JPS5922498B2 - ケ−キ型デパニング方法、並びにその装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は搬送中において焼上り後のケーキ型を反転さ
せ、該ケーキ型よりケーキ類を離型するケーキ型デパニ
ング方法、並びにその装置に関する。

焼上げられたケーキ類（本発明においてはパンケーキを
包含するものである。

）はケーキ型より離型する必要がある。

従来、この離型工程における省力化機器として焼上げら
れたケーキ類を真空吸着し、ケーキ類搬送用コンベヤに
移す方法、装置が存在したが、該方法、装置による場合
、吸着圧によりケーキ類が変形し易く、また吸着可能な
ケーキ類の範囲が限定される欠点を有していた。

この発明の目的は上記した従来の欠点を解決するため、
焼上り後のケーキ型搬送途中において、ケーキ型を反転
させると共に、その際、離型されたケーキ類を搬送する
反転コンベヤはケーキ型からケーキ類の飛び出しを防止
するためケーキ型の上方に位置しケーキ型上面を覆いな
がら反転を行うケーキ型デパニング方法、並びにその装
置を提供することにある。

以下１本発明の一実施例を示す図面に従って本発明の詳
細な説明する。

先ず、第１図は本発明に係る装置を示す路体正面図、第
２図は同じくコンベヤ進行方向からの路体正面図である
。

そして図中１はオーブン通過により焼上りケーキ類を収
容したケーキ型１６を搬送するローラコンベヤ、若しく
はエヤコンキャリヤ等のローラによる搬送コンベヤであ
り、該コンベヤ１には後記するデパンナー装置３により
取出されたケーキ類を搬送するベルトコンベヤ２０′３
並設されている。

そして前記搬送コンベヤ１とベルトコンベヤ２間に取付
けられたデパンナー装置３はベルトコンベヤ等からなる
反転コンベヤ４が軸受５に軸支された枢軸６．並びに軸
受７を介してコンベヤの横方向へ上下回動可能に取付け
られると共に、前記搬送コンベヤ１上で、前記反転コン
ベヤ４に対応するローラ間にはケーキ型１６を係止載置
して前記反転コンベヤ４上に回動するアーム８が枢軸６
に固着されてなるものであり、前記反転コンベヤ４の側
部にはブラケット９，９を介して反転コンベヤ４を回動
１駆動させるエアーシリンダ、若しくは電動モータ等の
作動部材１０６１゜また前記枢軸６の端部にはスプロケ
ット１１が取付けられ、チェンロを介してエアー・シリ
ンダ、若しくはギャードモータ等の１駆動部材１３．１
４にリンクされている。

尚、アーム８にはケーキ型１６の側端縁を係止する係止
部８ａ＊８ｂ”搬送コンベヤ１の搬送方向と直交する方
向へ調節可能に取付けられている。

更に前記搬送コンベヤ１には前記アーム前端位置におい
てリミットスイッチ（図示せず）の作動に関係してケー
キ型の進行を停止するストッパ１５が上下動可能に取付
けられている。

尚、本発明は必要によりリミットスイッチの作動に関係
して搬送コンベヤ１の搬送を停止する構成であっても、
その技術的範囲に包含されるものである。

次に本発明の方法、並びに上記構成の作用・効果を説明
する。

オーブンを通過し、焼上げられたケーキ型１６は搬送コ
ンベヤ１により搬送される。

そしてケーキ型１６がローラ間に取付けられたアーム８
に対応位置した時、リミットスイッチの作動によりスト
ッパはローラ上に位置し、ケーキ型１６に当接されケー
キ型の進行を停止させる。

その際、ケーキ型１６の左右端縁はアーム８の左右端に
設けられ係止部８ａ、８ｂにより係止される。

この時、前記反転コンベヤ４は第３図Ａに示す位置に待
機されている。

そして前記エアーシリンダ１３．１４の作動により枢軸
６はチェノ１２を介して回動され、該枢軸６の回動によ
りアーム８は図示右方向へ回動される。

次に前記アーム８０５第３図Ｂに示す位置に達した時、
前記反転コンベヤ４は前記アーム８に係止されたケーキ
型１６上面を覆う状態でエアーシリンダ１０の作動によ
り図示右方向へ回動され、該反転コンベヤ４上にケーキ
型１６が反転され、該コンベヤ４上にケーキ類が載置さ
れる。

次に前記アーム８は前記逆作動により図示左方向へ回動
され、前記搬送コンベヤ１に位置した時。

ストッパ１５は下動されケーキ型１６の進行が再開され
ると共に、反転コンベヤ４は駆動され、前記ベルトコン
ベヤ２上にケーキ類を搬送した後、反転コンベヤ４は同
じく逆作動により第３図Ａに示す状態に復帰され、順次
、次のデパニングが行なわれる。

上記方法、並びに構成からなる本実施例はケーキ類を載
置したケーキ型を反転させデパニングを行う際１反転コ
ンベヤはケーキ型上面を覆いながら、アームと共に回動
するので、ケーキ型からケーキ類の突出を防止出来ると
共に、従来の吸引デパニング方式のものに較べ、ケーキ
類の破損、変形が極めて少ない効果を有している。

以上説明した様に、本発明に係るケーキ型デパニング方
法、並びにその装置はケーキ型よりケーキ類を所定個所
上に確実にデパニングすることが可能であると共に、ケ
ーキ類の変形を防止出来る特徴を有している。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は本装置の路体
平面図、第２図は路体正面図、第３図Ａ〜Ｃは作動状態
を示す説明図、第４図はデパニング状態を示す説明図で
ある。 １・・・・・・搬送コンベヤ、２・・・・・・ベルトコ
ンベヤ、３・・・・・・デパンナー装置、４・・・・・
・反転コンベヤ、５・・・・・・軸受、６・・・・・・
枢軸、７・・・・・・軸受、８・・・・・・アーム、９
・・・・・・ブラケット、１０・・・・・・エアーシリ
ンダ、１１・・・・・・スプロケット、１２・・・・・
・チェノ、１３゜１４・・・・・・駆動部材、１５・・
・・・・ストッパ、１６・・・・・・ケーキ型。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ケーキ型からケーキ類を離型するに際し、ケーキ型
   を搬送する搬送コンベヤにおけるローラ間に位置され、
   かつケーキ型を反転するアームの回動に従って、前記ア
   ームに並設された回動可能な反転コンベヤは前記アーム
   に載置されたケーキ型上方に位置しながら回動すること
   を特徴とするケーキ型デパニング方法。 ２ 焼上り後のケーキ型を搬送する搬送用コンベヤには
   スプロケット等を介して略搬送直交方向へ回動し、ケー
   キ型を反転させるアームを取付け。 該アームにはケーキ類を受承し、かつ前記アームと同方
   向へ回動可能な反転コンベヤを並設し、該反転コンベヤ
   は前記アームの適宜回動角度よりケーキ型上方に位置し
   て回動することを特徴とするケーキ型デパンナー。