JPS5921289Y2 - 自動クラツチにおける摩耗自動調整装置 - Google Patents

自動クラツチにおける摩耗自動調整装置

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JPS5921289Y2
JPS5921289Y2 JP13530579U JP13530579U JPS5921289Y2 JP S5921289 Y2 JPS5921289 Y2 JP S5921289Y2 JP 13530579 U JP13530579 U JP 13530579U JP 13530579 U JP13530579 U JP 13530579U JP S5921289 Y2 JPS5921289 Y2 JP S5921289Y2
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JP
Japan
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clutch
actuator
lever
outer cylinder
automatic
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Application number
JP13530579U
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JPS5654327U (ja
Inventor
紘次郎 長谷
武則 神尾
Original Assignee
ダイハツ工業株式会社
株式会社大金製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は摩擦クラッチを使用した自動車用の自動クラッ
チにおける摩耗自動調整装置に関するものである。
一般に、この種の自動車用自動クラッチは、チェンレバ
ーの変速操作に連動する負圧又は油圧作動のアクチュエ
ータによりクラッチレバ−を作動させて、摩擦クラッチ
を自動的に断接するごとくなされている。
しかして、このようにクラッチの断接を自動化すると、
クラッチペダルを用いた踏力式のクラッチのようにクラ
ッチペダルを介してクラッチディスクの摩耗状態を感知
することができないため、クラッチディスクが知らぬま
に異常摩耗したり、あるいはクラッチの断接タイミング
が狂って円滑な変速操作ができなくなる問題がある。
所で以上の問題に対しては、前記アクチュエータにおけ
るピストンの位置及びストロークを可変として、前記ク
ラッチの摩耗に対し調整することが考えられるが、一般
に前記アクチュエータはそのピストンを定位置、定スト
ロークとして所定の2モーシヨン特性の動作が得られる
ようにし、前記クラッチにおける動力の接続が常に確実
かつ滑らかに行なえるようにしているため、前記ピスト
ンの位置及びストロークを可変とした場合、前記特性が
得られなくなる問題があって、前記問題の解決法として
好ましいものでなかった。
本考案は、前記アクチュエータの動作の特性を変えるこ
となく前記クラッチにおけるクラッチディスクのフェー
シングが摩耗した場合自動的に、かつ確実に調整できる
ようにしたもので、前記摩擦クラッチのレリーズベアリ
ングをスプリングにより前記クラッチレバ−を介してク
ラッチのダイヤフラムスプリングに常時接触させると共
に、前記アクチュエータからクラッチレバ−に至る動作
伝達経路中に楔状内面を有する外筒と該外筒内にスライ
ド自由に突入する内軸とからなり、前記外筒の楔状内面
と前記内軸との間に転動体を遊挿した自動調整機構を介
装し、前記アクチュエータとクラッチレバ−のいずれか
一方に、前記調整機構の外筒を、他方に内軸を連結して
、前記アクチュエータの動作時前記転動体を介して前記
内軸を外筒にロックして前記アクチュエータの動作を前
記クラッチレバ−に伝達し、前記アクチュエータの非動
作時前記ロックを解除し、前記クラッチレバ−を、アク
チュエータに対し遊動可能と威したことを特徴とするも
のである。
以下本考案装置の実施例を図面に基づいて説明する。
図面に示したものは、エンジンに流体継手(図示せず)
を介して連結されるクラッチの入力軸1と、変速機構(
図示せず)の入力軸2との間に摩擦クラッチ3を介装し
、チェンジレバー4の変速操作により動作する負圧式ア
クチュエータ5の動作により、クラッチシャフト6に支
持したクラッチレバ−7を作動させ、このクラッチレバ
−7の作動に連動して移動するレリーズベアリング8の
移動によりダイヤフラムスプリング9を変位させ、前記
クラッチ3を自動的に断接するごとく威した自動クラッ
チにおいて、前記アクチュエータ5とクラッチレバ−7
との間の動作伝達経路に後記する自動調整機構10を介
装すると共に、前記クラッチレバ−7に微少荷重のスプ
リング20を作用させ、常時前記レリーズベアリング8
を前記ダイヤフラムスプリング9に接触させるごとくし
たものである。
前記摩擦クラッチ3は前記入力軸2にスプライン結合す
るクラッチテ゛イスク31と、該ディスク31の外周に
設けるフェーシング31 aに接触する接触面をもち、
前記中間軸1に固定されるフライホイール32及び前記
フェーシング31 aをフライホイール32の接触面に
押圧するプレッシャプレート33から戊っており、前記
ダイヤフラムスジ1ング9の押圧作用で、前記プレッシ
ャプレート33を押圧することにより前記クラッチディ
スク31のフェーシング31 aをフライホイール32
に押圧して、前記クラッチ3を接続して、中間軸1に伝
達される動力を前記クラッチテ゛イスク31を介して前
記入力軸2に伝達するごとく威すのである。
又前記ダイヤフラムスプリング9は、ワイヤリング91
を支点として変形した状態となっていて、その外周部分
が前記プレッシャプレート33をフライホイール32側
に押圧し、前記クラッチ3の接続状態を維持するのであ
る。
又前記スプリング9は、半径方向内方に向って放射状に
延びる複数本のレバ一部分9aをもっていて、このレバ
一部分9aの先端が前記レリーズベアリング8に対向し
ている。
又前記レリーズベアリング8は、ハウジング40に設け
る筒軸41に摺動自由に支持したスリーブ81に圧入さ
れていて、このスリーブ81とともに摺動自由になって
おり、前記スリーブ81の保合面81 aに前記クラッ
チレバ−7の下端部を当接させて、前記スプリング20
により前記クラッチレバ−7を介して前記レリーズベア
リング8を常時ダイヤフラムスプリング9に接触させて
いる。
又前記アクチュエータ5は、ハウジング51内にダイヤ
フラム52により支持したピストン53を移動自由に内
装し、負圧室54を電磁切換弁60及び逆止弁61を介
してエンジンの吸気管62及びバキュームタンク63に
接続している。
前記切換弁60はたとえばチェンジレバー4のノブ4a
に内蔵されてチェンジレバーの押及び引動作の開閉じる
ようになされた制御スイッチ(図示せず)に接続されて
おり、変速操作のためにチェンジレバーを押又は引操作
すると切換弁60が開いてアクチュエータの負圧室54
に吸気管負圧を導入し、また上記変速操作が完了すると
、同時に切換弁60は大気開放通路60 aに切換って
負圧室54に大気圧を導入するごとくなされている。
尚55は前記負圧室54に内装する復帰用ばねで、前記
切換弁60の復帰動作により前記負圧室54を大気に開
放するとき、前記ピストン53を前記クラッチ3の接続
動作方向(図において左方)に移動させるようになって
いる。
又56は、前記ピストン53の接続動作方向への移動に
2モーシヨンを与える弁装置で、前記ピストン53の前
記復帰用ばね55による移動時、所定量移動したとき、
即ち前記クラッチディスク31のフェーシング31 a
が前記フライホイール32に接触しようとするとき、前
記弁装置56を作動させ、前記ピストン53の移動速度
を緩速にし、前記フェーシング31 aの接触即ちクラ
ッチ3の接続を滑らかに行なえるようにするのである。
更らに前記自動調整機構10は、図面に示した如く楔状
内面11 aをもつ外筒11と該外筒11内にスライド
自由に突入する内軸]2とから成り、前記外筒11に、
ボールやローラなどの転動体13を内装すると共に、前
記外筒11を、連結ロッド14を介して、前記アクチュ
エータ5のピストン53に接続し、また前記内軸12を
、前記クラッチレバ−7にピボツタプルに結合して、前
記アクチュエータ5の動作時、前記転動体13を介して
前記内軸12を外筒11にロックして前記アクチュエー
タ5の動作を前記クラッチレバ−7に伝達する如く威す
一方、前記アクチュエータ5の非動作時、前記内軸12
の外筒11へのロックを解除して前記レバー7をアクチ
ュエータ5に対し遊動可能と威したのである。
尚15は静止部材Fに固定した支持体で、前記外筒11
に突入し、前記転動体13に対向する突子15 aをも
っている。
また16は前記転動体13を前記静止部材15側に押圧
するスプリングである。
しかして以上の構成において、変速操作すべく運転者が
チェンジレバー4を押又は副動作すると該チェンジレバ
ー4に内蔵したスイッチの作用により前記電磁切換弁6
0が作動して、アクチュエータ5の負圧室54を、前記
吸気管′62又はバキュームタンク63に連通させ、前
記ピストン53をクラッチ釈放方向に移動させる。
この移動により前記外筒11も同方向に移動し、該外筒
11の楔状内面11 aにより前記転動体13を半径方
向内方に押動させて前記内軸12を外筒11にロックし
、前記ピストン53の移動を前記クラッチレバ−7に伝
え、該レバー7をクラッチシャフト6を中止心に揺動さ
せるのである。
そしてこのクラッチレバ−7の揺動により前記レリーズ
ベアリング8が軸方向に移動し、前記ダイヤフラムスプ
リング9を変位させ、前記クラッチ3におけるクラッチ
ディスク31のフェーシング31 aをフライホイール
32から離反させ、前記クラッチ3を釈放するのである
そして、変速操作が完了すると同時に制御スイッチが閉
じ前記電磁切換弁60は復帰動作し、前記負圧室54は
大気に解放されるのであり、前記ピストン53は復帰用
ばね55の作用と弁装置56の作用とで、2モーシヨン
特性の動作で復動するのである。
このとき前記外筒11は前記ピストン53の復帰動作と
ともに図中において左方向に移動し該外筒11の移動に
より前記転動体13が前記突子15に当接して外筒11
の楔状内面11 aがら離れるので、前記内軸12のロ
ックは解除され、内軸12及び該内軸12に連結するク
ラッチレーバー7はもとより前記レリーズベアリング8
もフリー移動が可能となり、前記ダイヤフラムスプリン
グ9の作用によりクラッチ3が2モーシヨンにより接続
されることになるのである。
しかして以上の作動において、前記クラッチディスク3
1のフェーシング31 aが摩耗すると、前記ダイヤフ
ラムスプリング9によるプレッシャプレート33の押圧
量が増大するので、前記スプリング9の前記ワイヤリン
グ91を支点に変形する変形量も増大し、レバ一部分9
aがレリーズ軸受8側に変位することになる。
そして前記フェーシング31 aの摩耗量が増大し、前
記レバ一部分9aの変位量が増大すると、前記レリーズ
ベアリング8を押圧することになる。
このとき前記レリーズベアリング8は、前記自動調整機
構10の作動によりフリー状態となっているので、前記
レリーズベアリング8は前記レバ一部分9aの接触押動
作用で、図において右方向に移動し、前記ダイヤフラム
スプリング9により前記クラッチ3は確実に接続される
ことになり、前記クラッチの入力軸1から変速機の入力
軸2に動力は確実に伝達させられるのである。
しかも前記レリーズベアリング8の移動は、前記自動調
整機構10により吸収できるので、即ち前記レリーズベ
アリング8が移動して、クラッチレバ−7が揺動し、内
軸12が移動しても、前記外筒11は移動しないので、
前記アクチュエータ5のピストン53は定位置から定ス
トローク移動することになり、前記2モーシヨン特性の
動作が変動することはないのである。
以上説明した実施例は、アクチュエータ5を負圧式とし
たが、その他電動式又は油圧式としてもよい。
以上の如く本考案によれば、クラッチが摩耗しても、ア
クチュエータを定位置、定ストロークとして所定の2モ
ーシヨン特性が得られながら、前記摩耗に対応してレリ
ーズベアリングの位置調整が行なえ、従ってクラッチの
断接を常に円滑かつ確実に行なえるのである。
又本考案によればアクチュエータの非動作時には自動調
整機構を構成している内軸と外筒とのロックが解除され
て前記クラッチレバ−はアクチュエータに対し遊動可能
であるので、換言すれば前記内軸が外筒に対してスライ
ド自由となるから、前記自動調整機構を前記アクチュエ
ータとクラッチレバ−との間に組込む際、例えばクラッ
チによってフェーシングの厚さに寸法誤差がある場合で
も内軸の外筒に対する配置位置の調整等を行なわずとも
、前記外筒及び内軸を前記アクチュエータ及びクラッチ
レバ−に単に連結するだけでよく、従って前記自動調整
機構の組付けが簡単かつ迅速に行なえるのであり更には
クラッチの摩耗によるフェーシングの交換時においても
前記調整機構を調整する必要が全くなくそれだけ前記フ
ェーシングの交換が簡単に行なえる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示す断面図である。 3・・・・・・摩擦クラッチ、4・・・・・・チェンジ
レバー5・・・・・・アクチュエータ、7・・・・・・
クラッチレバ−18・・・・・・レリーズベアリング、
10・・・・・追動調整機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チェンジレバーの変速操作に連動するアクチュエータに
    よりクラッチレバ−を作動させて摩擦クラッチを自動的
    に断接する自動クラッチにおいて、前記摩擦クラッチの
    レリーズベアリングをスプリングにより前記クラッチレ
    バ−を介してクラッチのダイヤフラムスプリングに常時
    接触させると共に、前記アクチュエータからクラッチレ
    バ−に至る動作伝達経路中に、楔状内面を有する外筒と
    該外筒内にスライド自由に突入する内軸とからなり、前
    記外筒の楔状内面と前記内軸との間に転動体を遊挿した
    自動調整機構を介装し、前記アクチュエータとクラッチ
    レバ−のいずれか一方に、前記調整機構の外筒を、他方
    に内軸を連結して、前記アクチュエータの動作時前記転
    動体を介して前記内軸を外筒にロックして前記アクチュ
    エータの動作を前記クラッチレバ−に伝達し、前記アク
    チュエータの非動作時、前記ロックを解除し、前記クラ
    ッチレバ−を、アクチュエータに対し遊動可能と戊した
    ことを特徴とする自動クラッチにおける摩耗自動調整装
    置。
JP13530579U 1979-09-29 1979-09-29 自動クラツチにおける摩耗自動調整装置 Expired JPS5921289Y2 (ja)

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JPS5654327U JPS5654327U (ja) 1981-05-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59110430U (ja) * 1983-01-17 1984-07-25 株式会社ユ−シン 自動クラツチの摩耗調整装置

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JPS5654327U (ja) 1981-05-12

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