを酸化しているが、T、M、B、Qの収率は8096
程度であり、又その他ポリフェニレンオキシドを生成し
、処理しにくいポリマーとT。
M、B、Qを分離しなくてはならない。故に効率的な製
造法とは言い難い。また、特公昭5ろ−17585号は
有機溶媒中で銅及びハロゲンイオンの存在下、T、M、
Pを酸素で酸化する方法である。この方法は収率も高く
優れた方法であるが反応速度が小さいこと、反応を非水
系で行う必要があること、更には触媒の循環使用を考慮
した場合、大きなユーティリティー消費が予想されるこ
と等の致命的な欠点を有する。
即ち本反応は水を生成する反応であるにもかかわらず、
反応を非水系で行わなくてはいけないこと、その様な系
を選択しないと該反応の選択性、活性が低下することが
あり、工業的に実施する場合には反応系から生成水を除
去する工夫が必要である。又、反応終了後、銅および・
・ロゲンイオンを回収し再使用しようとすると反応液か
ら大量の水で抽出し、その水溶液を例えば水を蒸発処理
して水を含まない触媒として回収しなくては繰返し使用
できないので工業的に実施するにはその操作に多大のエ
ネルギーを消費することになり極めて不利である。更に
銅およびハロゲンイオンを触媒とする本反応は触媒の活
性が比較的低いために長時間を要するために空時収率が
低く、結局のところ反応装置が大型化する欠点も有する
特開昭50−93931号は、上記方法の欠点の一つで
ある非水系での反応を改善し、含水溶媒中でも反応を効
率よく進行させ、触媒の繰り返し使用を容易にする方法
を開示している。
しかし、この方法は反応系にあらかじめ或いは間欠点に
臭素、塩素、ハロゲン化水素、次亜・・ロゲン化水素酸
塩、4−ブロモ−2,3,6−ドリメチルフエノール等
の一つを添加する事罠よって、触媒の劣化を防止し、水
層に溶解した銅及びハロゲンイオンを触媒としてそのま
ま繰り返し使用しようとしている。しかし、実施例から
も明らかな様眞、あらかじめハロゲン種を添加してもそ
れが繰り返し使用のがなり早い時期に消費あるいは消失
し、間欠的にハロゲン種を追加しなくてはいけない。こ
の事は操作上面倒であるばかりでなく、B、Qの商業的
生産を実施する場合はコストアンプを招来する。
更にこれらの公知技術は、いずれも有機溶媒として水に
完全に混合あるいはかなり溶解する有機溶媒の使用を必
須としている。この事は反応後、目的物であるT、M、
B、Qを分離しようとすると、触媒、溶媒からの分離操
作を頗る煩雑にし、且つ多大のエネルギーを必要とする
ことが予想される。
かかる欠点を解決すべく鋭意検討した結果、本発明を完
成する罠到った。
本発明は、T、M、Pを水および有機媒体中で銅ハロゲ
ノ錯体の存在下、酸素と接触することを特徴とするT、
M、B、Qの製造方法である。
本発明に用いる釧・・ロゲノ錯体触媒系は、T。
M、Pを酸素により容易に酸化し極めて高選択率でT、
M、B、Qに変換する優れた性質を有する新規触媒系で
ある。即ち、触媒として銅・・ロゲノ錯体を使用するこ
とにより水が多量に存在する反応系において、公知の銅
および)・pゲンイオン触媒よりも反応速度T、、M、
B、Q選択性の面で優れ且つまた水による触媒の失活が
極めて小さいと云う特徴を有する。
本発明は、従来法である銅およびノ・pゲンイオンとは
違って、銅・・ロゲノ錯体と言う新規触媒系を用いるも
のであり、本発明を工業的に実施することKより反応容
器を大幅に小さくすることが可能であり、空時収率な増
大させ、又、T、M、B、Q触媒層の分離を容易にし、
史には触媒の繰り返し使用を大いに有利にすると言う極
めて優れた効果を発揮する。
本発明に用いられる原料のT、M、Pはいかなるもので
も用いられる。例えば、フェノール類のアルキル化(例
えば、m−クレゾール、2゜6−キシレノール、2,5
−キシレノールのアルキル化);ホリメチルフェノール
のトランスアルキル化;2,3..6−トリメチルクメ
ンの酸化、あるいはタール分の分留、フェノール類から
の分離等により得られるT、M、Pが用いられる。
本発明に用いられる水及び有機媒体とは単に水と有機溶
媒との共存を意味する。
本発明に用いられる有機溶媒はグリコール類のモノアル
キルエーテル類、グリコール類のジアルキルエーテル類
、アルコール類、ニトリル類、アミド類が挙げられる。
特にグリコール類のモノアルキルエーテル類としては、
エチレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレン
グリコールモノアルキルエーテル、ブタンジオールのモ
ノアルキルエーテルが好まシく、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモツプしビルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリフ
ールモノメチルエーテル、ジエチレンクリコールモノプ
ロビルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレンクリコールモツプチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピ
ルエーテル、プロピレングリコールモノブ  □チルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノアルキルエーテル
、ジプロピレングリコール七ノブチルエーテル、ブタン
ジオールモノブチルエーテル、ブタンジオールモノブチ
ルエーテルが特に好ましい。中でもエチレングリコール
モノブチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジエチレングリフールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエナレン
グリコールモノメチルエ−チルが最も好ましい。グリコ
ール類のジアルキルエーテル類としてはエチレングリコ
ールジアルキルエーテル、ジエチレングリコールジアル
キルエーテル、トリエチレングリコールジアルキルエー
テル、プロピレングリコールジアルキルエーテル、ジプ
ロピレングリコールジアルキルエーテル、ブチレングリ
コールジアルキルエーテルが挙ケられ、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエ
ーテル、エチレングリコールジプロピルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコー
ルジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエ
ーテル、プロピレングリコールジプロピルエーテル、プ
ロピレングリコールジブチルエーテル、ブチレングリコ
ールジメチルエーテル、ブチレングリコールジエチルエ
ーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ト
リエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレン
グリコールジブチルエーテル、テトラエチレングリコー
ルジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジエチ
ルエーテル、テトラエチレングリコールジプロピルエー
テル、テトラエチレングリコールジブチルエーテル、ト
リプロピレングリコールジメチルエーテルなどが好まし
く、エチレングリフールジメチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、トリエチレングリフール
ジメチルエーテル、テトラエチレングリフールジメチル
エーテルなどが特に好ましい。アルコール類としては炭
素数1〜10の脂肪族アルコール類、芳香族アルコール
類が挙げられ、脂肪族アルコール類としてはメタノール
、エタノール、n−プロビルアルコール、1so−プロ
ピルアルコール、n−ブチルアルコール、1SO−ブチ
ルアルコール、t−ブチルアルコール、n−アミルアル
コール、1so−アミルアルコール、+1−ヘキシルア
ルコール、2−エチルヘキサノール、n−へブチルアル
コール、n−オクチルアルコール、n−ノニルアルコー
ル、n−デシルアルコールなどが好ましく、芳香族アル
コールとじては、ベンレルアルコール、フェニルエタノ
ールなどが好ましい。ニトリル類としては、アセトニト
リル、プロピオニトリル などが挙けられ、またアミド類としてはジメチルホルム
アミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、ジエチルアセトアミドなどが挙けられる。
本発明に用いられる水及び有機媒体は、触媒である銅ハ
ロゲノ錯体の溶解、原料であるT。
M.Pの溶解、並に酸素の溶解に優れた効果を示し、こ
れらを接触させるだけで目的とするT。
M.B.Qの生成を極めて有効に行う。これらノ溶媒の
うちグリコール類のジアルキルエーテル類、アルコール
類が好ましく、特にアルコール類が好ましい。
更にアルコール溶媒のうち、04〜Cooのアルコール
類を選択した場合、驚ろいたことに反応系は完全に不均
一な系となるにもかかわらす反応は何等の悪影響も受け
ず円滑に進行し、且つ反応速度が極めて大きくなる。更
に反応後触媒相である水層、T. IVl. B. Q
を含むアルコール相である有機層とを単に相分離するだ
けで分けられるので、触媒の再使用、T.M.B.Qの
取り出しのための後処理が極めて簡単となり好都合とな
る。
本発明における有機溶媒の使用量は、用いる溶媒の種類
により異るが、通常は有機溶媒の量は使用T.M.Pの
濃度が1〜8096(重量)好ましくは5〜50%、更
に好ましくは10〜60%となるような量を使用する。
又、水の量は使用する銅ハロゲノ錯体の種類によって異
るが通常は銅ハロゲノ錯体の飽和溶解度に相当する水の
量が好ましい。しかし、本反応は水を生成する反応であ
るので銅ハロゲ/錯体の過飽和状態は勿論のこと銅ハロ
ゲノ錯体の飽和溶解度に相当する水の量の10096増
し、好ましくは5096増し、更に好ましくは6096
増しで使用することが出来る。
本発明に於いて用いられる銅ハロゲノ錯体とは銅とハロ
ゲンが成る種の結合をしたもの即ちMe ( CumX
n )p  が用いられる(M= IA IIAで示さ
れるアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム
基、X−ハロゲン、n=1〜6、m = 1又は2、n
 == 3〜8、p==1又は2で表わされる錯体の塩
;アルカリ金属としてはLi1Nat KN Rbi 
C8%好ましくはLxs Ks Cs  があげられ、
Mとしてはアルカリ金属、アンモニウム基が好ましい。
例エバ、L i ( Cu(Jl 3〕・2H20, 
NH4 ( CuCAx 〕・2H20、(NH4)2
 ( CuC#a :l ・2H201K ( CuC
−es )、K2〔CuC−e4〕・2H20、Cs 
( Cu C−es )、Cs 2 ( CuC看.]
・2H20、Cs s ( Cu2C4 ) ・2H2
0% Li ( CuBr,、 )・6H20、K(C
uBr3)、(NHa)2(CuBr4〕・2HzOC
S2 ( CuBr4)、Cs Cu Br2などが挙
げられる。
これらの銅ハロゲノ錯体は、公知方法、例えばMell
or’s Comprehensive  Treat
ment onInorganic and Theo
retical ChemistryVol. III
 p182 〜201 (Longman)  により
簡単に合成できる。これらの銅ハロゲノ錯体は単独は勿
論のこと組合せても使用できる。
本発明において銅ハロゲノ錯体の使用量は、特には制限
はないが、好ましくは使用T.M。
PK対して、0.05〜10倍モル、好ましくは0.1
〜5倍モル、更に好ましくは065〜3倍モルであるが
、10倍モルより多くなると操作性で、0.05倍モル
より少くなると反応性で困難となることがある。
本発明に用いる酸素とは、純酸素あるいは含酸素ガスを
意味し含酸素ガスには酸素富化空気、空気、不活性ガス
で希釈された酸素等が含まれる。本発明に用いられる酸
素を希釈することのできる不活性ガス表しては窒素、ヘ
リウム、アルゴン、炭酸ガス、水蒸気等が挙げられる。
しかし、二酸化硫黄、二酸化窒素、塩化水素等の酸性ガ
スは本反応を阻害するので好ましくない。
本発明における圧力は酸素分圧として0.05〜50鵞
(絶対圧)好ましくは0.1〜20り更に好ましくは0
.2〜10〜で行うのが有利である。又反応温度は用い
る銅ハpゲノ錯体の種類、使用量、溶媒の種類によって
異るが、10〜120℃が好ましく、30〜100℃が
更に好ましく、50〜80℃が最も好ましい。
反応時間も用いる銅ハロゲノ錯体の種類、量、並びに反
応温度、媒体等圧より異るが、5〜180分程を要する
。しかし、水アルコール媒体を用いる場合は5〜60分
で反応は終了し、好ましい実施態様である。
本発明はT、M、Pを水及び有機媒体中で銅ハロゲノ錯
体の存在下、酸素と接触することにより達成できる。接
触方法としては反応器に攪拌器を用いるとか、酸素を吹
き込むことは気液の接触を向上することになり好ましい
実施態様である。本反応はガスを通気する方法あるいは
所定圧力を保つよう吸収ガスを補給するよう酸素を供給
する方法により達成できる。
本発明はバッチ方式で反応できることは勿論のこと、セ
ミ連続方式、あるいは連続方式で反応を行わせることが
できる。
本発明に於いて、生成物であるT、M、B。
Qの分取には使用する水および有機媒体により方法を選
択する。即ち、水相と有機相が均一に混合した系では、
例えば炭素数1〜6のアルコールやアセトニトリル、D
、M、F等を用いた場合は反応生成物に水を加え、適当
な水に混合しない溶媒、例えば四塩化炭素、酢酸エチル
、ベンゼン等により抽出し、溶媒を留去しT、MB、Q
を得る。また水相、有機相が二層に分離した系では、例
えば炭素数4〜10のアルコール、あるいはエチレング
リコールジブチルエーテルを用いた時には、単に水層と
有機層を分離し、有機層は該溶媒を留去し、T、M、B
、Qを得ることができるし、また水層はそのまま、ある
いは必要ならば脱水あるいは精製して触媒液として繰返
し使用できる。
以下本発明を実施例、比較例に従って更に詳しく説明す
る。本実施例に用いられる反応率、収率はモル基準で表
オ)す。
実施例1〜5、比較例1 TMP  ろ、4P (2−sX i o  −t−ル
)、CuC,e2・2H204,3p (2,5x10
  ’モル)又は銅ハR)f /錯体Li CCuC−
es ) −2H2O3,3ノ(2,5×10 モル)
及び水iomA!と有機溶11 odを100罰の四ツ
目フラスコ罠仕込んだ。反応系内を酸素で置換した後、
外部より加熱或いは冷却し60℃に保ち、且つ800 
rpm  で激しく反応混合物を攪拌した。酸素はガス
ホルダーより逐次供給し、その消費量はガスビューレッ
トにより測定した。酸素ガス吸収が停止した時点を反応
終了とした。反応後有機層と水層とが分離しない場合は
反応混合物に水500Mを加えトルエンで抽出しガスク
ロマトグラフにより分析した。有機層と水層とが分離す
る場合は分液後、有機層についてガスクロマトグラフに
より分析した。
種々の溶媒について検討した結果を次表に示した。
実施例6〜15、比較例2 2,3.6−TMP  3.4g(2,5X12 0 モル)、あらかじめ合成した銅ノ・ロゲノ錯体 2
,5X10  モル用い、n−ブチルアルコール 10
蛯−木屑定量の混合溶媒中で実施例1と同様の操作で反
応を行ない分析した。その結果を次表に示す。
第2表 実施例14〜21、比較例6 2.5.6−TMP  3.42(2゜5×10−2モ
ル)、あらかじめ合成した銅ノSロゲノ錯体 1.25
X10  モル用い、n−ブチルアルコール10縮−水
1Qrnlの混合溶媒中で実施例1と同様の操作で反応
を行ない分析した。その結果を次表に示す。
第3表 実施例 22〜28 TMP  3.4.9(2,5X10  モル)、銅ハ
ljゲノ錯体Li(CuCAis)2HzO5、3& 
(2,5X10  モル)、水10IIIJ及び種々の
アルコール 101+17を用い実施例1と同様に反応
を行ない分析した。その結果を次表に示す。
第4表 実施例 29〜61 TMP  3.411 (2,5X10 −[?/し、
)、銅ハ12ゲノ錯体Li(CuCAs)拳2HzO5
、51/ (2,5X10  モル)、水 10at、
n−ブチルアルコール 10111/を用い反応温度を
変えた以外は実尻例1と同様に反応を行ない分析した。
その結果を次表に示す。
第5表 実施例 62 TMP  6.8.9(5X10  モル)、銅ノ10
ゲノ錯体Li(CuCJ’3φ2H2010、69(5
x1〇−弓\n−オクチルアルコール 2Qmt。
水 20IRtを200aA4ツロフラスコに仕込み実
施例1と同様の操作条件で1時間反応を行なった。反応
終了後右tl&層と水層とに分離し有機層はガスクロマ
トグラフにより分析しTMP反応率とBQ収率を求めた
。一方水層は再び四ツ目フラスコに戻し、新たにTMP
  6.89とn−オクチルアルコールを仕込み同様に
反応を行なった。この様な操作を何回かくり返し触媒の
劣化状況を調べた。その結果を次表に示す。
第6表 手続補正書 特許庁長官 殿 1、 事件の表示 昭和58年特許願第100624号 2 発明の名称 2.5.5−)リメチルベンゾキノンの製造方法6、補
正をする者 事件との関係  特許出願人 4、補正命令の日付  (自発) 5、補正の対象 6 補正の内容 (1)第4頁、第19行目、「間欠点」を「間欠的」と
補正する。
(2)  第5頁、第9行目、rB、QjをrT、M。
B、QJと補正する。
(6)第13頁、第1行目、r Me (CumXn 
] p jをr Ml(CumXn )p Jと補正す
る。
(4)第13頁、第12行目、r Li (CuC,e
x ) ・2H20JをrLi2(CuC−e512H
20Jと補正する。
(5ン 第14頁、第14行目、r C5CuBrzJ
を「CsCuBr5Jと補正する。
(6)第18頁、第1表、第19頁、第2表、第20頁
、第6表、第21頁、第4表及び第22頁、第5表にお
ける項目中rBQ収率(%)」をそれぞれFT、M、B
、Q収率G)」と補正する。
(7)第19頁、第2行目及び第20頁、第2行目、r
2.5.6−TMPJをrTMPJと補正する。
手続補正書く自発) 昭和59年 6月 4日 特許庁長官 殿 適 ■、事件の表示 昭和58年特許願第100624号 2、発明の名称 2.3.5−トリメチルベンゾキノンの製造方法3、補
正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号4.1il
i正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 1.明細書第3頁第11行 「有機溶媒」を「溶媒」と訂正する。
2、明細書第3頁第13行の「この方法は」の後に「限
定された条件では」を挿入する。
3、明細書第3頁第15行 「必要がある」を「方が好ましい」と訂正する。
4、明細書第3頁第19行 「行わなくてはいけない」を 「行う方が好ましい」と訂正する。
5、明細書第5頁第1行 「トリメチルフェノール等の一つ」を 「トリメチルフェノール等のハロゲン又は反応系でハロ
ゲンを遊離しうるハロゲン化合物の一つ」と訂正する。
6、明細書第6頁第6行 「性質」を 「物理的あるいは化学的性質」と訂正する。
7、明細書第11頁第14行 [特にアルコール類が好ましい。」を 「特に04〜CIOのアルコール類が好ましく、C6〜
CIOの脂肪族アルコール類が最も好ましい。」と訂正
する。
8、明細書第12頁第5行 「好都合」を「最も好都合」と訂正する。
9、明細書第12頁第20行 「成る種の結合」を「配位結合」と訂正する。
10、明細書第13頁第3行 「アンモニウム基」を 「アンモニウム」と訂正する。
11、明細書第13頁第5〜8行 「錯体の塩;−好ましい。」を 「錯体の塩)。Mとしてはアルカリ金属、アンモニウム
が好ましく、アルカリ金属としてはLi、 Na、 K
 、 Rb−Cs、好ましくはLi、 K、Csがある
。更にハロゲンとしてはCI、 Brが好ましい。」と
訂正する。
12、明細書第13頁第9行 rLiz (CuCl2 ) ・2++20 Jをr 
Li (CIIC13)  ・2th OJと訂正する
13、明細書第13頁第14行 rcscuBr2 Jをr rCsCuBr3 jと訂
正する。
14、明細書第14頁第19行「−である。」の後に以
下の文を挿入する。
r I Kg/ cf 〜0.2Kg/ ctという常
圧以下の圧力で実施するのが最も好ましい実施態様であ
る。」 15、明細書第16頁第7行「−を得る。」を「−を得
るが、水と均一に混合している有機溶媒を反応系にリサ
イクルして使用するには加えた水を蒸留等により除去し
なくてはいけない。」と訂正する。
16、明細書第19頁第2表の後に以下の内容を挿入す
る。
[実施例14〜16 TMP 3.4 g (25mmo+) 、および予め
合成した銅ハロゲノ錯体25mmolを用い、n−ヘキ
シルアルコール10m1と水10m1との混合溶媒中で
実施例1と同様の操作で反応を行い分析した。
その結果を第3表に示す。
17、明細書第20頁第1行 「実施例14〜21」を「実施例17〜24」と訂正す
る。
18、明細書第20頁第8行 「第3表」を「第4表」と訂正する。
19、明細書第20頁第4表の「実施例」の番号「14
」、「15」、「16」、「17」、「18」、「19
」、「20」および「21」をそれぞれ「17」、「1
8」、「19」、「2o」、「21」、「22」、「2
3」および「24」と訂正する。
20、明細書第21頁実施例22〜28の前に以下の内
容を挿入する。
「実施例25〜26 TMP 3.4 g (25mmol) 、予め合成L
 タiPlハロゲノ錯体Li  (CLIC+3)  
2H20の所定量、水10m1及びn−ヘキシルアルコ
ール10m1を用い、実施例1と同様に反応を行い分析
した。
その結果を第5表に示す。
第 5表 21、明細書第21頁第1行 「実施例22〜28」を「実施例27〜33」と訂正す
る。
22、明細書第21頁第7行 「第4表」を「第6表」と訂正する。
23、明細書第20頁第4表の「実施例」の番号「22
」、「23」、「24」、「25」、「26」、「27
」および「28」をそれぞれ 「27」、「28」、「29」、「3o」、「31」、
「32」および「33」と訂正する。
24、明細書第22頁第1行 「実施例29〜31」を1実施例34〜36」と訂正す
る。
25、明細書第22頁第8行 「第5表」を「第7表」と訂正する。
26、明細書第22頁第7表の「実施例」の番号「29
」、「30」および「31」をそれぞれ「34」、「3
5」および「36」と訂正する。
27、明細書第22頁下がら第5行 「実施例32」を「実施例37」と訂正する。
28、明細書第23頁第9行 「第6表」を1第8表」と訂正する。
29、明細書第23頁第8表の後に以下の内容を追加す
る。
「比較例2 塩化銅リチウム錯体Li  CCuC13)  ・2 
H2025mmol、水10m1、n−ブタノール10
m1およびフェノール2.4 g (25mmol)を
四ノロフラスコに入れ、攪拌下、実施例1と同様の条件
で反応させた。反応開始から4時間後、実施例1と同様
に処理しガスクロマトグラフで分析したところ、次のよ
うな結果が得られた。
フェノール反応率     82  %0−クロロフェ
ノール収率  3.2%p−クロロフェノール収率  
26.8%ジクロロフェノール収率  0.8%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2.3.6−ドリメチルフエノールを水および有機媒体
    中で、銅ハロゲノ錯体の存在下、酸素と接触させること
    を特徴とする2、 6.5−トリメチルベンゾキノンの
    製造方法。
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